お弁当用の卵焼きのレシピ15選!アレンジやかわいい詰め方など紹介!
お弁当のおかずと言えば卵焼き。色もきれいで、お弁当がパッと明るくなります。卵焼きはその家その家で味が微妙に違います。甘い卵焼き、しょっぱい卵焼きなど家庭独特の好みの味付けですが、マンネリしやすいのも確かです。ちょっとひと工夫して見た目も味も喜ばれる卵焼きのレシピを詳しくお伝えします。また、お弁当箱への見栄えが良い詰め方も加えて紹介します。いつものお弁当から行楽弁当などの特別なお弁当まで重宝すること間違いなしです。
目次
マンネリなお弁当の卵焼きを進化させたい
お弁当を毎日作っている方々にとって、そのメニューを考えるのは結構大変なことです。午後の活力ですから、栄養にも気を配りたい・見栄えも大切・マンネリは避けたい・コストは押さえたい・・・など考えることは尽きません。そんな中でも、卵焼きは優等生です。栄養・見た目・コスト、どれをとっても抜群です。しかし、毎回同じになってしまうのも現実問題です。そこで、マンネリからの脱却!進化した卵焼きを紹介しましょう。
海の食材をプラスしたお弁当用卵焼きレシピ
海の食材とひとくちに言っても魚・甲殻類・海藻など色々ありますが、どれも卵との相性はピッタリです。ここでは混ぜ込んだり、のせたり・巻いたり色々なレシピをご紹介します。基本を知って、あなた風のアレンジを加えていただければ、毎日フタを開けるのが楽しみなお弁当になるでしょう!
海の食材を混ぜ込こもう!
毎朝のお弁当が1つとは限りません。家族の何人分も作る場合、その1つずつを好みによってつくりかえたりするのは手間がかかります。卵焼きは、老若男女を問わず、同じもので大丈夫なのが作る側にはうれしいです。
基本の卵液に青のりやシラス・ツナ・たらこなどを混ぜ込んで焼くと、いつもとちょっと違うワンランク上のの卵焼きが出来上がります。青のりはミネラルが豊富ですし、シラスはカルシウム、ツナはDHA、たらこや明太子には塩気かあるので食欲がない時などにいれるといいです。
暑い季節のお弁当は傷みやすいので、塩分は効果的ですが、たらこなどは塩分が強くなりすぎるので、いつもより少し、卵液の塩の分量を少なくすることをお勧めします。
海の食材をのせてみる
全部混ぜ込んでしまうと、好き嫌いやアレルギーで、全員のお弁当に入れることができない場合などは、のせることもできます。卵焼きを普通に焼いて等分に切ったら、その一切れの真ん中に途中までの切り目を縦に入れます。その切り目に明太子やツナマヨ、マグロやカツオなどの魚を甘辛く煮たものをほぐしてのせたりすればとても豪華な卵焼きになります。
食材をのせる場合は、お弁当の詰め方に気をつけましょう。せっかく美味しく食べてもらうためにのせたのに、お弁当のフタを開けると崩れてばらばらになっていては逆効果です。窮屈なくらいにお弁当箱に詰めて動かないようにしましょう。卵焼きの切り込みを大きくして押し込むようにのせてください。
海の食材を巻く
混ぜる・のせるの次は巻いてみましょう。卵液を流した後に魚肉ソーセージやカニかまぼこなど細長いもの・桜臀部などのパラパラした物を手前に1列にのせて、ぐるぐる巻いていきます。丸くてかわいい卵焼きができます。幼稚園や保育園の子どもたちなどには特に喜んでもらえる一品です。
また、焼きのりや味付けのりを卵液の上にぺらっとのせて、ぐるぐる巻けば、渦巻きの卵焼きができます。見た目もユニークですが、のりがすごいのは、その栄養価です。タンパク質・カルシウム・ビタミンA・ビタミンB12・ビタミンCなどがたくさん含まれています。見た目以上にこの薄いのりの中に予想を上回る効果があります。
のりの栄養素の中でも約3分の1を占めているのが食物繊維です。卵焼きにのりを加えるだけで、良質の食物繊維が摂れます。食物繊維は便秘解消やダイエットに効果があることは、広く知られていますが、のりには食物繊維の中でも水溶性の食物繊維も多く含まれています。
その水溶性の食物繊維は保水力に優れているため、お肌の水分調整などに効果があります。老若男女問わずおすすめですが、特に美を追求する女性にはぜひ摂取して欲しい食品です。
海の食材を使ったアレンジ卵焼き「かに玉風」
