はちみつの種類と効果効能は?味の違いや特徴など詳しく紹介!
はちみつの種類が多いのを知っている方はどれくらいいるでしょうか?はちみつには、多数の種類があり、そのどれもが美味しく食べられるものばかりになっています。はちみつには、栄養素も豊富に含まれているので、健康志向の方も生活に取り入れることのできる食材のひとつです。今回は、そんなはちみつの種類を味の違いや特徴など、またはちみつの効果効能を紹介していきたいと思います。
目次
はちみつの種類を知って自分好みを見つけよう!
甘く、さまざまな料理やスイーツに使用することのできるはちみつ。そのほのかな香りの良いはちみつが好きという方も多いことと思います。そんな人気のあるはちみつですが、種類があるのを知っていますか?はちみつは、種類によって味の違いがあります。では、はちみつの種類はどれくらいあるのでしょうか?また、はちみつの人体に与える効果や効能を知っていますか?今回は、はちみつの種類に加えて効果効能を紹介していきます。
はちみつの見分け方
種類が豊富とお伝えしたはちみつですが、はちみつには大きく分けて3種類のはちみつが存在します。その3種類のはちみつは、純粋はちみつ、加糖はちみつ、精密はちみつの3つです。まずは、この3種類のはちみつの見分け方と特徴を紹介していきたいと思います。
豊富に栄養が含まれている「純粋はちみつ」
まず、はちみつの中でも栄養が豊富に含まれていると言われているのが、純粋はちみつです。純粋はちみつは、国産の出荷をしているはちみつには規定が設けられています。純粋はちみつの規定は、水分の含有量が23%以下であることが掲げられています。また海外製の純粋はちみつの場合は、水分の含有量が20%以下のもののみが純粋はちみつという名がつけられます。
純粋はちみつは、はちみつを作り出すミツバチが摂ってくる花の蜜を巣の中に持ち帰り、巣の中で水分を飛ばしています。そのため、しっかりと水分が飛んでいるのかがポイントになってきます。純粋はちみつは、ハチの巣から摂れたはちみつをそのままビンに詰めたりなどするため人工的な手を加えていないのも特徴です。そのため、時期などによって味の違いが出てきます。
人工的に手が加えられた「加糖はちみつ」と「精密はちみつ」
純粋はちみつは、人工的な手を加えていないはちみつであることに対して、加糖はちみつと精密はちみつは、人工的な手が加えられているという特徴があります。加糖はちみつも精密はちみつも、純粋はちみつに比べると栄養は低迷しますが、味は全て同じように作られています。
加糖はちみつは、砂糖が主な成分になっています。そのため、はちみつに至っては香りづけ程度にしか含まれていないことが多々あります。加糖はちみつという種類名にはなりますが、はちみつの含有量は少なくはちみつに期待できる栄養素の効果効能は著しく期待はできないでしょう。
精密はちみつは、ミツバチの巣の中で飛ばしている水分を人工的に熱して水分を飛ばすという人の手が加えられています。加糖はちみつに比べると、はちみつ感は強いものになりますが、はちみつの栄養分は約60度の熱で熱されることで栄養素が壊れてしまう原因となっている故に、精密はちみつも純粋はちみつには肩を並べることのできない栄養分しか残りません。
純粋はちみつでも安いものには注意
純粋はちみつは、加糖はちみつや精密はちみつと比べるとやはり少し高価なものになっています。そのため、ラベルなどに「純粋」の言葉が表記されていても、比較的安いと思われる純粋はちみつはなんらかの人の手が加えられている可能性があります。そのため、安価な純粋はちみつは100%の効果効能が期待できませんので、少し高価なものであっても本格的な純粋はちみつを入手することをおすすめします。
はちみつが採れる花や樹木の種類
はちみつに種類があることが分かったところで、ここからははちみつの摂れる花や樹木の種類を見ていきましょう。種類は豊富ですが、それぞれのはちみつに合った料理方法や美味しい食べ方があるのでそちらも合わせて紹介していきましょう。
ほんのり酸味のあるレンゲ花はちみつ
レンゲ花はちみつは、日本人にとって一番ポピュラーなはちみつと言えるでしょう。ほんのり酸味が効いているレンゲ花はちみつは、はちみつの王様とも言われているほど人気のある定番のはちみつです。レンゲ花はちみつの味は、クセがなく上品な味わいになっていることで日本人に一番好まれているはちみつと言われています。
