2022年03月08日公開
2024年11月19日更新
レバーペーストの食べ方を紹介!基本の作り方やアレンジレシピも
レバーペーストの食べ方を紹介します。レバーペーストの特徴や食べ方、家での作り方や保存方法を解説します。美味しいアレンジレシピや、臭みを取るポイントも詳しく説明!バリエーション豊かな食べ方や料理が載っているため、ぜひ試してみてください。
目次
レバーペーストの食べ方やアレンジレシピを紹介!
レバーは栄養価が豊富で、健康や美容にも良い食材です。しかし、臭みや味が苦手で、食べられないという人もいるでしょう。レバーの臭みなどが気になるときは、レバーペーストを利用するのがおすすめです。
レバーにバターや塩などを混ぜて作られているため、レバーが苦手な人でも比較的食べやすい食材です。本記事では、レバーペーストの食べ方や、美味しいアレンジレシピを紹介します。
レバーペーストの特徴
レバーペーストはどのような料理?
レバーは動物の肝臓のことで、レバーペーストは肝臓をペースト状にした加工食品です。主原料は牛や豚、鶏のレバーで、そこにバターや塩などを混ぜて作られています。また、商品によって使われている食材が異なり、味もそれぞれに特徴があるようです。
市販品を買うだけでなく、家で手作りすることも可能です。ペースト状にすると、滑らかでねっとりとした食感や、濃厚な味わいが堪能できます。そのまま食べても美味しいですが、いろいろな料理にアレンジするのもおすすめです。
レバーペーストとは牛や豚・鶏などの肝臓であるレバーを茹で、裏ごししバターや塩などと混ぜて調味したものです。
レバーペーストに含まれる栄養成分
レバーを原料とするレバーペーストには、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミン類が豊富に含まれています。また、鉄分や葉酸も多く含まれており、貧血気味の人は積極的に食べると良い食材です。
レバーペーストに入っている鉄分は「ヘム鉄」というもので、鉄の中でも吸収率の良い成分です。また、鉄の吸収を助けるビタミンCが一緒に入っており、さらに鉄分の吸収率が良くなります。造血を助けるビタミンB12も入っているため、貧血予防に効果抜群です。
ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫にして、視覚機能を正常に保つ働きがあります。しかし、ビタミンAは摂り過ぎによるデメリットもあるため、レバーペーストの食べ過ぎには注意しましょう。
他にも、良質なタンパク質やミネラルなど、多くの栄養成分がバランス良く含まれています。貧血予防だけでなく、肝細胞の再生や免疫力アップなど、さまざまな効果が期待できます。
ビタミンAは妊婦が食べ過ぎると胎児に奇形を起こす危険性が高くなるとされています。1日につきレバーの1口サイズの塊5個くらいまでと考えてください。
レバーペーストの食べ方
食べ方①バケットやクラッカーに塗る
バケットやクラッカーに塗る食べ方は、手軽で人気が高いです。クラッカーに乗せる場合は、プレーンのクラッカーを使う方が、レバーの美味しさが引き立ちます。塗ったレバーペーストの上に、ピンクペッパーやハーブなどを乗せても良いでしょう。
見た目がおしゃれになるため、パーティーや女子会などに利用するのもおすすめです。バケットの場合は小さく切ればおつまみに、大きく切れば軽食に使えます。
食べ方②料理の隠し味に使う
レバーペーストは、いろいろな料理の隠し味として使うこともできます。いつもの料理に少し使うだけで、あっさりとした料理がコクのある味に変わります。
ハンバーグのタネやドリアのソース、スープなどに使うのがおすすめです。多く入れすぎると味が変わってしまうため、隠し味に使うときは量に注意しましょう。
食べ方③サンドイッチに塗る
レバーペーストをサンドイッチに塗ると、バインミーというベトナム料理が作れます。本場のバインミーは、具材に甘酢で浸けた野菜や肉、香草などを使います。酸味のある具材が、濃厚なレバーペーストとの相性抜群です。
バインミーと同じ具材を使わなくても、ハムやレタスなど、身近な食材で作ってもかまいません。好みの食材を使って、自由にアレンジしてみましょう。
食べ方④パスタに使う
レバーペーストを大量に使いたいときは、パスタのソースに利用してみましょう。レバーペーストだけでも美味しいパスタが作れますが、他のソースと組み合わせることも可能です。
トマト系やクリーム系のパスタと相性が良く、まるで高級店のような味を出すことができます。
食べ方⑤サラダに添える
レバーペーストは野菜との相性が良く、サラダに添える食べ方もおすすめです。野菜だけでは物足りなかったサラダも、レバーペーストのおかげで食べごたえのある一品になります。
ただ、レバーペーストを乗せると、どうしてもサラダの色が暗くなります。彩りを良くするためにも、トマトなど明るい色の野菜を加えましょう。
食べ方⑥炒め物に使う