すこし豪華に見えるかに玉風卵焼きはいかがでしょうか?お弁当の脇役ではなく主役にもなれます。カニ缶(カニカマを代用しても大丈夫)と卵液を軽く混ぜ合わせ、全量一度に熱した卵焼き器または小さなフライパンに流しいれ、混ぜながら火を通し、固めてふんわり仕上げます。
卵焼きを取り出したら、甘酢とケチャップを混ぜたものを熱し、少しの水溶き片栗粉でとろみをつけたら、かに玉風卵焼きの上にかけて出来上がりです。青ネギやグリーンピースを入れると色もきれいです。
お肉の食材をプラスしたお弁当用卵焼きレシピ
お肉の食材を加えることで、ワンランクアップの卵焼きができます。見た目はもちろんですが、栄養的にも身体を作る上でタンパク質は必要な栄養素なので、積極的に摂取することが望まれます。お肉の食材をくを加えた卵焼きはその点で理に適っていると言えるでしょう。
お肉の食材を混ぜ込む
お肉で混ぜ込むと言えば、鳥そぼろや細かく切ったベーコンやハムはどうでしょうか?鳥そぼろやハムは、そのまま食べられますし、ベーコンも卵焼きが出来上がるくらいの時間で、十分火が通るので、卵液と一緒に混ぜて焼くことができます。注意することは、度の食材も塩分が含まれているので、卵液の調味料の加減が必要だというところです。
お肉の食材をのせる
スポーツ少年少女や男子学生のお弁当に欠かせないのがお肉です!お肉が入っていれば見栄えなど気にせず食べてくれるというお母さん方の声をよく耳にします。彼らを満足させるためにも、お肉の食材をのせた卵焼きをお弁当に入れない手はありません。のせ方は食材同様です。卵焼きの真ん中に縦に切り目を入れて押し込むようにのせましょう。詰め方にもこだわり、お肉を目立たせましょう。
混ぜ込むところでも紹介しました鳥そぼろや、焼き肉のタレで味付けした切り落としのお肉などを卵焼きに切れ目を入れたところに押し込むようにのせるだけで、いつもの卵焼きより食欲がそそられませんか?淡白な卵焼きの味に少しパンチが効いた味をプラスするだけでマンネリは十分防げます。
お肉の食材を巻いてみる
ハムやウインナーなどはポピュラーですが、ここで1つご紹介したいのが豚バラ肉です(キャベツも一緒に)。大阪名物とんぺい焼きをアレンジしたものですが、鉄板で作るとんぺい焼きを卵焼き器や小さなフライパンで作ります。
豚バラ肉(食べやすい大きさに切って)と千切りキャベツにはあらかじめ炒めて火を通し、卵液を流し入れてから、その上に豚バラ肉とキャベツをのせ、卵で包み込むように巻きます。お好み焼きソースや中濃ソースを添えて下さい。
お肉の食材を使ったアレンジ卵焼き~ミートグラタン風
余ったミートソースがととろけるチーズがあれば、子どもが喜ぶミートグラタン風の卵焼きができます。じゃがいももあれば、皮を剥いてさいの目に切ったじゃがいもをレンジでチンして、ミートソースソースと卵液と一緒に混ぜると本格的です。アルミカップに混ぜ合わせたものを入れ、上にとろけるチーズを適量のせてオーブントースターで焼けば出来上がりです。ミートソースはしっかり味がついているので、卵液には調味料は不要です。
野菜の食材をプラスしたお弁当用卵焼きレシピ
お弁当は、どうしても野菜が不足しがちです。それを解消するために、卵焼きにも野菜をプラスしてみましょう。野菜嫌いの子どもにも、健康に気をつけたい中高年にも野菜をプラスした卵焼きはお弁当に入れたい一品になること請け合いです。
野菜の食材を混ぜ込む
野菜の食材を混ぜ込むには、下準備が必要です。茹でたり、炒めたりしたものを卵液に混ぜ込むようにしましょう。ここでおすすめしたいのが、ニンジン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜やコーンなどです。火を通した野菜を粗みじん(コーンの粒程度)に切って卵液に混ぜ込んで焼きます。
スパニッシュオムレツのように見た目もよく、野菜もたくさん摂れます。アルミカップに入れて、オーブントースターで焼けば詰め方も見栄えがよりよくなります。
