2022年02月22日公開
2024年11月18日更新
珍しい果物30選!原産地や変わった見た目・味の特徴を徹底紹介
珍しい果物30選を徹底紹介します。珍しい果物の栽培場所や原産地、見た目、味の特徴も、詳しく説明!なかなか日本では食べる機会のないフルーツを、厳選してまとめています。世界中の珍しい果物を載せているため、ぜひチェックしてみてください。
珍しい果物を一挙に紹介!
世界や日本には、見た目や味に特徴のある珍しい果物が多くあります。海外や日本などをよく旅行する方は、食べた経験もあるでしょう。
本記事では、味の特徴や見た目、原産地、栽培場所なども含めて、珍しい果物を厳選して30種類紹介します。輸入や栽培が難しく、海外でしか食べられない果物もあるため、ぜひチェックしてください。
珍しい果物30選
世界や日本には、珍しい果物が多くあります。見た目や味の特徴、原産地なども含めて、珍しい果物30選を徹底紹介します。
珍しい果物①ジャックフルーツ
珍しい果物のジャックフルーツは、果物の中で世界最大の大きさといわれています。見た目は、黄緑色の皮に細かい突起があります。インドやバングラデシュが原産地です。タイやマレーシアでも栽培されており、スーパーなどで販売されています。
ジャックフルーツの味は、甘くて粘り気があり濃厚です。生で食べる以外にも、揚げ物やシチュー、ドライフルーツなど、さまざまな食べ方があります。
珍しい果物②ランブータン
日本で珍しい果物のランブータンは、2~4cm幅くらいの丸い形をしています。見た目は、赤い皮にひげのようなものが付いているのが特徴です。
原産地はマレーシア諸島といわれています。主な栽培地は、タイやベトナム、マレーシアなどの東南アジアです。ランブータンの中身は白く、食感は柔らかくみずみずしいです。味はライチのような甘さがあります。
珍しい果物③フィンガーライム
珍しい果物のフィンガーライムの見た目は、緑色や黒色の3~8cmくらいの大きさです。フィンガーライムは、果肉ひとつひとつの粒がしっかりしており、高級食材としてフランス料理に使用されています。
フィンガーライムの原産地は、オーストラリアです。爽やかな酸味と山椒のようなスパイシーさが、味の魅力になっています。
珍しい果物④マンゴスチン
日本で珍しいマンゴスチンは果物の女王と呼ばれ、皮や葉も食べることができます。マンゴスチンの原産地は東南アジアで、5~6cmくらいの大きさです。見た目は丸みのある果物で、赤紫色の皮の中に乳白色の実が入っています。
東南アジアだけでなく、メキシコやブラジルなどでも栽培されています。イギリスのヴィクトリア女王が好んだ果物としても、よく知られているそうです。
珍しい果物⑤ドリアン
ドリアンは、トゲトゲした殻の見た目と、硫黄に近い匂いが特徴です。熟すと、果実が緑色から薄茶色に変化します。原産地は、東南アジアのマレー半島といわれています。中には大きな種があるため、可食部は少ないです。
ドリアンは、タイをはじめ多くの地域で栽培されています。カスタードのような濃厚で甘い味で、匂いに慣れればやみつきになるという、口コミもあります。
珍しい果物⑥ノニ
珍しい果物といわれるノニの原産地は、インドネシアです。日本では、沖縄でも栽培されています。独特な見た目のノニは楕円形をしており、皮は熟していくと、緑から黄色に変化するのが特徴です。
果実は白く、酸味と苦味があります。種も多く食べにくいため、ジュースなどにして飲むのが一般的です。ノニは栄養価が高いことから、奇跡の果物と称されています。
珍しい果物⑦ジャボチカバ
ジャボチカバは、ブラジリアングレープツリーという別名もあります。木の幹にぶどうのような実がなる、珍しい果物です。ブラジルが原産地といわれており、日本ではあまり栽培されていません。
しかし、ジャボチカバは苗を購入できるため、家庭栽培が可能です。見た目や味は、ぶどうに似ていてさっぱりした甘さが特徴です。
珍しい果物⑧ドラゴンフルーツ
皮の見た目が龍のうろこに似ているため、ドラゴンフルーツと名付けられています。ドラゴンフルーツの原産地は、南米北部やメキシコです。
ドラゴンフルーツは、東南アジアや台湾、沖縄でも栽培されています。ドラゴンフルーツをカットすると、中身は半透明をしており、シャキシャキとした食感の甘い味が特徴です。
珍しい果物⑨ハスカップ
ハスカップは、北海道で日本一の生産量を誇る珍しい果物です。不老長寿の果実ともいわれており、豊富な栄養素が含まれています。原産地はロシアのバイカル湖周辺で、シベリアなどの寒冷地で栽培されています。
