「泡醤油」の作り方を紹介！泡立てのポイント・失敗しないコツは？

泡醤油を食べたことはありますか？板前さんが舞妓さんのために、醤油で着物を汚さないようにと配慮したことが誕生のきっかけといわれています。お刺身や卵がけご飯などにのせて食べると、お醤油の風味とやわらかい口当たりを愉しめます。

この記事では泡醤油を作るポイントや失敗しないコツなどを解説するので、様々な料理に活用してみてください。

泡醤油は、水と醤油、ゼラチンを混ぜて作ります。ゼラチンは、レンジなどで溶かしてから混ぜるようにしましょう。水の代わりに出汁を使うと、より旨味を味わうことができます。醤油の酵素がゼラチンの働きを抑えるため、泡立ちにくくなります。酵素が活性化しやすい生醤油より、加熱処理している醤油を使うことがポイントです。

生醤油を使う場合は、酵素の働きを抑えるために氷水などで冷やしながら混ぜると泡立ちやすくなります。泡状の醤油は、減塩効果もあるので注目されています。作り方も簡単なので、ぜひ試してみてください。

失敗しないコツは、泡立てるために使う調理器具と醤油の種類の2点に注意することです。1点目は、泡立てる時にハンドミキサーや網じゃくしを使うことです。材料の液体表面を、網じゃくしでなでるように素早く動かすと2分ほどで泡立ちます。泡立て器よりも、簡単に泡立てることができます。2点目は、加熱処理をした醤油を使うことです。

加熱処理をしていない生醤油を使うと、泡立ちにくくなります。生醤油など加熱処理をしていないものは、醤油に含まれる酵素がゼラチンのたんぱく質を分解するためです。生醤油を使用する場合は、混ぜる時に氷水で冷やしながら混ぜると酵素の働きを抑える効果があります。

メレンゲ泡醤油は、卵白と醤油を混ぜて作るだけです。氷水で冷やしながら混ぜる手間もなく、簡単に作ることができます。泡のボリュームがなくなってきた場合、再度泡立てることできめ細かい泡が復活します。部屋の温度も影響するため、暑くない適度な温度の部屋で作りましょう。

泡立てる際は、卵白に水が混ざると泡立ちにくくなるといわれています。調理器具などの水滴は、きれいに拭き取るようにしましょう。生卵を使うので、メレンゲにした醤油はすぐに使い切ることをおすすめします。

泡醤油は、冷蔵庫で2日～1週間保存が可能です。しかし、きめ細かい泡や風味が損なわれるので、なるべく早く使い切ることをおすすめします。卵白を使う場合は特に日持ちしないので、すぐに使い切るようにしましょう。保存場所の温度によってはすぐだめになってしまうので、常温での保存はしないように注意してください。

泡系の調味料を入れるポンプボトルなどで、保存するのもおすすめです。手作りではなく、市販されている商品の賞味期限は未開封でおよそ1年です。

泡醤油は、減塩効果もあって様々な料理に活用することができます。お寿司に液体のお醤油をつける時、ネタだけにつけるのは難しいものです。しかし、泡の醤油ならちょこんとのせることができるので、ふわふわした口当たりと醤油の風味を堪能することができます。

お刺身はもちろん、焼き肉やステーキにのせて、アクセントにするのもおすすめです。やわらかな口当たりと際立つ醤油の風味を感じられるので、卵がけご飯にものせて食べてみてください。外食の時に、お寿司屋さんや焼き肉屋さん、ラーメン屋さんなどで出会う機会もあるでしょう。

ラーメンとの相性も抜群なので、外食の時だけでなく、家でラーメンを作る時にもぜひ試してみてください。

泡醤油の作り方や失敗しないコツ、活用方法などを解説しました。テレビで紹介されたことがきっかけで注目されるようになった泡醤油は、市販されている商品もあります。様々な料理に活用することができるので、やわらかな口当たりと醤油の風味を堪能することができます。

お店で愉しむだけでなく、家でも簡単に作ることができるので、お刺身やお肉、ラーメンなどにのせて味わってみてください。