たけのこの日持ちはどれくらい?腐るとどうなるか見分け方も紹介

たけのこの日持ち期間について紹介していきます。さまざまな料理に使うことができるたけのこを冷蔵・冷凍保存した際の日持ち期間をまとめました。また、たけのこの正しいアク抜き方法や腐った場合の見分け方についても掲載しています。

たけのこの日持ちはどれくらい?腐るとどうなるか見分け方も紹介のイメージ

目次

  1. 1たけのこの日持ちは?
  2. 2たけのこの保存の仕方ごとの日持ち
  3. 3たけのこの上手な保存方法
  4. 4たけのこは腐るとどうなるか見分け方
  5. 5たけのこはそのままでは日持ちしない!すぐにアク抜きを

たけのこの日持ちは?

3月中旬から旬を迎えるたけのこは、春の訪れを知らせる野菜としても人気の高い食材です。そして、たけのこは炒め物や炊き込みご飯など、さまざまなレシピに活用することができます。本記事では、そんなたけのこを冷蔵・冷凍保存した際に日持ちできる期限を紹介していきます。

また、たけのこの正しいアク抜き方法や腐ってしまった際の見分け方についても掲載しているので、たけのこを購入した際の参考にしてください。

たけのこの保存の仕方ごとの日持ち

まずは、たけのこの保存方法別の日持ち期間を見てみましょう。スーパーでは、生の状態や水煮で売られていることが多いので、購入後は下処理をして正しい保存方法で保管しておきましょう。

収穫後の生のたけのこの日持ち

たけのこは土の中で成長し、収穫されるまでは埋まっているため、収穫直後から空気に触れて酸化が始まってしまいます。皮の付いた状態であれば、酸化はしないと思われがちですが、実は皮付きのままでも酸化による劣化が始まります。

そのため、収穫後はすぐに茹でるなどでして処理を行う必要があります。下処理を行わないと、時間の経過とともにアクも強くなり、味も苦くなってしまいます。したがって、たけのこは掘り出したその日のうちに、できるだけ早く茹でるようにしましょう。

しかし、茹でるなどの処理の時間がない場合は、皮付きの状態のまま、新聞紙などに包んで冷蔵庫で保存することも可能です。冷蔵保存の場合、3~5日程度日持ちさせることができますが、たけのこ独特のえぐみは日増しに強くなるので注意しましょう。

アク抜きして冷蔵の場合の日持ち

たけのこはすぐに調理する場合でも、冷蔵庫で保存する場合でも、下茹でなどの処理を欠かすことができない食材です。そのため、たけのこを冷蔵保存する場合、まずはたけのこを下茹でしてアク抜きを行い、密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

冷蔵庫で保存する際には、水か茹で汁を一緒に容器に入れて保存することで、約1週間ほど日持ちさせることが可能です。また、皮付きのまま保管することもできますが、その場合2日程度しか日持ちさせることができないため、あまりおすすめできません。

茹でた時の汁に入れたまま、冷蔵庫でなら1週間くらいは大丈夫です。 今まで冷蔵庫に入れてあったのなら、念のために一度洗い直して、水を取り替えて冷蔵保管すれば大丈夫と思います。

アク抜きして冷凍の場合の日持ち

たけのこを長く保管したい場合は、冷凍保存がおすすめです。冷凍保存しておくことで3週間から1ヶ月程度日持ちさせることができます。そして、冷凍させる場合でも事前にアク抜きをすることは欠かせません。アク抜き後、用途に合わせてたけのこをカットして、保存袋などに入れて保管するようにしましょう。

また、冷凍する際には金属製の調理用バットの上に置いて、さらに上から保冷剤を乗せて冷凍保存するのがおすすめです。

アク抜きして瓶詰め保存の場合の日持ち

アク抜きを行った後は、水と一緒に瓶に詰めることで長期間保管することができます。ただし、瓶詰めで保存する場合は、瓶を煮沸消毒する必要があるため、時間がかかる保存方法となります。

しかし、瓶に詰めて保管した場合、約1年ほどは日持ちさせることができるので、大量にたけのこを購入した際や冷蔵・冷凍保存期間中に食べきれない場合は、瓶に詰めて保管しておきましょう。

たけのこの上手な保存方法

次は、たけのこを保存する際のアク抜き方法や冷蔵・冷凍保存する時の正しいやり方について紹介していきます。食材を保存する場合は、やり方を間違えてしまうと日持ち期間が短くなり、すぐに傷み始めてしまいます。そのため、保管時の注意点をしっかりと把握して、長く美味しく保存するようにしましょう。

アク抜きの仕方

【材料】

  • たけのこ…小ぶりのもの3本
  • 米ぬか…たけのこ1本につき一掴み
  • 唐辛子…1~2本

【やり方】
  1. たけのこを洗って、外皮を2~3枚剥がします。
  2. 根元のボツボツした硬い部分を削ぎ落します。
  3. 穂先を斜めに切り落としていきます。断面が広くなることによって火の通りが早くなります。
  4. 上から縦に1本深く切り目を入れる。(深さ1cm位)
  5. 大きな鍋にたけのこを入れます。
  6. 鍋にたっぷりの水、米糠、赤唐辛子を入れます。
  7. 火にかけ、沸騰したら、たけのこが浮いてこないようにお皿などで落しぶたをし、中~弱火にして50~60分ほど煮ます。
  8. 水が減ってきたら、足しながら煮ていきます。
  9. 竹串を太い部分に刺してやわらかければ火を止めます。
  10. お湯は捨てないでそのまま自然に冷まします。
  11. たけのこが冷めたら、切り目から皮を開くように皮を剥いていきます。
  12. 残った細かい皮は、竹串を使ってこそげ取っていきます。
  13. 米ぬかは洗い落とします。
  14. その後、用途に合わせてカットし、冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。

