ラザニアとは何か！グラタンやドリアとの違いやその特徴について

ラザニアとは何か知っていますか？イタリア料理は独特の風味の料理が多いのが特徴です。ラザニアもイタリア料理の一つです。しかしラザニアという料理が存在すると勘違いしている人が多いのが現状です。実はラザニアというのは料理の名称ではなくパスタの名称です。パスタはイタリアの名物料理です。その種類も様々です。数あるパスタの種類の一つがラザニアという種類です。そのため、ラザニア単体で食べることはありません。

ラザニアを使って作る料理はたくさんあります。もちろんこれらの名称はラザニアとついているものの、ラザニアを使った料理にすぎないのです。一般的にラザニアと呼ばれている料理はミートソースなどを使った料理が多いため、本当はラザニアミートソースと呼びたいところですが、略されてラザニアになっているケースが多いのです。カルボナーラやペペロンチーノのようなパスタ料理の一つであるのが正解です。

今ではイタリア料理に使用するパスタの多くはスーパーなどで簡単に入手できます。具材については、一般的な具材はソースとして販売されていたり、手作りするにも店頭で買いそろえることもできます。ラザニアとは何かについて紹介します。また、ラザニアと似ている料理であるグラタンやドリアなどとの違い、そしてラザニアを使ったレシピを紹介します。イタリア料理作りの参考にしてみてください。

ラザニアとは何かを語る前に知っておきたいのがラザニアの歴史です。ラザニアはとても歴史の古い食べ物です。発祥はイタリアですが、13世紀の当時のローマ帝国の時代までさかのぼります。当時のレシピは生地と豆とチーズを一緒に炒めただけの簡単な料理でした。さらに14世紀になるとボローニャにてミートソースとホワイトソースを用いた現在のラザニアと同じ形態のものが登場しました。

ラザニアは当時とても高級な料理で、一般庶民が味わうような料理ではありませんでした。あれから数百年経過し、今ではイタリアだけでなく、アメリカやヨーロッパ、日本を含めたアジアなど世界中で味わう料理になっています。そしてイタリアの庶民の料理としてラザニアは親しまれています。登場した時からチーズを幾層にも重ねて調理しており、数種類のチーズをミックスブレンドして作る事がラザニアの特徴です。

ラザニアとは何かを紹介します。まず知っておいてほしいのはラザニアは料理の名称ではなく、パスタの素材の名称です。オーブンで焼いた出来上がりの料理をラザニアであるとするケースがありますが、正確にはこれはラザニアを使った料理であり、シート状の平べったいパスタの事がラザニアです。シート状のパスタを幾層にも折りたたみ、その中に様々なチーズなどの具材を挟み込みオーブンで焼き上げるのがラザニア料理です。

名称は一律ではありませんが、ラザニアを使った料理にはいろいろな名称があります。チーズは必ず利用する具材であるためにチーズが名称につけられることはほとんどありません。ミートソースを主体としたラザニアはミートソースラザニア、ホワイトソースを主体としている場合には、ホワイトトソースラザニアのような名称で呼ばれるのが一般的です。ソースの種類は数えきれないほどあり、ラザニアの食べ方は無限大です。

一番にこだわりを持ってるのがチーズです。本場イタリアのチーズには良質なこだわりのチーズがたくさんあります。チーズ好きの人は一度現地で食べてみたいと感じるほどの違いがあります。リコッタチーズやパルメザンチーズ、モッツァレラチーズなどをミックスして利用する事が多く、有名なチーズをふんだんに使用しているのがラザニア料理の特徴です。チーズの違いによって異なる味を楽しめるのも魅力の一つです。

ラザニアのように、チーズとホワイトソースやミートソースを使ってオーブンで焼く料理にグラタンがあります。ラザニアとは何かを説明するうえでグラタンとの違いを知っておくことも大事です。ラザニア料理が平たいラザニアと呼ばれるパスタ麺を使用するのに対してグラタンはマカロニを使用するのが一般的です。チーズをのせたり使用するソースがホワイトソースやミートソースを使用するのもラザニアと同じです。

グラタンにはトマトソースを使用するケースもあります。同じオーブンで焼き上げる料理であることに違いはありませんが、ラザニアの発祥がイタリアであるのに対してグラタンの発祥はフランスです。そもそもの発祥地の違いがあります。グラタンは使う材料に決まりは特にありません。オーブンで表面をこんがり焼き上げてその風味を楽しむ料理がグラタンと呼ばれているだけでマカロニを使用するという決まりもありません。

