高級魚「つぼ鯛」の魅力に迫る！特徴や旬の時期・レシピも紹介

つぼ鯛は干物界の高級魚といわれるほど、美味しくて人気のある魚です。しかし、スーパーなどで頻繁に見かけないため知名度が低く、この魚について詳しく知らない方も多いようです。

そこで本記事では、つぼ鯛の味や特徴、旬の時期などを詳しく解説します。また、つぼ鯛を使った定番の煮物料理からアレンジした洋風料理まで、おすすめレシピも紹介しましょう。

つぼ鯛は干物界の最高級魚ともいわれており、知る人ぞ知る、大変おいしい魚です。体長25cm～30cmほどの白身の海水魚で、水深100m以深に生息しています。目が大きく尖ったおちょぼ口が特徴で、背びれの棘は長く鋭いです。

加熱しても身が硬く締まることがなく食べやすいのも特徴になります。高級魚の中でも上位に値する、濃厚な味わいを楽しむことができる魚です。

毎年同じ時期に大量に収穫できるとは限らない希少な魚であるため、旬の時期は決まっていないそうです。また、旬の時期でもスーパーやデパート、魚屋などで見かけることがほとんどなく、ネットで流通しています。そのため、ネット販売でつぼ鯛の開きや干物などをよく見かけるようになったら、旬の時期であると考えて良いでしょう。

また、市場で流通されているのは本種のつぼ鯛とクサカリツボダイで、どちらかというとクサカリツボダイの方が多く出回っています。味は高級レベルですが、一般的な認知度が低いため、値段はそれほど高くありません。生息域は日本全国ですが、水揚げ地は主に鹿児島で行われています。

普通の魚と同じように、焼き魚や煮魚、刺身などにして食べることができます。他にも、味噌汁に入れたり、唐揚げなどにする食べ方もおいしいと人気です。

旬の時期になると、すでに干物になった状態で販売されていることも多いので、下処理が面倒な方にはおすすめです。鮮魚として販売されている場合でも、お店によっては下処理をしてくれるところもあるので、お願いしてみると良いでしょう。

前述したように、つぼ鯛は希少な魚ですので、スーパーや魚屋ではなかなか見つけられません。一番確実に入手できる方法は、ネット通販でお取り寄せすることです。1枚から購入できる販売店も多くあります。

冷凍されたものになりますが、急速冷凍処理をされているため、鮮度は変わらずに美味しく食べれます。すでに味付けされているものや下処理済みのものなど、さまざまなタイプから選べるのもネット通販の魅力です。アマゾンや楽天の通販で購入することができるので、ぜひチェックしてみてください。

脂のりが抜群でほっこりとした白身が特徴の一夜干しです。美味しさが引き立つように、よい塩梅の塩加減と干し加減で仕上げています。北海道産の希少なつぼ鯛を使用しており、干し物界の最高級魚として人気です。

上質なものを厳選して、水揚げ後すぐに下処理をし干し上げているため、ジューシーな味わいを楽しめます。冷凍商品でネット参考価格は半身で1380円(税込)です。

青森から直送される最高級の西京漬けです。湊屋の商品は魚本来の味を堪能できるように、砂糖、着色料、保存料を一切使用しない、無添加の味噌漬けであることが特徴になっています。

値段は時期によって変動し、旬でない時期は取り扱っていないそうです。また、注文してから一つ一つ手作業で作られるため、一定の日にちがかかります。公式サイトからお取り寄せできるので、ぜひお試しください。

ご飯はもちろんのこと、お酒にもピッタリ合う高級干物です。干物やかずちゃんの干物は、塩のみで干し上げていることが特徴になります。ふっくらと分厚い身は食べ応えがあり、脂のりも抜群です。真空パックのため、鮮度も長持ちします。ネット参考価格は1枚(250g～300g)で2480円(税込)です。楽天の通販から購入することができます。

【材料】

• つぼ鯛：2切れ
• ほうれん草：1/2束
• 塩コショウ：少々
• 小麦粉：適量
• オリーブオイル：大さじ1

• 白ワイン：1/4カップ
• 粒マスタード：小さじ1
• 醤油：大さじ1/2
• バター：15g
• レモン汁：大さじ1

1. ほうれん草を5cmの長さに切ります。
2. 鯛の皮に切れ目を入れ、塩コショウをして小麦粉をうすくまぶします。
3. 沸騰したお湯に塩を入れて、ほうれん草を茹でます。
4. フライパンにオリーブオイルをひき、鯛を皮目から入れます。
5. フライ返しで押さえながら、皮をパリッと焼きます。
6. 皮面は少し焦げ目を付け、裏返して弱火で火を通します。
7. 鍋で白ワインを煮詰め、粒マスタード、醤油、バターを加えます。
8. バターが溶けたら、火を止めてレモン汁を入れます。
9. お皿に茹で上げたほうれん草と鯛を盛り付けて、8のレモンソースをかけて完成です。

