2018年06月16日公開
2024年07月17日更新
ケチャップのカロリーと糖質は大さじ1でどれくらい?栄養豊富な調味料!
ハンバーガーやホットドッグなどのファーストフードやオムライスやナポリタンといった洋食など、食卓にも頻繁に登場する栄養豊富な調味料のケチャップですが、そのカロリーや糖質の量は知っていますか?トマトの絶妙な酸味と甘さが美味しいケチャップですが、食べ過ぎは塩分過多になり注意が必要です。今回はそのケチャップについてカロリーや糖質、塩分は大さじ1の量でどのくらいになるのかを調査しました。
目次
ケチャップのカロリーや糖質が知りたい!
ケチャップはもともとホーロー語(台湾母語)で魚や野菜やキノコを原料とした調味料を指す言葉でした。それにトマトを加えたものはトマトケチャップと呼ばれていました。いつしか、そのトマトケチャップが主流となり、世界中でケチャップといえば、トマトケチャップのことを指すようになりました。
それでは、そのトマトケチャップの原材料を見ていきましょう。トマトケチャップの主な原材料は、トマトピューレ、砂糖、塩、オールスパイス、シナモン、クローブなどといった調味料と香辛料を加えます。さらに、セロリや玉ねぎといった香味野菜も加えられ、風味豊かなトマトケチャップが作られていきます。
ケチャップのカロリー
ケチャップのカロリーは、100gでおよそ120キロカロリーです。これは調味料の中ではさほど高くありません。同量の他の調味料と比べてみると、マヨネーズは100gにつきおよそ670キロカロリーもあります。また、味噌は100gにつきおよそ200キロカロリー、みりんはおよそ250キロカロリーと、ケチャップのカロリーは調味料の中でそれほど高くないと言えます。
ケチャップ大さじ1のカロリーはどのくらい?
ケチャップ100gと聞いてもいまいちピンとこないという人も多いのではないでしょうか?レシピなどで登場する大さじ1の分量でカロリーを見ていきましょう。ケチャップのカロリーは大さじ1で18キロカロリーです。こうしてみるとケチャップは比較的低カロリーな調味料だと言えます。ケチャップの小さじ1のカロリーは、6キロカロリーです。
比較的カロリーの低いと言われるケチャップですが、はたしてケチャップはダイエットに向いている健康的な調味料なのでしょうか?調味料がダイエットに向いているかどうかは、カロリーだけでは判断できません。大事なのは、ケチャップに含まれている糖質や塩分がカギになってきます。
ケチャップの糖質
食品の糖質量は、食品の炭水化物から食物繊維の量を差し引いた数値がその食品の糖質量です。ケチャップ100gにおける糖質量はおよそ26gです。ケチャップのおよそ1/4の量が糖質だと言えます。これは食品全体を通して、糖質の量がやや多いと言えます。その理由は、ケチャップの原材料に入っている砂糖の量に関係しています。
ケチャップはトマトがふんだんに使われており、リコピンが豊富に含まれている調味料です。リコピンとは、アンチエイジングにおすすめの栄養素で、美容に大変効果があると言われています。特にトマトに多く含まれ、そのトマトを煮込んで濃縮させたトマトピューレで作ったトマトケチャップはリコピンを豊富に含んでいます。
しかし、トマトの酸味と保存の観点から、トマトケチャップにする際に砂糖や塩などの調味料を多めに入れて加工します。そのため、保存の効くトマトケチャップはカロリーは低めですが、糖質はやや高めになっています。
ケチャップの塩分
健康管理で気なるのが食品や調味料に含まれる塩分ですが、ケチャップにはの位の塩分が含まれているのでしょうか?ケチャップ100gあたりに含まれている塩分は3.3gです。他の調味料と比べると、ソースの100gあたり5.6gよりは低いですが、マヨネーズ100gあたりの1.8gよりは多めです。ケチャップはトマトの酸味のおかげで、あまり塩気を感じず、大量に食べられてしまうので、食べ過ぎに気を付けた方がいいでしょう。
また、ケチャップはハンバーガーやホットドッグといった塩分の高い食品と合わせて食べられることが多いため、ケチャップの食べ過ぎというよりは、ケチャップを大量にかけた食品の摂り過ぎを気を付けた方がいいかもしれません。
ケチャップにカロリーオフはある?
以前より、カロリーハーフのマヨネーズなどは販売されていましたが、昨今の糖質オフブームもあって、ケチャップのカロリーハーフ商品も多く店頭に並んでいます。また、糖質や塩分も抑えられている商品も多く、健康を気にする人でも安心して食べることが出来ます。それでは、実際どのくらいカロリーや糖質、塩分が抑えられているのでしょうか?
