2018年08月29日公開
2024年07月30日更新
ビタミンAの効果効能は?肌や疲れ目に効く食べ物と摂取方法とは?
現在私たちの周りでは新鮮な野菜や食材が手に入ります。また健康志向が高まり、ビタミンAなどの栄養素を含む健康食品を手に入れやすくなりました。しかし栄養について意外と知らないことがあります。ビタミンAは健康には欠かせない効果を持っています。サプリでも手軽にビタミンAを摂取することができる現在ですが、正しく理解して摂取しないと思わぬ悪影響を及ぼすこともあります。ビタミンAの特徴や効果について詳しく紹介します。
ビタミンAの効果について知りたい!
健康ブームの現在その情報も手軽に得ることができます。ビタミンAをはじめとする栄養素の効果効能を知って毎日の食事に取り入れていきたいです。しかし具体的にビタミンAの特徴や効果をよく知りませんでした。ビタミンAはレチノールとベータカロテンの成分があり、体内で必要なビタミンAに変えてくれる重要な栄養素です。効率よくビタミンAを体内に吸収して健康な毎日を過ごしたいです。
ビタミンAの効果効能
ビタミンAには「レチノール」と「カロテン」がある
ビタミンAにはレチノールという成分が含まれています。このレチノールという成分が私たちの体の健康に影響を与えています。レチノールは目のセンサー役である網膜の機能を維持させる働きをしています。また活性酸素による血管系の疾患やガンを予防してくれます。そして皮膚や粘膜を正常に保護する役割もしてくれる重要な成分です。
ベータカロテンは脂溶性ビタミンで水には溶けないという性質を持っています。ビタミンには水溶性と脂溶性があります。水溶性は尿として体外に排出されますが、脂溶性は尿として排出されず脂肪や肝臓に貯められ、たえず体内で使われています。
油との相性がよく、皮膚や粘膜を正常に維持してくれる働きがあります。また抗酸化作用を発揮して免疫力向上に役立ちます。ベータカロテンは緑黄色野菜、かぼちゃや人参に多く含まれています。
ビタミンAは目の健康に必要不可欠
ビタミンAは目にとっても重要な働きをします。目は脳の情報の大半を収集してくれます。ビタミンAは角膜の維持、角膜の表面を維持する粘液の材料になります。ビタミンAは目のメンテナンスに重要な役割をしてくれるのです。ビタミンAはさらに目の疲れや視力低下を防ぐ効能を発揮します。
<よくある目の症状・かすみ目> かすみ目はスマートフォンやパソコンを長時間見ていると目の両脇にある毛様体筋がたえず緊張した状態になります。かすみ目はピントを合わせる働きが鈍くなってしまうことで一時的に見る物がかすんでしまうのです。これは加齢、老眼で毛様体筋が鈍くなることで起こります。改善するためには目を休めることも大切ですが、ビタミンA、ビタミンCやビタミンEと摂取すると効果が期待できます。
<よくある目の症状・ドライアイ>目には涙が必要不可欠、しかし涙の量が不足したりバランスが崩れることで涙が均等にいきわたらなくなることがあります。これが原因でドライアイが起こるのです。エアコンなどの影響、パソコンやスマホを長時間使用、コンタクトレンズの使用などでドライアイのリスクが高くなります。ドライアイのリスクを減らすには目のケアが大事です。その一つにビタミンAを含む食事に心がけることが必要です。
ビタミンAは目に必要なビタミンです。網膜は薄く、映画のスクリーンのような役目をしています。うまくスクリーンが動くためにはロドプシンという物質が必要です。このロドプシンにはビタミンAの効能を得ることが重要です。ビタミンAはレチノールが結合したたんぱく質を運び出す仕事をしてくれます。
ビタミンAには美肌やアンチエイジング効果も
肌の再生にビタミンAが重要です。女性が気になる肌のケアにはビタミンAを積極的に摂りたいです。毎日紫外線の影響を受けている肌はせっかく摂ったビタミンAを減らしてしまいます。そこで毎日ビタミンAを摂る必要があります。人参などの緑黄色野菜やレバーやうなぎなどでビタミンAの効能を取り入れましょう。
美肌のために中と外からビタミンAの効果を得るため、おすすめはビタミンA貯金です。ビタミンAを食べて貯える方法は毎日緑黄色野菜とうなぎ、鶏卵などをバランスよく食べることで効果をえられます。もう一つはビタミンA配合のクリームを肌から補給することです。毎日塗るケアでビタミンAを補充しましょう。肌を紫外線などのストレスから守るために一緒に他のビタミンも取り入れることも必要です。
ビタミンAが不足するとどうなる?
