2021年05月22日公開
2024年11月10日更新
沖縄の島野菜「オオタニワタリ」とは?育て方や美味しい食べ方も!
沖縄の島野菜「オオタニワタリ」について紹介します。シダ植物であるオオタニワタリの育て方や食べ方を解説!置き場所や気温、水やり、肥料の与え方をまとめています。そして、オオタニワタリの味や食感を堪能できる美味しい食べ方を参考にしてください。
オオタニワタリの育て方と美味しい食べ方を紹介!
Asplenium antiquum Makino
— Hari Devkota (@Devkota_HP) March 19, 2021
オオタニワタリ#FernFriday #ferns pic.twitter.com/HqTDRfsZ1N
オオタニワタリは沖縄で見られる食用のシダ植物です。実は絶滅危惧種(IB類)に指定されており、日本の本州ではめったに見かけることができません。しかし、沖縄では昔から食べられている植物であり、観賞用ではなく食用として親しまれています。そんなオオタニワタリの育て方と美味しい食べ方をチェックしていきましょう。
オオタニワタリの育て方と注意点
栽培に最適な置き場・気温
今回は台風の影響もそれほどなく、
— 〜琉球村〜むかし沖縄にタイムスリップ! (@kijimuna_ryukyu) September 6, 2020
ひと安心な琉球村です😆☝️
念のため園内を見回りながら見つけた『オオタニワタリ』
新芽は天ぷらにしてたべれまーす🌿#沖縄#沖縄料理 #沖縄台風 #琉球村 pic.twitter.com/GIW8ITyDzW
この植物を家庭で栽培することは可能です。育て方に関係する置き場や気温に気をつければ大丈夫です。最適な育て方として、オオタニワタリが亜熱帯海洋性気候で育つ「チャセンシダ科」であることを忘れないことが大切になります。沖縄では自生していますが、それ以外では鉢植えで販売されているものを購入しましょう。
置き場所は湿度の高い環境を選びましょう。高温多湿に強く、耐陰性もあります。室内の日光が入る場所であれば問題ありません。ただし、エアコンの風が直接あたると葉が傷むので気をつけてください。温度は10℃以下にならないように気をつけましょう。
水やり・肥料の与え方
オオタニワタリの新芽は、食べられるらしい!?
— 多花園 (たかえん) みゆき@八丈島 (@GjxaWDTrIgp1TN0) April 25, 2019
どうやって食べるの?? pic.twitter.com/ni5KhTLhkN
水やりはしっかりと行いましょう。高温多湿を好む植物なので、鉢植えの底から水が流れ出るくらいあげてOKです。春から秋にかけての時期はしっかりと水やりをして、冬は少し抑えてあげてください。これは気温が下がると休眠する特徴があり、水をあまり必要としなくなるからです。
育て方のポイントとして、肥料はあげなくても元気に育つ植物です。もちろん、肥料を与えてあげると成長が促進されます。置き肥や液肥などを10日に1度あげれば十分です。また、室内における育て方として、有機肥料より化学肥料を使うことでコバエの発生を防げるのでおすすめとなっています。
育てる時の注意点
オオタニワタリ
— カメレンジャー (@lspHRBCcivFvOPa) October 3, 2019
雨です☔結構、降ってます。
通勤通学、足元お気をつけて下さい。
今日も、1日頑張りましょう🎵 pic.twitter.com/0GyfhtPdoK
育て方の注意点として、さきほどから紹介しているように気温に気をつけてください。日本では基本的には沖縄でしか自生していないように、低温に弱い植物です。10℃以下にならないようにすることが大切です。冬場は室内に置いていても、日当たりの良い場所を確保するようにしてください。
用土としては高湿度な環境を作られるものがおすすめです。ミズゴゲやバークチップ、ベラボンなどを使用しましょう。ただし、常に湿らすと用土がカビる原因になるので、適度に乾燥させることも忘れないようにしてください。
オオタニワタリの美味しい食べ方
沖縄や台湾では油調理がポピュラー
今日もオードブルのご注文をいただきましたー!
— 沖縄居酒家 石垣島 (@yaeyamasobako) March 16, 2021
当店のオードブルに決まったメニューはないのですが、旬の食材を使っています。
今回は「オオタニワタリの天ぷら」が入っています。
オオタニワタリは、島でもなかなか食べる機会のない野菜の一つ。
アスパラみたいな食感で、私も大好きです。#石垣島 pic.twitter.com/touSdrLYvw
オオタニワタリはシダ植物であり、ワラビやゼンマイのように美味しい食べ方が存在します。沖縄や台湾では油調理がメインで、チャンプルーのような食べ方が、美味しい味を堪能できる方法です。ただし、生食は美味しい味とはいえないので注意しましょう。食感の良さを活かした食べ方がおすすめです。
チャンプルー以外の調理方法では、天ぷらや煮物に使うのもよいでしょう。台湾ではにんにくや梅干しなどと一緒に炒めて食べるそうです。沖縄の居酒屋ではアダンという島野菜とあわせて炒めたものが出されています。
下ごしらえの方法
三茶の我如古へ禁断症状を抑えるため行きました。
— 高橋光夫 (@qzm03114) December 12, 2020
石垣の農家さんが今シーズン初出荷を東京へ送った!で、東京のお店で食べる!オオタニワタリ! pic.twitter.com/997ZeIS9mk
調理する際は下ごしらえをする場合と、そうでない場合があります。新芽の場合は他の山菜と比較すると、クセや苦味が少ないため下ごしらえが不要な場合もあり、汚れを落とすために軽く洗うだけの場合もあります。しかし、基本的にはアクが強いため、アク抜きをするほうが良いでしょう。
オオタニワタリの新芽をよく洗って、沸騰したお湯に塩を入れて7~8分茹でましょう。柔らかくなったものを冷水にさらしたら下ごしらえは完了です。天ぷらやおひたし、ごま油やオリーブオイルを使った炒めものがおすすめになります。
オオタニワタリは観葉植物として育てられる!
まるでパイナップル。瀬底島のチンガー。つまり井戸。オオタニワタリがいい味出してます。前にあるのは香炉といってここが拝む場所だということを示しています。小銭が乗っています。 pic.twitter.com/Tnz09iCC5i
— 小原猛@琉球奇譚・沖縄怪談👻 (@damdambooks) May 14, 2019
沖縄で自生しているオオタニワタリについて紹介しました。観葉植物として育てられるだけでなく、味も美味しい植物です。沖縄ではポピュラーな食べ物で、炒めたり天ぷらにしたりと調理方法もさまざまあります。コリっとした食感が魅力なので、ぜひ食べてみてください。