2021年04月26日公開
2024年11月09日更新
高級魚「シンコ」の魅力に迫る!美味しい食べ方やコハダとの味の違いは?
シンコの調理方法や魅力について紹介します。高級魚であるシンコの、美味しい食べ方やコハダとの味の違いを解説!シンコが高級魚な理由や、旬の時期についてもまとめています。お寿司屋で食べるときや、自分で調理する際の参考にしてください。
シンコの魅力と食べ方を紹介!
高級魚シンコ‼︎
— Bistro Noritzu (@BistroNoritzu) August 4, 2020
ご来店お待ちしてます。 pic.twitter.com/5nIbkQaXyw
高級魚である「シンコ」の魅力や食べ方をチェックしましょう。出世魚の仲間であり、その特徴を知った上で、美味しい食べ方で調理してください。シンコが高級魚といわれる理由やコハダとの違いについても、紹介していきます。
シンコの魅力と特徴
シンコの特徴と旬の時期
幻の高級魚「シンコ」、初めて食べさせてもらった〜しかも5枚付け💡
— はるみせんせい (@HarumiSensay) July 3, 2020
初夏しか出回らなくて初物はとんでもない値段になる上、熟練した職人しか捌けない、江戸前寿司の季節の縁起物らしい…奥深い粋の世界。。 pic.twitter.com/WUVupHJLYI
シンコはニシン科の海水魚です。成長してサイズが大きくなると呼び方が変わる魚で、出世魚の1つとなっています。生息地は、太平洋や日本海、東シナ海です。見た目の特徴は、腹部分が白に近い銀色となっており、背中部分は緑色となっています。また、シンコの旬は6~8月頃です。
シンコの味わいとコハダとの違い
オーヤマです〜
— 肉山 肉幸 (@onikuooyama) January 19, 2019
今日も何気に出世魚
コハダです。魚忠 の自家製のコハダは、めっちゃ人気ですよ‼️ぜひぜひ食べてみてくださいね〜‼️苦手な方は、皮を一枚剥くと、違った魚に感じてちょーうまいかも笑😋😋
シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロでーす。
痛むとお腹から切れちゃうので切腹魚とも諸説あり pic.twitter.com/VMmYcVmnKv
コハダやコノシロの稚魚が、シンコです。4~6cmの間をシンコ、7~10cmになるとコハダ、15cmでナカズミ、15cm以上になるとコノシロと呼ばれます。また、その大きさなどから漢字では「新子」と表現しています。味はコハダと比べると、繊細で旨味が凝縮されています。その分、塩や酢の加減が難しい、と考えられているのです。
シンコが高級魚と言われる理由
超レア高級魚のシンコめちゃくちゃ美味かった pic.twitter.com/oRYP1eq0l8
— ✩*あろえ*✩ (@x_AroEChaN_x) June 27, 2020
高級魚といわれる理由は、いくつかあります。サイズが小さいため、江戸前筋の中で非常に高い技術が必要であることが、関係しているようです。また、出世魚として、小さい時期は限られていることも関係しています。そのため、サイズが大きくなり、コハダになると高級魚とは呼ばれなくなるのです。
限られた期間だけ穫れることも関係し、1kgあたりで数万円の値段がつくこともあります。また、江戸前寿司の文化として、初物の握ることが伝統的なため、自然と値段が高くなるのです。江戸前寿司の中には、採算度外視で握るところも多い、といわれています。
調理や味付けが難しいこともあり、シンコを扱わないお店もあるので、どこでも食べられるわけではありません。お寿司の定番といえる大トロは、仕入れの段階で8割がた味が決まる、といわれています。対して、シンコの場合は、仕込みで味が8割がた決まります。仕込む上で、ウロコ取りや腹骨取りなど、細かい作業も多く、繊細な技術が必要です。
シンコの美味しい食べ方
シンコの酢締め
コハダです。出世魚でシンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロと名前が変わります。一般に出世魚は大きくなるほど価値が上がりますがこの魚は例外で、小さいほど価値が上がるんですね。4センチくらいのシンコを酢締めにした握りは江戸前の初夏の風物詩です。 pic.twitter.com/85M6FrFE0O
— 8枚切り (@8mai_giri) April 24, 2021
美味しい食べ方をチェックしましょう。旬を感じられる魚なので、お寿司以外の調理方法も参考にしてください。まずは、酢締めから紹介します。コハダも酢締めで調理することが多いですが、限られた旬の期間しか食べられない、シンコも同様の調理方法がおすすめです。酢締めをする上で、最初に立て塩をする必要があります。
立て塩は、魚の臭み抜きの効果があるのです。冷たい水に対して、約3%ほどの塩を入れて、海水に近い状態にします。サイズの大きいものから順に浸けて、皮が若干反り返ったら、取り出しましょう。次に、酢締めを行います。酢水は酢と水を1:1の割合にし、中に魚を入れてください。
30秒から1分ほど経つと、魚の表面が白っぽくなります。それを取り出して、半日ほど寝かせば準備OKです。そのまま刺し身のように食べてもよいですし、握り寿司にしてもよいでしょう。
シンコの握り寿司
おはようございます✨
— 男前みよし鮨 (@otokomaemiyoshi) July 4, 2020
やっと良いサイズになってきましたね🎵
新子入荷致しました❗
400g 120匹弱捌きました(^^)
スタートして終わるまで2時間かかってしまいましたが✨
完成しました‼
夏の風物詩❗いかがですか?(^^)#新子 #小肌 #高級魚 #しんこ #シンコ #神奈川 #湘南 #藤沢 #鮨 pic.twitter.com/Dd9A3B9GpD
握り寿司にする場合は、酢締めを用意してください。サイズが小さいので、握り寿司にするのは、難しいといわれています。力加減に気をつけて、優しく握るようにしましょう。また、酢締めや握り寿司以外に、塩焼きや煮付けにする方法もあります。素材本来の味を堪能できる、食べ方がおすすめです。
お寿司屋さんで、旬の時期に注文してみるのもよいでしょう。寿司職人の技術の高さを知れる食べ物だけに、改めて尊敬の念を抱くかもしれません。
シンコを旬の時期に堪能しよう!
「寿司政のシンコを食べずに私の夏は終われない」作家の山口瞳が愛した「寿司政」夏の最高級魚〝シンコ〟。 pic.twitter.com/KUocermtFP
— クローバー (@clover_shogi) July 16, 2019
高級魚であるシンコについて紹介しました。旬は6~8月頃で、1kgあたり数万円になる魚です。食べ方は酢締めや握り寿司が代表的ですが、サイズが小さいこともあり、調理に技術が必要となっています。その柔らかく、とろけるような味わいが人気なので、ぜひ旬の時期に堪能してみてください。