豆腐の冷凍保存方法とおすすめレシピ集!保存期間から解凍方法まで!
様々な料理に使われている豆腐ですが買ったはいいものの賞味期限が切れてしまった、という経験はありませんか?豆腐は実は冷凍保存が出来るので、すぐに使いきれない豆腐は冷凍保存がオススメです。実際に豆腐を冷凍保存する際の方法や解凍方法、保存期間についてまとめました。また豆腐は冷凍することで食感に大きな変化が起こります。この食感の変化を活かした冷凍豆腐ならではのオススメレシピも紹介します。
目次
いまさら人に聞けない豆腐の話
豆腐の原料
大豆収穫してもらいました! pic.twitter.com/gKreU4YbYx
— 草野大地 (@daichikusano) November 7, 2019
豆腐は日本を代表する伝統的な健康食品です。お味噌汁、炒め物、冷奴、鍋ものなど豆腐の調理方法は多岐にわたります。そんな豆腐の原料は、ご存知の通り大豆で、大豆は「畑の肉」とも呼ばれ、非常に良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。その大豆を使って作られる豆腐は、「一丁に380粒」といわれ、それ程たくさんのたんぱく質を含んだ食材になります。
豆腐が出来るまで
豆腐の製造方法は昔も今も変わっていません。まず土埃などの汚れを取り除くために皮が破れない程度に何度も水洗いをし、洗った大豆を水に浸けます。次に水に浸けたことで水分を含んで膨らんだ大豆を加水しながら砕きます。砕いた大豆は大豆汁(ご)と呼ばれこの大豆汁を煮沸していきます。加熱して豆乳とおからに分離します。
分離した豆乳に凝固剤を入れて固めると食卓でよく見る豆腐が完成します。もめん豆腐は一度豆乳を凝固させた後それを崩し、布を敷いた型箱に入れて重しをかけて水を抜きます。絹ごし豆腐は豆乳全体を固めたものになります。
豆腐の保存期間は意外と短い
豆腐あるじゃーん!っておもったら賞味期限8月だったので捨てました…… pic.twitter.com/JBVm5TaOM4
— 上條 (@swedcxzaq) November 11, 2019
スーパーなどで安く売られている豆腐ですが、意外と賞味期限が短いと思った経験はありませんか?一度に大量に買っておくと楽だけど賞味期限が切れるまでに使い切ってしまわないといけません。しかし、そんなときでも豆腐を冷凍保存しておくことで、長期間の保存が可能です!今回は日本人には欠かせない豆腐の冷凍保存方法と解凍方法、気になる保存期間や冷凍した豆腐のオススメのレシピを紹介します!
豆腐を冷凍すると
豆腐は冷凍保存できるという事実を知らなかった、また豆腐を冷凍するとどうなるのか分からない、という方も多いのではないでしょうか?実は豆腐は冷凍することでいくつか変化が起きます!では豆腐を冷凍すると起こる変化とはどのようなものでしょうか?
長期間の保存が可能となる
先ほども説明した通り、豆腐は冷凍保存をすることで長期間保存することが出来ます。通常、スーパーなどで売られてる豆腐の賞味期限は、長いもので10日~14日、短いものだと4日~6日です。しかし冷凍することで保存期間がは1ヶ月ほどになります!
食感が変化する!
なんと豆腐は冷凍する前と後では食感が変化します!冷凍して解凍した場合、高野豆腐のような弾力がありしっとりとした食感へと変化します。この理由は豆腐に含まれている水分が原因です。豆腐に含まれる水分量は全体の80%を占めています。冷凍することで水分が抜け、組織が壊れるため元々のなめらかな食感からしっとりとした食感へと変化します。
味が染み込みやすくなる
冷凍することで食感が変化し、冷奴や湯豆腐など豆腐本来のなめらかな食感はなくなりますが、その代わりに味が染み込みやすいという利点があります。煮物や炒め物には味がしっかりと染み込み、より美味しく食べることが出来ます。
豆腐の冷凍保存方法
豆腐を冷凍保存する方法としては2つあります。1つ目はお店に売られている状態のパックのまま冷凍する方法。2つ目はカットして小分けにして冷凍する方法の2つを説明していきます。
パックのまま冷凍する
スーパーなどで売られているパックの状態のまま冷凍する簡単な方法です。買ってきたパックの状態のままフリージングパックに入れて終わりです。フリージングパックに入れないと、万が一膨張してパックが破裂した時に冷蔵庫内が汚れてしまいます。水が入っているものは、パックに切れ目を入れ少し水を抜いてから冷凍しましょう。
小分けにして冷凍する
パックから豆腐を出し、好きな大きさにカットして小分けにして保存する方法です。こちらも簡単ですが、冷凍する前にしっかりと水気を切る必要があります。豆腐をキッチンペーパーなどで包み重しを乗せて、冷蔵庫で一晩寝かせます。水分が切ったら好きな大きさにカットして1つずつラップに包みフリージングパックに入れ、しっかりと空気を抜いてから保存します。
冷凍した豆腐の解凍方法
小分けにして冷凍した豆腐はみそ汁や煮物に使うのであれば、そのまま調理も出来ますが、基本的には解凍して水気を切ってから使いましょう。冷凍した豆腐の解凍方法は極めて簡単です!簡単な解凍方法を3つ紹介します。
