いちごをウイスキーに浸けるお酒が美味しいと話題!飲み方と作り方も!
今ネットを騒がせている、『いちごウイスキー』という物を知っているでしょうか?名前の通り「ウイスキーにいちごを漬ける」という簡単な作り方で出来るのですが、可愛らしいビジュアルとあまりの美味しさからハマる人が続出しているのです。そんな話題のいちごウイスキーですが、失敗しない正しい作り方などはあるのでしょうか?作ったいちごウイスキーを美味しく飲み切る色々な飲み方についても紹介していきましょう。
目次
『ウイスキー』とは
まずは、軽く『ウイスキー』というお酒のおさらいから始めましょう。ウイスキーとは麦やトウモロコシなどの穀物を糖化し、これを蒸留したもので焼酎などと同じ蒸留酒に分類されます。同じウイスキーでも、スコッチ・ウイスキーは『whisky』と表記されますが、アイリッシュ・ウイスキーは『whiskey』と表記されます。
一般的な作り方
それでは、ウイスキーの一般的な作り方について紹介しましょう。減量となる穀物はもともとアルコールを持っているわけでは無いので、穀物の成分をアルコールへと変える必要があります。酵母によって糖分はアルコールに変えることが出来るのですが、穀物のでんぷんそのものはアルコールに変えることが出来ないので、まずは穀物のでんぷんを糖分へと変える必要があります。これを『糖化』といいます。
ウイスキーはその使用する原料で様々な種類に分けることが出来、大麦麦芽を原料とするモルト・ウイスキー、トウモロコシ、小麦などの穀物を主原料にしたグレーン・ウイスキー、上記のモルト、グレーンをブレンドして作られたブランデッド・ウイスキー、ライムギを主原料としたライ・ウイスキー、トウモロコシを主原料として作られるコーン・ウイスキーがあります。
原産国でも細かく分類されるウイスキー
原料によっても細かく分類されるウイスキーですが、産地によっても分類されます。諸説ありますが、スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、ジャパニーズウイスキーの5種類を『世界の五大ウイスキー』と呼ぶ場合もあります。
スコッチ・ウイスキー
まずは、『スコッチ・ウイスキー』です。名前の通り、スコットランドで造られるウイスキーをスコッチウイスキー、略してスコッチと呼びます。麦芽を燻蒸する作り方なので、独特の香ばしさを感じることが出来ます。
アイリッシュ・ウイスキー
次は、『アイリッシュ・ウイスキー』です。アイリッシュ・ウイスキーは、アイルランドで造られるウイスキーのことです。大麦麦芽のほかにも、小麦などを原料にしたりもします。スコッチ・ウイスキーと違い燻蒸を行わないので、まろやかな味わいとなっています。
ウエルシュ・ウイスキー
ウエルシュ・ウイスキーはウェールズで造られるウイスキーのことです。1984年に一度歴史が途絶えたのですが、2000年に製造が再開され、2014年には出荷も再開されました。
アメリカン・ウイスキー
続いては、アメリカン・ウイスキーの紹介です。こちらも名前の通り、アメリカで製造されたウイスキーの事です。地域によって多少の差はありますが、アメリカン・ウイスキーではトウモロコシを原料にするという特徴があります。
バーボンウイスキー
続いては、『バーボンウイスキー』の紹介です。こちらは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。バーボンウイスキーは主にケンタッキー州のバーボン郡で造られたウイスキーの事を指します。トウモロコシを主原料にしており、80%以上使用するものを特に『コーンウイスキー』と呼ばれます。内側を焦がした『オーク樽』という樽で2年以上熟成させて作ります。
テネシー・ウイスキー
続いては、『テネシー・ウイスキー』の紹介です。こちらも有名なものなので、聞いたことがある人も多いかもしれません。テネシー・ウイスキーは、テネシー州を中心に造られている物を指します。サトウカエデの炭で濾過した後、樽で熟成させるという特徴があります。有名な『ジャック・ダニエル』などもこのテネシー・ウイスキーの内の一つです。
カナディアン・ウイスキー