ハスカップの皮は青紫色で薄く、食べると非常に酸っぱいです。生のハスカップは他府県で出会う機会があまりないため、北海道でしか味わえないでしょう。
珍しい果物⑩ニッパヤシ
ニッパヤシは、30cm程の卵型をした実がいくつも集まった、変わった見た目をしています。ニッパヤシの原産地は、東南アジアなどの熱帯や亜熱帯地域、沖縄の西表島にも生息しています。
特別天然記念物に指定されているため、日本では食べることができない珍しい果物です。ナタデココのような食感で、果実は甘くないです。アイスクリームなど甘いものと合わせると、美味しいでしょう。
珍しい果物⑪スターアップル
スターアップルは、紫や緑がかった茶色の皮をしています。見た目は丸く、4~10cm程の大きさです。スターアップルの断面は、種が入っており星型の模様のある、珍しい形になります。
原産地は、西インド諸島や中央アメリカです。皮を握って少し柔らかいものが食べ頃で、柿や梨などのような甘い味が魅力です。
珍しい果物⑫フェイジョア
フェイジョアの見た目は、細かな凹凸があり緑色の卵型をした珍しい果物です。原産地は、パラグアイやブラジル南部、アルゼンチンなどです。
栽培が難しい果物のため、日本で食べる機会は少ないでしょう。フェイジョアの味は甘みがあり、ザラザラした舌ざわりが特徴です。
珍しい果物⑬スネークフルーツ
スネークフルーツの茶色の皮は、蛇のような見た目が特徴です。3~10cmくらいの大きさがあるスネークフルーツは、皮を剥くと果実は白く、甘みと酸味があります。
原産地はインドネシアで、マレーシアやミャンマーなどでも栽培されています。日本では輸入したものを、食べることが可能です。見た目に抵抗がない方には、おすすめの果物です。
珍しい果物⑭リュウガン
リュウガンの原産地は中国南部やインドで、東南アジアでも栽培されています。この珍しい果物の、茶褐色の皮を指で剥くと、半透明でライチのような果実が現れます。
リュウガンの黒い種が龍の目に見えるため、龍眼と名付けられたそうです。強い甘みと酸味があるため、生のままだけでなく、ドライフルーツや薬膳料理などで食べられています。
珍しい果物⑮イエローパッションフルーツ
イエローパッションフルーツは、パッションフルーツの中でも珍しい品種です。イエローパッションフルーツの皮は黄色く、カットすると黄色の果肉と緑の種が入っています。紫色のものに比べて黄色のものは、より酸味が強いのが特徴です。
イエローパッションフルーツの原産地は、ブラジル南部です。通販でも苗を購入できるため、家庭菜園などでも育てることができるでしょう。
珍しい果物⑯バンレイシ
バンレイシの外側は緑色で、恐竜のようにボコボコした、珍しい見た目をしています。原産地は中南米といわれており、台湾などでも栽培されています。
腐りやすい特徴があるため、台湾から近い中国にしか輸出されていないようです。バンレイシが熟すと、ねっとりした食感とバニラのような甘さを堪能できます。
珍しい果物⑰パンダナス
珍しい果物といわれるパンダナスは、パイナップルのような見た目をしているのが特徴です。パンダナスはハワイが原産地で、熟すと緑色からオレンジ色に変わります。
繊維を噛みきることができないため、ガムのように噛んで果汁を吸い取り、口から出します。パイナップルのような甘みと酸味が、味の特徴です。
珍しい果物⑱アケビ
アケビの原産地は、日本や中国、朝鮮半島などの東アジアです。日本では、アケビの旬である秋になると、地方の直売所やデパートなどで販売されます。
昔から日本で栽培されている果物ですが、旬の時期以外にあまり見かけることはありません。アケビの果実は半透明のゼリー状で、熟れた柿と味が似ているといわれています。
珍しい果物⑲ツノニガウリ
珍しい見た目のツノニガウリは、鬼のツノのような突起があります。熟れてくると、緑から黄色、そしてオレンジへと変わっていくのが特徴です。ツノニガウリをカットすると、ゼリー状をした緑の果肉と種が入っています。原産地は、アフリカという説が有力です。
主にオーストラリアやニュージーランドでも、栽培されています。酸味が少しあるため、サラダに入れて食べると良いでしょう。
珍しい果物⑳サポジラ
サポジラはじゃがいもに似た見た目をしている、珍しい果物です。原産地はメキシコやカリブ海で、日本の沖縄でも栽培されています。
サポジラは、黒糖のような強い甘みが特徴です。しかし、熟れていない果実は渋いため、常温で放置して追熟しましょう。冷凍や冷蔵で冷やすと、強い甘みを緩和させることができます。
