京都と言えば湯豆腐が人気!絶品・美味しいおすすめの老舗を紹介

ただ豆腐を鍋で煮るといった単純な料理ですが心も体も温まる湯豆腐、その湯豆腐は京都が発祥だそうです。ただ鍋で煮るといってもその定義は昆布ダシで角切りにされた豆腐を煮詰め、醤油や薬味で食べるといったものになります。単純な食べ方ですが、薬味に大根おろしやネギを使ってみたり、つけダレも醤油やポン酢等の組み合わせがあります。今回はそんなシンプルですが奥が深い京都の湯豆腐について見ていきましょう。

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目次

  1. 1歴史ある古都京都の湯豆腐店を紹介!
  2. 2京都湯豆腐の起源ともいえる南禅寺の湯豆腐が味わえる!:南禅寺順正
  3. 3日本でもっとも古い京都の湯豆腐店?:奥丹清水店
  4. 4京都嵐山に絶品のタレで美味しい湯豆腐店がある!:湯どうふ竹村
  5. 5絹の町にある家庭的な京都の湯豆腐店:豆生庵
  6. 6祇園でちょっと豪華な京都の食事を湯豆腐も!:祇園うえもり
  7. 7元総理大臣の別宅だった老舗で京都の湯豆腐を味わう:松籟庵
  8. 8老舗の豆腐屋が出している店で京都の湯豆腐を味わおう!:とようけ茶屋
  9. 9鴨川を眺めながら京都の湯豆腐を楽しむ:豆水楼木屋町本店
  10. 10清水寺近くで美味しい京都の湯豆腐を食べるよう:清水順正おかべ家
  11. 11美しい日本庭園を眺めながらいただく京都の湯豆腐:湯豆腐嵯峨野
  12. 12嵐山で京都の湯豆腐を食べさせてくれる老舗:嵯峨とうふ稲北店
  13. 13まとめ:京都の湯豆腐は歴史があり、美味しさも抜群な観光名物!

歴史ある古都京都の湯豆腐店を紹介!

京都には美味しい老舗が提供する名物料理、銘菓があります。その中でも歴史が長く、京都を訪れたさいに是非とも食べておきたいおすすめの人気料理が湯豆腐です。京都は水が綺麗で豆腐を作るのに適していて、神社や寺が多い京都では湯豆腐は精進料理として人気がありました。食事に厳しい戒律があるお寺などの精進料理が進化してお客をも引き寄せる美味しい名物になったのです。

京都で湯豆腐が食べられるようになってからの歴史は長く、その分、湯豆腐、豆腐料理も進化して日々美味しいものになっていきました。その中でも昆布ダシでシンプルに豆腐を茹でて醤油やポン酢等で薬味をつけていただくという湯豆腐は豆腐そのものの味を純粋に楽しめるおすすめの美味しい京都料理と言えます。そういった湯豆腐を提供してくれる店を紹介していきます。

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京都湯豆腐の起源ともいえる南禅寺の湯豆腐が味わえる!:南禅寺順正

京都の南禅寺順正は学問を教える場として天保10年に開設され現在も敷地内に登録有形文化財となっている”順正書院”があります。南禅寺門前の茶屋料理として湯豆腐(順正ではゆどうふ表記)が作られたのがきっかけで、湯豆腐発祥の地ともいえる湯豆腐の老舗です。ここの湯豆腐は極めてシンプルにできていて、美味しい芳醇な国産の大豆に、京都の綺麗な名水を使い、利尻産の昆布ダシと素材を大事にしていてそこが美味しいのです。

隅々まで手入れされた庭も広がり、京都の美しい景色がおすすめの老舗です。湯豆腐に添えられたゆずが良い風味を出し、この老舗特性のタレと絶妙に合う美味しさです。湯豆腐だけでは物足りないという人も田楽や煮物といった料理もありますのでしっかりお腹をいっぱいにできます。ちょっと贅沢したい人向けの会席コースや、自分で自家製豆乳から作る”おてまえどうふ”や湯葉を作りながら食られるコースもあります。

