人気の「とり天」の基本の作り方を伝授！簡単なアレンジレシピもチェック

とり天は、鶏の天ぷらを酢じょうゆやポン酢につけて食べる、大分県の名物料理です。ふんわりとした衣と、ジューシーな鶏肉が好相性で、から揚げとはまた違った食感が楽しめます。

本記事では、基本的なとり天の作り方とともに、人気のアレンジレシピを紹介していきます。メイン料理からお弁当のおかず、お酒のおつまみまで、さまざまなシーンに役立ててください。

とり天作りに必要な材料は、鶏むね肉、醤油、酒、しょうがとにんにくのすりおろし、薄力粉、片栗粉、卵、水、揚げ油です。使用する鶏肉の部位に決まりはありませんが、一般的にむね肉が使われることが多いです。

衣は、しっとりと柔らかな衣に仕上がる小麦粉と、カリッとした食感が楽しめる片栗粉を合わせて使用しましょう。両方使うことで、ちょうどよい食感に仕上げることができます。

鶏むね肉は、パサパサした食感になりやすいですが、調味料を揉み込むことでしっとりやわらかになります。まず始めに鶏肉の余分な脂を取り、そぎ切りにします。醤油、酒、しょうがとにんにくのすりおろしを混ぜ、手で揉み込みます。手が汚れるのが嫌な方は、ポリ袋に鶏肉と調味料を入れ、袋ごと揉み込んでもOKです。

味を染み込ませたら、薄力粉、片栗粉、卵、水で作った衣にくぐらせます。あとは180度に熱した揚げ油でカラッとなるまで揚げたら、出来上がりです。天つゆ、ポン酢、塩などをつけて食べましょう。

鶏のむね肉は、リーズナブルで使いやすい食材ですが、脂身が少ないためパサつきがちです。美味しく作るコツは、鶏むね肉を繊維に対して、直角に切ることです。繊維を断ち切ることで、ふっくらとした食感に仕上がります。

また調味料と合わせたら、すぐに揚げるのではなく、1時間程度冷蔵庫で寝かせましょう。そうすることで鶏むね肉に調味料の水分が吸収され、しっとりとやわらかな口当たりになります。

【材料】

• 鶏むね肉 1枚
• 塩 小さじ1/4
• 砂糖 小さじ1/2
• 大葉 10枚
• スライスチーズ 2枚
• 薄力粉 適量
• サラダ油 適量
• 水 70ml
• 薄力粉 50g
• 卵 1/2個
• A水大さじ2
• Aしょうゆ大さじ1
• A砂糖大さじ1
• A酒小さじ2

1. 鶏むね肉を削ぎ切りにし、塩、砂糖をふります。
2. 鶏肉、大葉を重ね、4つに分けて丸めたスライスチーズを包みます。
3. 薄力粉を全体につけます。
4. ボウルに水、卵を入れて溶き、薄力粉を加えてさっと混ぜます。
5. 鶏肉に衣をしっかりと付け、油で3分半～4分揚げます。
6. 材料Aを入れて弱火にかけます。
7. (5)に(6)を添えたら完成です。

子供も大好きなチーズをプラスした、とり天の人気アレンジレシピです。パサつきがちな鶏むね肉は、塩と砂糖をふることで、しっとりと食べやすい食感に仕上がります。簡単に作れるので、献立の一品やおつまみに作ってみてはいかがでしょうか？冷めてもやわらかさが続くので、お弁当にもぴったりです。

【材料】

• 鶏むね肉 1枚
• 溶き卵 1個分
• 薄力粉 大さじ3
• 揚げ玉 100g
• サラダ油 適量
• A塩 小さじ1/3
• Aこしょう 少々
• Aマヨネーズ 大さじ1

1. 鶏肉は縦半分に切り、斜めに包丁をあてて削ぐように1cm幅に切ります。
2. ボウルに鶏肉、材料Aを入れて馴染ませます。
3. 溶き卵、薄力粉を加えて全体にまぶします。
4. 揚げ玉を表面につけます。
5. フライパンにサラダ油を入れて180℃に熱し、(4)を入れます。
6. 両面きつね色になるまで3分程揚げ焼きにしたら完成です。

鶏むね肉に揚げ玉をまとわせた、カリカリ食感のとり天アレンジです。下味にマヨネーズを使い、しっとりジューシーに仕上げます。お弁当のおかずやおつまみにもおすすめです。

【材料】

• 鶏むね肉 2枚
• 片栗粉 適量
• サラダ油 適量
• A酒 大さじ2
• A塩 小さじ1/2
• Aしょうがすりおろし 小さじ2
• あおさ粉 小さじ2

1. 鶏むね肉はひと口大の削ぎ切りにします。
2. ボウルに(1)を入れて材料Aを加え、10分置きます。
3. 表面に片栗粉をまぶします。
4. フライパンにサラダ油を入れて180℃に熱し、(3)を3分揚げて油を切ります。
5. ビニール袋に(4)とあおさ粉を入れ、均一に付くようよく振ったら完成です。