前日の野菜炒めが残ってしまったら、翌日卵液に混ぜ込み野菜たっぷり卵焼きに変身させてお弁当に入れてしまいましょう。残り物を別料理にして美味しく食べてしまいましょう。その他にも、冷蔵庫に余った大葉やパセリ・ネギなどの香味野菜も卵焼きをおいしくしてくれます。
野菜の食材をのせる
甘くない卵焼きがお好みなら、梅干しと大葉を刻んで混ぜ合わせたものを卵焼きにのせるのはいかがでしょう。黄色い卵焼きに赤と緑がはえて、食欲をそそります。他にもショウガの甘酢漬けを刻んでのせたり、野沢菜や高菜の漬物を刻んでのせても、マンネリした卵焼きにひと工夫した味に変化します。野菜の食材は色も鮮やかなものが多いので、目でも楽しめるのがお弁当には欠かせません。
野菜の食材を巻いてみよう
ゆでたブロッコリーを粗みじんにして、マヨネーズで和えたものを芯にして卵焼きにしたり、細く切ったニンジンを甘辛く煮て芯にして卵焼きにすると野菜が不足しがちなお弁当も解消できます。このとき大切なのは、芯となるものはあらかじめ火を通し、味付けもしておくことです。卵焼きが出来上がるまでに火が通る野菜はほとんどないので、気をつけましょう。
野菜の食材を使ったアレンジ卵焼き~ピーマンの肉詰め風
作り置きもできるので、前もって作っておいて、お弁当に入れるだけ。朝の忙しい時間に時短にもなります。合いびき肉と玉ねぎのみじん切りを傷めたものと卵液を合わせて縦半分に切って種などを取ったピーマンに流しいれます。
そのとき、卵が膨張することを考えて8分目入れるのがコツです。フライパンでフタをして蒸し焼きにしてもオーブンで焼いてもOKです。味はその日の気分で、合いびき肉と玉ねぎにカレー粉を加えてカレー味にしても美味しいですし、小分けのケチャップやソースでも美味しく食べてもらえます。
野菜の食材を使ったアレンジ卵焼き~春巻き風
野菜の食材というよりも前日の残り物を変身させたり、野菜が苦手な子どもたちに食べてもらえる春巻き風の卵焼きです。きのこをオイスターソースで炒めたもの、カボチャの煮物、きんぴらごぼうなど味が濃い野菜のお惣菜の残り物を薄焼き卵に包んで、春巻き風にしてみましょう。卵液に少し片栗粉を加えると、薄焼き卵が破れにくくなります。
イベントのお弁当で大活躍!卵焼きのかわいい詰め方
お花見弁当に行楽弁当、運動会のお弁当など、イベントのお弁当は華やかにしたいものです。そこで、いつもの卵焼きの詰め方をちょっと変えるだけで、かわいいお弁当にできるアレンジを紹介しましょう。
おしゃれなハート型の卵焼きを詰めよう
ハート形の卵焼きを詰めてみましょう。難しいことは何もありません。ただ、いつもの卵焼きの一切れを真ん中で斜めに切って詰めるだけです。最初はバランスがいいハートにならないかもしれませんが2,3度チャレンジすれば、すぐに上手に詰められます。食が細い小さな子どもには、詰め方も大切です。愛情たっぷりのお弁当にぜひハート形の卵焼きを入れてあげてください。
かわいいお花型の卵焼きを詰めよう
お花型の卵焼きは、卵焼き自体はいつもの卵焼きを、切り口が長丸ではなくまん丸になる様に焼きます。魚肉ソーセージなどを芯にして巻くとまん丸になるのでおすすめです。幼稚園児のお弁当なら、卵1つ、イベント用なら卵2つで1本の卵焼きくらいがちょうどいいです。
切り口がまん丸になる卵焼きをアツアツのうちに30センチ程度に切ったラップの隅に置き、くるくる2回転くらい巻きそこに均等の間隔で5本の竹串もラップで一緒に巻き込みます。巻き終わったら、竹串を軽く調整して均等になる様にして、輪ゴムで卵焼きの両端くらいの位置をきつめに留めて冷えるまで放置します。竹串とラップを外して、卵焼きを切ってみるとお花型の出来上がりです。
卵焼きのアレンジレシピでお弁当を彩ろう
最後に色々な食材を使った、卵焼きをもうワンランクアップするアレンジレシピをご紹介しましょう。普段のお弁当にも、イベントのお弁当にも使えるレシピばかりです。ぜひお弁当のフタを開けるのが楽しくなるような卵焼きを色々アレンジしてください。
卵焼きの可能性は無限大です。色々アレンジして、毎日食べても飽きない卵焼きを家族のお弁当に入れてください。空っぽのお弁当箱や美味しかったよ!のひと言が主婦(主夫)の通信簿です。さあ、愛情たっぷりのお弁当で家族の健康管理頑張りましょう。