2021年07月03日公開
2024年11月12日更新
低温調理法「ミキュイ」の特徴とは?コンフィとの違いやレシピも紹介
ミキュイの特徴や作り方をまとめました。低温調理法で作る時のポイントやコツ、コンフィとの違いなども解説します。サーモンなどを使った美味しいミキュイの料理レシピも厳選して紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ミキュイの特徴やおすすめレシピを知りたい!
今日は家のバジルで作ったジェノベーゼday2、サーモンのミキュイにしたよ。合うーーーー! pic.twitter.com/p1R558FrCh
— Yuka Nomoto (@YukaNomoto1) June 7, 2021
ミキュイという名前を、フランス料理のメニューで見たり聞いたりしたことがあるかもしれません。ミキュイは「半分火が通った」と意味するフランス語で、いわゆる半生の状態を示します。本記事では、ミキュイの調理法やおすすめの人気レシピなどを紹介しましょう。コツさえつかめば意外と簡単に作れるので、ぜひ参考にしてみてください。
ミキュイの特徴
食材を半生に仕上げる低温調理法
サーモンのミキュイ(*'ω'*)
— 忽那まこ/低温調理研究Vtuber🍞 (@makokutuna) June 29, 2021
ブライニング(塩水漬け)を一時間('ω')ノ
低温調理でバジルソースで食べたーい(^^♪#サーモン #低温調理 #ミキュイ pic.twitter.com/MMaCScGhXO
ミキュイは低温でゆっくりと加熱しながら、半生の状態に仕上げる料理です。生々しくても、焼きすぎてパサパサになっても美味しくないので、火の通し具合がポイントになります。また、半生の状態で食べるため、食材は生でも食べれる新鮮なものを使用することが重要です。代表的な食材では、サーモンの刺身などがよく使用されています。
半生ならではのしっとりとした柔らかい食感が魅力で、口の中でとろけるような舌触りを楽しめます。バジルソースやバターソースなど、好みのソースをかけて食べるのが人気です。
コンフィとの違い
本日の酒のお友は、赤海老のミキュイ
— しほンヌ (@shiho37857229) October 5, 2020
ミキュイって書いてみたはいいけど、コンフィとの違いがわからない🙃
美味しいからいいか!
写真だと血まみれに見えるね✨ pic.twitter.com/6MGmbxsMWk
フランス料理にコンフィという調理法のメニューがありますが、ミキュイとの違いに戸惑う方も多いようです。コンフィはオリーブオイルなどの油で、食材を煮る調理法になります。じっくりと加熱しながらオイルを染み込ませて、シューシーに仕上げることがポイントです。
調理法は違いますが、共通する点をいえば低温調理でゆっくりと加熱させることになります。そのため、どちらもしっとりやわらかく仕上がり、料理のビジュアルも似たような感じに見えるのでしょう。
ミキュイのおすすめレシピ
サーモンのミキュイ
【材料】2人分
- 生食用サーモン:2切れ(100g×2)
- 塩こしょう:適量
- EXVオリーブオイル:大さじ1
- バルサミコビネガー:100ml
- EXVオリーブオイル:適量
- ハーブ(イタリアンパセリ、ディル):適量
【作り方】
- 低温調理器を49℃20分に設定します。
- 皮を取った状態のサーモンの両面に、塩こしょうをします。
- フリーザーバッグにサーモン、EXVオリーブオイルを入れます。
- 空気を抜いて真空密封します。
- 設定温度に達したら、3のフリーザーバッグを湯せんに入れます。
- 小鍋にバルサミコビネガーを入れて、とろとろの状態になるまで煮詰めます。
- 5の終了タイマーが鳴ったら、フリーザーバッグを取り出します。
- サーモンを取り出して、器に盛り付けハーブを飾ります。
- 仕上げにオリーブオイルとバルサミコソースをかけて完成です。
家で簡単にレストランの味が再現できる、サーモンミキュイの作り方です。サーモンそのものの美味しさを引き立てるため、シンプルなバルサミコソースと組み合わせました。作り方のポイントは、サーモンがとても柔らかいので、フリーザーバッグから取り出す時は崩れないように注意することです。レシピは低温調理器のBONIQを使用しています。
ブリの和風甘辛ミキュイ
フライパンを使った簡単な作り方です。ブリを甘辛醤油だれに漬けて、和風仕立てにしました。昆布のクッションを敷いて、じっくりと火を通すのがコツです。そうすると、フライパンでもしっとりとした柔らかな仕上がりになります。手作りの泡マヨのシュワシュワ感との相性もバッチリです。紫玉ねぎなどのさっぱりとした野菜と共に食べてください。
サーモンのミキュイとフキノトウのムース
サーモンのミキュイをムースにした、新感覚の料理レシピです。低温調理すると滑らかな食感になる特徴を活かしました。トマトの透明なジュレは時間がかかるので、前日から作っておくとスムーズです。また、フキノトウはアクが強い食材ですので、必ず下茹でをしましょう。
仕上げにハーブやピンクペッパーなどをトッピングすると、見た目も華やかになります。お祝い事やおもてなしメニューにするのもおすすめです。
ミキュイは独特の食感が楽しめる魅力的な調理法!
昨日作ったサーモンのミキュイ。真空にする機械を買ったから、嬉しくて作ってみた(笑)。なんかおままごと感覚でたのしい😌💕45度で30分湯煎する半生のサーモンです。もっときちんと盛り付けとかしたら、レストランちっくだね🍴 pic.twitter.com/fFImD68bD7
— _kaori_ (@kaori63793170) April 14, 2021
低温調理法で作るミキュイの特徴や美味しく仕上げるコツなどを解説しました。火加減や火を止めるタイミングが最大のポイントですので、調理中は火元から離れずに様子を見ておくようにしましょう。低温調理器があれば活用した方が、加熱しすぎる心配がいりません。新鮮な食材を使って、さまざまなミキュイ料理にチャレンジしてみてください。