営業中はいつでも京都南禅寺順正名物のゆどうふをいただけるのは嬉しいです。しかし京都人気のおすすめ湯豆腐老舗スポットでもあるため、かなりの混雑が予想されます。そういう時に便利なのが、ネットで行きたい時間に待たされる事なくお店に入れる”ゆどうふ優先案内”がありますので是非ご利用ください。そして京都の湯豆腐を満喫しましょう。

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日本でもっとも古い京都の湯豆腐店?:奥丹清水店

京都の湯豆腐店は古都京都の店という事もあり、かなり長い歴史があるお店が並んでいます。その中でも京都で最古の湯豆腐店と呼ばれている老舗が奥丹清水店です。創業は380年以上を誇り、江戸時代の始め頃、1635年に奥の丹後屋という精進料理の店を出したのが始まりだそうです。この古都京都の中でも特に歴史深い老舗で食べられる湯豆腐は昔豆腐とおきまりの2種類とシンプルです。

昔どうふの特徴は滋賀県比良地方の契約農家で作られた大豆と比良地方の滋賀県地下水で作られた豆腐で大豆の風味をしっかり楽しみたい人に人気のおすすめ豆腐です。おきまり豆腐の方は国産の大豆を使用したどちらかというと滑らかな味わいの湯豆腐を求めている人に人気の美味しいおすすめ豆腐です。庭には思わず見入る小川が流れており、京都らしい風景を堪能しながら湯豆腐を味わえる老舗です。

店の地下に豆腐工房があり、その日店に出す豆腐をその日の分だけ手練の豆腐職人が作っています。豆腐作りには特に熱を入れていて、天然ニガリの抽出部屋まであるそうです。このこだわりようを知ると美味しい豆腐ができあがるはずと納得します。この京都の、老舗の豆腐を食べるために、わざわざ遠方からやってくる客がいるという人気ぶりも分かるこだわりです。

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京都嵐山に絶品のタレで美味しい湯豆腐店がある!:湯どうふ竹村

嵯峨嵐山には京都の美味しい有名な老舗豆腐料理店が多くあります。湯豆腐店、ゆどうふ竹村は野宮神社、二尊院、常寂光寺などへ向かう竹林の近くにあります。この、京都の老舗では昔から人気がある有名な森嘉豆腐を使用しています。土鍋をじっくり温めたら豆腐に薬味を添えて、この店の、最大の売りである特性のダシじょうゆをかけて食べます。

京都の老舗豆腐料理店湯どうふ竹村の特徴はなんといっても特有のタレじょうゆにあります。絶品という言葉がまさに相応しいのではないでしょうか?枕崎産の鰹節と北海道産の真昆布を使用していて、濃いダシの風味とまろやかな塩気が豆腐の甘さを引き出します。この濃厚なタレじょうゆのおかげでタンパクな湯豆腐がよりいっそう味を際立たせるのです。

ひろうす(がんもどき)や胡麻豆腐もメニューにあります。午後夕食時を過ぎて少し遅くなったあたりでも食事はできますので、遠方から京都にきた人で湯豆腐だけではなく他にも豆腐料理を食べたい人にはおすすめのお店になります。

絹の町にある家庭的な京都の湯豆腐店:豆生庵

京都でも西陣と呼ばれる高級絹織物の発祥地西陣織で有名な場所にお手頃な値段で美味しい湯豆腐が食べられるお店があります。その名は豆生庵です。昔ながらの京町が立ち並ぶ一角に豆生庵はあります。家庭的な雰囲気の店で絶品の、京都の湯豆腐が味わえます。朝、夜でコースが変わるのが特徴です。昼のコースメインは湯豆腐で、他に生湯葉や絹揚げ、豆腐だけではなくお造り、天ぷらと湯豆腐だけではく他の料理も出ます。

夜も湯豆腐をメインにしたコースと湯葉や豆腐料理が楽しめる勝手豆腐という人気おすすめコースもあります。どの豆腐料理も国産大豆を使用し、とろ~りとした濃厚な豆乳で作られています。ですから豆乳本来の甘みが濃厚な豆腐が味わえます。食べやすいのでどんどん口に運べてしまうほどです。店内は小さく、Lのカウンターに10席ほどですので、人気店だけにすぐ満席になってしまいますので、予約して行くのをおすすめします。