レンゲ花はちみつは、ブドウ糖の含有量が少し高いために、冬場などの寒い時期には結晶化が見られることがあります。これは、冷蔵保管をしている場合にも同様に言えますので、レンゲ花はちみつは、常温で保管することをおすすめします。
どんな味かわくわく楽しい百花蜜
百花蜜とは、どんなはちみつか知っている方はいるでしょうか?なかなか目にすることのできない百花蜜はレアなはちみつとしても知られています。百花蜜はその名の通りいくつもの花の蜜を集結させたはちみつを指します。そのため、味は均一ではないことが多いです。どんな味なのか食べるまで分からない楽しみがあるのも百花蜜の特徴といえるでしょう。
では、なぜ百花蜜はレアなのでしょうか?実は、ミツバチは巣の近くの花から集中して花の蜜を巣に持ってくるという性質を持っています。そのため、いくつもの花の蜜が集まったはちみつは大変珍しいのです。そのため、百花蜜は少しレア度の高いはちみつとして知られています。
まるでコーヒーみたいなコーヒー花はちみつ
コーヒー花はちみつは、その名の通りコーヒーに入れるとコーヒーの味わいを引き立てるはちみつです。コーヒー花から集めた蜜は、大変貴重なものとされています。その理由は、コーヒー花は開花時期がおよそ2日間ほどしかないと言われているのです。そのため、コーヒー花から摂れるはちみつにも限りがあります。生産量が少ないため、見かけることも少ないはちみつです。
コーヒー花はちみつは、普通のはちみつに比べると色が濃くなっており、コーヒーのような色合いが特徴です。コーヒー愛好家の方から見ると、美味しく食べられるコーヒー花はちみつは、一度は食べてみたいはちみつのひとつなのではないでしょうか?
甘味は強いがさっぱり味のクローバーはちみつ
公園などで見かける機会の多いクローバーの花であるシロツメクサから摂れる蜜をはちみつにしたのがクローバーはちみつです。クローバーはちみつは、世界トップクラスの生産量を誇っているはちみつでもあります。世界中で有名はクローバーはちみつは、甘みは強いですがクセがないので食べやすいはちみつと言えるでしょう。
甘みが強く上品な味わいでもあるクローバーはちみつは砂糖の代わりにコーヒーや紅茶などに入れて飲んでも美味しいとされています。また、トーストなどに乗せても甘みがしっかり感じられるので、使い勝手のいいはちみつとしてこのクローバーはちみつが挙げられます。
焼き栗のような香ばしさのクリはちみつ
栗の花から集められた蜜から作るクリはちみつは、栗の味わいでもある香ばしい風味と味が特徴のはちみつです。栗味のはちみつ?と疑問に思う方も多いかもしれませんが、実はクリはちみつは人気の高さも伺え、イタリアなどではかなり人気の高いはちみつとなっています。日本では見かけることが少ないはちみつですが、その味と風味に一度食べたら忘れられない味といえます。
クリはちみつは、クセが強いはちみつなので日本ではあまり好まれていないようです。クリはちみつの美味しい食べ方として、クセが強いからこそ、クセの強い食材との相性がいいとされています。チーズやパンケーキのアクセントなどに使用するのがおすすめです。
みかんみたいに甘酸っぱいみかん花はちみつ
みかんといえば、日本でも人気のある果物のひとつです。そんなみかんの花からも美味しい蜜が摂れてはちみつにできることを知っていますか?みかん花はちみつは、みかんの花の開花期間が梅雨の時期と重なるため、雨の日は行動をしないミツバチが多いことから採取の難しい蜜のひとつとして掲げられています。そんなみかん花はちみつの味わいは、酸味がありさっぱりとしたはちみつとなっています。
みかん花はちみつは、その酸味から紅茶との相性が一番良いはちみつとしても有名です。紅茶と柑橘の相性がいいとされていますので、紅茶に入れるはちみつの中では柑橘系の蜜から作られたみかん花はちみつが適していると言えるでしょう。
フルーティーで貴重なリンゴ花はちみつ
生産量が少なく貴重なはちみつとして、リンゴ花はちみつも挙げられます。香りの良いとされているリンゴの花から採取された蜜は、味もしっかりフルーティーな味わいになっているので爽やかなリンゴの風味を実感することができます。リンゴには種類によって味の違いがあるように、リンゴ花はちみつも採取するリンゴの種類によって味の違いが生まれます。フルーティーな味わいのリンゴ花はちみつは、ヨーグルトと相性抜群です。
すっきり上品な香りのアカシア花はちみつ
