2021年09月12日公開
2024年11月15日更新
フランスの家庭料理を作ろう!簡単に作れておいしいレシピを紹介
フランスの家庭料理レシピをまとめました。定番人気メニューから珍しいメニューまで、徹底紹介します。サラダや煮込み料理、デザートなど、簡単に作れておいしいフランス家庭料理をピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。
目次
フランスの家庭料理のおいしいレシピを紹介!
『鱈のボンファム』
— yur (@Isabelle_8686) May 13, 2020
というフランスの家庭料理を作った pic.twitter.com/wDjJ8sxmic
フランス料理は作るのが難しく、高級レストランで食べるイメージを持っている方も、多いかもしれません。実は家でも簡単に作れる、おいしいフランス家庭料理も多くあります。
本記事では、ラタトゥイユなどの定番煮込み料理をはじめ、さまざまなフランス家庭料理のレシピを紹介しましょう。フランスならではの食材の組み合わせや調味料の使い方なども、ぜひチェックしてみてください。
フランスの家庭料理の簡単レシピ【サラダ・スープ】
キャロットラぺ
【材料】
- にんじん:2~3本(400g)
- 塩:小さじ1/2~1
- レモン汁:1/2個分
- オリーブオイル:大さじ4
【作り方】
- にんじんはヘタを切り落とし皮を剥き、スライサーで千切りにします。
- 千切りにしたにんじんをボウルに入れます。
- 塩を加えて揉み込んだら10分置き、水気を絞ります。
- 3にレモン汁を加え、全体を和えます。
- さらにオリーブオイルを加えて、混ぜ合わせたら完成です。
簡単に作れておいしい、フランス家庭料理の定番レシピです。スライサーがなければ、包丁で細切りにします。にんじんが主役のサラダですので、新鮮でみずみずしいものを使ってください。芯が小さく張りがあり、色が濃いものが良いでしょう。お好みでレーズンやカッテージチーズをトッピングしても、おいしいです。
オニオングラタンスープ
【材料】2人分
- 玉ねぎ:2個(500~550g)
- バター:15g
- 水:450cc
- コンソメ:大さじ1.5
- ローリエ:1枚
- おろしにんにく:少々
- 黒胡椒:適量
- ソフトフランスパン:3切れ
- ピザ用チーズ:40g
- パセリ:適量
【作り方】
- 玉ねぎはヘタを切り落とし、なるべく薄くスライスします。
- 1を耐熱皿に入れて広げ、ラップをせずにレンジで3分温めます。
- フライパンにバターを入れて溶かし、2の玉ねぎを入れ炒めます。
- 最初は強火で炒め、水気がなくなってきたら中火~中弱火で炒めます。(約20分)
- 玉ねぎが飴色になったら、水とコンソメとローリエ(あれば)を加えます。
- 5がフツフツと沸いてきたら、おろしにんにくと黒胡椒を入れます。
- 耐熱容器に6を盛って、軽く焼いたソフトフランスをのせます。
- さらにピザチーズをのせます。
- オーブントースターで、チーズに焦げ目が付くまで約8分焼きます。
- 仕上げに乾燥パセリをちらして完成です。
フランス家庭料理の定番スープである、オニオングラタンスープの作り方です。玉ねぎをたっぷり使い、じっくりと炒めるのが、おいしいスープに仕上げるポイントになります。ソフトフランスパンは普通のフランスパンでもOKです。
家にあればナツメグを仕上げにふりかけると、お店で食べるようなワンランクアップした味わいになります。赤ワインのお供にもピッタリ合う、おすすめのスープです。
ポタージュ サンジェルマン
サンジェルマンというグリーンピースのポタージュの作り方です。フランスで親しまれている定番スープで、家庭料理としてよく作られています。玉ねぎとグリーンピースを一緒に煮込み、牛乳を加えミキサーにかけて作ります。
野菜自体の旨みや甘みを楽しめる冷製スープです。仕上げは味見をして、塩コショウや牛乳などで、お好みの味に調節してください。
ニースサラダ
南フランス地方で親しまれている、ニース風の人気サラダレシピです。じゃがいもやゆで卵、オリーブなどを使った、フランス家庭料理の定番サラダになります。じゃがいもは塩味をしっかりつけて茹でるのが、ポイントです。
ツナはフレークではなく、ゴロッと身が大きいものを使うと食べ応えがあります。なければアンチョビでもOKです。イタリアンパセリ、セルフィーユなどのハーブをちらすと、本場の味に近くなります。フランスパンにもよく合うサラダです。
えびとアボカドのファルシーサラダ
ファルシーとはフランス語で詰めるという意味があり、ファルシー料理といえば詰め物料理のことになります。相性の良いアボカドと海老を組合わせて作りました。アボカドの皮の内側に、レモン汁をかけておくと変色を防げます。