レバーペーストをそのまま食べるのが苦手であれば、炒め物に利用してみましょう。きのこや野菜などと一緒に炒めるだけで、おしゃれで美味しい一品が出来上がります。また、レバニラ炒めなどの、レバー代わりに使うのもおすすめです。
レバーそのものを使うよりも、臭みや味が気にならなくなります。ただし、料理全体のボリュームは少なくなり、肉の歯ごたえもなくなってしまいます。ちょっとした副菜や、おつまみ料理として使うと良いでしょう。
レバーペーストの作り方と保存方法
レバーペーストの作り方
【材料】
- 鶏レバー 250g
- 玉ねぎ 20g
- ローリエ 1枚
- バター 65g
- ブランデー 25cc
- 生クリーム 50cc
- 強力粉 適量
- 塩 適量
- コショウ 適量
- オリーブオイル 適量
- 牛乳 適量
【作り方】
- 玉ねぎはみじん切りにします。
- レバーについたハツ(心臓)や血合い、脂肪を取り除きます。
- ボウルにレバーを入れて、浸る程度に牛乳を加えます。
- 手でレバーを軽く揉み、しばらく置いておきます。
- 4をザルにあけて、軽く水気を拭きます。
- レバーに塩コショウを振って下味をつけます。
- 6に強力粉を加えてまぶします。
- フライパンにオリーブオイルとバター10gを入れて、1を炒めます。
- 8にローリエと7を加え、レバーの表面に焼き色をつけます。
- 中まで火が通ったら強火にして、ブランデーを加えます。
- 火を弱めて軽く水分を飛ばし、生クリームとバター15gを入れて煮詰めます。
- オリーブオイルを入れて混ぜたら火を止め、粗熱を取ります。
- 12のローリエを取り出し、フードプロセッサーに入れます。
- 残りのバターを何回かに分けて加えながら撹拌します。
- タッパーに入れて、冷蔵庫で30分以上冷やしたら完成です。
鶏のレバーを使った、レバーペーストの作り方を紹介します。美味しく作るポイントは、レバーの下処理を丁寧に行うことです。レバーの血合いをきれいに取り除くことで、臭みを軽減することができます。
さらに、しっかりと臭みを取りたい場合は、一度牛乳に浸けてから使うのがおすすめです。生クリームは入れなくても作れますが、加えると滑らかでコクのある味に仕上がります。
レバーペーストの保存方法
レバーペーストは日持ちが悪いため、できるだけすぐに使い切るのがおすすめです。どうしても余ってしまったときは、清潔な密閉容器に入れて冷蔵保存しましょう。保存するときは空気を遮断するために、ぴったりとラップをかけた状態でフタをしてください。
保存できる期間は、冷蔵庫で2〜3日程度です。風味は落ちてしまいますが、冷凍保存することも可能です。冷凍する場合は、一度に使う分だけ小分けにして、ラップに包みましょう。ラップに包んだら、ジッパー付きの保存袋などに入れて冷凍します。
冷凍保存すると、1ヶ月程度は日持ちさせることができます。冷凍したレバーペーストを食べるときは、冷蔵庫に移してゆっくりと解凍させましょう。
レバーペーストのアレンジレシピ
いちごとルッコラのレバーペーストサンドイッチ
【材料】(1人分)
- いちご 3〜4個
- ルッコラ 1〜2束
- レモン 1/2個
- オリーブオイル 適量
- 塩 ひとつまみ
- レバーペースト 適量
- 食パン 2枚
【作り方】
- いちごはヘタを取り、薄くスライスします。
- ルッコラは食べやすい大きさに切ります。
- 1と2をボウルに入れて、レモンを絞ります。
- 3にオリーブオイルと塩を加えて混ぜます。
- 食パンの片面を焼き、焼いていない面にレバーペーストを塗ります。
- 5に4を乗せ、もう1枚のパンでサンドします。
- 半分にカットしたら完成です。
意外な組み合わせが美味しい、大人味のサンドイッチのレシピです。いちごとレモンの爽やかな酸味が、レバーペーストの味を軽くしてくれます。
ルッコラの苦味も良いアクセントになっていて、いつまでも飽きのこない美味しさです。軽食にはもちろん、ワインのおつまみやパーティーの前菜にも使えます。
ネギ味噌レバーペーストのパスタ
レバーペーストはそれほど臭みを感じませんが、味が苦手だという人もいるでしょう。しかし、レバーペーストに味噌を合わせると、レバーの味が和らいで食べやすくなります。
具材にはネギだけでなく、他の野菜を加えてみても良いでしょう。味噌とレバーペーストの割合は1:1が基本ですが、好みによって配分を変えてみてください。
レバーペーストのキノコ炒め
キノコをレバーペーストで炒めるだけで、おしゃれなイタリア料理が出来上がります。醤油を多めに入れると、白いご飯にもよく合うおかずになります。
きのこだけだと色合いが悪いため、バジルやパセリなどを振るのがおすすめです。味がボケないように、きのこから出る水分はしっかり飛ばしましょう。
レバーペーストはさまざまな食べ方で楽しめる
レバーペーストはそのまま食べるだけでなく、料理に活用することもできます。レバーの旨味がたっぷり詰まっているため、簡単にコクのある美味しい料理が出来上がります。
それ以外にもいろいろな食べ方が楽しめて、常備しておくと何かと便利です。家でも簡単に作れるため、ぜひ普段の食事やおつまみなどに利用してみてください。