2020年10月02日公開
2024年11月02日更新
バナナを使った離乳食レシピまとめ!いつから食べさせて大丈夫?
バナナを使った離乳食のレシピをまとめました。赤ちゃんも大好きなバナナを使った人気の簡単レシピを、「初期」「中期」「後期」の3つのジャンルに分けて紹介!バナナを離乳食として与える際の注意点なども解説します。
目次
バナナを使った離乳食の人気レシピを紹介!
さっそく作ってみたよバナナオートミールおやき。
— ライカ®-1y8m (@leica_harvest) October 18, 2019
食べてくれるか…。 pic.twitter.com/GrTqyuO0pj
バナナは甘みがあって皮をむけばすぐに食べられるため、果物の中でも特に人気の高い食材です。離乳食としても使いやすく、さまざまな月齢の子供に幅広く利用されています。
本記事ではバナナを使った離乳食の簡単人気レシピを、「初期」「中期」「後期」の3つのジャンルに分けて紹介します。いろいろなレシピを参考に、バナナを使った離乳食のバリエーションを増やしてみましょう。
バナナの離乳食はいつから?注意点は?
離乳食初期から活躍するバナナの栄養素
スーパーでバナナ安売りしてたから買ってしまった。
— 塩川の田舎者 (@inakamono_genji) June 2, 2018
黒くなる前に食べきれるだろうか?
↓税別198円 pic.twitter.com/SPM5bDppGg
バナナはいつから離乳食に使えるかといえば、すり潰した状態のものを初期から利用することができます。離乳食に使いやすい便利なバナナですが、どういった栄養素が含まれているかを知っているでしょうか?バナナにはビタミンやミネラル、食物繊維などがバランス良く含まれており、便秘改善や熱中症予防などさまざまな効果が期待されます。
特にビタミンはビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸など多くの種類が含まれており、生でそのまま食べられるためビタミンの損失も少なくてすみます。また、炭水化物が多くエネルギー補給ができるので、ご飯代わりとしても利用できて便利です。
他にもポリフェノール類やアミノ酸など、さまざまな栄養素を一度に摂取することができます。もちろんバナナだけ食べていれば良いというものではありませんが、他の食事と合わせてバランス良く食べることで子供の健康にもつながります。
アレルギーに注意
ジャパンミートバナナ98円!安い!!ゴリラさんのエサにします(≧∀≦) pic.twitter.com/xgZQxAQ5pN
— ちょこはな (@Chocohana1) November 23, 2019
バナナをはじめとした南国フルーツはアレルギーが出やすいことでも知られており、特にバナナはアレルギー特定原材料28品目のひとつに指定されています。そのため、初めてバナナを与える時はスプーン1杯から食べさせるようにして、赤ちゃんが欲しがってもいきなり大量にあげないように気を付けましょう。
バナナは加熱してもアレルゲンが弱まるということはありませんが、最初のほうは鍋や電子レンジなどで加熱してからあげると良いでしょう。また、食べ過ぎもアレルギー反応を起こす要素となるので、一度に与えすぎないようにすることも大事です。
初期は20g程度から始めて、中期前半でバナナ1/3程度、中期後半でバナナ1/2程度、後期で中くらいのバナナ1本くらいを目安に与えましょう。目に見える異常だけでなく口の中や喉がかゆかったり痛くなったりすることもあるので、子供の様子を注意深く観察することが必要となります。
アレルギー反応は遅れて出てくることもあるので、食べた直後だけでなく30分くらいは様子を見るようにしましょう。
離乳食におすすめのバナナの状態は?
