2022年01月19日公開
2024年11月17日更新
水飴の食べ方を徹底解説!練るときのポイントやアレンジレシピまで
水飴の食べ方を解説します。割り箸を使って練るときの手順やポイントなど、水飴の食べ方を詳しく説明!練るときに使う飴の量の目安や、固い飴を柔らかくする方法なども紹介します。駄菓子として食べる以外のレシピも載せているので、ぜひ参考にしてください。
水飴の食べ方を徹底調査!
水飴は駄菓子に使われていることが多く、子供の頃に食べたことがあるという人もいるでしょう。最近では見かけることも少なくなってきたため、食べ方がわからない人も増えてきました。
本記事では水飴の特徴や食べ方、練るときのポイントなどをまとめました。まだ水飴を食べたことがない人は、ぜひ一度食べるときの手順などをチェックしてみてください。
水飴とは?
水飴の原料
そもそも、水飴とは何から作られたものなのでしょうか?とろりとした形状と甘い味からほとんど砂糖だと思っている人もいるでしょうが、主な材料はサツマイモやジャガイモなどからとれたデンプンです。
デンプンを酸や糖化酵素で糖化させることにより、甘い粘液状の水飴が出来上がります。デンプンを糖化させる工程で生じる成分は、ブドウ糖、麦芽糖、デキストリンなどです。
このデキストリンという成分は食物繊維の一種で、砂糖の結晶化を防ぐ働きがあります。このデキストリンの働きにより、水飴はいつまで経っても固まらずに滑らかな状態でいられるのです。
水飴を練る理由
水飴の食べ方は練ってから食べるのが一般的ですが、この食べ方には水飴を食べやすくするという理由があります。水飴には割り箸がついていることが多いですが、柔らかい水飴はこのままだと割り箸で食べることができません。
しかし、練って中に空気を入れることで適度に固い状態となり、割り箸でも食べやすくなるのです。また、練れば練るほどに口当たりが滑らかになり、味もまろやかになります。少しでも美味しく食べるためにも、この基本的な食べ方を実践してみましょう。
水飴とねり飴の違い
ねり飴は水飴と似たような商品で、練って食べるという食べ方も一緒です。何が違うのかというと、使われている材料に違いがあります。水飴は前述した通り原材料はデンプンですが、ねり飴は水飴に砂糖や寒天などを混ぜて作ったお菓子です。
水飴は基本的にデンプンと糖化酵素だけで作られているので、余計な添加物がなくねり飴よりも健康的です。ねり飴はお菓子に分類されますが、水飴は調味料や添加物のひとつとして扱われます。
お菓子として食べるのであればどちらでも構いませんが、料理に利用する場合はねり飴ではなく水飴を使うようにしましょう。
水飴の食べ方とポイント
適切な量と練り方の手順
まずは、あらかじめ割り箸に飴がついているタイプの食べ方を紹介します。最初に割り箸ごと袋から取り出し、割り箸が割れていない場合は半分に割ります。あとは水飴を割り箸に巻きつけるようにしながら、2本の箸でぐるぐると回しながら練るだけです。
容器などに入っている水飴の食べ方の手順は、割り箸についている商品よりも単純です。割った割り箸やスプーンなどで容器の中の飴をぐるぐると混ぜ、ある程度固い状態になったら少しずつ食べるだけです。
食べ方の手順はどちらもとても簡単ですので、子供だけでも楽しく食べることができます。駄菓子のように少量ずつパックになっている商品であれば量を気にする必要はありませんが、大量に入っている商品を使って練る場合は量に気をつけましょう。
飴の量があまりにも多すぎると、練るときや食べるときに飴が割り箸から落ちてしまいます。駄菓子に使われている水飴の量はだいたい1個当たり50g程度ですので、このくらいの量を目安にすると良いでしょう。
練り具合の目安は?
練る時間は数分で大丈夫ですが、いまいち練り具合がわからないときは色の変化を目安にすると良いでしょう。水飴には着色料で色がついているものもありますが、練っていくと空気が入ってどれも白みを帯びた色になってきます。
透明な飴が白っぽくなってきたら、ちょうど食べ頃です。商品によっては白くなるだけでなく、パールのような光沢が出てくるものもあります。
ポイント①割り箸の使い方
上手に練るポイントは、割り箸の使い方にあります。割り箸はX型にクロスさせ、Xの中心を軸にしてくるくる回すと簡単に練ることができます。
ただ、人によって楽な練り方は変わってくるので、自分のやりやすいようにいろいろと工夫してみると良いでしょう。ただ、あまり割り箸同士を離してしまうと飴が落ちてしまうので、割り箸同士はくっつけたまま練るのがおすすめです。
ポイント②固いときは温める
寒い時期などは、水飴が固い状態になっていることがあります。あまりにも固いと練りにくいので、固まっているときは温めてみましょう。
温めるとだんだん柔らかくなってくるので、割り箸でも練りやすくなります。駄菓子のように袋に入っている商品であれば手の平で温めても良いですし、お風呂くらいのぬるめのお湯に浸けてもOKです。
水飴を使ったアレンジレシピ
大学芋
【材料】
- さつまいも 300g
- A 水飴 60g
- A てんさい糖 大さじ1
- A 水 大さじ1
- A 醤油 小さじ1
- A 黒いりごま 適量
- 揚げ油 適量
【作り方】
- Aを鍋に入れて混ぜ、火にかけてひと煮立ちさせます。
- さつまいもは乱切りにして水にさらします。
- 揚げ油を160℃に熱し、水気を切ったさつまいもを上げます。
- さつまいもを一度取り出し、揚げ油の温度を180℃に上げます。
- さつまもが揚がったら取り出し、1に入れて全体的に絡めます。
- 器に盛りつけ、鍋に残ったタレをかけたら完成です。
水飴をタレに使った、カリっと美味しい大学芋のレシピです。さつまいもを二度揚げすることで、中はホクホク外はカリカリの食感に仕上がります。
砂糖を使ったタレよりもトロトロになり、冷めても固くなりすぎることがありません。甘さ控えめにしたい場合は、てんさい糖を抜いてしまっても良いでしょう。
贅沢生チョコ
ラム酒が入った、ほろ苦い大人味の生チョコのレシピです。材料を溶かして固めるだけですので、お菓子作りの初心者でも簡単に作ることができます。
水飴を入れることで口当たりが良くなり、より一層滑らかな食感を楽しめます。子供やアルコールに弱い人が食べる場合は、ラム酒を除いて作ってあげましょう。
水飴田作り
水飴を利用することで、難しい味つけもなく田作りを完成させることができます。アーモンドスライスとレーズンを入れることで食べやすくなるので、煮干しが苦手な子供にもおすすめです。調味料の量は目安ですので、味を見ながら少しずつ混ぜていきましょう。
水飴の食べ方まとめ
水飴の食べ方や練るときのポイントなどをまとめました。水飴の食べ方は簡単で、割り箸で適度な固さになるまで練るだけです。
普通の飴とは違った滑らかな食感と、まろやかな味わいを楽しむことができます。最近では駄菓子屋なども減って目にする機械が少なくなった水飴ですが、屋台などで見つけたらぜひ子供時代を思い出しながら手に取ってみてください。