ステーキのカロリーを部位別に!ダイエット中もステーキを食べて痩せる!
ステーキはカロリーが高いしダイエット中は我慢と思いがちですが、逆に筋肉量を落とさずに基礎代謝を上げる効果があるタンパク質が豊富に含まれているステーキはダイエットに向いている食材です。部位によっては脂身が多いので注意が必要ですが、赤身肉を選んで、食べ方や部位に気をつければカロリーの高いステーキを食べていても痩せることができます。なぜカロリーが高くても痩せられるのかその理由を教えます!
ステーキのカロリーは高いけど痩せるのは本当?
ステーキといえばカロリーが高いから太るというのが今までの常識でした。しかし最近では糖質の低いステーキを食べるダイエット法が知られ始めています。
美味しいステーキを食べながら痩せられるなんて理想的な話です。ステーキには具体的にどれだけのカロリーがあるのでしょうか?どんな食べ方をすれば痩せるでしょうか?本当に痩せられるのでしょうか?その理由や注意点などをまとめてみました。まずはカロリーから知っておきましょう。
ステーキの部位別カロリー
ステーキといっても脂身の多いサーロインやリブロースなどの部位や、ヒレやランプなどの赤身といったいろいろな部位があります。どの部位にどれだけのカロリーがあるのでしょうか?
サーロイン
サーロインはほどよい脂身と凝縮した赤身を併せ持っているので、肉そのものの味を楽しむステーキやローストビーフといった食べ方がおすすめです。
イギリスの君主が「サー」という称号を与えたことから「サー」「ロイン(腰肉)」という名が付いたとも言われるほど美味しいお肉です。
和牛肉で100g498kcal、輸入牛298kcalあります。和牛の方が脂身が多い分高カロリーになっています。ご飯は100g168kcalなので比べると3倍ほどのカロリーがあることが分かります。
リブロース
リブロースは背中側の筋肉部分で、霜降が入りやすくヒレ、サーロインに次いで肉質が柔らかい部位です。和牛100g469kcal、輸入牛100g263kcalとサーロインと隣の部位ということもあって大差のないカロリーです。
霜降りが綺麗に入りやすく、生肉での見た目がいいのも人気の理由です。もちろん柔らかく味が良いのが一番の良さでしょう。
ヒレ
ヒレは一頭の牛から3%しかとれない希少部位で、あまり動かさない筋肉なので、最も柔らかくヘルシーな赤身肉です。その中でも特に柔らかい部分をシャトーブリアンといい、高級部位として知られています。
カロリーは和牛100g234kcal、輸入牛133kcalと脂身が少ない分、サーロインなどに比べてカロリーも低めですが、それでもご飯よりも高カロリーです。
ランプ
正確にはランイチとも呼ばれるランプは柔らかい赤身肉です。ランイチは更に「ランプ」「イチボ」「ランカブリ」「ネクタイ」と分けられています。牛の背中側にあり、もも部分のサーロインに繋がる場所にあります。
ランプステーキはヒレの様に柔らかいのにヒレよりも安価なので注目を集めています。継続的に食べたいときに安く手に入るランプ肉がおすすめです。和牛で100g211kcalとヒレよりもカロリーが低く、よりダイエットには向いている部位です。
Tボーン
Tボーンはサーロインとヒレの間の骨をそのまま残してカットしてある部位のことです。2種類の部位を楽しめる贅沢なステーキです。スーパーなどでも売っていなく、お店でもなかなか見かけないので見つけたらぜひ食べてみたいステーキです。100g220kcalとカロリーは低めです。
ステーキがダイエットに効果的な理由
部位によってはとても高カロリーなステーキがなぜダイエットに向いているのでしょうか?それには肉に含まれるタンパク質や成分にも理由があります。どんな成分が痩せることにつながるのかまとめてみました。
腹持ちがいい
ステーキ肉はご飯などのたんぱく質に比べて硬く、たくさん咀嚼するのでそれによって満腹感が得られます。満腹感が得られることによって食べ過ぎを防げる上に腹持ちがいいので間食をしなくなるのもダイエットにつながる理由のひとつです。
糖質が低い