カロリーオフケチャップの大さじ1のカロリーはどのくらい?
カロリーオフのケチャップのカロリー、糖質を見ていきましょう。いずれの商品も、100gあたりのカロリーは約53キロカロリーで、糖質は11g前後、塩分は1.5gです。大さじで換算すると、カロリーは9キロカロリーで、糖質は3g前後、塩分は0.3g程となっています。オムライスやナポリタンなど、ケチャップを大量に摂取するメニューを作る際には、ぜひこうしたカロリーオフの商品を選択しましょう。
ケチャップを自作してカロリー・糖質・塩分をオフ!
ケチャップを自作すればカロリーや糖質を抑えられる!
ここまで見てきたケチャップは長期の保存のために砂糖や塩などの調味料をたくさん使ったものでした。砂糖や塩などを加えることによってどうしても多くなってしまいがちな糖質量ですが、自作のケチャップなら、その問題を解決できます。糖質が気になる人は、ぜひ自作のトマトケチャップを食べてみてはいかがでしょうか?
カロリー&糖質控えめ!手作りケチャップのレシピ
生のトマトを使ったフレッシュなトマトケチャップの作り方を紹介します。材料はトマト1kg(10個程度)、玉ねぎ1/8個、にんにく一片、赤唐辛子1/3本、水120㏄、酢80㏄、オールスパイス少々、塩小さじ1、砂糖大さじ1~2です。
トマトはざく切りにしてからミキサーにかけて滑らかなジュース状にします。その後、鍋入れて煮詰め、全体の量が2/3くらいになるように煮詰めます。煮詰めた後に裏ごしをすると、滑らかな口当たりになるので種などが気になる人はここで煮詰めたトマトを裏ごししましょう。
次に、トマトケチャップの味の決め手となるスパイスソースを作ります。小鍋に、玉ねぎとにんにくのすりおろしを入れ、みじん切りにした唐辛子と水を入れ、弱火で20分ほど煮込みます。このとき、水分が蒸発しないように弱火でじっくりスープを作るように煮込みましょう。
続いて、スパイスビネガーを作ります。スパイスソースと別の小鍋に、酢とオールスパイスを入れ、沸騰しないように4~5分ほど火にかけます。煮詰めたトマトの鍋に、スパイスソースとスパイスビネガーを加え、砂糖と塩を加えたらお好みのケチャップの固さになるまで煮詰めればフレッシュトマトのケチャップの完成です。
ここで加える砂糖の量を調整することで、ケチャップの気になる糖質を大幅に抑えることが出来ます。また、早めに食べきることができる場合は、塩の量もさらに減らしても大丈夫です。塩を減量することで、気になえう塩分量も抑えることが出来ます。
トマトピューレを使った簡単ケチャップレシピ
市販のトマトピューレを使って、さらに簡単にトマトケチャップを作ることが出来ます。上記のフレッシュトマトを市販のトマトピューレに置き換えて作るだけで簡単にトマトケチャップを作ることが出来ます。また、トマトピューレが手に入らなかった場合は、安売りされているホールトマトの缶詰をミキサーにかけたものでも代用が出来ます。
手作りのケチャップは添加物や保存料が加わえられていないため、市販品ほど保存がききません。賞味期限は消毒済みの容器に冷蔵保存で約2週間ほど保存が可能です。もともと砂糖や塩はトマトケチャップの保存のための効果もあるため、糖質や塩分を控えめにしたケチャップほど早めに食べた方がいいでしょう。
手作りトマトケチャップの利点は、なんといっても加える調味料を調整出来ることです。砂糖の量や塩の量を控えることで、簡単に塩分や糖質をコントロールすることが出来ます。ぜひ、自作のケチャップを普段から使ってみてください。
ケチャップのカロリーや糖質に気をつけて!
ケチャップはカロリーこそ低めですが、糖質や塩分量などを気にしている人には要注意の調味料です。そのため、ダイエットや健康管理として糖質や塩分を制限している人はなるべく控えた方がいい調味料だと言えます。どうしても食べたい場合は、量を控えめにするか、ご飯やパンなど糖質量の多い食品と一緒に食べるのは避けた方がいいでしょう。
また、ケチャップは手作りすることで糖質や塩分を抑えることもできます。ケチャップを手作りすることで、添加物や保存料も気にすることなく、身体にもいいので、ぜひ作ってみてください。ケチャップは食材の美味しさを引き立たせてくれる最高の調味料です。ケチャップだけでなく、どんな調味料も摂り過ぎに気を付けて、健康的な食生活を送りましょう!