紅あずまの特徴や産地は?旬の時期や美味しい食べ方もリサーチ!

紅あずまの産地や旬の時期など、特徴についてまとめました。紅あずまはどのようなさつまいもなのか、栄養成分や保存方法についても詳しく解説します。紅あずまのおすすめレシピも紹介しますので、いろいろな食べ方で楽しんでみてください。

紅あずまの特徴や産地は?旬の時期や美味しい食べ方もリサーチ!のイメージ

目次

  1. 1紅あずまの特徴や美味しい食べ方を紹介!
  2. 2紅あずまの基本情報
  3. 3紅あずまと他のさつまいもの違い・特徴は?
  4. 4さつまいもの栄養成分・効能
  5. 5さつまいもの保存方法
  6. 6紅あずまのおすすめレシピ
  7. 7紅あずまの特徴を活かして美味しく調理しよう!

紅あずまの特徴や美味しい食べ方を紹介!

さつまいもはとても品種が多く、品種ごとに味わいや食感の違いを楽しめます。本記事では、数あるさつまいもの中から、紅あずまについて詳しく調べまとめました。旬の時期や産地、栄養成分や保存方法など、紅あずまについての情報が満載です。

さらに、紅あずま以外の品種の特徴や旬の時期についても紹介します。紅あずまを美味しく食べるためのレシピも紹介しますので、お好みの食べ方で楽しんでください。

紅あずまの基本情報

さつまいもには多くの品種がありますが、紅あずまはどのような特徴を持っているのでしょう。紅あずまの産地や旬の時期についてや、味の特徴も紹介します。紅あずまの糖質やカロリーも紹介しますので、ぜひチェックしてください。

関東が主な産地

紅あずまは昔から親しまれてきた、ホクホクとした食感が特徴のさつまいもです。主な産地は関東地方で、茨城県や千葉県が有名な産地です。茨城では鉾田市、行方市が紅あずまの栽培に適した土地で、主な産地となっています。千葉は鹿児島、茨城につぐさつまいもの産地で、火山灰土壌が美味しい紅あずまを作るのに適しています。

旬の時期

紅あずまは、早ければ9月上旬から収穫が始まり、最盛期は10月から11月にかけてです。さつまいもは採ってすぐに食べるのではなく、一定期間貯蔵してでんぷんを糖に変えます。そのため、収穫してすぐは旬ではありません。紅あずまを美味しく食べられる旬の時期は、収穫から2ヶ月ほど経った12月から2月頃になります。

紅あずまはさつまいもの中でも、長期間の保存に適さない品種です。旬を過ぎると出回らなくなるので、時期を逃さないようにしましょう。

見た目と味の特徴

さつまいもは食感の違いによって、大きく3種類に分けられます。紅あずまは水分が少ない、いわゆるホクホク系のさつまいもです。ホクホクしているので焼き芋にするのはもちろん、お菓子やスープ、おかずなど、いろいろな食べ方ができる点も魅力でしょう。

皮は紫がかった濃い赤で、果肉は黄色く、焼くと色鮮やかな黄色になります。果肉は粉質で、繊維が少ないのも特徴です

糖度とカロリー

紅あずまのカロリーは、100gあたり約130Kcalです。糖度は生の状態では14度ほどですが、加熱すると約32度にも跳ね上がります。中くらいの紅あずまは200g程度ですので、1本食べきるとカロリー、糖質の摂りすぎになってしまいます。さつまいもは美味しいですが、食べ過ぎると太る原因になりますので適量を楽しみましょう。

紅あずまと他のさつまいもの違い・特徴は?