祇園でちょっと豪華な京都の食事を湯豆腐も!:祇園うえもり

湯豆腐の店は京都の郊外に多いとも言われていますが、京都の中心街祇園にも美味しい湯豆腐を出してくれるお店があります。京都祇園でちょっと豪華な食事を楽しもうとする方におすすめなお店が祇園うえもりです。基本的に四季折々の会席料理を出す店ですが、豆腐を味わいたい方は湯豆腐と湯葉の会席が人気です。湯豆腐に使われている豆腐は嵯峨野にある名店の豆腐を使用しています。
 

豆腐の他にも天然魚のお造りや、美味しい京野菜たきもの、季節、季節に合わせた旬の物の天ぷらなどもあります。京都の、豪奢な会席料理の店らしくゴージャスな感覚に満たされます。湯豆腐と湯葉の会席は昼夜問わず予約が必要ですが、例え予約していなくても、どの会席でも湯豆腐は追加可能になっているので食べられます。京都情緒溢れる店内は、個室はもちろんお座敷やカウンターもあり、祇園でも人気のおすすめ店となっています。

元総理大臣の別宅だった老舗で京都の湯豆腐を味わう:松籟庵

京都でも特に賑わいを見せる観光地として有名な嵐山に店舗があります。建物は元総理大臣の別宅を使用しています。京都内外からの人で賑わう嵐山ですが、その嵐山の賑やかな所とは一線を画した桂川沿いに、静かにたたずむようにして営業しています。とても優雅な店で窓の外に目を向ければ桂川が流れ、京都嵐山の見事な風景が広がっています。女将さんは書家であり、見事な花や書が店内には飾られています。

元総理大臣の別宅、書家である女将、京都の見事な景観が広がる店外と一般人には敷居が高く感じるかも知れませんが、ランチだと3800円とそれほど高すぎない値段で料理が楽しめます。湯豆腐や揚げ出し豆腐、漬物と内容も充実していて、特にメインの湯豆腐は美味しく、舌に乗せればとろけるような感触が絶品です。大豆本来の自然な味わい、甘みを余すとこなく味わえます。丁寧な接客にも感動する事でしょう。

老舗の豆腐屋が出している店で京都の湯豆腐を味わおう!:とようけ茶屋

とようけ茶屋は京都にある北野大天満宮のちょうど向かい側にあります。明治時代から創業している老舗豆腐店が開業している”とようけ茶屋”で美味しい湯豆腐が味わえます。ここの湯豆腐に使用されている豆腐は”にがり絹ごし豆腐”といって、煮ても固くならないのが特徴ですので豊かな舌触りと甘さが味わえます。湯葉が入った小鉢もついてきて嬉しい限りです。また、豆腐店が営業しているからこそできる定食もあります。

”生ゆば丼”という生湯葉の旨煮に京都らしい葛の餡をかけた料理は湯豆腐の他にも食べておく価値十分です。京都の湯豆腐店では比較的創業が新しいお店なのですが、その美味しい豆腐の噂はまたたくまに広まり、京都の人間だけではなく県外からも観光客がやってくる人気店になりました。行列になるお店ですが、回転率は高いので一度足を運んでみてください。

鴨川を眺めながら京都の湯豆腐を楽しむ:豆水楼木屋町本店

築100年以上経つ町家をそのまま利用している豆水楼は、古都京都の風情を活かした作りになっています。鴨川に沿った三条通と御池通の間を東に入ると、なんともいえない古き良き京都の香りがする店があります。お店の特徴は、鴨川を眺めながらいただける湯豆腐の懐石料理です。湯豆腐で食べるおぼろ豆腐が特に美味しいです。そのおぼろ豆腐は国産大豆と天然にがりを使用したものを使っています。

豆水楼のおぼろ豆腐はその良い原料のせいもあってか、とても口あたりの良い甘みのある大豆の味が味わえる豆腐です。なんとおかわり自由なのでついつい食べすぎてしまう嬉しい悩みが発生してしまうかも知れません。湯豆腐だけではなく、湯葉のお造り、豆腐を利用した茶碗蒸しなど豆腐料理がこれでもかというほど充実していてカロリーが気になる女性の方などにはおすすめのお店で、夏には川床料理も楽しめるそうです。