白身の魚にレモンソースがよく合う絶品レシピです。皮目はパリッと香ばしく、 裏面は弱火でふっくらと焼き上げるのがポイントになります。焼き過ぎは硬くなってしまうので、気を付けてください。また、うろこが臭みの原因になるので、うろこが付いている場合は、下ごしらえの時にしっかり取り除いておきましょう。

【材料】2人分

• つぼ鯛(頭と内臓を取って200gくらいの大きさ)：2尾
• 塩：3g
• ミニトマト：10個
• ドライトマト：10g
• あさり：200～250g
• 白ワイン：130ml
• パセリ：みじん切り
• にんにく：2かけ
• オリーブオイル(仕上げ用)：大さじ1～2
• オリーブオイル(焼く用、サラダ油でもOK)：大さじ1

1. ミニトマトは洗って、縦半分に切ります。
2. ドライトマトは細切にします。
3. パセリは洗ってみじん切りにします。
4. あさりは3%の塩水で砂出しをしておき、水洗いします。
5. 鯛の鱗と内臓を取ったら、水気をしっかり拭き取ります。
6. 内臓や血合いが残らないように、ペーパーなどできれいに取除きます。
7. 火が入りやすいように皮に切れ込みをいれて、塩をふります。
8. 熱したフライパンに油をひいて、軽く潰したにんにくと鯛を入れて焼きます。
9. 両面に焼き色が付いたら、あさりを加えます。
10. 白ワインとドライトマトを入れて、時々揺すりながら、アルコールを飛ばします。
11. あさりは硬くなるので、口が開いたら一旦取り出します。
12. ミニトマトを入れてフタをし、2～3分ほど弱火で加熱します。
13. パセリを散らしオリーブオイルをまわしかけ、あさりを戻して完成です。

材料さえ揃えたら調理時間は15分ほどで仕上がる、簡単人気レシピです。つぼ鯛の脂がのってふっくらとした食感を、活かした料理になります。ドライトマトはあればで良いですが、入れるとさらにコクと旨みが増すでしょう。フライパンに魚が入らない場合は、頭の部分を切り落としても良いです。

煮ている時は皮の表面が乾燥するため、煮汁でしっとりさせるイメージでかけてください。味を見て煮詰まり過ぎだと感じたら、少し水を足して調整します。

焼き魚にすることが多いつぼ鯛は、魚の煮付けにしてもとてもおいしいです。煮汁の量が少ないと、焦げやすいので注意しましょう。時々フタを取って、スプーンなどで煮汁をすくって身にかけながら煮ていくと、全体に味が馴染みます。魚のコラーゲンが煮汁にも染み出るので、汁ごとアツアツのごはんにのせると絶品です。

香ばしく焼いた干物にきのこのポン酢だれを組み合わせて、さっぱりとした味わいに仕上げました。きのこの歯ごたえも楽しめて、とてもおいしいです。大根おろしはしっかり水気を切っておくと、味がぼやけません。冷凍干物を使用する場合は、自然解凍をしてから調理するようにしてください。そうすることで、魚のくさみを出さずに食べれます。

つぼ鯛をクリームソースでコトコト煮た人気レシピです。煮込む前に、魚をバターで焦げ目が付くまで香ばしく炒めることがポイントになります。また、魚に小麦粉をまぶしておくと、ソースも絡みやすくクリームにとろみがつきます。

仕上げにトッピングする野菜は、家にあるもの何でもOKです。子供から年配の方まで食べやすい料理ですので、ぜひ試してみてください。

つぼ鯛の特徴や旬の時期、おすすめのレシピなどを紹介しました。プリプリした食感と脂ノリが抜群で、くどくない脂の味わいが、クセになる美味しさです。普通の鯛と同じ料理レシピでも美味しく仕上がるので、たまにはつぼ鯛を取り入れてみるのもおすすめです。興味のある方はネットで手軽に購入できるので、ぜひ試してみてください。