冬至かぼちゃの作り方を紹介!なぜ冬至に食べるのか・由来や地域性も

冬至かぼちゃの作り方を解説します。冬至かぼちゃの基本レシピや、簡単に作れるアレンジ法をまとめました。なぜ冬至にかぼちゃを食べるのか、その由来や地域による違いについても説明しているので、冬至かぼちゃのレシピと一緒にチェックしておきましょう。

冬至かぼちゃの作り方を紹介!なぜ冬至に食べるのか・由来や地域性ものイメージ

目次

  1. 1冬至かぼちゃの由来や作り方を知りたい!
  2. 2冬至かぼちゃの由来と地域による違い
  3. 3冬至かぼちゃの基本レシピ
  4. 4冬至かぼちゃを作ってみよう!

冬至かぼちゃの由来や作り方を知りたい!

冬至になると食べられる冬至かぼちゃですが、なぜ冬至にかぼちゃを食べるのか知っていますか?本記事では、冬至かぼちゃの由来や基本的な作り方をまとめました。冬至かぼちゃの簡単な作り方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

冬至かぼちゃの由来と地域による違い

風邪予防に効果的と考えられている

夏に採れるかぼちゃをなぜわざわざ冬至に食べるのかというと、保存のきくかぼちゃを食料がなくなる冬の非常食として使っていたためです。今でこそ1年中いつでも食料が手に入る時代ですが、昔は冬になると食料の入手が困難でした。そのため、長持ちするかぼちゃを冬までとっておいて、大事に食べながら厳しい冬を越していたのです。

また、かぼちゃにはビタミンなどの栄養が豊富に含まれており、体にも良い効果が数多くあります。昔の人たちはそこまで詳しいことは知らなくても、かぼちゃが健康のためになることは知っていました。かぼちゃを食べると風邪予防になったり長生きできると信じられていて、それが今でも冬至にかぼちゃを食べるという風習につながっているのです
 

運を呼び込む「運盛り」とは?

昔は冬至に「ん」がつく食べ物を食べると縁起が良いとされており、それを「運盛り」といっていました。かぼちゃはそのままだと「ん」がつきませんが、漢字で書くと「南瓜(なんきん)」となり「ん」がつくようになります。

その他の「ん」がつく運盛りの食材は、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、饂飩(うどん)です。これらとかぼちゃは合わせて「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれており、冬至に食べると運が呼び込めるといわれています

地域によって食べ方が異なる

冬至かぼちゃは地域によって食べ方が異なり、レシピもさまざまです。一番多いのはかぼちゃだけ煮たシンプルなものですが、京都では他の野菜と煮込んだり北海道ではかぼちゃ入りのお汁粉にして食べたりしています。

有名な食べ方が東北の「いとこ煮」と呼ばれるもので、これは小豆と一緒に煮込んだ甘い冬至かぼちゃのことです。小豆はもともと厄除けや魔除けに使われており、かぼちゃと一緒に使うことでさらに縁起が良くなると考えられています。

冬至かぼちゃの基本レシピ

材料・作り方

【材料】

  • 小豆 250g
  • かぼちゃ 1/4個
  • 水 500ml
  • 出汁 250ml
  • 砂糖 大さじ1
  • 醤油 大さじ1
  • みりん 大さじ2

【作り方】
  1. 小豆を水で洗い、水気を切ります。
  2. 小豆をフライパンに入れて、中火2分ほどで炒めます。
  3. 2と水を鍋に入れて、沸騰したら蓋をして弱火にします。
  4. 時々かき混ぜながら、30分ほど煮ます。
  5. 煮汁がなくなったら火を止めます。
  6. かぼちゃの種とワタを取り除き、ひと口大に切って面取りをします。
  7. 出汁にかぼちゃと小豆を入れて、グラニュー糖を加えます。
  8. 落し蓋をして、弱火で5分ほど煮ます。
  9. 醤油とみりんを加え、再び落し蓋をして5分煮たら完成です。

小豆を使った冬至かぼちゃの基本レシピです。出汁を使った甘さ控えめの味で、他のおかずやご飯とも合わせやすい一品です。砂糖はグレニュー糖でなくても大丈夫ですが、グラニュー糖を使うとすっきりとした優しい甘さに仕上がります。煮た小豆は冷凍しておくことができるので、使わなかった分は保存しておくと便利です。

冬至かぼちゃを簡単に作る方法

小豆入りの冬至かぼちゃは甘くて美味しいですが、煮る作業に時間がかかってしまところが難点です。小豆を煮るのが面倒な場合は、缶詰の茹で小豆を使って簡単に作ってしまいましょう

缶詰の種類によっては砂糖が入ったものもあるので、すでに甘みのある茹で小豆を使う時はレシピから砂糖を省きましょう。自分好みの味に仕上げたい場合は、無糖の缶詰を使うのがおすすめです。

冬至かぼちゃを作ってみよう!

冬至かぼちゃの由来や基本レシピをまとめました。甘くて美味しい冬至かぼちゃは、おかずだけでなく子供のおやつやスイーツとしても使うことができます。冬至以外でもいろいろな場面で活躍してくれるので、ぜひ冬至かぼちゃを作ってその味を楽しんでみてください。

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