スーパーなどで購入できるたけのこの水煮は、アク抜きして真空パックを使って保存されているので、細菌の繁殖が抑制されています。しかし、生のたけのこはアク抜きをしないと、アクが出続けてえぐみがどんどんと強くなってしまいます。そのため、生のたけのこを購入した際には、すぐにアク抜き作業を行いましょう。

そして、アク抜きには米ぬかと唐辛子を使用しますが、米ぬかがない場合は米のとぎ汁や米一掴みでも代用することが可能です。また、茹で始める前に切り目を入れておくことで、火の通りがよくなり、後で皮が剥きやすくなる効果もあるので、事前に浅く切り込みを入れてから茹でるようにしましょう。

冷蔵保存の方法

たけのこを茹でて、アク抜きを行った後に冷蔵庫で保存する場合は、皮を剥いて適当な大きさに切り、密閉できる保存容器に入れて保存しましょう。その後、容器にはたけのこが浸かるくらいの水を入れるようにします。

また、できるなら毎日水を取り替えることで、傷みにくくすることが可能です。そのため、毎日水を変えて鮮度を保つようにしまそう。また、下処理を行う時間がない場合は皮を剥いたりせずに、茹で汁ごと容器に入れて冷蔵保存することもできますが、長くは日持ちしないため、早めに食べきるようにしましょう。

冷凍保存の方法

繊維が多いたけのこは、そのまま冷凍してしまうと解凍時に筋が目立ち、水分が抜けてスカスカになってしまうので、しっかりと正しい保存方法を覚えておきましょう。

たけのこを冷凍保存する方法には2種類あり、1つ目はだし汁につけて保存する方法です。だし汁の他に水やコンソメスープなどに漬けて保存することもできます。アク抜きを行ったら、たけのこの繊維を断つように切り、だし汁と一緒に保存袋に入れて冷凍庫に入れて保存しましょう。

2つ目の方法は砂糖をまぶしてから冷凍保存する方法です。砂糖には水を閉じ込める保水作用があり、凍ったまま料理にも使うことができる保存方法です。そして、保存方法も簡単で、下茹でしたたけのこを好きな大きさに切り、砂糖をまぶしてからラップで包んで保存袋に入れ、冷凍庫で保存しましょう。

たけのこは腐るとどうなるか見分け方

次は、たけのこが腐るとどうなってしまうのか、腐った時の見分け方について紹介していきます。日数が経ってしまった開封後の水煮のたけのこの味や、消費期限が過ぎてしまったたけのこの特徴についてまとめました。

見分け方

傷んでしまったたけのこを見分ける際には、見た目や感触、臭いと味に注意しましょう。腐ったたけのこは、カビが生えたり、表面がぬるぬるになってしまいます。さらに、全体が柔らかかったり、糸を引いてしまう時も注意が必要です。また、水に浸けている場合は水が濁っていたら、腐っている可能性が高いので食べるのを控えましょう。

しかし、変色していても腐っていない場合もあります。たけのこを保存しているとヒダの内側に白いボツボツが出てしまった経験はありませんか?実は、この白いボツボツはたけのこが元々持っているチシロンと呼ばれる物質で、食べても問題ありません。

さらに、水煮の根元が黒く変色してしまう場合もありますが、それらは成長すると根になる部分を切り落とした跡になります。そのため、消費期限切れやぬめり、悪臭などがなければ食べても問題ありません。

におい

たけのこが腐った際にもっとも判断しやすいポイントの1つがにおいです。たけのこは腐ると、酸っぱい臭いやアンモニア臭を発生させます。そして、たけのこが腐る原因は、腐敗または雑菌の付着と増殖です。たけのこ自体、たけのこ料理全体が腐る、保存中の水煮の水が腐るなども要因となります。

他にも調理方法や保存の環境が悪いと、食中毒菌が付着してしまう可能性もあるので、ツーンとする臭いを少しでも感じたら、食べるのを控えるようにしましょう。

見た目や臭いで判断できない場合は、食べた時の味や食感に注目しましょう。腐ってしまったたけのこは、食べると調味料の味ではない酸っぱさがあったり、舌がピリピリする食感になります。そして、ネバネバしていたり、通常とは違う気持ち悪い味を感じた際も食べないようにしましょう。

たけのこはそのままでは日持ちしない!すぐにアク抜きを

たけのこは生の状態では、日持ちしません。収穫後、たけのこはすぐに下茹でして、アク抜き作業を行う必要があります。そして、アク抜き後のたけのこは冷蔵庫や冷凍庫で保存することができます。また、瓶詰めにして保管することで、約1年ほど日持ちさせることができるので、購入した際には正しい保存方法で美味しく保管しておきましょう。

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