清水寺近くで美味しい京都の湯豆腐を食べるよう:清水順正おかべ家

京都の、修学旅行の定番観光地清水寺の参道途中に清水順正おかべ屋はあります。老舗の、多い京都の湯豆腐ですがこのお店は敷居が高くなく、すーとラフな気持ちで気構える事なく入っていく事ができます。五条坂の上にあり、店内は広くて涼やかです。窓が大きく、その窓からは風情あふれる京都の町並みを十分堪能する事ができます。湯豆腐コースは2100円からあるようです。しかも豆腐は豆腐店直営になっています。

このお店の作りたて豆腐は流石の味です。その他にも自分で作って食べるおてまえ豆腐やとうふ丼など湯豆腐以外でも楽しめる豆腐料理が満載です。店の特色として10:30から17:00までのラストオーダーまで食べたい時に豆腐料理が食べられるので、朝食をとり忘れた、観光に熱中していたら昼ごはんを食べ忘れていたという方にぴったりでしょう。京都の観光地である二年坂や高台寺を見にいく際にもちょうど良い場所にある店です。

美しい日本庭園を眺めながらいただく京都の湯豆腐:湯豆腐嵯峨野

眼前に広がる京都らしい日本庭園が見事な湯豆腐嵯峨野はこれぞ和の建築といった建物が印象的です。冬は昼も夜も湯豆腐定食のみというこだわりようです。湯豆腐に使われている豆腐は京都の老舗森嘉の豆腐で、滑らかさと、歯ざわりは言うことなしです。京都でしか味わえない豆腐かもしれません。湯豆腐だけではなく他の豆腐料理も豊富で、胡麻豆腐やがんもどきなど、さらに小鉢に10品ついてくる豪華さです。

小鉢で10品というと凄い量だと感じる方いるでしょうが、そこは京都のお店らしく少しずつ小鉢に盛ってありますので色んな種類を少しずつ食べたい女性にもゆったり食べてもらえるようになっています。値段は高めでせっかく京都に来たのだからリッチな食事が味わいたいという方におすすめのお店かも知れません。デザートには豆乳で作ったプリンなどもあります。

この店の庭園は大変美しく、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は心に染み渡るような冬景色が広がります。実によく手入れが行き届いており、京都に来たのなら一度は尋ねたいお店である事は間違いないです。四季折々によって様々な景色を客に見せてくれます。

嵐山で京都の湯豆腐を食べさせてくれる老舗:嵯峨とうふ稲北店

嵐山の竹林入り口に位置する場所でとても目立つ店構えを見せるのが嵯峨とうふ稲北店です。元旅館だったという事で目立つ大きさなのも納得できます。ですがそれだけに店内はとてもゆったりとしていてリラックスできます。大きい窓からは小倉山も一望できます。湯豆腐が目的なら2000円前後ぐらいの嵯峨御膳を頼みましょう。くみあげ湯葉、店で作っている自家製胡麻豆腐もついてくるというナイスサービスがあります。

嵐山は湯豆腐のお店が多いですが高級店もその分多いです。その中でたっぷり湯豆腐&豆腐料理が堪能できて、リーズナブルなこのお店はありがたいです。安いだけではなく豆腐には生産者指定国産大豆と京都の名水を使用しており、小鉢に入っているメニューもご当地の材料に拘ったものを使っていて、味は京風の薄味にしたてています。席は115席もあり、観光にぴったりのお店とも言えます。豆腐を使ったスイーツも美味しいです。

まとめ:京都の湯豆腐は歴史があり、美味しさも抜群な観光名物!

京都の湯豆腐は精進料理が発祥です。肉を食べられない僧侶がタンパク質を補うために作ったものです。歴史は古く、江戸初期に、京都南禅寺周辺に湯豆腐屋が並んでいたそうです。水は豆腐作りにはかかせないもので、京都の水は湯豆腐の豆腐には理想的なものなのです。それも京都で豆腐料理が盛んになった一因かも知れません。京都では美しい景観と共に湯豆腐を食べさせてくれるお店がたくさんあります。是非一度行ってみましょう。

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