2021年12月20日公開
2024年11月17日更新
アボカドはどのような味なのか解説!相性の良い食材からレシピまで
アボカドの味や食感の特徴を解説します。森のバターに例えられるアボカドとはどのような食べ物であるのか、その特徴や相性の良い食材などを詳しく説明!味が苦手な人でも食べられる美味しいレシピや、マグロに似ている味がする食べ方なども紹介します。
アボカドはどのような味がするのか解説!
森のバターと例えられるくらいクリーミーなアボカドは、特に女性からの人気が高い食材です。本記事ではアボカドの味や食感などの特徴や、相性の良い食材をまとめました。
アボカドを使ったおすすめのレシピも紹介しているので、味が苦手だという人も一度挑戦してみてください。
アボカドの味や食感の特徴
アボカドは果物に分類される
アボカドはサラダなどに入れることが多いため、野菜として扱われることの多い食材です。野菜と果物は学術的な区別はないのですが、基本的には樹木になる果実のことを果物と呼びます。
アボカドは木に実るため果物に分類されますが、見た目の色と果物らしくない味から野菜だと思われることが多いようです。
甘みが少ない
果物というと甘みが強いイメージがありますが、アボカドからは甘みはほぼ感じられません。完熟した果実であれば多少の甘みは感じられますが、桃や苺のような明確な甘さではありません。
そのため、スイーツ作りにはあまり向いていませんが、サラダなどの料理に使うと美味しく食べられます。
味がしないという声も多い
アボカドは甘みがないだけでなく、酸味や苦みなどの強い特徴がありません。そのため、人によっては何も味を感じられないこともあるようです。
味がない分いろいろな食材と合わせやすいのですが、そのまま食べるのは苦手だという人もいます。味をあまり感じない場合は、旨みの強い食材や濃いめの調味料と合わせて食べるのがおすすめです。
青臭さも少し感じられる
アボカドからは青臭さが感じられることもあり、未熟な果実ほどその傾向が強くなります。この青臭さを好んで食べる人もいれば、苦手に思う人もいます。
この独特な青臭さが苦手な場合は、できるだけ熟した果実を選ぶと良いでしょう。ただ、炒めものなどに固めの果実を使いたいときは、バターなどの濃い味付けで青臭さを消すのがおすすめです。
クリーミーな舌触りがする食感
アボカドは森のバターと例えられるほど脂肪分が多く、そのクリーミーな舌触りが大きな特徴です。味を楽しみたいというよりは、この食感を好んで食べる人も多くいます。
あっさりとした食材ばかりで物足りないときは、濃厚なアボカドを合わせてみると良いでしょう。潰してディップとして利用することも可能で、ディップにするとまた違った舌触りを楽しむことができます。
わさび醤油につけるとトロの味に似ている
アボカドは醤油との相性が良い食材ですが、特にわさび醤油をつけて食べるのがおすすめです。わさび醤油をつけるとトロに似ていると評判で、日本人の舌に合った食べ方だといえます。
ただ、あまり熟していない果実だと食感も固く、あまりトロに似ている感じはしません。トロに似ている味を楽しみたいのであれば、熟して柔らかくなった果実を使うようにしましょう。
アボカドの味わいを上げる相性が良い食材
相性が良い食材①サーモン
サーモンとアボカドはとろりとした食感が似ているため、合わせることでさらに濃厚な味わいを楽しむことができます。この2つの組み合わせは寿司ネタとして使われることも多く、日本だけでなく海外でも人気の組み合わせです。
サーモンの旨みが強いので、アボカド自体が苦手な人でも美味しく食べることができます。寿司ネタとしてあっさり食べるのも良いですが、こってりとした料理に合わせるのも良いでしょう。
例えばタルタル料理やグラタンなど、マヨネーズや乳製品などを使った料理に利用するのがおすすめです。
相性が良い食材②マグロ
アボカドにわさび醤油をつけるとマグロの味に似ているように、マグロとアボカドは同じような特徴を持つ食材同士です。この組み合わせはユッケや丼などに利用されることが多く、おつまみから主食までさまざまな場面で活用できます。
また、アボカドのビタミンB2は脂肪分解に効果的ですが、マグロに多く含まれるタンパク質は基礎代謝の上昇に役立ちます。そのため、これら2つを組み合わせて食べることで、ダイエット効果がさらに期待できるようになります。
相性が良い食材③トマト
アボカドとトマトは味も食感も異なる野菜で、一緒に食べるとお互いの美味しさを引き立ててくれます。クリーミーなアボカドと程良い甘みと酸味があるトマトは相性抜群で、サラダはもちろんパスタなどいろいろな料理に活用可能です。
例えば豆腐と合わせて冷奴にしても美味しいですし、チーズをかけて焼くだけでも立派な一品になります。また、トマトには強い抗酸化作用を持つリコピンが含まれていますが、アボカドの脂肪分のおかげでリコピンの吸収率が高まります。