さつまいもは、ほくほく系、しっとり系、ねっとり系に分けることができます。それぞれのさつまいもの違いや特徴について解説します。

ほくほく系の品種【紅あずまなど】

ほくほく系のさつまいもは、水分量が少なく、サラサラした粉質の舌触りが大きな特徴です。甘みも上品で、焼き芋はもちろん、お菓子などに加工するのにも向いています。主な品種は、紅あずま、紅こがね、紅こまち、鳴門金時などです。

ほくほく系のさつまいもは、日本人に馴染みのある昔ながらの品種ですので、甘過ぎるさつまいもが苦手という人に向いています。

しっとり系の品種【紅まさりなど】

しっとり系のさつまいもは、水分量が多く、舌触りが滑らかでしっとり上品な口当たりです。上品な甘さと滑らかな舌触りで、最近とても人気がある品種です。焼くと蜜がじわっと溢れ出るほど水分量が多いのが特徴で、果糖やブドウ糖も多く含まれています。

しっとり系のさつまいもの美味しい食べ方は、やはり焼き芋が一番です。じっくり焼いて、甘さを十分引き出しましょう。しっとり系の人気品種である紅まさりは、茨城県が主な産地です。1〜3月が旬の時期ですので、ぜひ味わってみてください。

ねっとり系の品種【紅はるかなど】

ねっとり系のさつまいもは、クリーミーな口当たりと濃厚な甘さが特徴です。じっくり焼くと驚くほど甘くなりますので、そのままで高級なデザートを食べているかのようです。加熱するとねっとりした食感になるので、料理にはあまり向きません。

美味しく食べるには、やはり、焼き芋にするのが一番です。ねっとり系の品種で有名なのが、安納芋です。鹿児島県の安納地方が主な産地で、加熱すると糖度が40度と高くなるのが特徴で、口に含むと濃厚な甘さが広がります。紅はるかやシルクスイートも、安納芋と同じように濃厚な甘さで人気が高まっています。

さつまいもの栄養成分・効能

さつまいもにはどのような栄養成分が含まれているのでしょう。さつまいもの栄養成分と効果効能について、詳しく紹介します。

エネルギー源となる「でんぷん」

さつまいもには、糖質であるでんぷんが多く含まれています。でんぷんは米や小麦などと同じく、エネルギー源となる栄養成分で体を動かすために必要です

さつまいもは糖質が多く含まれていますが、血糖値が上がりにくい低GI値食品です。ですが、加熱するとGI値は跳ね上がり、高GI値食品になってしまいます。そのため、食べ過ぎには注意しましょう。

便秘解消に効果的「食物繊維」

さつまいもには、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不水溶性食物繊維の両方が含まれています。水溶性食物繊維は血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる効果があるので、生活習慣病の予防に役立つでしょう。

不水溶性食物繊維は水分を含んで膨らんで、便のカサを増やし、腸内を刺激するので便秘解消効果があります。さらに、水溶性食物繊維も不水溶性食物繊維も、善玉菌の餌となるので腸内環境を整えてくれます。

風邪予防や美肌効果が望める「ビタミンC」

中くらいのさつまいも1本(200g)には、60mgものビタミンCが含まれています。この量は、成人のビタミンC一日の摂取目安量の半分をまかなえる量です。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力を高め、風邪や感染症にかかりにくくなります。

シミやシワを防ぐアンチエイジング効果、心血管疾患を防ぐ効果など、美容健康に欠かせない栄養成分です。通常ビタミンCは加熱すると失われてしまいます。ですが、さつまいもは、でんぷんがビタミンCを守ってくれるので、加熱しても失われることはありません。

高血圧・むくみ防止に「カリウム」

カリウムは、細胞内の水分量を調節し、余分なナトリウムを排出する効果があります。そのため、むくみや高血圧を予防し、心疾患にかかるリスクを軽減してくれます。日本人は塩分摂取量が多い傾向があるので、カリウムを含む食品を積極的に摂りましょう。カリウムは調理すると流れ出てしまうので、煮汁ごと食べると効率よく摂取できます。

