2021年09月08日公開
2024年11月15日更新
秋が旬の魚さんまの漢字はなぜ「秋刀魚」?名前の由来や一文字の理由は?
さんまの漢字の由来をまとめました。「秋刀魚」という漢字の由来や、一文字で表す他の表記方法などを紹介します。さんまという名前の語源や昔は呼び名がなかった理由など、普段はなかなか知ることのできない雑学知識をお届けします。
さんまの漢字がなぜ「秋刀魚」なのか知りたい!
魚屋直伝!!
— 南三陸町 山内鮮魚店(公式) (@yamauchicom) September 27, 2018
手間いらずの「さんま」の冷凍保存方法🐟
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山内鮮魚店レシピページhttps://t.co/jrXSFTD5bG pic.twitter.com/JQD14a7nj1
秋になると店頭に並び出すさんまですが、プラカードに「秋刀魚」と書かれているのを見たことがある人も多いでしょう。現在ではほとんどの人が読むことのできる「秋刀魚」という文字ですが、なぜこのような文字が使われるようになったか知っていますか?
本記事では「秋刀魚」という文字になった由来や、さんまの語源をまとめました。一文字で書く場合など他の表記の仕方も紹介しているので、知識のひとつとして覚えておきましょう。
さんまの漢字が「秋刀魚」である理由と語源
さんまの漢字が「秋刀魚」になった由来
秋刀魚の塩焼きになります。
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鮭や鮪など魚類の名前の多くは魚へんが付きますが、さんまはなぜ「秋刀魚」と表記するのでしょうか?秋刀魚の語源は、水揚げの時期と体の形が由来になっているといわれています。
さんまは秋に収穫できる魚で、その体は銀色で細長い刀のような形状をしています。そこから連想できる漢字を当てた結果、「秋刀魚」と表記するようになったのです。
さんまを一文字で表す漢字は?
釧路から秋の味覚がが届きましたーー♪
— 鈴木英一郎 豊橋のレーザー工房 (@LaserA16) October 4, 2018
秋刀魚。サンマ。さんま〜 ^_^
これでもね。元魚屋だったとゆー自分です^^;
魚大好きーー♪
とりあえず、三枚におろしてみよーーっと!
ブランありがとうーー♪#釧路から秋の味覚が届いたよ pic.twitter.com/MEmzn1c7io
あまり知られていませんが、実はさんまは漢字一文字でも表すことができます。「秋刀魚」と表記するため魚へんに秋と書く「鰍」を思い浮かべる人もいますが、これはカジカという違う魚の漢字です。地域によってはイナダやドジョウなどと読まれたり、ゴリやドンコと呼ばれることもあります。
さんまは一文字で書くと、魚へんに祭で「鰶」となります。鰶と表記するようになった由来は諸説ありますが、大量のさんまが穫れると庶民がお祭り騒ぎするほど喜んだというのが理由のひとつのようです。また、漁をする時に漁師たちがお祭りのように船内を動き回ることから、鰶と表記するようになったという説もあります。
昔は「三馬」という呼び名もあった
秋ですね🍁
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今日のランチは
三陸産 秋刀魚の塩焼🐟
😋 pic.twitter.com/yORp7RiBBI
実は秋刀魚という表記が使われるようになったのは大正時代からで、それほど古くはありません。それ以前には、「三馬」という字を使っていました。昔は「さわんま」と呼ぶこともあり、夏目漱石がそれに「三馬」という字を当てたというのが始まりです。
市場では「ンマ」や「ウマ」などと呼ばれていましたが、夏目漱石が「吾輩は猫である」の中で「三馬」と表記してからはそれが一般的に使われるようになりました。現在では一般的には使われていませんが、市場ではそのまま「三馬」の文字が使われ続けています。
「さんま」の語源
#今宵のヒトサラ#北海道産 #秋刀魚の塩焼き
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私の勤務する総合スーパーは
毎年9月1日・2日に
秋刀魚をお安く提供する。
で、便乗した🤣
塩をあてて焼くだけ。
シンプルな調理で私たちの舌と胃袋を満足させる。
凄いやっちゃなぁ~👏#Twitter家庭料理部 #季節の走り#料理好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/k56l1MfRDs
語源にはいくつかの説がありますが、現在では2つの説が有力だといわれています。そのうちのひとつは、「体が狭い魚」を表す「狭真魚(さまな)」がなまったという説です。
また、大きな群れを作って泳ぐ習性があることから、「大きな群れ」を意味する「沢」と「魚」がくっついて「さわんま」になったという説もあります。他にも「サウマ」「サムマ」「イソムマ」などからきたという説もあるようですが、はっきりとしたことはわかっていないようです。
江戸時代始めにはさんまの呼び名がなかった
豊洲に入荷の生さんま、価格はほぼ前年並みだそうです。でも年々スーパーに並ぶサンマが小さくなってきていますね…。脂の乗ったサンマが食べた~い! #秋刀魚 #おさかな料理の柴田屋 pic.twitter.com/TSqRkG36vc
— 魚屋の大将・しばた@おさかな料理の柴田屋【公式】~パパッと簡単!おうちで手料理~ (@shibataya_oyaji) September 6, 2021
江戸時代から日本人の食卓に上がっていたさんまですが、実は江戸時代には正式な呼び名がありませんでした。見た目がサヨリに似ていることからサヨリの仲間に分類されており、沖サヨリなどと呼ばれていたようです。
しかし、サヨリよりも評価は低く、味も下品だといってあまり人気がありませんでした。武士は形が刀に似ているため好んで食べることはなく、庶民も食用としてではなく燈油の代わりの脂を取るために使っていました。このように、そこまで重視される魚ではなかったため、わざわざ呼び名をつけることもなかったのです。
さんまは漢字一文字でも表記できる!
秋の味覚ランキング🍣🍮🥧
— T.IZUMI (@TIZUMI45444028) September 5, 2021
第1位 さんまの塩焼き(大根おろしを添えて)
第2位 炊き込みご飯(栗ごはん)
第3位 モンブランケーキ
第4位 焼き芋(スーパーの甘い匂いにそそられる)
第5位 新米(シンプルに塩おむすびでも美味しい)
秋は本当に美味しい物がいっぱい食欲旺盛になりますね😊🤗 pic.twitter.com/fwQSlPPOLA
秋刀魚という漢字の由来やさんまの語源、他の表記の仕方などをまとめました。普段何気なく食べている魚も、調べてみるといろいろな由来があって面白いものです。
特に漢字一文字で表記できることはあまり知られていないので、話のネタのひとつとして覚えておくのも良いでしょう。他の魚にも由来が語源があるので、これを機にさんま以外の魚についてもいろいろと調べてみてください。