1つ目は自然解凍です。使う前に冷凍庫から出しておくだけなので、一番簡単な解凍方法です。2つ目はお湯に浸して解凍するというやり方です。冷凍した豆腐をパックのまま5~6分程お湯に浸して解凍します。3つ目は電子レンジの解凍機能を使って解凍するという方法です。こちらもスイッチを入れるだけなので非常に簡単に行えます。
美味しく冷凍するコツ
豆腐を冷凍しても、せっかくなら美味しく保存したいものです。そんな時はちょっとした工夫をすることで、美味しさや品質を保ったまま冷凍保存することが出来ます。その方法を2つ紹介します。
豆腐を素早く冷凍する
豆腐に限ったことではありませんが、食材は冷凍に時間がかかればかかるほど組織が壊れて味が落ちてしまいます。なので豆腐も素早く冷凍することで本来の美味しさをキープすることが出来ます。
素早く冷凍するには、豆腐を切ったり薄くしたりなどすることで早く凍るようになります。また金属トレーに置いて冷凍庫に入れると、温度が伝わりやすくなり素早く冷凍することが出来ます。
豆腐は空気を抜いて冷凍する
2つ目のコツは保存する際に空気を出来るだけ抜いて保存するということです。フリージングパックなど保存の容器に空気が入ることで、酸化や霜のつく原因となってしまいます。ラップで包む際やフリージングパックに入れるときなど、出来るだけ密閉して保存するようにしましょう。
豆腐を冷凍する際の注意点
出典: https://ydo.link
豆腐は簡単に冷凍することが出来るのですが、注意点があります。それは冷凍した豆腐を解凍してから再度冷凍しないということです!冷凍を解凍を繰り返すことで食中毒菌が発生する可能性があるからです。一度解凍した豆腐は必ず使い切るようにしましょう。
冷凍した豆腐を使ったオススメレシピ
冷凍した豆腐はしっかりとした食感へと変化します。味が染み込みやすくなるのが特徴で、この冷凍した豆腐ならではの使い方もあります。そんな冷凍の豆腐を使ったオススメレシピを紹介します。
だしがしみ込んで美味しい冷凍豆腐の煮物
先述した通り、冷凍した豆腐は味が染み込みやすくなります。その為煮物には向いており、しっかりと味が染み込んで非常に美味しく食べられます。シンプルで作り方も簡単なのでオススメです。
材料は冷凍した豆腐1丁と角天などの練り物をお好みの分量用意します。食べやすくカットした豆腐と具材を鍋に入れ、水を400cc、砂糖としょうゆを大さじ3杯ずつ、だしの素小さじ1杯を加えて火にかけます。煮立ったら蓋をずらしてさらに15分程煮込めば完成です。
豆腐でも出来る!唐揚げ
以外に思うかもしれませんが、冷凍した豆腐のしっとりとした食感はお肉にそっくりでお肉の代わりに使えます!お肉の代わりに豆腐を使うことで非常にヘルシーな唐揚げを作ることが出来ます。体にもお財布にも優しい1品です。
材料は解凍した豆腐1丁と片栗粉で作れます。下味としてしょうゆ大さじ4杯とめんつゆ大さじ2杯です。お好みでにんにくチューブとしょうがチューブを入れてください。調味料をボウルに入れて解凍して水気を切った豆腐を浸けます。豆腐がたれを吸い込んでくると色が変わってくるので、変わってきたら片栗粉を全体にまぶします。油でカラッと揚げれば完成です!
がっつり食べたい!豆腐カツ
冷凍した豆腐は唐揚げだけでなく、なんとカツにも変身します。ダイエットや節約中の方は食べたくても中々食べられません。しかしトンカツのお肉の代わりに冷凍豆腐を使えばヘルシーで経済的にカツをがっつり食べられます!
材料は3~4人前で豆腐1丁を使います。解凍した豆腐を8等分に切り、崩れないように水気をしっかり切ります。ここからは普通のトンカツを同じで、塩コショウとガーリックパウダーで下味をつけ薄力粉、卵、パン粉の順番で衣をつけて180℃の油で揚げていきます。白ごまを振ってソースをかけたら完成です。
見た目は一緒!そぼろ丼
冷凍の豆腐はそぼろにも代用が出来てしまいます。見た目は完全に一緒で、本物のそぼろと比べてみても分からないほどです。こちらも簡単に作ることが出来てかつ非常にヘルシーなので女性には嬉しい1品です。
炒めるだけの簡単でおいしい
— GOHAN|お手軽オトコのゴハン (@gohan__jp) October 23, 2019
『肉豆腐そぼろ丼』をご紹介します!
忙しい朝や疲れてるときにぴったりの一品です!
今日の晩ご飯にいかが。https://t.co/IVK4lvDMo5 pic.twitter.com/3tha8ONb5Q
解凍して水気を切った豆腐をそぼろのように細かくほぐしていきます。フードプロセッサーでも手でちぎってほぐしてもどちらでも構いません。フライパンにごま油大さじ1杯を入れ熱し、ほぐした豆腐をしっかり炒めます。しっかり炒めたら焼肉のたれ大さじ4杯とみりんを大さじ2杯入れ煮詰めていきます。豆腐に味がしっかり染み込んだら完成です!
まとめ:豆腐の冷凍保存を活用しよう
以上のように豆腐は実は冷凍保存が可能だということ、上手な冷凍方法や解凍方法について説明してきました。また冷凍することで豆腐本来のなめらかな食感からしっかりとした食感に変化することも分かりました。
しっかりとした食感に変化した豆腐は味が染み込みやすくなったりお肉の代わりになったりと使い方は様々で、冷凍の豆腐ならではのレシピもあります。冷凍の豆腐を使ったレシピは非常に簡単に作れるので、ぜひ今回紹介したレシピを、作ってみてはどうでしょうか?