さつまいもの保存方法

さつまいもを長持ちさせるための保存方法を紹介します。冷凍保存方法も紹介しますので、上手に保存して美味しく食べ切りましょう。

生のさつまいもは常温保存が基本

さつまいもの旬の時期になると、食べきれずに余ってしまうことはないでしょうか?そのような場合は、腐らないよう上手に保存しましょう。さつまいもは暖かい場所を好むので、冷蔵庫に入れず常温保存が基本です。冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、傷みやすくなるので注意してください。

常温で保存する場合は新聞紙に1本ずつ包み、冷暗所で保存します。さつまいもは水分が付くと傷むので、水気のないところで保存しましょう。ただし、室温が20度以上になると発芽が始まるため、その場合は冷蔵庫で保存します。保存期間は約1ヶ月ですが、紅あずまは長期保存に向かないので、出来るだけ早めに食べ切りましょう。

冷凍保存①カットする場合

さつまいもはカットして、そのまま冷凍することも可能です。食べ方に合わせてあらかじめカットしておけば、調理時間も短縮できます。さつまいもをきれいに洗ったら、アクを抜き、水気をキッチンペーパーで丁寧に拭き取りカットしましょう。

少量ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍します。加熱せずにそのまま冷凍することで、煮崩れが起こしにくくなる効果もあります。1ヶ月冷凍保存可能ですので、食べきれない紅あずまは傷む前に冷凍しておきましょう。

冷凍保存②丸ごとの場合

さつまいもは丸ごと冷凍することも可能です。丸ごと冷凍する場合は、きれいに洗って水気を拭き取り、保存袋に入れて冷凍するだけです。ですが、調理しにくいので、丸ごと冷凍する場合は焼き芋にするのがおすすめです。

焼き芋を丸ごと冷凍する場合は、粗熱をとってからラップに包み、保存袋に入れて冷凍します。食べるときは自然解凍して食べましょう。冷たい焼き芋は、アイスのようなクリーミーな食感です。濃厚で甘さが引き立ち、デザートのようになりますので、ぜひ試してみてください。

冷凍保存③ペーストの場合

お菓子作りや離乳食には、ペースト状にして冷凍するのがおすすめです。輪切りにしたさつまいものアクを抜き、柔らかくなるまで茹でます。熱いうちにマッシュしてペーストにしたら、保存袋に入れて冷凍しましょう。この時に袋の上から、箸でスジを入れておくと必要な分だけ取り分けやすくなります。

紅あずまは甘過ぎないので、赤ちゃんの離乳食にもぴったりです。まとめて作って冷凍保存して、さまざまなレシピに活用してください。

紅あずまのおすすめレシピ

ほくほく系のさつまいもである、紅あずまのおすすめレシピを紹介します。レシピを6選紹介しますので、お好みの食べ方で紅あずまを味わいましょう。

さつまいものフライドポテト

【材料】

  • さつまいも…1本(300g)
  • 醤油…小さじ1/2
  • 片栗粉…小さじ4
  • サラダ油…大さじ3
  • 塩…適量

【作り方】
  1. さつまいもを洗い、皮ごと7mm〜1cm幅の棒状に切ります。
  2. (1)を水にさらし、ざるに上げて水気を切ります。
  3. 耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして600wのレンジで2分半加熱します。
  4. でてきた水分を拭き取り、醤油を全体にまぶします。
  5. 片栗粉をまぶします。
  6. フライパンに油を入れて熱し、さつまいもをカリッと揚げ焼きします。
  7. お好みで塩を振ったら完成です。

紅あずまを棒状に切って、カリッと揚げて、おやつやおつまみにぴったりなフライドポテトを作りましょう。片栗粉をまぶす事で、外はカリッと、中はほくほくに仕上がります。醤油を絡めてから揚げるので、紅あずまの甘さが引き立ちます。

焼き芋で作るさつまいものポタージュ

【材料】

  • 焼き芋…1本
  • 玉ねぎ…1/2個
  • ベーコンスライス…3枚
  • ブイヨン…300cc
  • 牛乳…200cc
  • 生クリーム…100cc
  • 塩…5g
  • 白胡椒…少々
  • ローリエ…1枚