続いては、『カナディアン・ウイスキー』の紹介です。カナダ原産のウイスキーの事です。こちらもトウモロコシを主原料として造られ、アイリッシュ・ウイスキーよりも優しい風味であることが多いです。あまり数は無いようですが、スコッチスタイルのウイスキーも造られているようです。
ジャパニーズ・ウイスキー
最後に、『ジャパニーズ・ウイスキー』の紹介です。ジャパニーズ・ウイスキーは名前の通り、日本によって造られたウイスキーの事です。ジャパニーズ・ウイスキーは『竹鶴政孝』さんという人がスコットランドに留学した際にウイスキーの伝統的な製法を学んで帰国した事が始まりとされています。このことは、最近ドラマで話題にもなりましたので知っている方も多いのではないでしょうか。
竹鶴氏は日本でも泥炭の香りの効いた本格的なウイスキーを販売しようとしていたので、最初はそういったものにあまり馴染みのない日本人には受け入れられなかったようです。しかし、後には日本でも竹鶴氏の目指したような本格的なスコッチ・ウイスキーを求める人も徐々に増え始め、サントリー、ニッカなどは独自に発展を遂げていきました。
そのほかにも、いくつかウイスキーの産地があるので紹介しましょう。『ドイツのウイスキー』初めてウイスキーが作られたのは1980年代と歴史はまだ浅いのですが、ドイツでは、スコッチの原酒を国内でビン詰めした品質の良いウイスキーを製造しています。中には、名産といえるウイスキーも誕生しています。
『タイ・ウイスキー』こちらは、タイのみで製造されているウイスキーです。名前は「ウイスキー」なのですが、分類としては焼酎の仲間ということになります。米と糖蜜を主原料としており、他のウイスキーに比べ甘い味となっています。
飲み方にも変わったものが多く、ストレートとミネラルウォーターを交互に飲む方法や、漢方薬などを混ぜたウイスキーとミネラルウォーターを交互に飲む方法、更にはオロナミンCでウイスキーを割った飲み方などがあるようです。
『いちごウイスキー』って?
最近ネットを騒がせている『いちごウイスキー』とう物を知っていますか?名前から大体見当がつくと思いますが、いちごをウイスキーに漬ける、というものです。ウイスキーに果物などの色々な食材を漬けるアレンジは『漬け込みウイスキー』と呼ばれ、ウイスキーの風味に加えフルーティな風味もプラスされ、飲みやすく美味しいと人気です。いちごウイスキーとは、いったいどのような特徴があるのでしょうか?
いちごウイスキーの魅力『見た目の可愛さ』
いちごウイスキーの魅力は、美味しいだけでなく『見た目が可愛い』という点でしょう。いちごの見た目自体若い女性などに人気があり、近年『いちごビュッフェ』などもフォトジェニックな人達に人気となっていますが、ビン詰めされたウイスキーにいちごが入っている様子はそれと同様につい写真に撮りたくなる魅力を持っています。
ウイスキー自体にあまり「可愛い」とか「オシャレ」というイメージが無くとも、イチゴを漬けるだけで一気に写真映えしそうなビジュアルになります。そんな見た目が若いフォトジェニックな人達の心をつかんだのかもしれません。
いちごウイスキーの魅力『飲みやすさ』
見た目も可愛く、お酒好きの人たちだけでなくフォトジェニックな人達の心もつかんでいるいちごウイスキーの魅力は、その飲みやすさにもあるでしょう。アルコール度数が高く、クセのあるウイスキーですがいちごを漬けることでいちごのフレッシュ感が味わえて、ウイスキー特有のクセも弱まりハイボールなどにするとごくごく飲めてしまいます。甘くて飲みやすくなるので、飲みすぎには注意しましょう!
いちごウイスキーの作り方
それでは、さっそくいちごウイスキーの作り方をチェックしてみましょう!作り方といっても、上記でも述べた通りウイスキーにいちごを漬けるだけの簡単レシピです。それでは、早速作り方をチェックしてみましょう!
『いちごウイスキーの作り方』丁度良いくらいの大きさのビンに、イチゴを適量入れます。ビンにいちごを入れたら、砂糖を適量入れます。甘い方が好きな方は砂糖を多めに入れるなど、量を調節しましょう。最後にいちごが浸る位のウイスキーをビンに入れます。冷蔵庫にビンごと入れておき、イチゴの赤い色が抜けてウイスキーに色が付いたら完成です!
