ハーブのローリエの効果効能とは?おすすめの使い方と料理レシピ紹介!
入れるだけで料理をいつもより美味しくしてくれる魔法のハーブ・『ローリエ』。そんなローリエには嬉しい効果効能も多いそうですが、一体どんな効果効能に期待できるのでしょうか?今回はローリエの効果効能を調査するとともに、おすすめの使い方についてもご紹介します。
目次
料理を美味しくしてくれる魔法のハーブ・『ローリエ』!
料理をより美味しくするために欠かせないのが、『スパイス』です。スパイスをプラスするだけで、いつもの料理を何倍にも美味しくしてくれると言われています。そんな数多くあるスパイスの中でも、カレーなどに入れられる事が多い魔法のハーブが『ローリエ』です!
料理を美味しくする魔法のハーブ・『ローリエ』とは?
料理を美味しくしてくれる魔法のハーブと呼ばれる『ローリエ』とは、一体どんなものなのでしょうか…?まずは、料理を美味しくする魔法のハーブ・『ローリエ』について学んでみましょう!
ローリエとは…
『ローリエ』とは、クスノキ科・ゲッケイジュ属の常緑樹である『月桂樹』です。『月桂樹』の原産地は地中海沿岸で、古代ギリシャの時代から香辛料として利用されていた歴史あるものです。料理で使われている『ローリエ』は、『月桂樹の葉』を乾燥させたものの事です。
『ローリエ』はフランス語の発音からきているのですが、日本では『ローレル』、『ロリエ(フランス語: laurier)』、『ゲッケイジュ(月桂樹)』、『ロールベールブレッター(ドイツ語: Lorbeerblätter)』などといった名でも流通していますが、これらは各国語の綴りや発音の違いから来ているだけで示すものは同じです。
『ローリエ』は、香りが甘くて味が苦いのが特徴のハーブです。そのため、料理では香り付けや臭み消しなどに利用される場合が多いです。また、ローリエの葉の強い香りの正体は、『シネオール』『リナロール』『オイゲノール』などといった香り成分によって構成されているそうです。その中でもローリエの香り成分全体の45~50%を占めているのが『シネオール』です。
魔法のハーブ・ローリエには嬉しい効果・効能がいっぱい!
「魔法のハーブ」と呼ばれる『ローリエ』は、料理を美味しくしてくれるだけではなく、多くの栄養が含まれているので嬉しい効果・効能がたくさんあります!では、ローリエには一体どんな効果・効能が期待できるのでしょうか?お次は、ローリエの効果・効能について学んでみましょう!
ローリエの効果・効能
消化促進効果
ローリエの香り成分全体の45~50%を占めている『シネオール』には、『消化促進効果』に期待ができるとされています。そのため、ローリエを料理に加えると、食欲があまりない時にも効果があると言われています。また、弱った胃や腸・腎臓や肝臓の働きを活発にしてくれる働きもあるので、体にたまったストレスも軽減してくれるとされています。
鎮静作用
ローレルの香りにはストレスを和らげる効果がある『リナロール』という成分が含まれています。『リナロール』にはストレスホルモンを大幅に下げる優れた鎮静作用があるので、イライラした時に摂取すると、ホッと気持ちを静めてくれます。
抗炎症作用
ローリエに含まれる『ピネン』や『サピネン』には、炎症や傷みをやわらげる効果があります。これらの効果は、リウマチや関節痛・神経痛などの痛みを緩和するハーブとして古くから利用されてきています。特に、生のローレルは関節などの炎症に効果的で、痛みのあるところにローリエの生の葉を湿布のように貼ると緩和されると言われています。
がん予防
日本人の死亡原因として最も多い『がん』。そんながんを予防する食べ物のひとつとしてローリエが挙げられます。ローリエに含まれる『カテキン』『リナロール』『パルテノリド』のコンビネーションは、健康な細胞をがん細胞に変えてしまい、がんを発生させる原因となる『フリーラジカル』の除去剤として強力に働く作用があるので、がん予防としても期待できると言われています。
ハーブ・ローリエの料理での使い方は?
料理で使われている『ローリエ』は、『月桂樹の葉』を乾燥させたものの事だと先ほどご説明させていただきました。乾燥させた葉っぱは生の葉っぱと比べて、強い香りがあるので、料理では煮込み料理や肉や魚料理の臭み消しにスパイスとして使われる事が多いです。カレーやシチューなどの煮込み料理によく入れられている葉っぱの正体は、『ローリエ』だったんですね。
カレーやシチュー・肉料理などにローリエを入れて煮込む際には、料理が完成するまでずっと入れっぱなしにするのではなく、長くても2~3時間経ったら取り出すようにする必要があります。長時間ローリエを料理に入れているとローリエの苦味がじわじわと出てきてしまい、料理の味が変わってしまう恐れがあるためです。
ローリエは料理以外も様々な使い方ができる!他の使い方は?