料理の名称のルールからするとラザニア料理はグラタンの一種に該当します。その中でラザニアを使用するといった決まったルールを用いて作られた料理がラザニア料理であり、あくまでもグラタン料理の一つに含まれています。広域な意味合いでのオーブン料理にグラタンがあり、ラザニア料理はその中の一つであるのですが、発祥地が異なるため、ラザニアは独特の料理でグラタンとは異なるという見解もあります。

洋食料理店ではラザニア、グラタンと同じメニューにドリアも掲載されていることがあります。ラザニアとは何かを知るうえでドリアの存在も覚えておく必要があります。ドリアはご存知の通り主体となるのが米です。チーズを用いることやホワイトソースやミートソースを用いるのはラザニア料理やグラタンと共通しています。ドリアの発祥地は何と日本です。今から100年ほど前に登場したのがドリアの始まりです。

有名ホテルの総料理長が偉い人が体調を崩したとのことで、簡単に食べられる料理を即興で作って提供したのがドリアの始まりまです。ごはんは体調を崩したときには食べにくいものですが、食べないと栄養を付けることができません。そのため、ホワイトソースを利用してご飯を食べやすいよう柔らかくしつつ、魚介などの栄養を上手に取り込んだ料理です。そして現在では主食としてドリアを食べるようになっています。

ラザニア、グラタン、ドリアの違いのまとめですが、ドリアは米を主体にした主食でグラタンは主体になるものがありません。ラザニア料理はラザニアが主体となるパスタ料理です。ソースはホワイトソース、ミートソースなどを利用する点はどの料理にも共通事項です。しかしドリアとグラタンにはそれぞれのソースの一つしか利用しないのに対してラザニアはいくつものソースを層にして重ねる特徴があります。

作りやすさは層の数によって決まります。一層で完結するグラタンが最も作りやすい料理です。そしてごはんとソースの二層になっているドリアは次に作りやすい料理です。ラザニア料理は層の数に決まりはありません。しかし複数層に折りたたみ、その間に複数のソースを挟み込むことから三層以上であることが一般的です。層が多い分、ソースの種類を準備するだけでも大変で、一番手間暇がかかる料理とも言えます。

ラザニアとは何かを説明するのに欠かせないのがラザニアと呼ばれるパスタ麺の説明です。パスタ麺は様々な種類が販売されています。グラタンに使うマカロニもパスタの一種です。一般的なパスタは太さこそ違いはありますが、棒状の麺で乾麺で販売されています。ラザニア料理に使用する面は平面上の麺です。スーパーでは三種類の形式で販売されています。一つは棒状のパスタ麺と同じく乾麺の状態で販売されています。

乾麺を使用するときには棒状のパスタ麺と同じく茹でることが必要です。茹で時間はおおよそ12分です。一般的なパスタ麺よりも時間がかかります。茹でる時には塩で味付けするのが一般的です。ソースを作るのがラザニア料理の中で一番大変な工程ですが、最近ではラザニア用の茹でるだけのソースも販売されており、パスタ麺を茹でると同時にソースも同時に茹でることで茹で時間を節約することができます。

一般的な棒状のパスタ麺とは異なり、くっつきやすいなど茹で方に多少難があるのがラザニアの特徴です。上手に茹であげるためには経験が必要です。そのようなラザニア料理初心者にも使いやすいのが茹で不要のパスタ麺です。こちらは茹でずにそのままラザニアのセットアップができる生麺です。水分をソース分だけ入れられるように調整して加工されているため、失敗が少なく使いやすいのが特徴です。

大きなスーパーやパスタ専門店でないと入手しにくいのが唯一の欠点です。そのためラザニア料理を作る場合には、下準備のためにスーパーを巡る必要もあります。もう一つの販売形態が冷凍麺です。レンジで作れてしまう簡単さ手軽さが最大の特徴です。時間がかかるラザニア料理を数分で作り上げてしまう優れものです。冷凍食品売り場に行けば、冷凍ラザニアが販売されています。必要分のソースやチーズもセットされています。

