バターナッツかぼちゃの人気レシピ特集!下処理や保存方法も!
みなさんは、『バターナッツかぼちゃ』という野菜を知っていますか?名前も特徴的ですが、見た目もとても特徴的な野菜の一つです。「かぼちゃ」と付く以上は野菜なのでしょうが、名前を聞いたイメージではとても甘そうなイメージです。果たして、『バターナッツかぼちゃ』とは一体どのような物なのでしょうか。気になる保存方法やレシピ、下処理などについて詳しく説明していきましょう!
目次
『バターナッツかぼちゃ』とは?
みなさんは『バターナッツかぼちゃ』という野菜を聞いたことはあるでしょうか?名前自体を「最近知った」という方も居るかもしれませんし、知らない方も居ると思います。
「名前にカボチャと付いているけど、調理法、保存方法などはカボチャと同じで良いのかな」といった疑問や「名前は甘くておいしそうだけど、形が変わっているし下処理が面倒くさそう」というイメージを持つ人など、様々だと思います。まず『バターナッツかぼちゃ』とは一体どんな野菜なのか、詳しく調べてみましょう。
『バターナッツかぼちゃ』の特徴
バターナッツかぼちゃとは欧米では昔から一般的な野菜でしたが、日本では長年馴染みの無かった野菜です。最近になって「聞いたことがある」という人や、スーパーやデパートなどで見かけるようになったという人も居るでしょう。
バターナッツかぼちゃは、英語では「バターナッツ・スクワッシュ」といいます。「パンプキン」ではなく「スクワッシュ」であることに驚いた人も居るかと思いますが、英語ではかぼちゃの事を総称してスクワッシュと呼んでおり、パンプキンはその一部の事を指すようです。「バターナッツかぼちゃ」は特徴的な見た目をしており、まるで瓢箪のような形をしているので、見たらすぐにバターナッツかぼちゃだと分かると思います。
日本で親しまれているようにホクホクとした食感ではなく、繊維質が少なく、ねっとりとした食感が特徴となっています。熟すほどに濃厚な味になり、更に濃いオレンジ色となっていく野菜です。「バターのようになめらかで、ナッツの様に甘い」という事から「バターナッツかぼちゃ」と名づけられました。
バターナッツかぼちゃの下処理方法は?
味も濃厚で甘く、とても美味しそうなバターナッツかぼちゃですが、形が特徴的なだけに保存や下処理が難しそう、と思う方が居るかもしれません。しかし、バターナッツかぼちゃの下処理は意外と簡単に済ませることが出来るので、早速見ていきましょう。いくつかご紹介します。
バターナッツかぼちゃを上下に切り分ける下処理法
まずは、バターナッツかぼちゃの外皮をむきましょう。まずは、バターナッツかぼちゃの膨らんでいる下部分と、長く伸びている上部分とを切り分け、半分にします。半分にしたら、下の部分を片手で持ち、形に添ってピーラーで皮をむけば、きれいに皮をむくことが出来ます。
「かぼちゃの皮をピーラーで」と聞くと大変そうに聞こえますが、バターナッツかぼちゃの果肉はしっとりしているためあまり苦労せずに皮をむくことが出来るはずです。なので、包丁で切り分けるのも簡単に出来ますよ。
縦に半分に切り分ける下処理法
まずは、底を少し切ります。あまり多く切ってしまう必要は無いので、安定した場所で薄く切るようにしましょう。同様に、上部のヘタも取ってしまいましょう。次に、バターナッツかぼちゃを立てて、縦に半分に切ります。あらかじめレンジで軽くチンしておくと、切り分けやすくなります。次に、種とワタをスプーンで取り出します。そのあとはピーラーで皮をむき、調理法に合わせて切り分けたら終了です。
一番簡単!レンジを使った下処理法
最後にレンジを使った簡単な下処理法を紹介します。力もいらず、一番簡単に出来る方法です。まずは、バターナッツかぼちゃを洗い、フォークで何か所か突き刺します。2の下処理法の時の様にヘタと底を切り落としたら、上下をひっくり返しながら、電子レンジで3分30秒以上加熱します。これだけ加熱した後だと、皮をむくのも切り分けるも更に簡単に出来るようになります。
バターナッツかぼちゃの保存方法は?
バターナッツかぼちゃの下処理の方法は意外と簡単だということが分かりましたが、保存はどのようにすればよいのでしょうか?保存方法を間違えてしまうと、せっかくのバターナッツかぼちゃが早く駄目になってしまうかもしれません。正しい保存方法をチェックしてみましょう!