【作り方】
  1. 焼き芋の皮をむき、包丁で細かく切ります。
  2. 玉ねぎはみじん切り、ベーコンは1cm角にカットします。
  3. 鍋にさつまいもと牛乳を入れて、潰しながら加熱します。
  4. 温めたブイヨンを加えかき混ぜます。
  5. フライパンに油を熱し、塩を振って玉ねぎが透き通るまで3〜4分炒めます。
  6. ベーコンを入れてさらに3分炒めます。
  7. (4)に(6)とローリエ、胡椒を入れて混ぜ合わせます。
  8. 5分ほど加熱し、味が調ったら生クリームを加え、沸騰しないよう加熱して完成です。

紅あずまは甘すぎないので、スープにするのもおすすめの食べ方です。焼き芋が余ったら、ぜひ濃厚で美味しいポタージュを作ってみてください。焼き芋を使うので加熱時間も短くて済み、ミキサーがなくても滑らかなポタージュになります。粗く潰し、あえて食感を残すのもおすすめです。

揚げないカリカリ大学芋

【材料】

  • さつまいも…中1本
  • サラダ油…大さじ2
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  • 砂糖…大さじ1
  • みりん…大さじ1
  • 醤油…小さじ1
  • 黒ごま…適量

【作り方】
  1. さつまいもは皮ごと乱切りにします。
  2. 水に浸してあく抜きをし、ざるに上げます。
  3. 耐熱ボウルに(2)と少量の水を入れ、600wのレンジで4〜5分加熱します。
  4. 加熱し終わったら水気を切っておきます。
  5. フライパンにサラダ油を熱し、(4)を中火で揚げ焼きします。
  6. 全体がカリッとしたら余分な油を拭き取ります。
  7. 弱火にしてAの調味料を入れて、全体に絡めます。
  8. 調味料を煮詰めたら黒ごまを振って完成です。

おやつに人気の大学芋を、簡単に作れるレシピです。さつまいもはレンジ加熱しているので、表面がカリッとすればOKです。少ない油で簡単に作れますので、ぜひ挑戦してみてください。

さつまいものマヨサラダ

さつまいもやきゅうりを小さいサイコロ状に切った、コロコロ可愛いサラダのレシピです。紅あずまの、ほくほくっとした食感を生かした食べ方です。簡単で作り置きにも適したレシピですので、お弁当や付け合わせに作ってみましょう。パンに合うので、サンドイッチにするなど、食べ方をアレンジしてみてください。

『コロコロ可愛い』さつまいものマヨサラダ by maina♡坂本真衣 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが347万品

紅あずまのまるごとスイートポテト

紅あずまを丸ごと使った、贅沢なスイートポテトのレシピです。紅あずまはほくほくしているので、バターや牛乳との相性が良いのが特徴です。形が崩れにくいので、皮も器にして使いましょう。スイートポテトは、紅あずまのおすすめの食べ方です。簡単に作れますので、3時のおやつにぜひ作ってみてください。

紅あずまのまるごとスイートポテト by 房の駅 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが347万品

紅あずまの蜜煮

紅あずまのほくほくした食感を生かした、蜜煮のレシピです。紅あずまを煮るときは、冷たい出汁からゆっくり温度を上げると煮崩れしにくくなります。お弁当や献立の一品に、ぜひ作ってみてください。

紅あずま(さつま芋)の蜜煮 by 渡辺製麺 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが347万品

紅あずまの特徴を活かして美味しく調理しよう!

紅あずまの産地や旬の時期、味の特徴についてまとめました。さつまいもは多くの種類がありますが、紅あずまは甘過ぎず、ほくほくした食感が楽しめます。焼き芋やお菓子作りだけでなく、おかずにも適していますので、さまざまな食べ方で紅あずまを楽しんでください。

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