カラッと揚げたとり天に、あおさ粉をたっぷりまぶしたアレンジレシピです。磯の香ばしい香りと、塩気がヤミつきになる美味しさです。味がしっかりしているので、お弁当のおかずや、おつまみにも喜ばれます。あおさ粉は加熱すると色や香りが抜けるため、食べる直前に振りかけると良いでしょう。

【材料】

• 鶏むね肉 1枚
• マヨネーズ 大さじ1.5
• めんつゆ 小さじ1
• にんにくチューブ 1cm
• ゆずこしょう 小さじ1
• A片栗粉 大さじ3
• A小麦粉 大さじ3
• A水 大さじ4

1. 鶏むね肉をそぎ切りに切ります。
2. ポリ袋に、鶏肉、マヨネーズ、麺つゆ、にんにくチューブ、ゆずこしょうを入れます。
3. 袋の外からもみ込みます。
4. 全体がなじんだら袋を結び、常温で10分放置します。
5. 鶏胸肉を放置している間に、ボウルに材料Aを混ぜ合わせておきます。
6. 混ぜ合わせた(5)の中に、鶏肉をどさっと入れ、混ぜます。
7. 180度の油で揚げていきます。
8. 油切りして、器に盛り付けたら完成です。

ゆずの香りと、ピリっとした辛味がたまらない、アレンジレシピです。マヨネーズを加えることで、鶏肉がふっくらとやわらかく仕上がります。おつまみはもちろん、お弁当にも喜ばれます。

こちらは、野菜の甘酢だれで食べるさっぱりとり天です。甘酢だれはレンジを活用すると、簡単に作れます。人参やもやし以外に、ピーマンやたけのこなどを入れても美味しいです。おつまみはもちろん、お弁当にもおすすめです。

【材料】

• うどん 1玉
• カレー塩 少々
• 鶏天 3個
• 青ネギ 少々
• 豚こま肉 20g
• A油揚げ 1/2枚
• Aほんだし 小さじ1
• A水 500㏄
• A醤油 小さじ2
• Aみりん 大さじ1
• カレールー 2片（50g）
• 卵 1個
• B水 20㏄
• Bほんだし 小さじ1/2
• B淡口醤油 小さじ2
• B片栗粉 小さじ1/2
• B水 160㏄
• 鶏もも肉 1枚
• 醤油 小さじ2
• ごま油 小さじ1
• C卵 1個
• C片栗粉 10g
• C薄力粉 20g
• 青ネギ 適量

1. 鶏肉は食べやすい大きさに切り、醤油とごま油で揉み込みます。
2. 油揚げと豚こま肉は小さく切ります。
3. 鍋に油を熱し、(2)を入れて炒めます。
4. 材料Aを加えて煮込み、カレールーを入れて5分煮込みます。
5. ボウルに卵を割り入れ、材料Bを加えてよく混ぜます。
6. 鍋に入れ、とろみが出るまで煮込みます。
7. Cで衣を作り、(1)をくぐらせ、油で揚げます。
8. 器に茹でたうどんを入れ、(4)、(6)の順にかけます。
9. とり天、小口切りにした青ネギをあしらったら完成です。

こちらは、辛旨カレーうどんに、まろやか卵あんが絶妙に絡み合う人気レシピです。とり天が入って、食べごたえがあるので、ひと皿で満足間違いなしです。とり天の衣を混ぜすぎないことが、美味しく仕上げるポイントです。ダマがのこっている程度でも良いので、さっくり混ぜて、揚げましょう。

余ったとり天のおすすめリメイクレシピが、こちらの親子丼です。とろとろ卵と、ふわふわ鶏肉のジューシーさがマッチし、一味違う美味しさが楽しめます。味付けはめんつゆをベースにしているので、簡単に作れます。卵は少し固まったらすぐに火を止め、余熱で半熟に仕上げましょう。

人気の冷やしぶっかけうどんに、とり天をトッピングして、ボリューム満点に仕上げたアレンジレシピです。つゆは市販のものを使って、簡単に作りましょう。とり天は食べやすい大きさにカットしておくと食べやすいです。最後にすだちをきゅっと絞ると、香りが引き立ち美味しいです。

大人気のとり天の基本的な作り方と、人気アレンジを紹介してきました。ふっくらジューシーな味わいは、一度食べるとヤミツキになること請け合いです。調味料に漬け込んで揚げるだけで、簡単に作れるので、お弁当やおつまみにも大活躍します。本記事を参考に、ぜひとり天レシピをマスターしてみてください。