バターナッツかぼちゃの保存方法
すぐに食べる場合、バターナッツかぼちゃは、普通のかぼちゃに比べて皮が柔らかいので、夏は腐ってしまわない様、保存方法には特に気を付ける必要があります。野菜室に保存して、早めに調理に使用しましょう。
すぐに食べず、長時間保存しておく場合は、冷凍保存するのがおすすめです。バターナッツかぼちゃの下処理を済ませ、食べやすい大きさに切ったらレンジで温めるか、下茹でをして柔らかくしておきましょう。粗熱を取ったら、冷凍用のバッグに入れ冷凍庫で保管します。約1カ月間保存できるようですし、下処理が済んでいるので調理に使用する際も、便利に利用することが出来ます。
バターナッツかぼちゃのレシピ紹介!
下処理や保存方法を確認したところで、バターナッツかぼちゃのレシピを紹介していきましょう!上記の通り、バターナッツかぼちゃは甘みが強く、ねっとりとした食感が特徴なのでスイーツやポタージュスープにしても美味しく食べることが出来ます。様々なレシピで活用できるので、色々試してみましょう。
バターナッツかぼちゃを使用したスープのレシピを紹介!
バターナッツかぼちゃはねっとりとした濃厚な風味が特徴なので、スープの材料に使うと、とても美味しい濃厚なスープが楽しめます。いくつかバターナッツかぼちゃを使用したスープのレシピを紹介しますので、是非作ってみてください。
バターナッツかぼちゃの濃厚スープ
まずは、バターナッツかぼちゃの濃厚さを生かした、濃厚なスープから紹介していきます。材料は2人分でバターナッツかぼちゃ1個(500gほど)、玉ねぎ1個、水400ml、牛乳200ml、コンソメ顆粒大さじ2、生クリーム大さじ1、パセリ適量です。1.バターナッツかぼちゃ1個のヘタ、底を切り落とし、縦に半分に切ります。
2.半分にきったら、スプーンなどで種とワタを取り除きましょう。3.バターナッツかぼちゃをしっかりと固定し、ピーラーで皮をむきます。4.一口大に切ったら、バターナッツかぼちゃの下処理は完成です。
5.玉ねぎは薄切りにしておきましょう。6.鍋に一口大にしたバターナッツかぼちゃ、玉ねぎ、水400mlを加えたら、中火で加熱しバターナッツかぼちゃが柔らかくなるまでよく煮込みます。7.【6】の粗熱が取れたら、汁ごと移して滑らかになるまでミキサーにかけましょう。
8.なめらかになったら再度鍋に移し、牛乳200mlとコンソメ顆粒大さじ2を加え、中火で煮込みます。9.お更に盛り付け、仕上げに生クリームやパセリを飾ったら完成です。シンプルながら、バターナッツかぼちゃの魅力を感じることが出来るスープとなっています。
バターナッツかぼちゃのチーズスープ
続いては、チーズを使用したバターナッツかぼちゃのスープのレシピを紹介します。かぼちゃの甘みとチーズのコクが相性抜群のレシピになります。材料は4人分でバターナッツかぼちゃ300g、牛乳300g、生クリーム40㏄、チキンコンソメ小さじ2、パルミジャーノレジャーノ(粉チーズ)大さじ2、こしょう適量、パセリ適量です。
1.バターナッツかぼちゃ300gの皮をピーラーを使ってむき、縦半分に切ったらスプーンなどで種とワタを取り、2センチほどの大きさにスライスします。2.鍋でお湯を沸騰させ、バターナッツかぼちゃを入れたら柔らかくなるまでゆでます。ゆであがったら、ミキサーにかけてかぼちゃをピューレ状にしましょう。
3.『2』とは別の鍋に、カボチャのピューレ300gを入れます。生クリーム40㏄、と牛乳300mlを加え、コンソメ、パルミジャーノレジャーノ、こしょうを入れて沸騰しない程度に温めたら完成です。お更に盛り付け、パセリを添えましょう。
バターナッツかぼちゃの和風カレースープ
続いては、バターナッツかぼちゃを使用したカレー風味の和風スープのレシピを紹介します。牛乳の代わりに豆腐を使用していますので、ヘルシーなすーぷになっています。材料はバターナッツかぼちゃ1個、絹ごし豆腐150g、カレー粉小さじ2~4、バター15g、顆粒コンソメ小さじ1、水250㏄、塩小さじ1/2、ブロッコリースプラウト適量です。
1.バターナッツかぼちゃ1個を電子レンジで5分間加熱します。粗熱が取れたら半分に切り、皮をむいてたね、ワタをスプーンなどで取り除きましょう。2.適当な大きさに切ります。3.絹ごし豆腐150gと『2』のバターナッツかぼちゃをミキサーに入れ、ペースト状にしましょう。
4.鍋に『3』でミキサーにかけた具材と、水250㏄、バター15g、コンソメ小さじ1を入れ、弱火で温めます。カレー粉と塩は、味見をしながら加えていきましょう。5.味が整い、スープが温まったら完成です。盛り付けたら、ブロッコリースプラウトで飾り付けをしましょう。
バターナッツかぼちゃのフライ
続いては、バターナッツかぼちゃを使用したフライのレシピを紹介します。材料は1人分でバターナッツかぼちゃ:スライス一枚、ギリシャヨーグルト:2スプーン、クミン:1スプーン、塩ひとつまみ、卵1個、パン粉少々、油です。濃厚な甘さでスープやスイーツにぴったりなバターナッツかぼちゃですが、一品料理にも活用できます。それでは、早速レシピを見ていきましょう。
1.バターナッツかぼちゃを横に半分にカットし、ネタと底を取ったら長方形に厚さ1.5cm位の大きさでカットします。2.鍋の場合はひたひたになる位のお湯でゆでたら、お湯を捨てて空にした鍋でもう少し火にかけて水分を飛ばします。
オーブントースターの場合は10分から15分ほど焼きます。3.かぼちゃに塩ひとつまみを振りかけたら、溶いた卵を絡ませ。クミン1スプーンを振りかけます。4.パン粉をつけて油であげましょう。5.きつね色になってきたら、食べやすい大きさにカットしましょう。お皿に綺麗に盛り付けたら、完成です!
