2018年08月22日公開
2024年07月30日更新
ビタミンCは風邪に効く?効果的なサプリや飲み物など紹介!
ちょっと風邪っぽいなあと思ったときや風邪をひいてしまった、そんな時誰しもがみな「ビタミンCを摂ろう」と頭に浮かぶのではないでしょうか?ですが、ビタミンCが風邪に効くといのは果たして真実なのか徹底解明しました。ビタミンCの風邪に効果的な摂取の仕方を知って、このページを参考にビタミンC生活を始めてみてください。風邪に効くと人気のあるビタミンCサプリとビタミンC入りの飲み物もいくつか紹介していくので、スーパーやドラッグストアで早速ゲットしましょう!
目次
風邪にはビタミンCが効く?
風邪をひいてしまった、栄養をとろうと考えたときにまずビタミンCが浮かぶ人も多いのではないのでしょうか?風邪にはビタミンC!とは言っても、どの果物を食べればいいのか、どの程度食べると効果が出るのか、そもそも風邪には本当にビタミンCが効くのか、と疑問の多いところです。最近では、サプリメントも様々な種類が出ていてドラッグストアにもずらーっと並んでいます。
ビタミンCが風邪に効く根拠とは?
ビタミンCが風邪に効くという科学的根拠は残念ながらありませんが、広まったのには理由があります。アメリカのライナス・ポーリング氏が「大量摂取」という手法を提唱し、科学的裏付けはなかったものの彼の認知度が高かったために世界的に一気に広まりました。
風邪をひいたらビタミンCを摂取した方がいい?
では、風邪をひいたときにビタミンCを摂っては何の意味もないのかというと、それはどうでしょうか。人間は他の動物たちと違って、自分自身でビタミンCを合成できないため意識的に外から摂取する必要があります。
仕事や学校など忙しい日々の中で風邪のひき始めに気づくのは大人でも子どもでも難しいことです。ですが、ビタミンC入りのサプリや飲み物は風邪をひいてから摂取しても効果は期待できません。風邪をひかないように普段から摂取する習慣をつけておくことをお勧めします。
ビタミンCを継続的に摂取していても、風邪をひくことはあります。風邪をひいたら何より休養と睡眠をしっかりとることが大切です。体力をつけて風邪のウイルスに負けないようにバランスの良い食事、水分補給とビタミン、ミネラルをとるために是非果物や野菜を食べるように心がけましょう。
みかんを大量に食べると風邪に効く?
ビタミンCが豊富なみかんは抗酸化作用があるので、積極的に摂ると良い食品です。3個のみかんで1日に必要な摂取量を得ることができます。免疫力を高め、細菌やウイルスに対する抵抗力をつけることで、風邪予防に効くといわれるようになりました。
しかし、風邪予防に良いと言っても食べ過ぎると身体に悪影響も出てしまいます。ビタミンCの過剰摂取による副作用で下痢をしてしまうと脱水症状を起こしやすくなったり、カロリーを考えると1個あたりの果糖が消費されずに中性脂肪に変わりやすい性質もあります。
風邪に効くビタミンCの摂取の仕方とは?
風邪予防に効果的なビタミンCはみかんだけでなく、スーパーでも手に入りやすい様々な野菜や果物に含まれています。特にビタミンCが多く含まれる代表的な野菜は赤ピーマン、キャベツ、かぼちゃ、ブロッコリー、ミニトマト、レンコン、さつまいもです。
ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱い性質を持ちます。できれば野菜も生で食べられれば良いのですが、子どもが体調の悪い時に生野菜を食べさせるのは難しかったり、大人であっても喉を通らない状況が多いです。それであれば、多くのビタミンCをかき、はっさく、グレープフルーツ、いちご、みかんなどの果物をおすすめします。
覚えておいてもらいたいのが、なんとかの一つ覚えと言われるように一気に大量食いをしないことです。前述したとおり、ビタミンCは水溶性のビタミンなので、一度に大量摂取しても過剰分は身体に摂取されずに尿と一緒に排出されてしまいます。
また、ビタミンCをゆっくり体内に吸収させるためにはできれば満腹に近い状態のときに摂りましょう。満腹時と空腹時では約1.6倍吸収量が変わります。これを考えると、食後のデザートにフルーツを食べる、というのは実に理にかなっています。睡眠中も腎臓の血流が低下することでビタミンCが体内に留まる時間が長くなるので、ビタミンCをより効率的に摂取できます。
あとひとつ余裕があれば覚えておいてください。食べ合わせです。アスコルビナーゼを多く含むきゅうり、にんじん、かぼちゃ、バナナ、りんごと一緒に食べるとビタミンCは破壊されてしまいます。また、酸やアルカリによって壊れやすいビタミンCは、是非ビタミンPが含まれる食材と一緒に摂取すると効果的です。ビタミンPはみかんやはっさくなどのかんきつ類の薄皮や白いすじに多く含まれています。
ビタミンCの摂取で風邪が早めに治る!