ご飯やパンなどの主食には炭水化物が多く含まれています。その炭水化物には糖質がたくさん含まれていて、摂取しすぎると脂肪を蓄積させてしまします。糖質制限ダイエットというものがあるように、糖質はダイエットには大敵で、糖質を減らすだけで痩せることができます。ステーキにはその糖質が少なく、脂肪の蓄積を減らすことができます。
タンパク質が豊富
痩せるために肉も炭水化物も摂らずに野菜だけを食べようという方もいるかと思いますが、野菜だけを食べるダイエットをしてしまうとエネルギーが足らず疲れやすくなってしまいます。更には野菜では物足りなくて続かず、反動で食べすぎてしまうことも予測できます。
ステーキを食べていればカロリーとタンパク質をしっかりと摂取できるので疲労感が減り、免疫力の低下なども防ぐことができます。何よりも満腹感も得られるのでストレスを溜めるともありません。また、肌トラブルも防げます。
タンパク質をしっかりとることで筋肉量を維持して基礎代謝が減ることも防げるのでステーキはダイエットに向いた食材と言えます。
脂肪燃焼効果
肉にはカルニチンという成分が含まれていて、この成分は体の脂肪分をエネルギーに変える効果があります。また、タンパク質を筋肉に変える働きもあるので脂肪燃焼効果だけでなく基礎代謝を上げる効果も期待できます。
ステーキの食べ方のルールや注意点
ステーキを食べて痩せると言っても、ステーキだけを食べ続けて痩せるわけではありません。一日の量は100g~400gを目安にしてください。
そして肉だけでなく野菜や少量の炭水化物も摂るという食べ方も大切です。より効果的に痩せるための注意点を具体的に紹介します。
赤身肉を選ぶ
ステーキにはいろいろな部位がありますが、ダイエットに向いて脂身が少ないのはロースやモモ、ヒレ、ランプなどの部位です。脂身の多いステーキが好みの方も多いと思いますが、効果的に痩せるにはなるべく赤身肉を選んでください。
脂身はなるべく避ける
出典: http://ca2.jp
ステーキは脂があるから美味しいというのも分かりますが、脂身部分はやはりダイエットには不向きです。摂りすぎには注意が必要です。切り取るなどしてなるべく避けましょう。
野菜から食べる
しっかりとカロリーやタンパク質が摂れるからといってそれだけではなく野菜も一緒に食べましょう。一番最初に野菜から食べることで吸収をゆるやかにして痩せる効果が期待できます。
特に生野菜はしっかりと咀嚼して満腹感が得られるのでステーキを食べる前にある程度お腹が満たされて食べ過ぎを防げるのでおすすめです。しかし油を多く含むドレッシングをかけてしまっては逆効果になってしまうので注意してください。
味付けにはわさびがおすすめ
濃い味付けやカロリーが高いマヨネーズやソースを使った食べ方ではダイエット効果が半減してしまいます。ステーキの脂とよく合う薬味であるわさびを使うと味にアクセントが付き、味付けも少なくすみます。
またわさびには消化液の分泌を促す効果があるので、食べ物を消化しやすくして脂肪が体内に蓄積しづらくなります。
更に、薬膳では余分な水分を排出する効果があると言われていて、わさびを摂ることでむくみの解消にもつながります。味付けにわさびがおすすめなのは消化を促してむくみを取ってくれるという理由があるからです。
炭水化物は控える
味付けの濃いステーキと一緒にご飯やパンを添える食べ方が好き!という方が大半かと思います。しかし炭水化物もたくさん食べてしまっては逆効果です。なるべく食べないようにしましょう。食べるとしたら野菜、肉を食べた後少量程度に抑えてください。
ステーキのカロリーは部位によって異なる!
一言にステーキと言っても脂身が多い部位や赤身肉があって、カロリーも全然違うことが分かりました。同じステーキでも部位によってカロリーは倍になってしまいます。また、ステーキを食べて痩せられる理由は肉に含まれているタンパク質やカルニチンなどの栄養素が関係していることも分かりました。
ステーキを食べるときは味付けに油を使わないように注意して、野菜を先に食べるようにするといった食べ方、ステーキの脂身を摂り過ぎないように注意して、美味しく続けられるステーキダイエットをぜひ試してみてください。