2021年05月12日公開
2024年11月10日更新
ふきの葉を使ったおすすめレシピ!佃煮など人気料理や下処理の仕方も!
ふきの葉を使ったおすすめレシピを紹介します。炒め物や佃煮をはじめとした、茎も葉も余さず使える人気料理をまとめました。また、苦味を抜いておいしく食べるための正しい下処理の仕方も解説。ふきの葉を活用したい人は必見です。
ふきの葉の人気レシピを紹介!
ふきの葉の佃煮作った(*´ω`*)
— まにまに (@manima_00561) May 2, 2021
少し癖があるけど味濃いめにして白ごま入れたからいい感じになってる!#本日の飯テロ的ななにか pic.twitter.com/dZ3ExPjROF
ふきは、春になると旬の食材として、スーパーなどでよく見かけるようになります。しかし、茎の状態で売られている場合がほとんどで、葉を見かけることがあまりありません。そのため、葉は食べられないというイメージがある人も多いでしょう。
アクがあって苦味が強い部分ですが、しっかりと下処理をすることで、茎と同様おいしく食べられます。この記事では、ふきの葉の下処理方法や、定番の佃煮や炒め物をはじめとした人気料理のレシピを紹介します。
ふきの葉の特徴と下処理方法
ふきの葉は香りがよく美味しい
ふきの葉味噌
— むう (@ysbiyoriy) May 4, 2021
ふきの葉っぱ食べられるんだ😂
今までは、こんな食べ方を知らなかったから、葉っぱ棄ててたんよ😅
もったいない。 pic.twitter.com/QNrex9j2SP
ふきの葉は、実は茎よりも独特の香りが強い部分です。葉を加えることで、より一層春の香りが楽しめる料理になります。しかし、アクが強く苦味があるので、そのまま食べることは難しい部分でもあります。その分、茹ですぎで味が抜けてしまう心配もなく、そのほろ苦さが料理のアクセントにもなってくれるのです。
独特な香りや味は、醤油や味噌、ごま油などさまざまな味付けにもよく合います。副菜にはもちろん、お弁当のおかずや、お酒のあてとしても活用できます。佃煮などにすれば保存もきくので、休みの日に作って平日に使うという活用もおすすめです。ただし、葉はどれでも料理に使えるというわけではありません。
料理に使う葉は鮮度が重要となりますので、鮮度の高いものを選ぶ必要があります。葉の色が鮮やかな緑色のふきを選んでください。すでに黄色や茶色に変色している葉は、鮮度が落ちています。破棄するか、下処理の際に取り除いてください。
ふきの葉の下処理方法
次はふきの葉を茹でてる(*´ω`*)葉が大きいから長めにあく抜きしなきゃ pic.twitter.com/9WhiaTqYVx
— まにまに (@manima_00561) May 2, 2021
【下処理方法】
- ふきの葉を水を変えながらよく洗い、ごみや汚れを落とす
- 黄色や茶色に変色している部分があれば取り除く
- 鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩を入れる
- 上下を入れ替えながら、5分程中火でゆでる
- 冷水に浸けて1時間以上~1日置く
- 水気を切ってみじん切りにするか、広げて保存する
アク抜きで重要なポイントは、汚れを落とすこと、茹でること、冷水にさらすことの3つです。洗う段階では、泥や汚れがないようしっかりと洗っておきましょう。茹でる時の塩加減は、水1.5Lに対し塩小さじ1程度の割合です。茹でながら味をみて、好みの茹でる時間を調整しましょう。
最後の冷水でつける工程が、あく抜きで最も重要になります。この工程がないと、強い苦味が残ってしまうためです。ほろ苦さを残したい場合は1時間程度、しっかりとアク抜きしたい場合は、半日~1日浸けておくと良いでしょう。半日以上浸ける場合は、途中で水を替えてください。
ふきの葉の人気レシピ【炒め物】
ふきの葉の油炒め
【材料】
- ふき(葉も含む)…1パック
- ごま油…少々
- 刻み唐辛子…少々
- 4倍濃縮めんつゆ…大さじ2
- いりごま…適量
【作り方】
- ふきをラップのまま切り、葉の部分を切り離す
- 鍋に湯を沸かし、塩をひとつまみ入れる
- 洗わずに葉を入れて1分間茹でる
- 葉は細かく切り、水でよく洗う
- 水に浸したまま1日置き、あく抜きする
- フライパンにごま油を熱し、唐辛子を炒める
- 水気を切った葉を入れて炒める
- 火が通ったらめんつゆを加え、味をみながら足す
- 汁気がなくなるまで炒めて完成
ご飯によく合う、ふきのほろ苦さとごま油の香ばしさ、ピリッとした辛みが食欲をそそるおかずです。アク抜きをした後は、唐辛子と一緒にめんつゆで炒めるだけですので、簡単に作れます。あく抜きして保存しておいたものを使えば、サッと作れて便利です。このレシピだけでもご飯が進むので、他におかずがなくても満足感があります。
ふきの葉の味噌炒め
【材料】
- ふきの葉…適量
- ごま…適量
- 醤油…適量
- 味噌…適量
- 砂糖…適量
- みりん…適量
- ごま油…適量
【作り方】
