湯豆腐を京都で食べるならここ!ランチやディナーにおすすめ店を紹介!
湯豆腐といえば、京都の代表的な和食グルメ。和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されて、世界的にも注目を集めています。今回は、京都で地元の人にも観光客にも愛されているランチやディナーにおすすめの湯豆腐人気店を紹介します。
目次
京都といえば「湯豆腐」
京都といえば、湯豆腐。湯豆腐は、鍋に水と昆布を入れて煮立ったら豆腐を加えて食べる和食のひとつです。ポン酢、醤油、薬味などを付けて食べるのが一般的とされます。和食は、2013年に日本人の伝統的な食文化としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。和食が評価された理由は、「美しさ、季節の表現」「優れた栄養バランス」「新鮮な食材」「行事とのかかわり」の4点。湯豆腐はまさに和食の代表例です。
この湯豆腐は京都の南禅寺が起源であるという説があります。肉や魚を食べない僧侶たちが貴重なタンパク源として大切にした豆腐を食べるための精進料理として生まれたというものです。伝統ある京都の湯豆腐をランチやディナーで美味しく食べることができる人気店を紹介します。
京都でお手軽「湯豆腐」ランチ
ランチにおすすめ京都の湯豆腐①:とようけ茶屋
「とようけ茶屋」は、京都の人気観光スポット北野天満宮の目の前にあります。豆腐店の「とようけ屋 山本」プロデュースしている人気店。店舗は3階までありますが、開店と同時に満席になる日もあり、行列の絶えない店として知られています。オーナーが修学旅行で訪れた学生さんに食べてもらえる価格で提供したいという想いからメニューが全てお手頃なお値段に設定されているそうです。
ランチメニューの「湯豆腐膳」は、あっさりとした昆布だしと醤油でとろけるような優しい食感の湯豆腐をリーズナブルな価格で味わうことができます。「ひろうす」も人気メニューの1つです。ひろうすの中には贅沢にユリ根や野菜がぎっしりと入っていて食べごたえがあります。他にも定番の生麩や生湯葉はもちろん、変わりだねのシナモン豆腐など種類が豊富で、豆腐料理のメニューが満載です。
ランチにおすすめ京都の湯豆腐②:与呂七
京都の代表的な観光スポットである嵐山にある化野(あだしの)念仏寺と二尊院の間にある「与呂七(よろしち)」は、地元で長く愛されている落ち着いた雰囲気の和食店です。1番人気は、湯豆腐定食。ゆずがほんのり香る湯豆腐の出汁を飲む手が止まらなくなるほど美味しいと評判です。豆腐も薬味もたっぷりでコスパ最高の湯豆腐を味わうことができます。
与呂七でランチ
— SASAMARU (@sasamarugogo) July 10, 2016
京都まち歩きの会
からすま大学 pic.twitter.com/xhXAmhtcxc
知る人ぞ知る「湯豆腐」の名店
ランチにおすすめ京都の湯豆腐③:蓮月茶や
青蓮院にほど近い大人の雰囲気漂う知る人ぞ知る名店「豆富料理 蓮月茶や(れんげつぢゃや)」は、清水寺からねねの道を通り知恩院に抜ける道にあります。樹齢500年の椋の大木が目印です。こちらの名物は趣向をこらした「とうふ料理コース」。
「とうふ料理コース」は、ヘルシーな全10品をリーズナブルな価格で味わえます。料理は生麩のしぐれ煮、滝川豆富、カニ味噌豆富から、ゆば煮、生麩田楽、豆富グラタン、メインの湯豆腐と盛りだくさん。豆腐好きにはたまらない豆腐尽くしのコースです。味噌の上品な味付けであっさりした豆腐料理が好評で、特にゆば煮は山菜とゆばのバランスが絶妙です。
