もやしは食べ過ぎると太る？カロリーや糖質・ダイエット方法も！

もやしは低カロリーでダイエットにもおすすめの食材ですが、もやしダイエットをしていたら逆に太ってしまったという話もあります。なぜ低カロリーのもやしで太ることになってしまうのでしょうか？

本記事では、もやしで太る原因やダイエットにおすすめの食べ方などをまとめて解説します。どのような食材でも、食べ方を間違ってしまうと逆に太る原因になってしまいます。キレイに痩せるためにも、太る原因を見極めて上手にダイエットに取り入れましょう。

市場に最も出回っているのが緑豆もやしですが、こちらは一袋でも28kcalとかなりの低カロリーです。大豆もやしは緑豆もやしに比べてカロリーが3倍にもなり、種類によってカロリーにはかなり差があることがわかります。少しでもカロリーを減らしたい人は、量だけでなく種類にも目を配ると良いでしょう。

しかし、一袋当たりの糖質を見てみると逆に大豆もやしが低いため、糖質制限をして太るのを防いでいる人であれば大豆もやしを選ぶのがおすすめです。ただ、どちらにしても他の食べ物に比べたら低カロリーであることに変わりはないので、もやしを食べただけで太ることは基本的にはありません。

他の野菜と比べてみても、もやしはカロリーと糖質がだいぶ低いことがわかります。人参や玉ねぎなどの糖分が多い野菜はそれだけカロリーが高く、痩せるために食べる野菜としてはあまり適していません。じゃがいもに至っては炭水化物の量が多いため野菜の中でもかなりの高カロリーで、食べ過ぎればすぐに太ることになってしまいます。

野菜はすべてヘルシーなイメージがありますが、そのカロリーはさまざまで種類によっては太る可能性もあります。ダイエット中は炭水化物の少ない野菜を選び、太る原因をひとつでも減らすようにしましょう。

ビタミンCは色の濃い食材に含まれているイメージがありますが、実はもやしにもビタミンCは存在しています。ビタミンCは人間の体には欠かせない栄養素で、ビタミンCが不足すると体に免疫機能が下がって風邪をひきやすくなります。

それだけでなく、ビタミンCには抗酸化作用、動脈硬化予防、美肌効果、貧血予防などさまざまな効果があります。肌をキレイにしたり髪のツヤを良くしてくれる効果もあるので、女性にとっても嬉しい栄養素です。中でも特にブラックマッペもやしに豊富に含まれており、一袋当たりのビタミンCの含有量は22mgです。

葉酸には造血作用があり、貧血気味の人にとっては欠かせない栄養素です。また、体の筋肉や臓器などを構成する働きもあり、体の構成にも関わってきます。そのため、胎児には必要不可欠な栄養素であり、妊婦は特に積極的に摂取する必要があります。

緑豆もやしとブラックマッペもやしには一袋当たり80μgほど含まれていますが、大豆もやしの葉酸は特に豊富で一袋当たり170μgと高い含有量です。

カリウムには体内の余計な塩分を排出して、むくみを抑えてくれる効果があります。現代社会の食事は塩分を過剰摂取することが多く、塩分の摂りすぎは高血圧などの生活習慣病の原因ともなります。濃い味が好きな人は、特に意識的にカリウムを摂取したほうが良いでしょう。

また、カリウムが不足すると内臓の働きが悪くなり、便秘を引き起こしたり疲れやすくなったりすることもあります。体の中のカリウムは汗でも排出されてしまうので、もやしを始めとした食材でしっかりと補いましょう。

葉酸と同じく、カリウムも大豆もやしに特に多く含まれている栄養成分です。緑豆もやしとブラックマッペもやしには一袋当たり140mg程度含まれていますが、大豆もやしには一袋当たり320mgものカリウムが含まれています。

アスパラギン酸は非必須アミノ酸のひとつで、体のエネルギー源として利用されやすい栄養分です。体の中のTCA回路という車のエンジン部のようなところに存在していて、エネルギーを生み出して体を支える働きをしています。代謝促進に効果があると同時に、疲労回復やスキンケア効果なども期待できます。