いちごウイスキーの作り方『応用編』
いちごウイスキーの作り方をもう一つ紹介しましょう。こちらは、バニラビーンズとミントを一緒に漬ける作り方です。ミントが入っているので、爽やかな風味が楽しめるレシピになっています。
1.まずは最初にいちご150gのヘタを取り、半分に切ったら蓋つきの保存容器に入れましょう。2.『1』の保存容器にミント2枝を入れて、3cm~4cmの長さのバニラビーンズに切れ目を入れこちらもビンに入れましょう。3.バニラビーンズをビンに入れたらブランデー350mlを加えます。
あとはフタをしたら暗く静かなところで、一晩漬けるだけで完成です。4.一晩経つといちごの赤色がウイスキーに移り、いちごは白くなっているはずです。香りと甘みがブランデーに移り、いちごブランデーの完成です!
いちごウイスキーの作り方『お手軽編』
続いては、ビンを使わずにジップロックなどのフリーザーバッグを使用した作り方です。『家に漬けるのに手ごろな大きさのビンが無い』『ビンを使って漬けるのはちょっと面倒』という方にもおすすめの作り方となっています。1.まず、フリーザーバッグに冷凍いちごを入れます。
2.次に、いちごが漬かるくらいのウイスキーをフリーザーバッグに注ぎましょう。3.続いて、砂糖をウイスキー100mlに対して大さじ1入れます。ウイスキーの量によって砂糖の量は変わってくるので、『2』で入れたウイスキーの分量をあらかじめチェックしておきましょう。
4.バッグの中の空気をしっかりと抜いたら、口をしっかりと閉じます。5.いちごとウイスキーの入ったフリーザーバッグを冷蔵庫で2日位寝かせたら完成です!ビンで作った方が見た目は良いですが、こちらの方法も手軽に作れるので是非試してみてください。
いちごウイスキーの美味しい飲み方
それでは、イチゴのウイスキーの作り方が分かった所で、続いてイチゴのウイスキーの美味しい飲み方について紹介します。せっかく作ったのですから、いつも同じ楽しみ方だけでなく違った飲み方もしてみてはどうでしょうか。いくつかいちごウイスキーのおすすめの美味しい飲み方を紹介しますので、実際に作った時の参考にしてみてください。
いちごウイスキーの美味しい飲み方『ストレート』
いちごウイスキーの美味しさをダイレクトに味わうなら、やはりストレートがおすすめでしょう。普通のウイスキーでは味わえないであろう、いちごの優しい甘さとフレッシュないちごの風味は、このお酒ならではです。ストレートで楽しむ予定の人は、漬け込むときに砂糖を多めに入れておくと飲みやすくなるでしょう。
いちごウイスキーの美味しい飲み方『ロック』
続いてのいちごウイスキーを美味しく飲む飲み方は、『ロック』です。皆さんご存知だと思いますが、『ロック』とは太くて背が低めのグラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぐ、という飲み方です。
最初はいちごウイスキーの風味を十分に楽しむことが出来ますし、飲み終えるころには氷も程よく溶け、かなり飲みやすくなっているのではないかと思います。飲み始めと飲み終わりで違った味わいが楽しめる飲み方です。あまり時間をかけて飲んでいると、薄くなりすぎてしますので注意しましょう。
いちごウイスキーの美味しい飲み方『ソーダ割り』
続いてのいちごウイスキーの美味しい飲み方は、『ソーダ割り』です。しっかりといちごを漬ける事が出来ていれば、水やソーダで割っても負けないくらいのいちごの風味が楽しめるかと思います。リキュール感覚で楽しむことが出来るおすすめの飲み方なのですが、飲みやすいので飲みすぎには注意して下さい。
いちごウイスキーの美味しい飲み方『シロップ代わりにする』
続いてのいちごウイスキーの美味しい飲み方は、『シロップの替わりとしてアイスやかき氷にかける』です。正確に言えば「飲み方」とは少し違いますが、いちごウイスキーの美味しい楽しみ方という事で、こちらもご紹介します。ずばり、シロップとして直接楽しむ飲み方です。そのまま飲むにはきついけど、水割りやソーダ割で楽しむのは薄すぎる、という方、かき氷やアイスクリームにかけて、違ったデザートを楽しんでみませんか?
色々な飲み方で、いちごウイスキーを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?ウイスキーにいちごを漬けるだけの簡単な作り方で出来ることが分かって頂けたかと思います。作った後も、普段のウイスキーの様にストレートやロックなどで楽しむもよし、かき氷などにかけてデザート感覚で楽しむもよし、です。ウイスキーにいちごの赤い色が移っていく様も楽しいですが、完成してからも色々な楽しみ方が出来るいちごウイスキーを、みなさんもぜひ作ってみてください!