#京都 #東山花灯路 今年は3月9日~18日
— 阪急電鉄【公式】 (@hankyu_ex) March 5, 2018
最後に、フォトジェニックな「法観寺(八坂の塔)」さん(2016年撮影)
写真を撮られる方は、三脚を持っていると身軽な動きが出来ませんし、寺社ではほとんどが使用禁止ですので、三脚無しで撮れる装備がオススメです。(明るいレンズ、手ブレ補正、高ISO) pic.twitter.com/hNXHBcaNLb
蓮月茶やは、京都で3月に行われる京都・東山花灯路のメイン道路に面しています。京都・東山花灯路は、2003年から始まった「灯り」をテーマにしたイベントです。京都を代表する神社や寺院をはじめとする歴史的な文化遺産や街並みを風情ある露地行灯や花によって演出しています。この時期に夜訪れると、春の風物詩である京都の幻想的な雰囲気を一緒に楽しむことができます。
ランチにおすすめ京都の湯豆腐:④松籟庵
渡月橋の上流の川沿いにある自然に囲まれた「松籟庵(しょうらいあん)」。かつて近衛文麿公の別邸であった建物をリノベーションした風情のある閑静な大人の隠れ家的な名店です。保津川を臨むように建物が建てられているので、ロケーション抜群!美しい景色を満喫しながら食事をすることができます。
ランチは豆腐の創作料理と季節の京料理の3コース。どのコースもメインは湯豆腐です。木綿と絹ごしの間くらいの柔らかい口当たりの豆腐に山椒のアクセントが絶品で、コースの最後に出てくる自家製ちりめん山椒のご飯が大人気です。食後のデザートの豆腐アイスは黒蜜がたっぷりで思わず頬が緩む美味しさです。
ランチにおすすめ京都の湯豆腐⑤:総本家湯どうふ奥丹清水
「奥丹 清水店」は、手作りにこだわり続ける1635年創業の歴史ある名店です。八坂の塔から清水寺に続く二年坂を上がると見えてきます。こちらの豆腐は庭にある地下工房で仕込まれています。自家製の天然にがり、厳選した無農薬栽培された大豆と良質な地下水を使用し、江戸時代から受け継がれた伝統の方法で手作りされているのです。
名物の「昔どうふ一通り」がおすすめです。固めでしっかりとした純古代作りの豆腐を湯豆腐で味わうことができます。そのまま食べるのももちろん美味しいですが、山椒七味をかけると劇的に味が変わって病みつきになる美味しさで、リピーターが続出しているそうです。こちらの七味は、奥丹清水のお店の近くにある産寧坂の「七味屋」で購入することができます。
南禅寺の近くにある「湯豆腐」超有名店
ランチにおすすめ京都の湯豆腐⑥:南禅寺 順正
「南禅寺 順正」は、湯豆腐発祥の地といわれている南禅寺の門前にあります。京都を訪れる際は、必ず行きたい名店の1つ。シンプルに湯豆腐を楽しみたい人には、「ゆどうふコース」がおすすめです。
木綿豆腐ですが、まるで絹ごし豆腐のようなまろやかさが人気の秘密。湯豆腐だけでは物足りない人には「ゆどうふ会席」も用意されています。他にも、自家製豆乳から自分で豆腐を作る「おてまえどうふ」や贅沢な会席コースなどメニューが充実しています。
南禅寺 順正は、手入れの行き届いた庭の四季折々の景色が京都ならではの風情を醸し出しているのも魅力の1つ。こちらの建物と庭は、江戸時代に蘭学者の新宮凉庭が開らいた学問所を受け継いだもので、敷地内にある「順正書院」は国の登録有形文化財です。美しい庭を眺めながらまろやかで美味しい湯豆腐をいただけるのは京都の楽しみ方の1つです。
おすすめの「湯豆腐」ディナー
ディナーにおすすめ京都の湯豆腐①:豆水楼 木屋町本店