アスパラギン酸の含有量は、緑豆もやしとブラックマッペもやしが一袋当たり920mg程度で、大豆もやしには一袋当たり1780mgも含まれています。

もやしには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類が含まれています。水溶性食物繊維は腸管内で腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれる効果があります。一方の不溶性食物繊維の働きは、水分を取り込んで便のカサを増やし、腸のぜん動運動を促して排便をスムーズにしてくれるというものです。

もやしには特に不溶性食物繊維が多く含まれているため、食べる量が少なくてなかなか便意がこない人におすすめです。逆に便が固くなって詰まっているような状態では、不溶性食物繊維を摂りすぎることで便秘が悪化することもあるので気を付けましょう。

食物繊維は緑豆もやしとブラックマッペもやしには一袋当たり1.3～1.4g、大豆もやしには一袋当たり2.3g含まれています。

もやしだけで太ることはそれほどありませんが、もしも太ってしまったという場合は調味料に目を向けてみましょう。料理する時に糖分やカロリーの多い調味料を使っていると、それが太る原因となってしまいます。特に砂糖やごま油、市販のドレッシングなどには注意が必要です。

これらは糖分やカロリーが高いため、せっかくのもやし料理を作っても結局太る料理になってしまいます。もやし料理で太るのを防ぐためには、できるだけ薄味にしたり糖分やカロリーの低い調味料を使うようにしましょう。

もやしで太る理由の2つ目は、腹持ちが悪くついつい食べ過ぎてしまうというものです。もやしはカロリーが低い分お腹がすくのも早く、食事が終わってもすぐに何か食べたくなってしまいます。すると食事と食事の間に何かつまんでしまったり、ご飯などの炭水化物を多く食べてしまって結局太ることになってしまいます。

余計なご飯を減らして痩せるためには、噛む回数を増やしてゆっくりと食事をするなどして満腹感を得られるような食べ方をすると良いでしょう。また、途中でお腹がすいてしまった場合は、ガムを噛むことで太ることなく満腹中枢を刺激することができます。

もやしは味が淡白で飽きやすく、だんだんと食べるのがストレスになってくることがあります。痩せるためにと無理をして食べているとストレスがたまり、一気にドカ食いをしてしまったりストレスで太るというようなこともでてきます。

毎日食べ続けて飽きてしまう場合は他の食材と合わせて食べたり、たまにはもやしを食べない日を作るなどして無理せずに続けられるように工夫してみましょう。

お腹がすいた状態で物を食べると、最初に食べた物の糖分や脂肪分が一番吸収されてしまいます。食事の時に白いご飯から食べる人も多いでしょうが、米は炭水化物が多く糖分も高い食材です。いくらおかずをもやしメインにしたとしても、炭水化物を先に食べてしまっては逆に太ることになってしまいます。

痩せる食べ方は、最初にカロリーと糖分の少ない野菜、次に肉類などのタンパク質、そして最後に炭水化物という順です。そのため、食事をする時はまず初めにもやしから食べる習慣をつけましょう。もやしを食べたら次にカロリーの低い食材に手をつけ、ご飯や麺などの炭水化物は最後に回すと効果的に痩せることができます。

もやしは飽きやすかったり調味料を使いすぎて太る原因になることは先に述べた通りですが、それらを防ぐためにもお酢や薬味などを使って味に変化をつけることをおすすめします。お酢や薬味はカロリーも糖質も低いので、食事の中で多く使っても太る心配がありません。

薬味を使うと薄味でも物足りなさを感じにくく、カロリーや糖質の高い調味料を使わなくても美味しく食事をすることができます。いろいろと味を変えることで飽きもこなくなるので、毎日新鮮な気持ちで太る心配のない食事をすることができるでしょう。

もやしで太るのを防ぐために最もやりやすい方法が、料理のかさ増しに使って他の高カロリーな食材を減らすことです。炒め物などにもやしを使うと一気にボリュームが増すため、低カロリーでも満足のいくメニューを作ることができます。