主に煮込み料理や肉や魚料理の臭み消しとして料理に使われているローリエ。そんな魔法のハーブ・ローリエは料理以外にも様々な使い方ができる万能ハーブとして注目されています。では、ローリエを料理の他に使う場合、一体どんな使い方がおすすめなのでしょうか?お次は、料理以外のローリエの使い方について学んでみましょう!
ローリエの使い方①スカルプエッセンス
ローリエは、美髪効果にも期待ができるハーブです。特にフケや抜け毛に効果的だとされているので、そのようなトラブルに悩まされている方はもちろん、乾燥する時期の対策としてローリエの『スカルプエッセンス』を取り入れるのもおすすめです。
ローリエスカルプエッセンスの使い方は、シャワーに入る前によく洗った生のローリエの葉を、ひたひたになる位の十分な水に浸しておき、シャンプーが終わったら、その水を頭皮に揉み込むようにしてつけます。あとはいつも通りに髪を乾かせば完了です!「こんな事で効果あるの?」と半信半疑になってしまうかもしれませんが、続けていくと頭皮乾燥の改善に期待ができると言われています。
ローリエの使い方②ローリエ茶
ローリエの葉を入れた『ローリエ茶』は、神経痛・リウマチなどの抗炎症効果はもちろん、健胃や利尿作用・などにも効果があると言われています。また、寝る前にローリエ茶を飲むとリラックス効果や体が温まることから、寝付きも良くなります。
ローリエ茶の作り方は、マグカップ1杯分の水を入れて沸騰させた後、火を弱めて10分ほどローリエの葉を煮たら完成です。もっと簡単に作りたい場合は、マグカップにお湯と乾燥ローリエを加えるだけでも良いですよ。その際、ローリエの葉にハサミで切れ込みを入れておくと、ローリエに含まれるエキスが出やすくなります。
ローリエの使い方③ローリエ風呂
生のローリエの葉を細かく刻んで、布袋に入れて浴槽の湯に浮かべた『ローリエ風呂』は、補温効果があるので、冷え性はもちろん、神経痛や五十肩・腰痛・筋肉痛・リウマチ・疲労回復といった効果が期待できます。
このように嬉しい効果が期待できるローリエ風呂ですが、肌が弱い方は荒れてしまう可能性もあるので注意が必要です。お風呂からあがる時に必ず良くシャワーで流しましょう。また、妊婦の使用は避けておいたほうが良いと言われています。残り湯を洗濯に使うことや翌日の追い炊きに使用することも避けておいたほうが良いでしょう。
ローリエの保存方法は?
嬉しい効果効能に期待できるのはもちろん、料理の他にもいろんな使い方ができるローリエ。そんなローリエの保存って一体どのようにしておけば良いのでしょうか?最後に、ローリエの保存方法について学んでみましょう。
まず、市販の乾燥ローリエであれば、パッケージに書かれている保存方法に従って保存しましょう。ジップロックなどの袋や密閉容器に入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存すると、ローリエの香りも長持ちすると言われています。
自分でローリエの葉を乾燥させる場合は…
また、自分で生のローリエの葉を乾燥させる場合は、涼しく湿気の少ない場所で保存するようにしましょう。ローリエはわざわざ天日に干さなくても冷蔵庫に入れておくだけでも乾燥します。冷蔵庫で乾燥させる場合は、ローリエの葉が重ならないように並べて冷蔵庫に入れ、均一に水分が抜けていく様に乾燥させます。
耐熱容器に広げてレンジでローリエの葉の水分を飛ばす方法もおすすめです。その際、少しずつ様子を見ながら、ローリエがカラカラになるまで徐々にレンジで加熱していきましょう。
《まとめ》ハーブ・ローリエの使い方、効果、効能調査
魔法のハーブ・ローリエの使い方、効果、効能調査まとめはどうでしたか?「ローリエは料理としてしか使ったことがなかった…」という方も多いかもしれませんが、実は様々な使い方ができる万能ハーブとして古くから人々に愛されてきました。
そんなローリエには嬉しい効果効能も多いので、日常的に取り入れるようにできると、より嬉しい効果が実感しやすくなるかもしれませんね。料理やお風呂、お茶などにローリエを使って、より体の中から美しくなれるように頑張りましょう!