2021年09月30日公開
2024年11月16日更新
イカを漢字で書くと烏賊なのはどうして?由来やタコの漢字も解説
イカを漢字で書くと烏賊になる、その語源や由来を詳しくまとめました。イカとカラスにまつわる言い伝えや漢字の意味などを解説しましょう。他にも鯣(スルメ)や魷(イカ)、蛸(タコ)などの語源や由来も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
イカを漢字で書くと「烏賊」になる理由が知りたい!
呼子のイカうまっ✨
— りちゃん (@rikity_____777) August 20, 2016
烏賊←イカの漢字。初めて知った。 pic.twitter.com/LjXlpHf1XH
イカは漢字で烏賊と書きます。海の生物とは関係のない烏と賊という字を使っているのが、不思議に感じるかもしれません。本記事では、烏賊の語源や由来を解説しましょう。意外な伝説があるので必見です。
また、同じく海の生物であるタコは漢字で蛸と書き、虫偏になっています。これらの字の意味も分かりやすく説明していきましょう。
イカの漢字の由来と意味
イカの語源
蛸に合うワイン🍷?
— Kaede@ジェントルマン東京新宿支店 (@GenT_kaede) September 29, 2021
え?蛸にワインは合うのか?
烏賊にも合うのか?あれ?
このワインの売り方、流行ってる?
たこ焼きとイカ焼き食べる関西人狙いなのかな?気にはなる pic.twitter.com/Sh14de4QzB
語源は複数の説があり、明確にされていません。一番多く語られているのが、先端が少し尖った形が「いか(厳)つい」ということに、由来している説です。他にも、いかめしい顔つきをしている、「い」は白い「か」は硬い背中という意味を表している説などがあります。
「烏」が使われる理由と由来
#リプできた画像に対する好感度を10段階評価で言って余力があれば語る 7
— 枢木鍋野郎 (@nabegomi__bass) February 7, 2015
まずこいつは漢字がかっこいい
「烏賊」
すごくかっこいい、塩辛美味しいよね塩辛!!!!!!!!!
でもイカスミパスタは苦手です pic.twitter.com/ibZYh6DItx
烏賊は海の中に生息しているにも関わらず、なぜ烏という字が入るのか?不思議に思うかもしれません。これには、中国の古書である南越志による言い伝えがあります。
烏賊がまるで死んだように水面に浮かんでいると、それをカラスが見付けて、ついばもうと近づいてきました。すると、死んだと思っていた烏賊が、自分の足をカラスに巻き付け水中に引き入れて、食べてしまったそうです。そのことから、烏がイカのことをまるで賊のようだと言ったことで、烏賊という字があてがわれたといわれています。
また、烏賊がカラスに襲われた時に、カラスの体と同じ色の黒い炭を吐きだして、防御したという説もあるそうです。
「賊」が使われる理由
最終日に食べられたよーっ
— 雪妃 真矢(ゆきひ まや)ー女子プロレス アイスリボン (@yukihi_maya) October 10, 2016
函館名物の
イカーーーーー💓<コ:ミ💓
漢字で書くと、烏賊!!
美味しかったぁぁあぁあ💘ズキュ-ン
はっこだって名〜物イカ踊り♪
という訳で帰ろう!#アイス北海道3連戦 pic.twitter.com/eoL40liUU0
烏賊の口はとても鋭いことが特徴です。口の中には食べたものを噛み砕くトンビという器官があり、人間で例えるとアゴの部分になります。逃げるのが得意な烏賊ですが、攻撃するための唯一の武器が鋭い口なのです。
烏さえも食べれる鋭い口を持っており、まるで「賊」のようだという意味が込められたといわれています。また、烏賊の口を干したものでカラストンビという、おつまみにピッタリな珍味があります。ここにもカラスという名前が入っているので、昔から何か深い縁があるのかもしれません。
イカに関連する漢字の意味
「鯣」や「魷」の意味
イカ(烏賊・魷・鰂・鱡・柔魚・鰇・魷、英:Squid)は、海生軟体動物の一群である。 pic.twitter.com/PSjiQQaDf4
— にゃてお (@n_yateo) May 30, 2015
鯣(スルメ)は、お酒のおつまみとしてもお馴染みの食品です。イカの内臓をきれいに処理して、乾燥させたものになります。
名前は「墨を吐くものの群れ」に由来しており、墨群れ(すみむれ)が少しずつ変化して、スルメとなったといわれています。また、魚偏の横の易という漢字には変わるという意味があり、イカがスルメに変わることに由来しているそうです。
また、魷という漢字もイカと読みます。明確な由来は記録にありませんが、尤には思わぬ事故が生じたという意味も含まれているそうです。そのことから、イカがカラスを食べたという思わぬ事故が生じたことの由来ではないかと、推測されています。寿司屋や魚屋で魷という字を見かけたら、スルメイカまたはヤリイカのことを意味するそうです。
タコの語源と漢字
【魚の豆知識 タコ】
— 0omaruo0_angler (@0omaruo0Angler) May 8, 2018
らっきょうや消しゴムなど白いものであればなんでも飛び付くタコ。
名前の由来は
タコの手は物に凝りつく(張り付いて固まったようになる)から《タコ(手凝)》となったとか。
またその他に足が多いから《多股(タコ)》と呼ばれるようになったなど。
語源は色々ですねー。 pic.twitter.com/kySplXKdjg
タコは漢字で蛸と書きます。こちらもタコは虫ではないのですが、虫偏になっています。元々は、足が多いという意味を含めた多股が語源だそうです。
蛸はクモという意味を持ち、タコの足の多さを例えて、海に棲むクモという由来があります。肖の字は「肖像のごとく素材を削って像を造る」という意味あいを持ち、細く長く削ることがクモの足のようだということにつながったそうです。
ちなみに、さらに古い時代では鮹(タコ)という漢字もあり、馬の鞭の形をした淡水魚を意味して書かれたといわれています。
イカの漢字の由来や意味を覚えておこう!
こちらイカメシであります!!!漢字で書くと烏賊飯!かっこいい。
— 魚料理研究会 長崎大学 (@NUFCRG) September 2, 2020
え!?しかもイカには青物と同じくらいのタウリンが含まれていて健康にも良いだって!?
こーれはちょっと高くても長崎の新鮮なイカを買わなきゃなあ!!#ダイレクトマーケティング#おうちごはん#長崎はイカの漁獲量が全国3位 pic.twitter.com/XScLIC4FNR
イカはどうして烏賊と書くのか?を語源や由来と共に詳しく解説しました。烏賊はイカがカラスを食べたという説からできた漢字で、実にインパクトがあります。
実際には烏賊が烏を食べることはないのですが、そのような由来を知って烏賊を食べると、ひと味違って感じるかもしれません。烏賊や蛸を食べる機会がある時は、ぜひ紹介した語源や由来を思い出して食べてみてください。