しっかりと食べながら痩せることができるため、食事量を減らさずに痩せたい人におすすめのダイエット方法です。

ラーメンなどの麺類はほとんど炭水化物でできており、カロリーも糖質も高めの食材です。そういった麺類をもやしに変えるだけで炭水化物の摂取量が減り、太るのを防ぐことができます。特に普段から糖質を摂りすぎていると自覚している人や、糖質ダイエットをしている人におすすめの方法です。

カロリーが高い麺といえば中華麺を思い浮かべる人も多いでしょうが、実はうどんや春雨なども糖質が高く太る原因になりやすい食材です。春雨はヘルシーなイメージがありますが、炭水化物が多めでダイエットにはあまり向きません。食べ過ぎると逆に太ることになってしまうので、ダイエット中にはあまり食べないほうが良いでしょう。

痩せるためにと思ってもやしばかりを食べていると、逆に太る原因となってしまうことがあります。いくらもやしにも栄養があるいっても、タンパク質やミネラルなどの栄養素は補えません。人間の体は栄養素が足りなくなってくると体が飢餓状態になっていると判断し、生命維持のために脂肪を蓄えようとします。

すると、脂肪がつきやすい体になってしまい、結果的に太ることになってしまうのです。いくら低カロリーだからといってもやしばかり食べていると体にも良くありませんし、ダイエットにも逆効果です。もやしでダイエットをする時は、魚や肉、卵などのたんぱく質と一緒に食べるようにしましょう。

もやしはその90％以上が水分からできており、食べ過ぎると水分の過剰摂取により消化液が薄まってしまうことがあります。消化液が薄くなると消化不良を起こすため、下痢や腹痛を起こす原因となってしまうのす。

また、消化しづらい不溶性の食物繊維も多く含まれているため、もやしを食べ過ぎると消化器官が疲弊してしまいます。その結果、やはり下痢や腹痛を引き起こすことになります。一袋程度では食べ過ぎにはなりませんが、痩せるためにと無理矢理多量摂取するのはやめておきましょう。

もやしをおかずの一品として取り入れている場合はまだ良いのですが、主食代わりとして食べている場合は食べ過ぎによる栄養失調を起こす可能性があります。もやしには人間のエネルギー源となるたんぱく質や炭水化物などがほとんど含まれていないため、太るのを気にしてもやしばかりを食べ過ぎると栄養が圧倒的に足りなくなってしまうのです。

もやしの食べ過ぎによる栄養失調の症状には、気力や体力の低下、疲労の回復が遅い、下痢や便秘、食欲不振などがあります。もしも、痩せるためにもやしを食べ過ぎているという自覚がある人は、これらの症状が現れた時は他の食材もしっかりと摂るようにしましょう。

もやしはどのくらい食べたら食べ過ぎに当たるのでしょうか？毎日一袋程度食べているくらいであれば、食べ過ぎによる弊害は起こらないでしょう。どのくらいの量が食べ過ぎに当たるかどうかは個人差もあり、何袋までなら大丈夫と明記することはできません。

ただ、成人男性が1日の食事のうち2食をもやしメインにしたところ、10日ほどで栄養失調の症状が現れたという話から、毎日食べるのであれば一袋程度を目安にすると良いと考えられます。1日に一袋以上食べたとしても、毎日その食生活を続けていなければ食べ過ぎには当たらないので安心してください。

一袋程度では腹痛や下痢が起こる可能性も低いですが、体調にもよって変わってくるので自分の体と相談しながら毎日の食べる量を調整しましょう。1日に一袋でもお腹の調子が悪い場合は、半袋程度にとどめておくのが無難です。

また、もやしを食べ過ぎることによる栄養失調で結果的に太ることはありますが、もやしは食べ過ぎても直接的な太る原因にはなりません。体調と食べ方に気を付けていれば、特に食べ過ぎを気にしなくても大丈夫です。

もやしには独特な臭みがあり、その臭いが苦手だという人もいます。そういう時には水洗いすることで、その臭いを減らすことができます。たっぷりの水にもやしを入れてよく洗い、洗ったら手ですくって少しずつザルにあげましょう。