バターナッツかぼちゃプリン
続いては、バターナッツかぼちゃの甘みを生かしたスイーツの紹介です。コクのある甘さで、プリンとも相性抜群の組み合わせです。材料はココット12個分でバターナッツかぼちゃ700g、卵2個、グラニュー糖大さじ3、牛乳200ml、生クリーム100ml、カラメルソース適量です。それでは、早速見ていきましょう。
1.バターナッツかぼちゃの皮をむき、種、ワタを取ったら一口大に切ります。2.耐熱皿に並べ、500wの電子レンジで6分加熱します。3.『2』のかぼちゃを裏ごししましょう。4.ボウルに卵2個を溶き、グラニュー糖大さじ3を入れたら白っぽくなるまでよく混ぜます。5.牛乳200mlを沸騰する直前まで電子レンジで温めます。温まったら、『4』のボウルに入れよく混ぜ合わせましょう。
6.先ほど裏ごししたバターナッツかぼちゃに生クリーム100mlを入れ混ぜたら、『5』を加えて混ぜ、裏ごしします。7.オーブンを160℃で予熱したら、ココットに『6』を入れます。8.天板にココットを並べたら、ココットの1/3位の高さ位まで天板に熱湯を注ぎます。9.オーブンに『8』をいれたら、160℃で35分焼きます。10.焼けたら、粗熱を取って冷蔵庫で1時間以上冷やしましょう。カラメルソースをかけたら完成です!
バターナッツかぼちゃの洋風煮物
続いては、バターナッツかぼちゃの煮物を紹介します。かぼちゃの煮物は和風のおかずとして定番の総菜ですが、バターナッツかぼちゃでも美味しい煮物を作ることが出来ます。それでは、早速レシピをチェックしていきましょう!
材料は2人分でバターナッツかぼちゃ上部の細いところ1/2、玉ねぎ1/4、厚切りベーコン25g、水150㏄、コンソメキューブ1/2、黒コショウ適量です。1.バターナッツかぼちゃの皮をむき、一口大に切ります。2.玉ねぎは縦に1/4に切って、4等分にしましょう。
バターナッツかぼちゃのコンソメスープ
続いては、バターナッツかぼちゃのコンソメスープを見ていきましょう。味付けに使用しているのはコンソメのみなので、バターナッツかぼちゃの旨味を存分に味わうことができるレシピです。材料は4人前でバターナッツかぼちゃ上半分、水2カップ、コンソメキューブ1個です。バターナッツかぼちゃを横に半分に切り、上の細長い方の半分を使いましょう。皮むき器で、皮をむいておきます。
2.バターナッツかぼちゃを半月切りにして、5ミリ幅にカットしたら鍋に入れます。ひたひたになるまで水を入れたら、弱火で10分ほどにこみます。3.ざるにバターナッツかぼちゃをあけて水気を切ったら、もう一度鍋に戻してスプーンで粗く潰しましょう。
4.水2カップを加えて弱火にかけ、コンソメを加えて10分煮込んで完成です。滑らかな舌触りの方が好きな人は、バターナッツかぼちゃを裏ごしした方が良いでしょう。水を牛乳に変えるとポタージュになりますので、更に濃厚なスープが好みな方は、試してみましょう。
バターナッツかぼちゃと野菜の豆乳スープ
続いては、バターナッツかぼちゃと野菜を使用したスープのレシピを紹介します。今回は牛乳ではなく豆乳を使用していますので、ヘルシーなスープとなっています。材料は4人分でバターナッツかぼちゃ上の部分1/2、ニンジン1/2、白菜葉を4枚くらい、玉ねぎ1個、ブロッコリーの茎1本分、水500ml、豆乳500ml~、コンソメ大さじ1、みそティースプーン半分、塩コショウ適量、ローリエ一枚です。
1.まずは、野菜の下処理をします。かぼちゃはいちょう切り、ニンジンは乱切り、ブロッコリーの茎部分はさいの目切りに、玉ねぎ1個はくし切り、白菜はざくぎりにしておきましょう。2.『1』で切った野菜を白菜の葉だけのこして鍋に入れ、鍋には半分よりも少し少ないくらいの水を入れてください。