トマトとアボカドは一緒に使うと彩りもきれいですので、料理の色合いを良くしたいときに利用するのも良いでしょう。
相性が良い食材④レモン
アボカドをさっぱりと食べたいときは、レモンと合わせるのがおすすめです。レモン汁をかけることで爽やかな風味になると同時に、切り口の変色を防ぐこともできます。
また、アボカドに含まれるオレイン酸とレモンのビタミンCはとても相性が良く、抗酸化作用を高めたり疲労回復にも役立ちます。
相性が良い食材⑤エビ
エビは旨みが強い食材ですが、その旨みがアボカドに良く合います。エビとアボカドを使った料理にはさまざまなものがあり、例えばサラダや和え物、サンドイッチなどが人気です。
また、エビのビタミンEはアボカドの脂肪分で吸収率が上がり、健康面でも効果的です。ビタミンEは強い抗酸化作用があり、老化の防止や生活習慣病の予防などに役立ちます。
相性が良い食材⑥生ハム
生ハムは程良い塩気が特徴的な食材ですが、その塩気がアボカドとの相性抜群です。見た目もリッチになるので、例えば女子会やパーティーの前菜として使うのもおすすめです。ワインとの相性も良いので、おつまみとして利用するのも良いでしょう。
アボカドの味を堪能できるおすすめレシピ
アボカドの種の取り方と切り方
アボカドの種を取るときは、まずは縦にぐるりと切り込みを入れます。アボカドを90℃に回転させたらもう一度切り込みを入れて、切れ目をひねるようにして半分に割りましょう。もうひとつの切れ目を切り離すと、種も簡単に取れるようになります。
この方法でなくても、アボカドは縦半分に一度切っただけでも種を取ることができます。縦にぐるりと切り込みを入れたら手で半分に割り、種にピーラーや包丁を刺しましょう。
種を揺らすようにして少しずつゆるめると、そのまま種を持ち上げることができます。包丁やピーラーでうまく取れない場合は、スプーンで種をくり抜くようにするのがおすすめです。
アボカドの切り方には、スライスと角切りの2種類があります。種と皮を取り除いたアボカドを縦に置き、端から好みの幅で切っていけば見た目もきれいなスライスカットの出来上がりです。
角切りにしたい場合は、半分に切って皮がついた状態のアボカドを使います。包丁の刃先で縦横に切れ目を入れたら、皮をむきながら実を取り出しましょう。
サーモンとアボカドのエッグベネディクト
【材料】
- イングリッシュマフィン 2個
- アボカド 1個
- サーモン 適量
- 目玉焼き 2個
- 卵黄 2個
- 水 30g
- 溶かしバター 50g
- A ホワイトバルサミコ 10g
- A 塩 適量
- A 黒コショウ 適量
- A 醤油 少々
【作り方】
- 卵黄と水をボウルに入れて、湯煎にかけながらよく混ぜます。
- 1に溶かしバターを少しずつ加えて混ぜます。
- バターが混ざったらAを加えて混ぜます。
- 目玉焼きを黄身が半熟になるように焼きます。
- サーモンは皮目に塩を振って炙り、脂を取ってカットします。
- アボカドは種と皮を取り除き、適当な幅にスライスします。
- マフィンをトースターで焼きます。
- 7、6、5、4の順に盛り付けます。
- 上から3をかけ、黒コショウを振ったら完成です。
まるでおしゃれなカフェのような気分が味わえる、豪華なエッグベネディクトのレシピです。エッグベネディクトは本来ポーチドエッグを使う料理ですが、目玉焼きで代用することで簡単に作ることができます。
こってりとした濃厚なオランデーズソースがアボカドとの相性抜群で、アボカドが苦手な人でも美味しく食べることができます。
アボカドと海苔のごま油和え
【材料】
- アボカド 1個
- 焼き海苔全形 1枚くらい
- A ごま油 大さじ1
- A 白ごま 小さじ1
- A 鶏ガラスープの素 小さじ1/2
- A にんにくチューブ 4cm程度
- A 塩 適量
【作り方】
- アボカドの種を取り除き、さいの目にカットします。
- ボウルにAを入れて混ぜ、1を入れて和えます。
- 海苔をちぎりながら加え、全体的に混ぜたら完成です。
お酒のおつまみにぴったりな、簡単な和え物を紹介します。ごま油とにんにくの香りがたまらない一品で、ついつい箸が進んでしまう美味しさです。
にんにくを入れることで少し辛味が出るので、子供が食べる場合はにんにくは入れなくてもOKです。おつまみだけでなく、ちょっとした副菜として使ってみるのも良いでしょう。
アボカドの味を堪能できる料理を作ろう!
アボカドは単品で食べるとあまり味がしませんが、他の食材と合わせることで絶品メニューを作ることができます。
マグロなどの刺し身や野菜と合えるだけでなく、炒めものやパスタなどの加熱料理にもおすすめです。アボカドと相性の良い食材をチェックして、その美味しさを堪能できる料理を作ってみましょう。