隠し味に醤油を少し入れることで、より一層まろやかな味になるでしょう。簡単に作れて見栄えもおしゃれで可愛いので、おもてなしメニューにも最適です。
フランスの家庭料理の簡単レシピ【メイン】
キッシュ ロレーヌ
【材料】直径18cm高さ3.5cmの型
- 薄力粉:130g
- 無塩バター:60g
- 塩:ひとつまみ
- 全卵:1個
- ベーコン:100g
- 玉ねぎスライス:200g
- グリエールチーズ又はお好みのチーズ:60g
- ほうれん草:30g
- 全卵:3個
- 砂糖:小さじ1/2
- 生クリーム:200ml(牛乳と半々でも可)
【作り方】
- 薄力粉と無塩バターと塩をボウルに入れ、スクレッパーを使って切るように混ぜます。
- 全卵を加え生地をまとめ、冷蔵庫で3時間ほど休ませます。
- 冷えた生地を麺棒で型より大きめに伸ばします。
- 生地を型にしっかりと貼り付け、フォークで生地に穴をあけます。
- アルミホイルをかぶせます。
- 5の上にタルトストーンや豆などで重しをして、膨らまないようにします。
- 200℃のオーブンで25分焼きます。
- 重しを外し薄力粉で穴をふさぎ、はみ出した生地を包丁で切り取ります。
- ベーコン、玉ねぎをフライパンでしっかりと炒め、ほうれん草も軽く炒めます。
- 卵、砂糖、生クリームを混ぜ合わせます。
- チーズを削って準備しておきましょう。
- 型に全ての材料を入れ、180℃で30~35分焼きます。
- オーブンから取り出し少し冷ましたら、型から取り出して完成です。
フランス東部ロレーヌ地方の家庭料理として親しまれている、キッシュロレーヌの作り方です。ベーコンとチーズをたっぷり使うのが、特徴になります。有塩バターを使用する場合は、塩を入れないようにしてください。生地を作る手間を省きたい場合は、冷凍パイシートで代用することもできます。お好みでナツメグを効かせてもおいしいです。
ラタトゥイユ
【材料】
- 玉ねぎ:小さめ1個
- なす:2本
- ズッキーニ:1本
- パプリカ:1個
- トマト缶:400g
- 油:大さじ3
- 塩:7g
- にんにく、ローリエ、唐辛子
【作り方】
- 玉ねぎは芽と芯を取り除き、1~2cmの角切りにします。
- パプリカは種とワタを取って、玉ねぎと同じサイズの角切りにします。
- ズッキーニは縦4等分にして種は取り除き、パプリカと同じ大きさにカットします。
- なすは加熱すると縮むので、他の具材よりもやや大きめに切ります。
- 4は変色防止のため、少し塩をふっておきます。
- 大きめのフライパンに油とにんにくを入れて、弱めの中火で香りを出します。
- にんにくの色が変わったら、鷹の爪を入れます。
- 強火にして、玉ねぎ、なす、ズッキーニ、パプリカの順に入れます。
- あればローリエも入れて、その都度塩で炒めます。
- 全体に油が馴染んだら、トマト缶と水、残りの塩を加えます。
- 蓋をして沸騰したら、火を中火にします。
- 途中で何度かかき混ぜながら、10分ほど煮込みます。
- 鷹の爪とローリエを取除いて完成です。
フランス家庭料理の定番メニューの一つである、ラタトゥイユの作り方です。野菜をふんだんに使って、トマト缶でじっくり煮込みました。野菜を入れる度に塩をすることで 野菜から余分な水分が出て、味が濃縮されおいしくなります。トマト缶を加えてから10分煮込みだとフレッシュに、20分煮込みであればくたっとした仕上がりになります。
フリカッセ(鶏のクリーム煮込み)
鶏肉を使ったフランス家庭料理の定番人気レシピです。フリカッセとは野菜と鶏肉を生クリームで煮込んだ、白い煮込み料理を意味します。ポイントは鶏肉を炒めてから煮込み、旨みを中に閉じ込めることです。仕上げにバターを加えることで、さらに濃厚な風味に仕なります。バターライスと相性が良いです。
さばのプロバンサル
トマトとにんにくとオリーブオイルを使った、サバの煮込み料理の作り方です。フランス料理のプロバンサルは、プロバンス地方の料理のことを意味します。フランス家庭料理の定番メニューになっている人気料理です。
サバは小麦粉をまぶし、しっかり焼き色をつけてから煮込みましょう。ガーリックトーストの上に少しのせて、ワインのおつまみにしてもよく合います。
アッシェ パルマンティエ
フランスの国民食として愛されている、アッシェパルマンティエの作り方です。ほとんどのフランス人が食べている、家庭料理には欠かせない定番メニューになります。挽き肉とじゃがいもを、オーブンで香ばしく焼き上げた料理です。挽き肉を焼く際は、しっかりと焼き色を付けてください。この焼き色こそがおいしくなるポイントです。
フランスの家庭料理の簡単レシピ【デザート】
クレームダンジュ