現在の食事情ではビタミンAが不足するということはそれほど多くはありませんが、極端な食生活、過度のダイエットでビタミンAが不足することも考えられます。
目に出る症状は暗いところで物がみえずらくなったり、ドライアイのリスクになったりします。ドライアイは涙の量が減って目の表面が乾いてしまい、傷がつきやすくなります。パソコンやスマホの使用回数が増えたりコンタクトレンズの使用により目に負担がかかりやすくなります。
ビタミンAが不足すると皮膚や粘膜への影響で細菌やウイルスが侵入しやすくなるとかぜをひきやすくなったり体調不良を生じやすくなります。肌荒れをおこしたり体に吹き出物ができやすくなることもあります。免疫力の低下して風邪をひきやすくなったりさまざまな体調不良を引き起こす要因になります。
ビタミンAの摂取方法
ビタミンAの摂取量目安
食材でビタミンAを摂取する目安を紹介します。豚などのレバーでは50gほどで十分です。毎日ではなく他のビタミンなどの栄養素と一緒に摂ることが理想です。1食100g、4種類以上の野菜を摂ることが理想です。2種類の緑黄色野菜を取り入れることでビタミンAの効果を得られます。キノコ類や海藻を加えることでより高い効能が期待できます。
トマト缶1個分とコンソメだし大匙3~4、牛乳大匙8、砂糖小さじ2、おろしにんにく小さじ1くらい醤油数滴、オリーブオイル大匙1を混ぜて冷蔵庫で休ませます。鶏ささみに酒大匙1、塩コショウおろしにんにくを混ぜて500wのレンジで2分ほど加熱します。取り出したら裂いておきます。きのこににんにくと塩コショウであじつけしレンジで1分弱加熱します。冷ごはんの上に冷蔵庫に入れておいたたれをかけて出来上がりです。
サプリでビタミンAを摂取するとき商品のパッケージの説明に従って摂りましょう。目安量1日1粒と書かれていたらその量を目安にします。時間など特に書かれていない時はいつでもよいとされています。目安量が複数ならば一日にこまめにとるほうが効果が期待できます。サプリによっては十分な水で飲むようにと記載されている場合があるのでパッケージを確認しましょう。
妊活中の方や妊婦さんはビタミンAサプリの摂取には注意が必要です。ビタミンAサプリにはレチノールが含まれています。妊婦さんが過剰に摂取すると胎児の成長に悪影響を与えることもあります。マルチビタミンのサプリを試してみるのもよいでしょう。主治医に相談することをおすすめします。食品ではベータカロテンが豊富な人参、ほうれん草、かぼちゃを食事に加えましょう。ベータカロテンは体内で必要量のビタミンAになります。
ビタミンAを多く含む食べ物
レチノール(100g中)が多い順で、豚レバー、うなぎ、イワシ、さばなどがあります。また野菜でもブロッコリーやほうれん草などに多く含まれています。これらを使ったレシピはうなぎのかば焼きちらし風ごはんです。うなぎのたれとごまをごはんに混ぜます。卵焼きを作り1センチ角にきります。うなぎも食べやすい大きさにカット、ごはんの上にこれらをのせて刻みのりをちらしてできあがりです。ビタミンA効果が期待できます。
ビタミンAの吸収率をあげる摂取方法
<ま・ご・わ・や・さ・し・い>の提案です。豆類、ごまやナッツ、わかめや海藻類、緑黄色野菜を含む野菜類、魚、しいたけなどのきのこ、イモ類をさします。魚をうなぎにするとビタミンAが摂取できます。緑黄色野菜のほとんどはビタミンAやベータカロテンを含んでいます。それぞれの食材の効能を得られます。ビタミンAだけを摂るというより栄養の相乗効果で体を整えることができるのです。
ビタミンAのサプリの過剰摂取は副作用も
サプリとはアミノ酸、酵素、ミネラル、ビタミン類、ハーブなどの中の1種の成分でも含まれているものを指します。日本ではサプリは食品のグループに分けられ、それぞれのサプリ成分が濃縮されてカプセルや錠剤となっています。たとえ市販品のサプリと同じ成分でも病院で処方されたものと市販品では扱いが違います。それは病院処方は含有量が多いためです。市販サプリは栄養素の補給が目的とされています。
サプリの利用は持病があり病院で処方されている薬を服用しているときは担当医師と相談しましょう。サプリのパッケージに天然、ナチュラルの記載があってもこれは効果、効能や安全を確証できるものとは限らないことを理解しましょう。
サプリを服用しても病気の改善や治癒ではないです。自分が服用しているサプリや利用したいサプリの説明書きを読むことが必要です。薬と同様に飲んだ内容や様子について記録しておくこともおすすめです。
ビタミンAの効果を理解して積極的に摂取していこう!
日頃から健康についてそれほど意識せず暮らしていました。なんとなく三大栄養素のことを目にしたりしていました。私たちの体のメインテナンスに日頃から食べ物でビタミンAなどのいろいろな栄養素が大切だということに気づかされました。市販のサプリも豊富ですが、新鮮な野菜を毎日の食事に利用してビタミンAなどの栄養素効果を取り入れて健康な毎日を過ごしたいですね。