数々の研究結果で長年の間ビタミンCが風邪に効くのか論争が続いていますが、風邪が早めに治るという点においてはポジティブ寄りの意見が多いようです。ビタミンCは免疫細胞を活性化し、ウイルスと戦う役割をしている白血球に加勢します。
ビタミンCに限らず栄養素は一度で吸収できる量が大体決まっています。ビタミンCは、500mg摂取で400mg吸収され、吸収率は80%と高めですが、2000mg摂取したところで吸収量は500mg、吸収率25%です。吸収されなかったビタミンCは溶けて尿と一緒に排出されてしまいます。
風邪に効くサプリや飲み方を紹介
ここまでは生食で野菜、果物からビタミンCを摂取する方法と効果を書いてきましたが現代ではもっと手軽にビタミンCを摂取することができます。風邪に効く人気の高いビタミンCのサプリと風邪予防に効果的な飲み方を具体的に紹介します。
ビタミンCサプリを飲むタイミングとは?
でかでかとビタミンC!鉄!などとパッケージに描かれてはいるものの、いざ購入してきて飲むとなるといつどのように飲めばいいのかわからず、病院でもらったわけでもないので誰に聞いていいかもわからないものです。
まずは1日のうちに何回に分けて飲むか、それをいつ飲むかを決めます。基本的にはいつ飲んでも良いですが、習慣づけとしては食後に一日の目安量を分けて飲むのがうっかり飲み忘れしにくくておすすめです。1日2~3粒と書かれている場合は、朝昼晩の食後に分けて1ずつ飲むのもよし、昼は飲む余裕がなければ朝晩で分けるもよし。自分の生活スタイルに合わせて飲むタイミングを決めましょう。
ビタミンCであれば栄養補給のためのサプリなので、消化器官の働きが活発になっている食後30分以内に摂取するとより効果的です。コップ一杯の常温の水と一緒に飲むと、胃が適度に刺激されて活発に動き吸収率が上がります。
コーヒーやお茶でサプリを飲むと、カフェインやカテキンによってサプリの栄養素の吸収が妨害されます。せっかく飲むのに効果が失われては勿体ないので、サプリを飲むときの飲み物は水、ミネラルウォーターにしましょう。
ビタミンCサプリは日常的に摂取すると風邪予防に
あくまでサプリメントは補助的なものなので、サプリだけ飲んでいても風邪の予防、治療にはなりません。ゆっくりと休養、睡眠をとり、バランスの良い食事を心掛けてください。野菜や果物にプラスアルファでビタミンCのサプリを摂取して風邪を予防しましょう。
今回は日本で販売されていて根強い人気のビタミンCサプリをいくつか紹介します。ドラッグストアで種類が多すぎて困ったら是非参考にしてください。
気軽に飲めるビタミンCアプリ「DHCビタミンC」
DHCのビタミンCサプリは、ハードカプセルなので壊れやすいビタミンCをしっかり今で届けます。1粒でレモン33個分のビタミンCを補うことができる栄養補助食品です。更にビタミンB2も配合されていて、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぎます。美白サプリとしても人気の高いビタミンCアプリです。
30日分で262円(税込価格)なので長く続けても財布の負担にはならなさそうです。また、錠剤を飲むのが苦手な人はスティックタイプも販売されているのでこちらを試してみてください。味はレモン味で水なしで飲むことができます。
DHCはビタミンCだけでなく、マルチバランス系、美肌効果系、ダイエット系、ホルモンバランス系、整腸効果系、エチケット系と様々な種類のサプリが販売されています。自分のライフスタイルに合ったサプリを探してみても楽しめます。
無添加の安心サプリ「ディアナチュラ ビタミンC」
DHCと並んで日本国内の有名メーカーディアナチュラのビタミンCサプリです。国内の自社で生産されており、無香料・無着色・保存料無添加で安心のビタミンCサプリです。1日2粒でレモン約53個分のビタミンC、1日分のビタミンB2とビタミンB6も一緒に摂取できます。
錠剤が少し大きめですがのようなかんきつ類の香りですっきり飲むことができます。1袋買って推奨通り一日2粒ずつ飲んでいくと60日間続けることができるので、毎日の習慣にして続けてみてください。
必要なものを必要なだけ「ネイチャーメイドビタミンC」
ネイチャーメイドの製品は香料、着色料、保存料無添加で高品質なサプリです。もともとはアメリカで誕生し大塚製薬が1993年に導入したことで日本の市場にも出回るようになりました。ネイチャーメイドのHPを見ると、自分のライフスタイルに今足りてない栄養素を診断できるページになっています。
1日にレモン約58個分!「小林製薬栄養補助食品 ビタミンC」
小林製菓のビタミンCは3粒で1,050mgレモン約58個分が摂取できるので、朝昼晩の3回に分けてリズムよく続けられます。ビタミンB2、メチルへスぺリジンも配合されています。1袋買うと1日3錠で60日間続けられます。
風邪に効くビタミンC入りの飲み物を紹介!