日本人からの人気の高さが伺えるアカシア花はちみつは、クセが少ない上にすっきりとした味わいで、どこか上品な風味のあるはちみつとなっています。甘みもあるので砂糖の代わりとして使用することも多いはちみつのひとつです。また、ブドウ糖より果糖の割合が多いことから結晶化しずらいという特徴も持ち合わせています。アカシア花はちみつは、砂糖の代わりとしてさまざまな料理に使用するのがおすすめとなっています。
はちみつが採れるハーブ系の種類
ここまで花や樹木から採取できるはちみつの種類を紹介してきました。ここからは、ハーブ系から採取のできるはちみつを紹介していきましょう。ハーブ系は、少し独特な特徴を持っているので好き嫌いが分かれますが、料理などの香り付けにも使用できるので近年人気を上げているはちみつばかりです。ぜひ、日常にはちみつを取り入れてみましょう。
チーズによく合うタイムはちみつ
健康志向の方におすすめのハーブ系のはちみつとして、このタイムはちみつがおすすめです。アンチエイジング効果も期待できるタイムはちみつは、ハーブの種類の中でも有名なタイムから採取できる蜜から作られたはちみつです。香りに高級感があり、殺菌成分を含むと言われているタイムはちみつは、チーズやお肉料理に最適なはちみつとして世界中から人気のあるはちみつのひとつとして好まれています。
高級感ある香りを楽しむラベンダーはちみつ
優雅で安らぎをくれるラベンダーからも蜜の採取によって、はちみつが摂れます。ラベンダー自体の香りに癒された経験のある方も多いのではないでしょうか?ラベンダーのはちみつも、実はラベンダーの香りがほのかに香るので、はちみつとしてラベンダーの香りを料理に使用する人も多くいると言います。
ラベンダーのはちみつは、そのラベンダーの香りを引き立てるようにハーブティーに入れたり料理の風味付けとして使用されることが多くあります。ハーブ系のはちみつは、どれもさっぱりとした後味の良いものばかりですが、ラベンダーも同様にクセがなく食べやすいのでいつもの料理に少し加えるだけで優雅なおしゃれな香りに包まれる料理が完成します。
最高級の上品なローズマリーはちみつ
ハーブの中でも、ローズマリーの香りは誰しもが体験したことの匂いのひとつです。ローズマリーからもはちみつが採取できます。ローズマリーのはちみつは、ほんのりローズマリーの香りがするのでリラックス効果が期待できます。また記憶力の改善効果も得られることから人気の高いはちみつです。ですが、ローズマリーのはちみつは実に希少価値の高いはちみつになっていますので、なかなか入手することが困難と言われています。
ローズマリーのはちみつの効果を高めるのにおすすめの食べ方は、トーストしたパンに塗ったり、ホットティーに入れて飲むのがおすすめです、ハーブ系のはちみつは温めることによって香りが格段に上がります。そのため、温かい料理などに使用すると香りを一段と楽しめることでしょう。
お菓子に入れると絶品な菩提樹はちみつ
菩提樹はちみつを知っていますか?菩提樹はちみつは、ハーブ系のはちみつの中でもトップクラスのリラックス効果が実感できるはちみつです。また、安眠効果もあるので、寝る前にホットティーで菩提樹はちみつを入れて飲むことで不眠症の改善にも役立つと言われています。菩提樹はちみつは、独特な味わいを持っているので好き嫌いが分かれますが、効果効能を実感したい方には特におすすめのはちみつと言えるでしょう。
はちみつの栄養効果と効能
さまざまなはちみつの種類を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?気になるはちみつはありましたか?はちみつには、まだまだ種類が豊富にあると言われています。中には、希少価値が高く日本でも簡単に手に入らないはちみつまで存在すると言われています。まずは、はちみつの種類を知って気になるはちみつを手に取ってみましょう。
ここからは、はちみつを摂取することで得られるはちみつの効果効能について紹介していきたいと思います。身体に良いとされているはちみつですが、どのような効果効能があるのでしょうか?自分にとって有益な効果効能が見つかったら、ぜひはちみつを生活に取り入れて効果効能を実感してみてください。
ビタミンやポリフェノールで美肌効果
まずはじめに紹介するはちみつの効果効能は、女性に嬉しいアンチエイジング効果があることです。はちみつパックという言葉も流行っているように、はちみつの効能には肌をきれいにしてくれる効果が期待できるのです。では、なぜはちみつがアンチエイジングという効能を発揮するのでしょうか?