【材料】6個分
- カッテージチーズ:200g
- レモン果汁:小さじ2
- 生クリーム:100g
- 卵白:100g
- 粉砂糖:50g
- 冷凍ブルーベリー:100g
- グラニュー糖:30g
【作り方】
- 20×20cmの清潔なガーゼを用意します。
- 深めの茶こしに、濡らして絞ったガーゼを敷き込みます。
- 生クリームは氷水にあてながら八分立てにします。
- 鍋に冷凍ブルーベリーとグラニュー糖を入れて、弱火にかけます。
- 4をつぶしながら、とろみがつくまで煮込み冷まします。(ジャム完成)
- ボウルにカッテージチーズ、レモン汁を入れ、生クリームを加えて混ぜ合わせます。
- 別のボウルに卵白を入れてほぐし、粉砂糖をひとつまみ加えます。
- ハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てます。
- 残りの粉砂糖を 2、3回に分けて加え、しっかりしたメレンゲを作ります。
- 6に9のメレンゲを2、3回に分けて加え、泡をつぶさないように軽く合わせます。
- 用意したガーゼの半分までスプーンで10の生地をすくい入れます。
- ブルーベリージャムをティースプーン1杯すくってのせます。
- 残りの生地を被せるように入れ、ガーゼで包み茶こしごとコップなどの器に入れます。
- 2時間ほど冷蔵庫で冷やします。
- ガーゼをはがして逆さにし、お皿に移して完成です。
フランスのアンジュ地方で生まれた、フランス家庭料理の定番スイーツレシピです。見た目はアイスクリームのようですが、チーズケーキの一種になります。レシピはブルーベリーを使用しましたが、いちごなど他のフルーツのジャムに変えるのもおすすめです。
また、水切りする際には底に水分が溜まるので、こまめに捨てるのがポイントです。水切りする時間が長いほど濃厚になります。
ムースオショコラ
【材料】2~3人分
- ブラック(ビター)チョコレート:100g
- 生クリーム(35%前後がおすすめ):200cc
【作り方】
- チョコを適当に割って、ボウルに入れます。
- 200ccのうち約50ccの生クリームを、耐熱グラスなどに入れラップをします。
- 600Wのレンジで1分加熱します。
- 温めた生クリームをチョコに注ぎ、艶が出るまでよく混ぜます。
- 残りの150ccの生クリームを、6分立てくらいに泡立てます。
- 泡立てたクリームを4のチョコに少しずつ加え、ホイッパーでよく混ぜます。
- 艶が出て滑らかなクリームになればOKです。
- 器に流し入れ、冷蔵庫で最低1~2時間冷やして完成です。
子供も大人も大好きなムースオショコラの作り方です。フランスではレストランだけでなく、家庭料理の定番デザートとしても食べられています。卵も砂糖も使わずに、チョコと生クリームの2種類だけで簡単に作れます。
材料を混ぜる時は、チョコが完全に溶けるようにすることがポイントです。そのままでもおいしいですが、フルーツのソースやジャムをトッピングするのもおすすめです。
さくらんぼのクラフティ
フランス伝統菓子として有名なクラフティの作り方です。フランスでさくらんぼが旬の時期は、家庭料理でもよく作られています。加熱したさくらんぼは甘味が凝縮されて、とてもおいしくなります。甘味が足りないさくらんぼを、活用するのも良いでしょう。朝食やおやつにもピッタリ合うので、ぜひ作ってみてください。
フランス焼き菓子マドレーヌ
フランス発祥の焼き菓子マドレーヌの作り方です。フランスの家庭料理としても、長く愛されている定番おやつです。特に難しい工程はなく、簡単に作れます。
バニラオイルの代わりにバニラエッセンスでも良いですが、焼き菓子ですので、できればバニラオイルがおすすめです。冷めても美味しいので、可愛くラッピングして贈り物にしても良いでしょう。
フランスの家庭料理を作ってみよう!
「キッシュロレーヌ」
— Mituki(ミツキ)🌸いつもありがとう🌷 (@AmashitaMituki) December 20, 2019
キッシュはフランスの家庭料理で
パイ生地やタルト生地に卵と生クリームの
中にベーコンやチーズ・ホウレン草などの
野菜を加えてオーブンで焼いて作る料理です
私がはじめて友達を家に招いて作った
料理がこのキッシュでした。
オシャレだしおもてなし料理にピッタリです pic.twitter.com/sq3aB32EU5
フランス家庭料理の簡単おすすめレシピを紹介しました。フランスの家庭料理は、味付けがシンプルで食材の旨味を引き出したものが多いようです。また、同じフランスでも地方によって、その土地の特産物を使ったさまざまな家庭料理があります。初めてでも簡単に作れるレシピばかりですので、ぜひフランス家庭料理にチャレンジしてみてください。