2021年06月03日公開
2024年11月11日更新
沖縄の郷土料理「中身汁」の作り方を伝授!モツの臭みの取り方も!
沖縄の中身汁とはどんな料理であるのか詳しくまとめました。基本の作り方レシピや美味しく仕上げるポイントなども、紹介しましょう。また、中身汁を簡単に作れる方法やモツの下処理の仕方なども解説するので、ぜひチェックしてみてください。
中身汁の作り方やポイントを紹介!
ケンミンshowで
— snowball condominium (@snowballcondo) June 6, 2020
沖縄特集をして頂いた時に
見てから食べたくなりました🤣
沖縄県民は
中身汁とライスだけでもいけます🤣#中身汁 #沖縄グルメ#秘密のケンミンshow pic.twitter.com/YxmbjOyElv
中身汁は沖縄の郷土料理で、豚のモツを使ったすまし汁です。沖縄ではお正月やお祝いなどに作る、めでたい料理の一つになります。やわらかく煮こまれたモツと、豚の旨みやかつおだしが効いたスープが絶品で、一度食べたらまた食べたくなるほどクセになる美味しさです。
本記事では、家でも簡単に作れる中身汁の作り方レシピを紹介します。下処理の方法なども解説するので、ぜひ参考にしてください。
中身汁の基本レシピ
材料・下準備
【中身汁】(沖縄県)
— 🇺🇳✈️探求!日本の伝統旅 🛩🇯🇵 【Authentic Japan Tours】 (@traditiood) December 17, 2020
豚の内臓を使った郷土料理で、いわゆる「モツ」のこと。豚の内臓、椎茸、コンニャクをかつおだしで煮立て、塩や醤油で味付けしたもの。#日本料理 #伝統文化 #滋養 #沖縄県 #旅行 #観光地 #グルメ好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/gMuQjgcPqy
【材料】
- 中身(豚のモツ):300g
- 豚赤肉:150g
- 切りこんにゃく:1/2袋
- 干し椎茸:3枚
- 醤油:大さじ1
- 塩:小さじ2
- A椎茸戻し汁:1カップ
- Aかつおだし:5カップ
- A豚だし(ゆで汁):2カップ
- 下処理用味噌:大さじ1
- 下処理用小麦粉:大さじ2
調理を始める前に、モツの臭みを取り除くための下処理をしておきます。ボウルに小麦粉とモツを入れて、揉み洗いをしてください。しっかり揉み洗いをしたら、お湯で2回丁寧に洗い流します。
次に、味噌を入れてもう一度揉み洗いをし、お湯で洗い流します。味噌で揉むことにより、モツの香りが良くなります。最後に鍋でモツを2回ほど茹でこぼしたら、下処理の完了です。
作り方
【作り方】
- 中身(豚モツ)は食べやすい大きさにカットします。
- 豚赤肉はかぶるくらいの水で茹でて、短冊切りにします。
- 2の茹で汁は豚だしとして使用するので、捨てないで取っておきましょう。
- 干し椎茸は水で戻して、千切りにします。
- 4の戻し汁も使用するので、取っておきましょう。
- 切りこんにゃくは、あく抜きをします。
- 鍋にAのだし汁と中身、豚肉、椎茸を入れて、弱火で煮ます。
- 6と半分量の塩を入れ、1時間ほどやわらかくなるまで煮込みます。
- 残りの塩と醤油で味を調えて完成です。
沖縄名物の中身汁の基本的な作り方レシピです。弱火でモツがやわらかくなるまで、じっくりと煮込ことがポイントになります。強火で煮ると汁が濁ってしまうため、火加減には充分気を付けてください。
また、豚赤肉の茹で汁や椎茸の戻し汁は、スープのだしとして使用するので、捨てずに取っておきましょう。お好みでおろししょうがを加えると、さらに風味が良くなります。
中身汁を簡単に作るポイントとアレンジ
簡単に作るポイント①処理済みのモツを使う
先日これが沖縄のお雑煮と言ったら絶対嘘だろ!と言われましたが
— ぽちょむきん (@potemkin0P) January 4, 2021
これが沖縄のお正月のお雑煮豚のモツ汁こと豚の中身汁です
いやマジで名前がそのまんま豚の中身汁
豚の中身の汁 pic.twitter.com/mvI6aaqCdT
下処理には結構な手間と時間がかかります。しかし、下処理をしないとモツの臭みが強いため、美味しく仕上がりません。下処理の手間を省いて簡単に作りたい場合は、すでに下処理済みの豚モツを使用すると良いでしょう。
最近はスーパーなどで、下処理済みや茹で済みとパッケージに明記されたものが、販売されています。ちなみに、こんにゃくもあく抜き不要のものがあるので、時短で作りたい方にはおすすめです。
簡単に作るポイント②圧力鍋を使う
沖縄の正月料理に欠かせない中身汁の仕込みしてます🍲💨豚モツ茹でこぼし🌀透き通るまで頑張りました🔥
— KaY🏢法人5期目🍯🐝⋆゜ (@kay_room) December 30, 2020
あとは圧力鍋様に任せた
美味しくできますように(⌯ᵒ̴̶̷̥᷄ ᐜ ᵒ̴̶̷̥̥᷅ ) pic.twitter.com/Y7uSm89Z3m
モツは茹で時間が足りないと、噛み切りにくく食感が良くありません。最低でも弱火で50分ほど、じっくり煮込む必要があります。中身汁は煮込めば煮込むほど、具材がやわらかくなり、味が染みて美味しくなる料理です。しかし、なるべく時間をかけたくない場合や急いで作りたい場合もあるでしょう。
そんな時は圧力鍋を使用すると簡単です。モツの下処理の段階で使用すすることもできますし、具材を煮こむ時に使用しても良いです。圧力鍋なら20分ほど煮込めば、美味しい中身汁ができあがります。
中身汁のアレンジ方法
今日はおかわりにも間に合わずだったので、帰宅して中身汁作り。具材はアレンジ満載で、オリジナルとはかけ離れてますが美味しかったです。また沖縄で食べたいな😋🤘 #中身汁 #アレンジ #鰹出汁 pic.twitter.com/I1aga5Ziw6
— クリス★MAN太郎 (@keigong1001) July 26, 2019
中身汁には豚肉の旨みがギュッと詰まっているので、麺を入れて沖縄そばのようにアレンジしてもよく合います。市販の麺のだしを加えて、お好みの味に調整しても美味しいでしょう。また、基本の中身汁に少し醤油を足して味を濃くし、水溶き片栗粉を加えると、あんかけ風にアレンジできます。白ご飯の上にのせて、丼にして楽しむのもおすすめです。
中身汁で沖縄の味を楽しもう!
ごはんなのだー。
— アツイ(ごみを集めるアライ)さん (@hakobu_araisan) May 22, 2021
中身汁とかいう沖縄の郷土料理なのだ〜。これしか知らないのだ#アライさんごはん pic.twitter.com/ey0pZXxFew
沖縄の郷土料理である中身汁の作り方について解説しました。美味しく仕上げるには、豚モツの下処理をしっかりとすることです。すでに下処理済みのモツを使用したり、圧力鍋を使って調理すると、手間が省けて簡単にできます。まだ中身汁を食べたことがない方は、とても美味しいのでぜひ作ってみてください。