2021年03月03日公開
2024年11月07日更新
ひなあられの歴史・由来をリサーチ!関東・関西で味が違う?
ひなあられの歴史や由来について解説します。ひな祭りに食べられるひなあられについて、その歴史や由来について調べてまとめました。ひなあられの色にこめられた願いや、関東と関西の味や形の違いについても説明します。
ひなあられの歴史や関東・関西の違いについて解説!
関東で育った私にとっての「雛あられ」はお米粒がお砂糖でコーティングされたコレ!!!!
— やよべぇ (@aina08ms) February 27, 2020
転勤で最初にひな祭りを迎えた時は煎餅みたいな味のやつしか売って無くてビックリしました😲
香川県に定住して早9年、コレだけは馴染めない。
甘い雛あられ食べたい😢#ジョイユー pic.twitter.com/jOQozJQPzq
ひな祭りが近づくと店頭に並びだすひなあられですが、子供の頃に食べたことがあるという人も多いでしょう。しかし、ひなあられとはもともとどういったものなのか、その由来などはあまり知られていません。
本記事ではひなあられの歴史や由来、関東と関西の味や形などの違いについて解説します。ひなあられがどのようなものなのか気にしていなかった人も、これを機に歴史などを学んでみましょう。
ひなあられとは?
ひなあられの歴史・由来
我が家に娘はいないけど、上の子がひなあられ好きなので、やっぱり今年も見かけると何となく買ってしまう。
— はる (@harusk8y) March 1, 2021
自分では買いづらいだろうなー🎎🍡🌸 pic.twitter.com/f1ARhATrvO
ひな祭りには欠かせないひなあられですが、その起源は江戸時代に行われていた「ひなの国見せ」に由来しているといわれています。ひなの国見せとは、天気の良い日にひな人形を野や山、海などへ連れていき、美しい景色を見せるという行事です。
この時に持っていったお菓子がひなあられで、現在でもひな祭りにはひなあられを食べるようになったといわれています。もともとは神様にお供えした餅を細かくして煎ったもので、当時としてはとても高価なお菓子でした。
ひなあられの色の意味
【食べて楽しいひなあられ🎎】
— 國學院支部STUDY FOR TWO📚ボランティア (@sftkoku) February 28, 2021
ひなあられは関東と関西で味が違うのをご存知ですか?
関東はポン菓子の甘いもの、
関西は小さなおかきのしょっぱいものが食べられているそうです‼️
また、ひなあられの色には「娘の健やかな成長を祈る」という意味が込められています♪ pic.twitter.com/yiq33tbE1D
ひなあられには3色のものと4色のものがありますが、3色のものは菱餅と同じ色をしています。3色の場合は赤(ピンク)、白、緑が使われており、それぞれ「生命のエネルギー」「大地のエネルギー」「植物のエネルギー」を表しています。
3つの色には、「これらのエネルギーを取り入れて、健やかに成長できるように」という願いがこめられているのです。4色のものはこれに黄色がプラスされており、春夏秋冬を表しているといわれています。そのため、4つの色には「年間を通して娘が幸せに過ごせるように」という願いがこめられています。
また、3色のひなあられには、植物になぞらえた別の意味もあるようです。赤は解毒作用のあるクチナシになぞらえて魔除けの意味が、白には血圧を下げる菱の実になぞらえて子孫繁栄や長寿の意味があります。緑は厄除け効果のあるヨモギになぞらえ、健やかな成長という意味があります。
関東・関西のひなあられの違い
形と大きさの違い
雛あられ😋関西関東の両方を購入😁♫
— おはる (@1hnZ40FOXkBXQ3D) March 2, 2020
左→関西で右→関東!
どっちもうまうまなんですぅ(*´﹃`*)
関西がしょっぱくて関東が甘いから、手が止まらなくなっちゃう😎 pic.twitter.com/NYXrkUISq3
関東と関西では、形や大きさに違いが見られます。まずは形ですが、関東では米粒のような形をしているものが主流で、関西では球状の形をしたものが一般的に食べられています。
大きさにもだいぶ違いがあり、関東のものはひと粒ひと粒が小さいのですが、関西では直径1cmくらいの少し大きめなサイズです。しかし、最近では関東のひなあられにも、米粒型ではなく丸い形のものも見られるようになってきました。
味の違い
右はここ関東で食べられている雛あられ。左は毎年実家(関西)から送られてくる雛あられ。
— ミンツホプ🍮 (@VCZuCjC4uoSV9c4) March 2, 2019
私は塩っぱさの中に時々甘さがある実家の雛あられのほうが食べ慣れてて好みデス🎎🌸 pic.twitter.com/mTRh4gMB78
関東のひなあられは甘い味付けが一般的で、ポン菓子に砂糖をコーティングして作られています。関西のひなあられは醤油や塩で味付けされたしょっぱい味が主流で、関東とはまるで味が異なります。ただ、現在では関西のひなあられにもチョコでコーティングされたものがあったりして、味のバリエーションはいろいろと増えているようです。
作り方の違い
関東と関西のひなあられが違うって初めて知った!
— あき®︎5m🎀(9/30) (@ryorojo) February 26, 2021
ってことは、上京してから約10年ひなあられ食べてないってことか🤔 pic.twitter.com/nrs0e9cWBk
関東のひなあられは、ポン菓子専用の機械によって作られています。ポン菓子を作る機械に米などの穀物を入れて、圧力をかけて膨張させると軽い食感のポン菓子が出来上がります。そこに着色した砂糖などをコーティングすれば、関東でよく食べられる甘いひなあられの完成です。
関西のひなあられは「おかき」ですので、餅を揚げて作られています。まずは小さく切った餅を乾燥させ、それを油で揚げておかきを作ります。出来上がったおかきに塩や醤油、青のりなどで味付けすれば完成です。
関西では、職人がひとつひとつ手作りした商品も売られています。職人手作りのひなあられは、軽い食感と餅のほんのりとした甘さを感じることができます。
ひなあられの歴史から魅力や美味しさを再発見しよう
《雛あられ》
— 豆奴 (@mamemameyacco) March 1, 2021
ご存知でしたか?
ひなあられ、関東と関西じゃ全然違うんだって、恥ずかしながら私、つい最近知りました😅
関東=甘いポン菓子タイプ。
関西=しょっぱい
せんべいタイプのあられhttps://t.co/qZ0BQBXBBz pic.twitter.com/TGxLqsynUa
ひなあられの由来や歴史、関東と関西の違いについてまとめました。ひな祭りになると何気なく食べているひなあられですが、そこにはいろいろな願いがこめられています。歴史に思いを馳せながら、ひな祭りには親子で一緒にひなあられを楽しみましょう。