冷凍の場合、オリジナルのラザニアを作るのには向いていません。あくまでもホワイトソースとミートソースの組み合わせだけとか、チーズのブレンドも毎回同じになってしまいます。本場イタリアでのラザニアの楽しみ方はオリジナルの具材やチーズブレンドを楽しむ事もラザニアの特徴です。そのため、本場と同じような楽しみ方を実現したいのであれば、乾麺か生麺を利用するのがおすすめです。

ラザニアは数あるパスタの中でも一般的な棒状のロングパスタと同じ仲間に属しています。板状の平らな面が存在し、表面が微妙に波打っています。ラザニアとは何かを説明するときに一番わかりやすい表現です。しかし似たパスタにラザニェッテ・リッチェがあります。ラザニアと比較して幅が狭いだけで板状であることや表面が波打っていることに違いはありません。用途が異なるため、購入時には注意しましょう。

日本人が一般的にラザニアと呼んでいる料理の基本的なレシピを紹介します。使うソースはミートソースとホワイトソースの二種類です。麺はラザニア麺の乾麺を使用します。麺は袋に書かれている茹で時間を守って茹でます。塩を入れて味付けすることを忘れないようにします。沸騰したお湯に塩を入れて麺を入れます。くっつかないようにかき混ぜながらまた麺が破れないように注意しながら茹でます。

茹であがったら冷水につけます。十分に熱が抜けたら、水気をふき取ります。ここで水分をふき取らないとべちゃべちゃになってしまうため、水分を十分にふき取ることがポイントです。ソースは市販のミートソースとホワイトソースを使用します。耐熱容器にバターを塗ってパスタの三分の一を置きます。その上にホワイトソースの三分の一を置きます。さらにラザニアを残りの三分の一を重ね、今度はミートソースを載せます。

ラザニア、ホワイトソース、ミートソースが交互になるように乗せて折りたたんでいきます。そして最後に竹串を利用して上から垂直にさして動かないように固定します。一番上にミックスしたチーズをたっぷり振りかけます。チーズはピザ用のミックスチーズでかまいません。最後にバターをおいて200度のオーブンで20分程度焼きます。焼きあがったらドライパセリを振りかけて完成です。パーティで人気のあるラザニアの出来上がりです。

ラザニア料理のレシポを紹介します。まずはボロネーゼのラザニアです。スパゲティでも定番のトマトソースベースのボロネーゼで作ったラザニアです。生地は茹でで冷水で冷やし水分をふき取っておきます。ボロネーゼは市販しているスパゲティソースとして販売されているボロネーゼソースを利用します。ソースを手作りしても構いませんが、原材料が多いことと、手間暇がかかること、そして作り方が難しいため、市販がおすすめです。

ボロネーゼソースとミックスチーズをふんだんに利用します。生地は折りたたむ容量で耐熱容器に置きます。生地の間にボロネーゼソースを入れます。ラザニアとは複数のソースの組み合わせですが、これは一種類のソースです。ソースの中にたくさんの材料が入っているため、一種類のソースでも奥深い味わいを楽しむことができます。チーズをのせて200度のオーブンで15分から20分焼けば完成です。トマトソースの濃厚さが特徴です。

次はホワイトソースで作るラザニアクリスマスです。ホワイトソースをチーズの上にさらにかけることで色合いがクリスマスらしくなるのが特徴です。ラザニアの生地の作り方は同じです。ソースはホワイトソースとミートソースを準備します。ラザニアの定番のソースの組み合わせです。チーズはピザ用などのミックスチーズを利用します。生地を耐熱容器に置いた後、ミートソースを下にして生地を積み重ねホワイトソースを交互にします。

一番上にはチーズをたっぷりかけた後、ホワイトソースを皿にかけてオーブンで焼きます。ホワイトソースは市販のホワイトソースもしくはグラタンソースを利用すると簡単に作ることができます。ミートソースはスパゲティ用のミートソースで代用できます。冷凍食品でもラザニアグラタンという名称でホワイトソースがベースのものは販売されていますが、手作りするとボリュームたっぷりのラザニア料理を作ることができます。

次に紹介するのはカレーラザニアです。ラザニアとは洋風ソースですがカレーとの相性も良く、カレーライスを作って余ったものを利用することができます。そのため、カレーライスを多めに作って、カレーライスの翌日はカレーラザニアというメニューはいかがでしょうか？カレーライスは冷めきった状態で利用できます。できればとろ身のついた水気の少ないカレールーを利用するほうが上手に出来上がります。辛さも問いません。