3.キッチンペーパーを密着させ、鍋に蓋をして中火で7分から10分間煮ましょう。キッチンペーパーで灰汁も取ることが出来ます。4.野菜が柔らかくなったらコンソメ大さじ1、塩コショウ適量、ローリエ1枚、白菜の葉を入れて中火で煮ます。2分ほど煮たら豆乳を入れましょう。
バターナッツかぼちゃのベジブロススープ
続いては、『バターナッツかぼちゃのベジブロススープ』の紹介です。バターやコンソメを使用せずに、濃厚なバターナッツの風味を味わうことが出来るスープです。材料はバターナッツかぼちゃ1000g、カボチャの皮などからとったスープ400㏄、牛乳500㏄、生クリーム100㏄、塩小さじ1/2、シナモン少々です。
1.バターナッツかぼちゃをきれいに洗い、ヘタ部分を切ります。バターナッツかぼちゃを立てて半分に切り、わた、種をスプーンなどでくり抜きます。これも後で使用しないので捨てないようにしましょう。2.ピーラーで皮をむきます。皮も使うので取っておきましょう。3.かぼちゃの実は丁度良い大きさに切っておきます。
4.鍋に皮、わた、種を入れ、被る位の水を入れましょう。5.蒸し器に『3』を入れ、『4』の鍋の上に乗せて火にかけましょう。かぼちゃが柔らかくなるまで、20分から30分加熱します。6.かぼちゃが柔らかくなったら、火を止めて粗熱を取ります。下の鍋のスープはザルでこし、皮、わた、種を取り除きます。7.かぼちゃとかぼちゃ以外の材料をミキサーにかけ、滑らかになったら出来上がりです。
3.ベーコンは1㎝幅に切ります。かぼちゃ、玉ねぎ、ベーコンの順番で鍋に入れ水とコンソメを加えて蓋をし、火にかけます。4.鍋が沸騰したら火を中火~弱火へ弱め、蓋をしたまま15分塩で味付けをしながら煮込み、更に蓋をずらして5分加熱しましょう。5.加熱して水分が減り、野菜がしっかり柔らかくなったらできあがりです。好みで黒コショウをかけていただきましょう。
バターナッツかぼちゃのサクサククッキー
続いては、サクサクした食感が魅力の、バターナッツかぼちゃを使ったアイスボックスクッキーの紹介です!『アイスボックスクッキー』とは、一般的なクッキーよりもバターを多く使い、柔らかく作った生地を棒状にし、それを冷凍庫や冷蔵庫で冷やし固めた後にスライスして焼いたクッキーです。
バターをたくさん使っているので他のクッキーよりも生地が柔らかいのと、冷凍庫や冷蔵庫で冷やし固めるという過程が入っているのが特徴です。それでは、レシピをチェックしてみましょう。
材料は素精糖200g、バター120g、バターナッツかぼちゃ120g、バニラエッセンス大さじ2、薄力粉200gです。1.バター120gを泡だて器で混ぜます。2.『1』に素精糖をいれて、よく混ぜ合わせます。3.バターナッツかぼちゃ120gをレンジでチンし、柔らかくします。皮と種は除き、ペースト状にしましょう。4.『2』にバターナッツかぼちゃとバニラエッセンス大さじ2を混ぜ、更によく混ぜ合わせます。
5.薄力粉200gを2回に分けながらふるい入れます。混ぜるのは、ゴムベラでサックりと混ぜるようにします。6.でき上った生地をビニール袋やラップに包み、冷蔵庫で30分以上冷やします。7.生地が冷えたら包丁で5ミリ位の厚さに切り、天板に並べます。180℃のオーブンで16分ほど焼いたら完成です!
甘くておいしいバターナッツかぼちゃを堪能しよう!
いかがでしたでしょうか?バターナッツかぼちゃと聞くと、少しとつきにくいですが、普通のかぼちゃよりも更に甘くてコクがあり、様々調理法があると分かって頂けたと思います。スイーツに利用してももちろん美味しいですし、調理に使用しても煮物、グラタンなど幅広く使用できます。もしバターナッツかぼちゃを手に入れる機会があったら、保存方法などにも気を付けて皆さん好みのレシピを試してみてください!