冬が旬のおすすめの冬の野菜とは？美味しい野菜を使ったレシピも紹介

甘みがギュッと詰まった冬の野菜は、格別の美味しさです。体にうれしい栄養素も豊富に含まれているので、どんどん食卓に登場させましょう。本記事では、大根や白菜など冬の野菜を使ったおすすめレシピをたっぷり紹介します。ぜひ日々の献立に役立ててください。

冬の野菜の代表格といえば、白菜です。年中スーパーで売られていますが、旬の時期は甘みが増して、一層美味しく食べられます。風邪予防や免疫力アップに効果的なビタミンCの他、食物繊維やカリウムも豊富に含まれているのも特徴です。旬の白菜は、スープや鍋物など溶け出した栄養ごと食べられる料理がおすすめです。

大根の旬は12月～2月です。旬の大根は甘みがあってみずみずしく、肉質がやわらかいのが特徴です。一般的に大根は先端部分が辛いですが、旬の大根は先端部分さえ甘く感じます。煮物にしたり、サラダで食べても美味しいです。免疫機能を高めるビタミンCも豊富に含まれているので、風邪をひきやすい冬に食べるのがおすすめです。

冬が近づくと出回り始めるカブは、上品な甘さが持ち味です。関西ではかぶらという呼び名を持っていますが、どちらも同じ野菜です。

白い根の部分は栄養の吸収を助ける酵素が、葉っぱの部分にはビタミン類が豊富に含まれています。愛らしい形を活かして丸ごと調理したり、あんかけ、サラダや漬物にしても美味しいです。

ほうれん草も1年中出回っていますが、冬採りほうれん草は1株が大きく、緑色が一層濃くなります。夏採りのものに比べ、ビタミンCが3倍に増加するなど、栄養も格段にアップします。

鉄分やβカロテン、ビタミンC、カリウムなど数えきれないほどの栄養が含まれています。冬の時期はアクも少ないので、調理しやすいのも特徴です。炒め物やおひたし、ナムル、グラタンなどどんな料理にもよく合います。

水菜はもともと京都原産で、京野菜として知られています。京都では水菜が出回り始めると冬本番と言われ、寒くなるにつれ味が良くなっていきます。しゃきしゃきとした歯切れの良さと、クセのない味わいで、鍋物やサラダなどにも活躍します。

カロテンやビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムなど、ビタミンやミネラル類の他、食物繊維も豊富に含まれています。

【材料】

• 大根 1/4本
• かいわれ大根 1パック
• Aしょうゆ 大さじ1と1/2
• A酢 大さじ1
• Aごま油 大さじ1
• A砂糖 小さじ1/2
• かつおぶし 2g
• 刻み海苔 適量

1. 大根は皮をむき、繊維に沿って5cm長さの千切りにします。
2. (1)を水に５分ほどさらします。
3. かいわれ大根は根元を切り落とし、水にさらして、しっかり水を切ります。
4. ボウルに材料Aを混ぜ合わせます。
5. (2)と(3)を加えて混ぜ合わせたら完成です。

居酒屋でもお馴染みの美味しい大根サラダを家庭でも作ってみましょう。しょうゆベースのドレッシングでさっぱりと食べられます。大根は、繊維に沿って切ることでシャキシャキとした食感になります。

【材料】

• 豚バラ薄切り肉 150g
• 白菜 1/8個
• 餃子の皮 10枚
• 酒 大さじ1
• ねぎ 1/3本
• A砂糖 小さじ1/2
• A塩 小さじ1/3
• A白いりごま 大さじ1
• Aごま油 大さじ1
• 蒸し汁 適量

1. 豚肉と白菜は食べやすい大きさに切ります。
2. ねぎは粗みじん切りにします。
3. 耐熱皿に白菜を広げ、豚肉と餃子の皮を交互に重ならないようにのせます。
4. 酒を回しかけ、ふんわりとラップをし、600Wのレンジで4分加熱します。
5. ボウルに(4)の蒸し汁全量と(2)、材料Aを入れて混ぜます。
6. (4)に(5)を回しかけたら完成です。

冬の野菜である白菜を存分に味わえる絶品メニューです。ねぎ塩たれが白菜と豚肉の甘みを引き出し、いくらでも食べられそうなほど美味しいです。レンジで簡単調理できるので、忙しい日にもおすすめです。

【材料】

• 合いびき肉 70g
• 白菜 4枚
• 長ネギ 1/2本
• 片栗粉 小さじ1
• 水 大さじ1
• 油 適量
• 豆板醤 大さじ1/2
• 甜麺醤 大さじ1/2
• A鶏がらスープの素 小さじ1/4
• A水 100㏄
• A酒 大さじ1
• Aしょうゆ 大さじ1
• A塩コショウ 少々