風邪のウイルスは乾燥した人の身体も好むので、ウイルスの入口であるのどや鼻粘膜も乾燥していると風邪の原因になります。水分補給と同時に免疫力を高めるビタミンCを摂取できる飲み物を紹介します。
風邪のときはビタミンC入り飲み物を積極的に摂取
風邪対策には殺菌効果や抗酸化作用のある飲み物や、体内の免疫力を高めてウイルスを寄せ付けにくい健康維持を助ける飲み物を摂取するように心がけます。飲みやすく人気のあるビタミンC入りの飲み物を紹介しますので参考にしてください。
ビタミンCドリンクの定番「ポッカサッポロキレートレモン」
レモン1個丸々一個分の果汁とビタミンC1,350mgに加え、レモン果汁由来のクエン酸1,350mgがぎっしり詰まったキレートレモンです。炭酸入りの飲み物なのですっきりリフレッシュできるビタミンC入り飲料です。レモンにはポリフェノールやリモネンも含まれているので、毎日の元気をサポートしてくれます!
ビタミンC1000mgでおなじみ「ハウスC1000ビタミンレモン」
レモン果汁50個分のビタミンC1000mg、さらにビタミンB、ビタミンEが含まれています。強い炭酸が苦手な人でも飲みやすい炭酸具合ですが、はちみつの甘い味がレモンの酸っぱさを和らげてくれて風邪で喉がつらい時にも飲みやすいビタミンC入り飲み物です。
コップ1杯で1日分のビタミンC「ニチレイアセロラドリンク」
ビタミンCがレモンの約34倍含まれ、更に身体にうれしい成分のポリフェノールが含まれているアセロラも注目してほしい食材の一つです。アセロラ由来の飲み物の中で特に人気で飲んでいる人が多いのがニチレイのアセロラドリンクです。コップ1杯で1日分と表記されていますが、紙パックであれば200ml、190ml缶であれば製品1本で1日分のアセロラ果実由来100%天然ビタミンCが摂取できます。
手早くビタミンチャージ「ハウス1日分のビタミングレープフルーツ味」
13種類のビタミンが身体を整えるハウス1日分のビタミングレープフルーツ味も、元気で健康な生活をサポートしてくれます。栄養素等表示基準に基づいて配合されています。ただし、ビタミンAも含むので、妊娠3ヶ月以内、または妊娠を希望する女性は大量摂取はひかえてください。
キレイはじける5つの力「エーザイチョコラBBスパークリング」
かわいいピンクのパッケージのチョコラBBスパークリングにはレモン約75個分のビタミンC1,500mgが含まれています。スパーリングという名のとおり炭酸飲料ですっきり味わえます。グレープフルーツ&ピーチ味の他にもホワイトグレープフルーツ味、オレンジ&マンゴー味とシリーズ展開されているので日替わりで楽しめます。
風邪予防や免疫力アップだけでなく、栄養機能食品ナイアシンは、皮膚や粘膜を守る栄養素です。1日当たり1瓶を目安に飲めばOKです。
ホテルやレストランでもおなじみ「カゴメグレープフルーツジュース」
グレープフルーツのビタミンCを摂るにも色々な種類のグレープフルーツジュースがありますが、おすすめはカゴメのグレープフルーツジュースです。ホテルやレストランでも提供されていて、誰でも飲める飲みやすい酸味と甘みになっています。100%ホワイトグレープフルーツ濃縮還元です。
おいしくカラダを整える「カゴメ野菜生活フルーティーサラダリーフパック」
野菜ジュースで人気のカゴメ野菜生活100ではビタミンC、ビタミンK、食物繊維が摂取できます。にんじんの甘みが強くて飲みやすく、1パックで1日分の野菜とビタミンCが摂れるの嬉しい商品です。
風邪の予防には天然のビタミンCとサプリの摂取を併用しよう!
ビタミンCを摂取することで風邪に効くという効果は期待できませんが、普段からビタミンCを摂取する習慣をつけていくことで免疫を高めることはできます。免疫を高めることで健康を維持する効果はあると言えるでしょう。
今回はビタミンCの補給をできるサプリとジュースを紹介しましたが、あくまでもビタミンCサプリは栄養補助食品です。野菜や果物にはビタミンCだけではなくポリフェノール類も一緒に摂ることができ、より一層免疫力を高める効果があります。天然ビタミンCを積極的に摂る方をおすすめします。
ビタミンCが直接風邪を予防したり、風邪を治すかどうかはまだ多くの専門家の間で論争されている最中です。しかし、免疫力を高め、美肌美白効果もあるビタミンCを日常的に摂取して損はありません。身体を健康に維持するために健康意識を高めて充実した毎日を過ごせるようにしましょう!