他のラザニア料理と同じように生地を準備して耐熱容器に生地を置きます。その上にラザニアと交互にカレールーを載せていきます。チーズはシュレッドチーズがおすすめです。ミックスチーズよりカレーにマッチするあじわいが出ます。オーブンで20分程度焼けばカレーラザニアの完成です。カレーに生クリームや牛乳、コンソメなどを加えると洋風に変化し、ラザニアに見合った味にすることができます。

一般的な市販のソースを混ぜて作るラザニアはとても簡単です。市販のソースはスパゲティソースや養殖に使うソースを利用するだけです。カルボナーラやミートソース、ボロネーゼなどスパゲティの本格ソースは市販されており、簡単に手に入れることができます。二種類のソースをミックスさせるのが一般的ですが、三種類、四種類を混ぜ合わせてもおいしく出来上がります。オリジナルのラザニア料理が簡単にできるのが特徴です。

乾燥ラザニアを茹でて調理するのは初心者には難しいものです。くっついてしまったり破けてしまったりすることはどうしても発生します。そこで乾燥ラザニアでも茹でずに作る方法を紹介します。熱々のホワイトソースとミートソースを準備します。できるだけ熱の入ったソースを作っておくことがコツです。これを乾燥したラザニアに挟み込んで耐熱容器に盛りつけます。盛りつけ方は一般的なラザニアと同じ作り方です。

盛りつけ終わってすぐにオーブンで焼かないのが特徴です。、まだこの時点ではラザニアは固い状態であるため、なじませる工程が必要です。ソースの熱が冷めるまで常温で放置します。その後冷めきったら、蓋をして冷蔵庫で一晩寝かせます。この工程を行うことで乾燥ラザニアがちょうどよい状態にまで戻ります。冷蔵庫から取り出しそのままオーブンで20分程度焼けば完成です。茹でたときと変わらない味を再現できます。

ラザニア料理はイタリア料理ですが、じゃがいもを使ってイギリス風に仕上げるオリジナルラザニアを紹介します。基本的な作り方はミートソースを使ったラザニアと変わりありませんが、ポテトを使うのが特徴です。ポテトは茹でで裏ごししておきます。ポテトサラダを作る容量で裏ごしします。これをミートソースの間に挟み込みます。ボリューム満点のラザニアの出来上がりです。少量でも満腹感を得られます。

ホワイトソースのベースにかぼちゃソースを加えたパンプキンラザニアを紹介します。栄養のあるかぼちゃを使ったラザニアです。かぼちゃは茹でで潰します。さらに牛乳と生クリームと混ぜてペースト状にします。塩と胡椒で味付けしてパンプキンソースを作ります。これに市販のホワイトソースを混ぜてコクのあるパンプキンソースに仕上げます。あとはラザニアの生地に乗せていけば完成です。

焼きあげる時にパンプキンソースは焦げてしまいやすいため、アルミ箔などで覆いながら焼くと焦げ目がつかずに上手に仕上げることができます。もしくはチーズを上に乗せるだけでなく、チーズでラザニアを包んでしまうようにすることで中のパンプキンソースが焦げずに作ることができます。アルミはオーブンで焼く工程の前半半分程度にしておきます。残りは美味しい焦げ目をつけるためにアルミを外しておきます。

最後に紹介するオリジナルラザニアはホワイトラザニアです。ホワイトソースをベースにし、野菜のペーストを利用して栄養満点のヘルシーラザニアに仕上げます。まずはほうれん草のソースを作ります。ほうれん草とバジル、にんにく、アンチョビ、オリーブオイルをミックスさせてフードプロセッサにかけます。ペースト状になったものを市販のホワイトソースに混ぜて作れば完成です。素材をかけてソースの違いを楽しむのも方法です。

ラザニアとはホワイトソースとミートソースが定番ですが、工夫次第でオリジナルのラザニアへのアレンジが可能です。同じイタリア料理のスパゲティのソースであれば、外れはありません。一種類のソースではなく、複数のソースの組み合わせで楽しめるのがラザニアの特徴であるため、アレンジの方法は無限大です。二種類だけでなく、三種類以上のソースの組み合わせも可能です。ぜひ、オリジナルレシピを作ってみませんか？