はちみつには、活性酸素を除去してくれる効能を持っています。また、ビタミンが豊富というのもポイントのひとつです。はちみつに含まれているビタミンの中でも、ビタミンBが肌の調子を整えてくれるといいます。このビタミンBの効能は、代謝を良くする効果があるので肌荒れを改善することに繋がってくるのです。肌荒れで悩んでいる、またきれいな肌を保ちたいという方には生活にはちみつを取り入れることをおすすめします。
低カロリーでダイエット効果
はちみつは、甘さは砂糖の上を行くのにも関わらず実は低カロリーなのです。コーヒーや紅茶に砂糖を入れて毎日飲む方に比べて、毎日のコーヒーや紅茶に入れる砂糖をはちみつにしている方の方がカロリーを抑えて一服を楽しむことができるのです。また、砂糖よりも甘みが強いこともあり、使用量も砂糖よりも少なくて済むことが重要視されています。
また、はちみつは砂糖に比べると血糖値を上げにくいこともダイエットに繋がるといわれています。甘いものを食べることで人間の体は血糖値を上げようとします。そのときに分泌されるインスリンが糖を中性脂肪へと変えていきます。はちみつは、甘いのにも関わらず血糖値を上げにくいのでインスリンの分泌を促す効果が期待できるのです。
グルコン酸の殺菌消毒作用
はちみつに含まれているグルコン酸という成分には、殺菌消毒作用があります。はちみつを食べるのではなく患部に塗ることで殺菌できるので、少しすりむいてしまったりした場合には、はちみつを患部に塗ってみましょう。はちみつのグルコン酸の強力な殺菌作用は、医療現場でも使用されているくらい優秀な成分になるので安心して患部に使用することができます。
豊富なカリウムで高血圧予防の効果
はちみつには、カリウムと花粉によるフラボノイドという成分が含まれています。その二つの働きによって高血圧を抑制する効能に繋がると言われています。
はちみつは甘いという印象だけで、血圧が上がってしまうのでは?という疑問を持つ方も多いようですが、朝晩にスプーン2杯のはちみつを体内に吸収させることで血圧が下がったという実例もあるようです。高血圧は大きな病気を引き起こしかねませんのではちみつを使用してみましょう。
はちみつの味の違いは蜜源の違い
はちみつには、さまざまな種類があることをお伝えしてきました。また効果効能も期待のできるものばかりであったと思います。ここからは、さまざまなはちみつの種類による味の違いはどのようなところにあるのか説明していきたいと思います。はちみつの味の違いはあるのか?また、どのような種類がどんな味なのか?気になる方は参考にして、お気に入りのはちみつを見つけてみましょう。
草花系はちみつとは?
草花系のはちみつは、味にクセが少なく、さまざまな料理に合う味わいのはちみつが多いとされています。また、健康管理のためにそのままはちみつを食べたいという方にも、この草花系のはちみつがおすすめと言えるでしょう。草花系のはちみつは、いわゆるスタンダードな誰もが知っているはちみつといえます。
樹木系はちみつとは?
樹木系のはちみつは、深みのある味わいが特徴的なはちみつが多く存在しています。また、さっぱり系の味わいのはちみつを求めている方にもおすすめになっています。樹木系のはちみつも、草花系同様にクセがないので万人受けするはちみつの味わいのものがほとんどといえるでしょう。深みが欲しい方は、草花系ではなく樹木系がおすすめです。草花系と樹木系の味の違いを楽しんでみるのもいいでしょう。
ハーブ系はちみつとは?
スタンダードなはちみつとの味の違いが分かりやすいのが、ハーブ系のはちみつです。味は、それぞれに全く違うものが多いので味の違いを楽しむよりも香りを楽しむのにおすすめなのがハーブ系のはちみつと言えるでしょう。リラックス効果があるはちみつが多いので、ゆっくりした時間を過ごしたい方はハーブ系のはちみつがおすすめです。
ナッツ系はちみつとは?
ナッツ系のはちみつは、どの種類もクセの強いのが特徴です。クセが強い分、好き嫌いの分かれる種類が多いですが、その味の違いにも注目していただきたいはちみつです。ナッツ系のはちみつは、味の濃い食材と合わせて食べてみると意外にもマッチするので試してみてはいかがでしょうか?
フルーツ系はちみつとは?
フルーツ系のはちみつは、フルーツ特有の甘みと爽やかさを感じられるはちみつです。味の違いを楽しむことができますので、さまざまなフルーツ系のはちみつの味の違いを感じてみてはいかがでしょうか?そのフルーツごとに合う料理がありますので、フルーツに合う料理を楽しんでください。
大人気のマヌカハニーはどんなはちみつ?
マヌカハニーという名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?マヌカハニーははちみつなのか?という疑問も多いですが、マヌカという木から採取された蜜で作られたものなので、はちみつという方もいればそうではないという方もいるようです。マヌカハニーも、はちみつの効果効能と同様に同じ効果を発揮しますので安心して食べることができます。
はちみつは種類豊富で奥深い!
今回は、はちみつの種類の豊富さ、またはちみつの効果効能について紹介してきました。普段食べているはちみつ以外にも多数の種類のあるはちみつに驚かれた方も多いのではないでしょうか?また、はちみつは花の蜜によって味の違いが出ることも分かったことと思います。これまで食べたことのない味のはちみつにもぜひ手を出していただき、味の違い、またはちみつによる効果効能を実感していただきたいと思います。