一度にザルに入れてしまうとせっかく取れたヒゲ根や豆の皮まで入ってしまうので、面倒でも少しずつ手ですくうのがおすすめです。ただ、あまりにも長い間水に漬けていると水溶性の栄養が流れ出てしまうため、あまり長い間水にさらさないほうが良いでしょう。

茹でる時はもやし一袋に対して1.5～2L程度のお湯を用意します。そこに塩小さじ1/4杯と酢小さじ1杯入れたら、強めの中火で30秒～1分ほど茹でましょう。塩と酢を入れることで見た目が白く、きれいに茹で上がります。

茹であがったらザルにあけてそのまま冷ましましょう。短い時間でさっと茹でることで、シャキシャキの食感を上手に残すことができます。

もやしはそのままだとすぐに悪くなってしまいますが、保存方法を工夫することでいつもより長持ちさせることができます。冷蔵保存する場合は蓋つきの保存容器にもやしを入れて、もやしが浸るくらいの水を入れたら蓋をして保存しましょう。この時、水をそのままにしておくと早く傷んでしまうので、2日に一度は水を替えるようにしてください。

ただ、この方法だとビタミンCなどの栄養素が流れ出てしまうので、長く保存する時は冷凍保存のほうがおすすめです。冷凍する場合は買った時の袋のまま冷凍庫で保存することができます。

使いかけの場合は水で洗ってから、チャック付きの保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍しましょう。シャキシャキ感は失われてしまいますが、汁物や炒め物に凍ったまま使うことができます。

【材料】

• 卵 1個
• 豚こま肉 適量
• もやし 1袋
• 塩コショウ 少々
• A お好み焼きソース 適量
• A マヨネーズ 適量
• A 鰹節 適量
• A 青のり 適量
• A 紅生姜 適量

1. 少し深さのある皿にラップをふわっとかけ、卵を割り入れます。
2. ラップに穴を空けないように卵を溶きます。
3. 2の上に豚肉を乗せます。
4. 3の上にもやしを乗せ、塩コショウをして手でざっとかき混ぜます。
5. ラップはかけずに600wのレンジで6分30秒加熱します。
6. レンジから取り出したらラップの角をつまんで包み、ひっくり返します。
7. ラップを取り除き、Aをお好みの量かけたら完成です。

お皿1枚で作れてしまう、とても簡単なとんぺい焼きのレシピです。材料に小麦粉などの炭水化物を使っていないため、太る心配なくたっぷりと食べることができます。さらに痩せる効果を上げたい場合は、ソースなどの調味料を控えめにすると良いでしょう。豚肉と卵でたんぱく質もしっかりと摂れるため、栄養面でも安心です。

ご飯の替わりにもやしを使うことで太るのを防ぐ、ビビンバ丼のレシピです。ご飯を使わないことで炭水化物が一気に減るため、美味しく楽に痩せることができます。たんぱく質などの栄養も豊富ですので、栄養失調になることもありません。味が薄まらないように野菜の水気をしっかりと切って、調味料を使いすぎないように気を付けましょう。

小麦粉は太るけれどどうしてもピザが食べたい、という時に活躍してくれるヘルシーなピザを紹介します。小麦粉の量を大幅に減らすことで、炭水化物が少なく太ることのないピザを食べることができます。

油は多めに入れたほうがカリっと焼けますが、糖質と同時にカロリーも抑えたい人は油の量も控えめにしましょう。具材は好きな物を乗せられるので、痩せるようにカロリーを調整しやすいのも嬉しいポイントです。

焼きそばが1玉では物足りない時におすすめの焼きそばレシピです。焼きそばは炭水化物も油も多く太る原因になりやすいメニューですが、もやしでかさ増しすることで麺を食べる量を抑えて痩せることができます。

もっと痩せるようにするためには、麺を半玉くらいにしてもやしの量を増やしても良いでしょう。太るのは困るけれど量を多く食べたいという人はぜひ作ってみてください。

もやしを食べることによって太る原因は、食事のメニュー内容や調味料などにありました。もやし自体は多く食べても太ることはないため、食べ方にさえ気を付ければダイエット中でも安心して食べることができます。キレイに痩せるためにも、いろいろな食材を取り入れながら健康的なダイエットをするように心がけましょう。