豆水楼(とうすいろう)木屋町本店は、鴨川沿いにあり、夏は川床席でディナーを楽しむことができます。店舗は大正時代にお茶屋だった町家をそのまま活かした風情ある素敵な佇まいです。和食をベースにくみ上げ湯葉や胡麻豆腐など多彩な豆腐料理を食べることができます。
こちらの名物料理である「おぼろ湯豆腐」は、湯桶で提供され、お代わり自由です。常に温かい状態で口の中でほろりと溶ける柔らかい豆腐を食べることができます。桶の中に入っている麩やほうれん草も湯豆腐に相性ぴったりで、箸が進みます。京都に来たら是非訪れたい名店の1つです。
ディナーにおすすめ京都の湯豆腐:②京豆富不二乃
北野天満宮近くにある「京とうふ藤野」の経営する「京豆富不二乃(ふじの)」は、JR京都駅に隣接している京都伊勢丹レストラン街の10階にあります。新幹線の待ち時間などにカジュアルに湯豆腐を楽しめる便利な立地が素敵です。窓際の席であれば、夕暮れ時の京都の町が一望できます。行列ができる人気店なので、事前の予約がおすすめ。
京豆冨不二乃 ゆとうふ堪能コース ゆとうふ膳 https://t.co/jZPXLsRFhQ pic.twitter.com/gnNDpl66uo
— じろ (@Jirobei_ats) November 25, 2016
こちらの湯豆腐メニューは「湯豆腐膳」。豆腐のお代わりができて満足できるコース料理です。他にも、おぼろ豆腐が人気のメニューの1つ。メニューで一際目をひくのは「豆腐ワイン」です。こちらは天橋立にあるワイナリーで作られた京とうふ藤野監修の豆腐と相性抜群のワイン。さわやかな甘口で芳醇な葡萄の味わいを豆腐料理と一緒に堪能できます。
コース料理を注文するとデザートに抹茶を目の前でたててくれるサービスがあります。日本人にも外国人もお喜び!
京都らしい風情の中で「湯豆腐」に舌鼓み
ディナーにおすすめ京都の湯豆腐③:湯豆腐 嵯峨野
「湯豆腐 嵯峨野」は、嵐山天龍寺の境内近くにあります。1965年創業で観光客や地元のたくさんの人に愛されている名店です。湯豆腐に使われているのは、なめらかな食感ととろけるような口どけが特徴的な人気老舗の「森嘉」の豆腐。ランチもディナーも名物の湯豆腐定食のみ。京都らしい上品な小鉢10品つきでボリューム満点です。
今日のダイエットごはん
— ゆーたくん(´・ω・`)ノ@天龍VSプラス130084個@天龍VV0個 (@tokiotokio1000) March 12, 2018
(´・ω・`)ノ
湯どうふ嵯峨野さん
お店を通り抜け
さらに庭園を通り抜けてはなれへ
メニューは定食ひとつのみ
豆腐の90%は水
これは水を食べる湯豆腐
うまい!
豆の味がしないのに
なぜこれほどまでにうまいのだ⁉︎
料理の並べ方とデザートを
工夫できたらお気に入り🤗 pic.twitter.com/uDWIiRCSeI
数寄屋風の純日本建築の店舗も魅力の1つです。四季折々の広大な庭園は、美しく手入れされ、桜や紅葉、冬には幻想的な雪景色を見ることができます。京都らしい風情のある景色を見ながら湯豆腐に舌鼓み。心も体もやすまる至福の時を過ごせること間違いなしです。
京都の美味しい湯豆腐をたべよう!
コース料理からスイーツまで、様々な豆腐料理が楽しめる京都ですが、シンプルに豆腐そのものを味わえるのが「湯豆腐」です。シンプルだからこそ出汁や素材の味を堪能できるのです。リーズナブルな湯豆腐ランチや南禅寺や嵐山のコース料理、駅チカのカジュアル湯豆腐など、是非、京都の美味しい湯豆腐を色々なシーンで食べてみてください!