珍しい果物㉑パンノキ
パンノキは、焼くとパンのような食感になる珍しい果物です。原産地はポリネシアといわれており、日本では沖縄や石垣島などでも栽培されています。
パンノキの皮は、見た目がデコボコしているのが特徴です。大きさは10~20cmくらいの球体になります。生のままではお腹を壊す可能性があるため、焼くなどの調理をして食べることをおすすめします。
珍しい果物㉒ピタンガ
珍しい果物のピタンガは、南米の熱帯地方が原産地です。見た目の形状はカボチャのようで、赤い色をしています。また、直径3~8cm程の大きさです。
皮が薄く保存が困難なため、日本に出回ることはないでしょう。ピタンガはブラジリアンチェリーとも呼ばれ、甘みと酸味がありグミのような食感が特徴です。
珍しい果物㉓赤スグリ
珍しい果物の赤スグリは、ぶどうのような房に赤い実がなります。原産地はヨーロッパで、日本では長野で栽培されています。しかし、日本で栽培された赤スグリは、市場で見かけることは滅多にないでしょう。
アメリカやチリ、ニュージーランドなどから年中輸入できるため、通年購入が可能です。赤スグリは酸味が強いため、生食だけでなくジャムやケーキ、料理などに活用されています。
珍しい果物㉔ウチワサボテン
ウチワサボテンの実や葉は、アステカ文明の時代から食されていたそうです。南アメリカやキューバが、原産地です。食用とされるウチワサボテンは、主にメキシコで栽培されています。
黄色や赤、黄緑色をした果実は、トゲがあり6~8cmくらいの大きさで、楕円形が特徴です。ウチワサボテンの果実は、梨やスイカのようにみずみずく甘い味がします。
珍しい果物㉕コブミカン
コブミカンは直径4cmくらいの大きさで、緑色の皮がデコボコとしている特徴があります。原産地はタイやマレーシアで、気候が適さないため日本ではあまり栽培されていません。
レモンやライムのような香りがあり、程良い酸味が味の特徴です。コブミカンは、タイなどでトムヤムクンやグリーンカレーなどの料理に、よく使用されています。
珍しい果物㉖ウッドアップル
ウッドアップルは、発酵したような匂いが特徴的で、少し甘みがあります。この珍しい果物の原産地は、インドやスリランカです。ウッドアップルは、パキスタンでも栽培されています。
直径15cm程の木のような硬さの殻を、金槌などで割ると茶色い果肉が入っています。そのまま食べるよりも、ジャムやジュースに加工されることが多いようです。
珍しい果物㉗サワーソップ
サワーソップはトゲバンレイシとの別名もあり、バンレイシ属の珍しい果物です。直径20~30cm程の大きさで、重さは約4kgあるといわれています。原産地は、南アメリカや西インド諸島です。
サワーソップは、皮が深い緑色になると収穫できます。少し繊維質を感じますが、口当たりは柔らかいです。酸味と甘みの絶妙なバランスを、楽しむことができるでしょう。
珍しい果物㉘ポポー
ポポーは幻のフルーツと称されるくらい、あまり食べる機会のない珍しい果物です。ポポーの原産地は北アメリカですが、日本の愛媛県や茨城県でも栽培されています。
熟してから腐るのが早いため、うまく流通させることができないという欠点があります。ポポーは森のカスタードクリームといわれており、マンゴーや柿のような濃厚な甘さが特徴です。
珍しい果物㉙ザクロ
ザクロの原産地は、イランなどの中近東といわれています。ザクロは、平安時代の日本に伝来した歴史ある果物です。アメリカやイランなどで栽培されたザクロが、日本で主に販売されています。
食べられる部分は、赤いプチプチとした種衣といわれる種の部分のみです。ざくろの種衣は、そのまま食べるとほんのり甘く酸味があります。
珍しい果物㉚ブッシュカン
ブッシュカンは、仏様が合掌している様な見た目から、漢字で仏手柑と書きます。ブッシュカンは、インドの東北部が原産地で、ミカン科に属している果物です。しかし、中に果実はなく、ミカンの白い綿のようなものしかありません。
中国などでは、特徴的な見た目から縁起物として、飾られることが多いようです。黄色の皮はレモンのような柑橘系の香りがあるため、マーマレードや砂糖漬けにして食べると美味しいでしょう。
珍しい果物は世界中に存在する
世界には上記の30選以外にも、特徴的な見た目や希少性のある、珍しい果物が多くあります。例えば、星の形のような見た目から、スターフルーツと名付けられた果物も人気です。日本で食べられない珍しい果物は、海外旅行などの際に、ぜひ食べてみてください。