1. 白菜は芯と葉に分け、葉は5cm幅、芯は5cmの長さで細く切ります。
2. 長ネギはみじん切りにします。
3. フライパンに油を加え熱し、ひき肉を炒めます。
4. 色が変わったら白菜の芯、葉の順で加えて炒めます。
5. 豆板醤、甜麺醤を加え、炒め、なじんだら材料Aを加えて加熱します。
6. 煮たったら長ネギを加えサッと混ぜます。
7. 一度火を止めて水溶き片栗粉を加え、大きく混ぜて完成です。

冬の野菜、白菜で作るいつもと違った麻婆レシピです。白菜の芯は火が通りにくいので、葉の部分より先に炒めましょう。そのまま食べても良いですし、ごはんにのせても美味しいです。

【材料】

• カブ 2個
• 玉ねぎ 1/2個
• ベーコン 2枚
• バター 15g
• 小麦粉 大さじ2
• 牛乳 300cc
• コンソメ 小さじ1
• 塩こしょう 少々

1. カブは茎を2cm残して切り、葉は3cm幅に切ります。
2. 水の張ったボウルに浸し、竹串を使って茎の間の細かい汚れを取り除きます。
3. 縦4等分に切り、皮をむきます。
4. 玉ねぎは5mm幅の薄切り、ベーコンは1cm幅に切ります。
5. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、かぶを入れて3分ほどゆでてザルに上げます。
6. カブの葉は10秒ほど茹でてすぐにザルに上げます。
7. 鍋にバターを溶かし、玉ねぎを炒め、しんなりしたらベーコンを加えて炒めます。
8. 火を止め、小麦粉を振り入れて混ぜ合わせます。
9. 全体になじんだら牛乳を3回に分けて加え混ぜ、弱火にかけてひと煮立ちさせます。
10. カブ、コンソメ、塩こしょうを加えて混ぜ、カブの葉を加えてサッと煮たら完成です。

かぶの甘みがたっぷり味わえる、やさしい味わいのクリーム煮レシピです。かぶは下味することで、味を含みやすくなります。牛乳を加える際は、少しずつ加え、都度よく混ぜるとダマになりにくいです。

【材料】

• ほうれん草 1袋
• ツナ缶 2個
• ごま油 適量
• お好みのチーズ 適量
• A卵 4個
• A砂糖 小さじ1
• A小麦粉 大さじ8
• A水 大さじ4
• A鰹節 ミニパック2袋
• B酢 大さじ1
• Bコチュジャン 小さじ1
• B砂糖 小さじ1
• B醤油 大さじ1
• Bごま 適量

1. ほうれん草を食べやすい大きさに切り、600Wのレンジで2分加熱します。
2. ボウルに、材料Aを入れてよくかき混ぜます。
3. ほうれん草と油を切ったツナを加え軽く混ぜます。
4. フライパンにごま油を熱し、(3)を流し入れたら上にチーズをかけます。
5. 蓋をして中火で両面を焼きます。
6. 耐熱容器に酢、コチュジャン、砂糖を入れ、600Wのレンジで15秒加熱します。
7. 醤油、ごまを加えてよく混ぜます。
8. (5)に(7)を添えたら完成です。

冬の野菜、ほうれん草を丸ごと1袋使ったチーズチヂミの作り方を紹介します。チーズが香ばしくて美味しいので、野菜嫌いの子供も喜んでくれます。子供が食べる場合は、たれをつけなくても良いでしょう。

【材料】

• かにかまぼこ 8本
• 水菜 1袋
• かいわれ 1/2パック
• Aポン酢 大さじ1と1/2
• Aマヨネーズ 大さじ1と1/2
• Aごま油 小さじ1
• A塩こしょう 少々

1. 水菜、かいわれは根元を切り落とし、3cm幅に切ります。
2. かにかまぼこは手でさきます。
3. ボウルに材料Aを入れて混ぜます。
4. 水菜、かいわれ、かにかまぼこを加えてあえたら完成です。

シャキシャキとした水菜と、塩気の効いたかまぼこが相性抜群のお手軽レシピです。ポン酢にマヨネーズのコクを足すことで、深い味わいが生まれます。和えるだけで簡単にできるので、献立にあと一品欲しい時にも活躍します。

脇役になりがちな大根を主役にした満足感たっぷりのメニューです。大根は米のとぎ汁で1時間ほど下茹でしておくことで、やわらかに仕上がります。肉味噌は保存もできるので、まとめて作っておくのもおすすめです。

甘くて美味しい冬の野菜を使ったおすすめレシピを紹介してきました。旬の時期は栄養価が高まる上に、価格も安いので、毎日の食卓に取り入れてみてください。煮たり、焼いたり、サラダにしたり、その美味しさをさまざまな料理で満喫しましょう。