「アランチーニ」とは？基本的な作り方や味わえるおすすめ店も紹介！

見た目はコロッケですが、ひとくち食べると、中からお米とチーズの旨味が溢れ出す、イタリアの名物料理「アランチーニ」。ここでは、アランチーニの作り方から、おすすめのアレンジレシピなどを紹介します。また、アランチーニの専門店や、おいしいお店もまとめました。

イタリアには、ナポリピザやパスタなどおいしい料理がたくさんあります。その中から、シチリアとナポリの名物料理として人気があるアランチーニを紹介します。アランチーニは、イタリア語で小さなオレンジを意味しており、丸くオレンジの形状に似ていることから名付けられました。

イタリアの一般的な作り方は、ミートソースに、グリーンピースを混ぜた具材を米で包んで、油で揚げています。そのため、ライスコロッケの1つにアランチーニが存在し、違いは特にありません。形は球状のものが多いですが、シチリアの一部地域では、円錐形で形成し作っているところもあります。

【材料】

• 玉ねぎ：1/2個
• 人参：1/2本
• セロリ：1/2本
• トマト缶：1個
• 合挽肉：300g
• 米：180g
• ワイン：適量
• パン粉（細目）：適量
• チーズ：適量

• 玉ねぎ：1/2個
• 人参の皮：適量
• セロリの葉：適量
• 水：650g

1. 玉ねぎ1/2個は垂直にスライス、もう半分はみじん切りにします。
2. セロリの葉を切り落とし、軸はみじん切りにします。
3. 人参の皮をむき端を切り落とし、みじん切りにします。
4. 野菜のブロードの材料を鍋に入れ、弱火で20分煮込みます。
5. 別の鍋に、オリーブオイルをひき合挽肉と、切った野菜を加えて炒めます。
6. 炒めた鍋に、ワインを加えて煮込みます。
7. ある程度ワインの水分が抜けたら、トマト缶を加え20〜30分煮込みます。
8. 別のフライパンに、オリーブオイルをひき、お米を入れて炒めます。
9. ある程度炒めたら、4で作った野菜のブロードを加えて炊きます。
10. 7割火が通ったら、合挽肉のトマトソースを加えて、塩こしょうで味を調整します。
11. 出来上がったら、一度パットにうつし、冷蔵庫で30分ほど冷まします。
12. ラップを広げて、リゾットとチーズをのせて丸く形成します。
13. 丸く形成したものを、パン粉が入っているパットにうつし、全体にまぶします。
14. 170度に設定した油で、2〜3分ほど揚げて、皿に盛り付けたら完成です。

イタリア料理の料理人、小林 諭史氏のアランチーニレシピです。イタリアの一般的な作り方である、ミートソースと米を使用し、チーズを挟むことで旨味がさらに増します。

ここで使われる野菜のブロードは、切った野菜から出る皮や葉っぱなどを、水で煮込んで仕上げた万能な出汁です。野菜のブロードを煮込んでいる間は、灰汁がでるので、その都度取り除いてください。

アランチーニに使うリゾットを作る際、米は洗わず、乾燥したそのままの状態で使いましょう。洗ってしまうと、水分を多く含みすぎてベタベタになります。乾燥した米をオリーブオイルで炒めることによって、コーティングされやや固めな食感に仕上がり、おいしく仕上がります。

アボカドと米を混ぜて、中にQ.B.Bチーズを入れ包み揚げしたアレンジレシピです。アランチーニのチーズの旨味が主張されている分、トマトソースはあっさりとしています。トマトソースに、ニンニクを加えてコクをたすのもおすすめです。

濃厚なイカスミを使用した、お酒のあてにおすすめのレシピです。トマトソースではなく、イカスミを使用するため、イカスミリゾットの味付けは濃いめにしましょう。最後に、レモン汁を揚げたてのアランチーニにかけると、あっさりとしイカスミのおいしさが増します。

イタリアの食材として有名な生ハム、モッツァレラチーズが入ったレシピです。生ハムを使っていますが、代わりにベーコンやパンチェッタでもおいしく作れます。ソースは、ケチャップやチリソースなどお好みのソースを使って、食べてください。

高級食材黒トリュフを使った、ワインのあてにおすすめのレシピです。リゾットは、焦がさないよう定期的にかき混ぜて様子をみてください。ある程度、しっかり水気を飛ばさないと、仕上がりがベチャベチャになるので注意です。黒トリュフのかわりにマッシュルームでもおいしく仕上がります。

夏場のお中元でよくもらうことに多いそうめんが、中々減らなくて困ることありませんか？通常、パン粉を使用するところを、砕いたそうめんを代用して作ったレシピです。パン粉より、カリカリとした食感が味わえます。

ついつい作りすぎて、翌日の夕食もカレーになることは、よくあるでしょう。残ったカレーを、具材にしたリメイクレシピです。カレーの具材が大きすぎて、丸くしづらい場合は、フォークを使って具材を潰してからご飯と混ぜてください。また、カレーは冷たいままのもの、もしくは冷ましたものを使用すると、作りやすいです。

日本唯一のアランチーニ専門のお店が、東京の麻布十番に2020年オープンしました。「コメスタイ」のアランチーニは、1個40gと手軽に食べれる大きさに、ビスクやジェノベーゼ、イカスミソースなど全6種類が随時販売中です。

時期に合わせて、種類もかわるので、行くたびに新しい味を楽しめます。また、通販も可能なので、県外の方でも、気軽にコメスタイのアランチーニを食べることができるのでおすすめです。

イタリア料理のお店「アルトロ」では、数々のアランチーニを生み出しています。アルトロの季節に合わせた、日本の新鮮な食材を使用するアランチーニは、とても評価が高いです。秋の時期には、旬の秋刀魚を使ったアランチーノに、焼きナスの甘くておいしいピューレが合う一品を提供していました。

他にも過去に、毛蟹のクリームなどを提供しています。今後も、どんなアランチーニを生み出すのか楽しみなお店です。

美食の街名古屋にある、「アルフォルトゥーナ」のランチタイムには、お客さんの列ができることで有名です。こちらのランチタイムのコースに提供される、前菜5種盛り合わせの中に、トマトチーズリゾットのアランチーニが提供されています。

また、テイクアウトメニューとして、揚げた状態もしくは、揚げる前の冷凍状態を提供しています。香り高いトリュフと生ハムのリゾットの中に、モッツァレラチーズが入った一品が、自宅で食べられるとあって人気の商品です。

基本的な作り方から、おすすめのアレンジレシピ、そしてアランチーニがおいしいお店を紹介しました。自宅で作る際は、冷蔵庫の中にある食材で、色々アレンジできるのも魅力的です。ぜひ、オリジナルのアランチーニを作ってみてください。