- 鍋に湯を沸かして塩を少々加える
- ふきから葉を切り離し、鍋に入れてゆでる
- よく洗って氷水に浸けておく
- 水気を絞り、細かく刻む
- 味噌、砂糖、醤油、みりんを混ぜ合わせて調味味噌を作る
- フライパンにごま油を熱し、ふきの葉を炒める
- しんなりしたら合わせ調味料を加えて炒める
- ごまを加えてさっと炒め、完成
アク抜き後の苦味が気になる人は、少し濃いめの味付けで食べてみるのもおすすめです。こちらのレシピでは、味噌や醤油、砂糖、みりんを混ぜた合わせ調味料で炒めることで、苦味を和らげています。ご飯によく合う味ですので、おにぎりの具にしても良いでしょう。炒めるだけで簡単にでき、茎と葉、両方を活用できるレシピです。
ふきの葉のじゃこ入り炒め
手軽に作れておいしい、クックパッドでも人気のレシピです。ふきの茎と葉が両方使える上に、じゃこも加えることで食べ応えがアップしています。ふきの旨味や香りを引き立てる優しい味付けで、ごまの風味がアクセントです。くせの強くない調和がとれた味付けですので、和風な献立の一品追加に最適です。
ふきの牛肉炒め
ふきを牛肉と一緒に甘辛く炒めることで、茎も葉も余さず使い切れる便利なレシピです。醤油と砂糖を加え、牛肉の甘みもあるので、苦みや香りが気にならなくなるので、子供でも食べられるおかずになります。ご飯のおかずにぴったりもぴったりですし、甘辛さがお酒のあてとしてもおすすめです。弁当のおかずなどにも使えます。
ふきの葉のピーナッツ味噌
アク抜き後の苦味が気になるという人に、おすすめのレシピです。甘めの味噌にピーナッツを加えることで、甘みと香ばしさが出て葉の苦味が気にならなくなります。やや甘めの味付けにすれば、子供用のおかずやお弁当にもぴったりです。おかずになるだけでなく、おにぎりの具材にしたり、卵焼きにかけたりといった使い方もできます。
ふきの葉の人気レシピ【その他】
ふきの葉のキムチ漬け
【材料】
- ふきの葉…300g
- キムチの素…120g
- 三温糖…大さじ1
- みりん…大さじ1
- 醤油…大さじ3
- すりおろしリンゴ…1個
- ごま油…大さじ3
- すりごま…大さじ2
- 塩…少々
【作り方】
- 鍋に湯を沸かして塩を加え、ふきをさっと茹でる
- 水でよく洗って浸けておき、水気を絞る
- 葉をキッチンペーパーに広げておき、さらに水気を切る
- 調味料を全てボウルに混ぜ合わせ、つけだれを作る
- 葉につけだれをつけて保存容器に入れる
- 冷蔵庫で1日寝かせて完成
少し変わったふきの葉の活用方法として、自家製のキムチに漬けた漬物のレシピです。ピリッとした辛みと葉のシャキシャキした食感がおいしく、独特の香りや苦味も気になりません。そのままおかずとして食べたりご飯に乗せて食べるのも良いですし、海苔の代わりとしておにぎりに巻いて食べるのも美味しいです。
ふんわり香るふきの葉の佃煮
ふきを葉も茎も余さず使えるレシピとして定番の佃煮です。ごま油の香ばしさや和風の優しい味つけが葉の独特の苦みを和らげつつ、深みを出しています。ご飯がとても進む味ですので、副菜にも良いですし、おかずがなくても満足できます。佃煮は作り置きもできるので、夜に作っておいて朝食に使うのもおすすめです。
ふきの葉ふりかけ
水気がなくなってぱらぱらになるまでふきの葉を炒めた、ふきの葉のふりかけです。普通の炒め物料理よりも調味料をしっかりと馴染ませ、水気がしっかりとなくなるまで炒めているので、保存食にもぴったりです。醤油やごまの香ばしさと、ほどよく残った葉のほろ苦さがご飯によく合います。米に混ぜて炊き込みご飯にしても良いでしょう。
ふきの葉とたけのこの煮物
たけのこと組み合わせた春の煮物は、茎がメインになることが多いですが、こちらは葉を活用した煮物料理です。一度茹でてアク抜きをしたふきの葉は、味が染み込みやすくなっています。たけのこなどのメインの食材にしっかりと味を染み込ませた後、仕上げに葉を入れて冷ますことがポイントです。葉にも味が染みておいしい煮物になります。
ふきの葉としらすの梅佃煮
梅干しが好きな人や、ふきの葉と梅干しをどちらも消費したい人におすすめのレシピです。葉のほろ苦さと、梅のさっぱりした酸味と甘みが合わさり、ご飯にぴったりな佃煮になります。じゃこの噛み応えもあるので、これだけで満足感のあるおかずです。酒で煮込むと梅から甘味がよく出るので、醤油を加えて好みの味付けにしてください。
ふきの葉でいつもの料理に春の香りを取り入れよう!
#ふきの煮物#ふきの葉の炒め物
— 🌼🍀𝑘𝑒𝑖𝑘𝑜🍀🌼 (@keiko20211011) May 9, 2021
ふきの葉の炒め物は
ほろ苦くて美味ですよ♪(*゚∀゚) pic.twitter.com/oLzFbM3rsS
ふきは茎だけ料理に使って葉は捨ててしまうものというイメージがありますが、アク抜きをしっかりすれば、葉まで美味しく食べられます。ほろ苦さを活かしたご飯やお酒のあてにもできますし、苦味が苦手な場合は、味噌や砂糖醤油などで甘辛く味付けすると、苦味が和らぎます。ふきの茎だけでなく、葉も余さず活用してみてください。