2022年06月14日公開
2024年06月15日更新
ベーコンの塩抜きの方法とは?失敗したときの対処法と注意点を解説
ベーコンの塩抜きの方法を解説します。ベーコンの塩抜き方法を、「流水に当てる」「茹でる」「呼び塩」の3パターンに分けてまとめています。味を見ながら時間の調整をするなど、注意点やポイントを詳しく説明!失敗したときの対処法も紹介します。
ベーコンの塩抜きの方法と失敗したときの対処法とは?
ベーコンを手作りするときは、塩抜きが必要不可欠です。しかし、どのようにして塩抜きをするのか、よくわからない人もいるでしょう。
本記事では、ベーコンの塩抜きの方法や、失敗したときの対処法を解説します。ベーコン作りに初めて挑戦する人は、ぜひチェックしておいてください。
ベーコンの塩抜きの方法
ベーコンの塩抜きが必要な理由
自家製のベーコンは、塩をすり込んだ後に塩抜きを行います。すり込む塩の量を減らせば良いと思われがちですが、量を減らすと塩味にムラが出てしまいます。
また、塩の量が減ると雑菌も繁殖しやすくなり、保存食としての役目を果たしません。そのため、多めの塩をすり込んだ後に、塩抜きをして味の調整をする必要があるのです。
塩抜きの方法①流水に当てる
ベーコンの塩抜きの方法は、流水に当てるやり方が一般的です。水を張ったボウルにベーコンを入れて、水道水をボウルに流し続けましょう。そのまま2〜7時間ほど水を流し続ければ、対流によって塩が抜けていきます。
ただ、流水が直接ベーコンに当たると、その部分だけ味が薄くなってしまいます。流水はベーコンに直接当てず、ため水に流れ込むようにするのがポイントです。しかし、何時間も水を流し続けるのは、もったいないと思うこともあるでしょう。
水道代などが気になるときは、ボウルの中に小型の水中モーターを入れるという方法もあります。モーターによって対流が起こるため、流水を当てるのと同じ効果が得られます。
塩抜きの方法②茹でる
塩抜きを短時間ですませたい場合は、茹でる方法がおすすめです。茹でる場合は、沸騰したお湯にベーコンを入れて、30〜40分加熱すればOKです。塩と一緒に脂も落ちるため、ヘルシーなベーコンに仕上がります。
ただ、脂だけでなく、旨味も一緒に落ちてしまうというデメリットもあります。ベーコンの旨味を重視したい人は、茹でるよりも流水で塩抜きしたほうが良いでしょう。
塩抜きの方法③呼び塩を行う
呼び塩とは、ベーコンを薄い塩水に浸す方法です。食材の外と中の塩分濃度を一緒にすることで、塩分を抜くことができます。
呼び塩で使う塩水の塩分濃度は、1〜1.5%程度が目安です。呼び塩を使うと真水よりも旨味が抜けにくくなり、ベーコンが水っぽくなることもありません。
ベーコンの旨みを残しながら塩抜きをしたい場合は、呼び塩と呼ばれる方法がおすすめです。呼び塩とは塩水に食材を浸して塩抜きする方法で、真水に浸すよりも食材の旨みが凝縮して美味しくなります。
ベーコンの塩抜きに失敗したときの対処法と注意点
対処法①味が薄い場合
味が薄すぎるベーコンができてしまった場合は、他の調味料で味を調整してください。単純に塩を振っても良いですし、ソースなどをかけても良いでしょう。味が薄くてもあとから調整できるため、それほど気にしなくても大丈夫です。
対処法②味が濃い場合
塩が抜け切れなかったしょっぱいベーコンは、そのままだと美味しく食べられません。味が濃いベーコンは細かく刻み、塩代わりとして料理に利用するのがおすすめです。スープやパスタソースに入れたり、サラダやご飯に振りかけることもできます。
味が濃いベーコンは傷みにくいため、保存して毎日の食事に活用しましょう。どうしてもそのまま食べたい場合は、お湯に浸けるという方法もあります。沸騰したお湯にスライスしたベーコンを入れて、火を止めた状態で1分置いてください。
1分経ったら水に浸け、さらに1分ほど置けばOKです。こうすると塩味が和らいで、そのままでも食べられるようになります。
塩抜きする際の注意点
塩抜きで最も大事なことは、味見をすることです。レシピ通りの時間で塩抜きしたとしても、状況によって塩加減は変わります。こまめに味を見ながら、時間を調整しましょう。
また、やや薄味だと感じるくらいまで塩を抜くことも、上手に仕上げるコツです。ベーコンは乾燥して燻すことで、塩味が強くなります。
そのため、塩抜きの段階でちょうど良い味だと、最終的に味が濃くなってしまいます。塩抜きをするときは、少し物足りないくらいの塩加減にしておきましょう。
ベーコンの塩抜きは味見をしながら時間の調節をしよう
ベーコンの塩抜きには、いくつかの方法があります。どの方法で行うにしても、最も大事なことは味を見ることです。味見をしながら時間を調節すれば、失敗も減ります。塩抜きのポイントをおさえて、美味しいベーコンを作ってみましょう。