弟がすり鉢でバナナ潰してる...(´Д` ) pic.twitter.com/1OFaeizsyr
— ブッキー (@bucky_sever) April 4, 2014
離乳食初期の頃はすり鉢やハンドブレンダー、フォークなどでバナナを潰し、ピューレ状にしてあげましょう。潰しただけでは上手に食べられない場合は、粉ミルクやお湯でのばしてどろりとさせると食べやすくなります。中期になって歯茎で食べられるようになったら、薄くスライスしたものや小さめに刻んだ状態のものに挑戦していきましょう。
後期になるとだいぶ噛む力も強くなってくるので、ある程度の大きさに切った状態のものでも食べられるようになってきます。また、バナナを縦半分に切った状態のものは、手づかみ食べの練習にもぴったりです。
バナナを使った離乳食の人気レシピ【初期】
みかんバナナヨーグルト
【材料】
- バナナピューレ 小さじ1
- みかんピューレ 小さじ1
- ヨーグルト 大さじ1
【作り方】
- 器にヨーグルトを入れます。
- 1の上からバナナピューレとみかんピューレをのせたら完成です。
甘酸っぱい味が子供にも人気の、みかんバナナヨーグルトのレシピです。果物のピューレは市販のものを使っても良いですし、あらかじめ作っておいたものを利用してもOKです。バナナピューレはバナナをすり潰すだけでも良いですが、溶いた粉ミルクでのばすと離乳食初期の赤ちゃんでも食べやすくなります。
みかんピューレは薄皮をむいた状態でミキサーにかけ、鍋で煮詰めれば出来上がります。手作りする場合は多めに作っておいて、小分けに冷凍保存しておきましょう。
リンゴバナナ
【材料】
- りんご 1/10個
- バナナ 3~4cm程度
【作り方】
- バナナをスプーンなどで潰します。
- りんごの皮と芯を取り除いてすりおろします。
- 1と2を合わせて軽く混ぜます。
- 500wのレンジで30秒ほど加熱します。
- 全体を混ぜ合わせたら完成です。
りんごとバナナを混ぜ合わせるだけで作れる、簡単なお手軽メニューです。りんごの酸味が苦手な子でも、バナナと合わせることで食べやすくなります。
バナナは潰しただけだと水分が少なくて飲みこみにくい場合もありますが、りんごの水分でちょうど良い加減にのばされます。初期の子供の食事だけでなく、中期から後期以降の子供のデザートやおやつに使うのも良いでしょう。
さつまいもバナナのミルクゼリー
さつまいもバナナのミルクゼリーは、のどごしの良いプルプル食感が子供に人気の一品です。バナナとさつまいもの自然な甘みで、砂糖を入れなくても十分に美味しいゼリーが出来上がります。
離乳食初期だけでなく、中期から後期の子でも美味しく食べることができます。中期から後期の子供に作ってあげる場合は、ミルクに代わって牛乳を使っても良いでしょう。
バナナポテトサラダ
離乳食初期だけでなく、潰し具合を変えれば中期から後期まで使える便利なバナナポテトサラダのレシピです。大人のポテトサラダを作る時に取り分けて作れるので、わざわざ赤ちゃん用に別メニューを用意する手間が省けます。子供が大きくなってきたら、風味づけにマヨネーズなどの調味料を少し加えてみても良いでしょう。
バナナは皮をむくとすぐに変色してくるので、食べる直前に潰して混ぜたほうがきれいに仕上がります。野菜が苦手な子供でも、バナナと合わせることで美味しく食べることができます。
バナナを使った離乳食の人気レシピ【中期】
バナナのミルクパン粥
【材料】
- 食パン 1/4枚 (6枚スライス)
- バナナ 1/4本 (皮つきで30g程度)
- 調乳ミルク 40ml
- バナナの輪切り(幅1cm) 1個
【作り方】
- 食パンは耳を切り落とし、手で細かくちぎります。
- バナナは皮をむいて、包丁で細かく刻みます。
- 1と2を合わせたらミルクを加えて浸します。
- ラップをして、500wのレンジで1分ほど加熱します。
- スプーンで全体を潰しながら混ぜます。
- 皮をむいたバナナの輪切りをすり鉢で潰します。
- 6を5の上に乗せたら完成です。
バナナの甘さで食べやすいミルクパン粥を紹介します。上に乗せるバナナはなくても大丈夫ですが、乗せたほうが風味が増してさらに食べやすくなります。ミルクだけで作ったパン粥をなかなか食べない子でも、バナナを加えるだけでパクパクと食べてくれます。この分量でだいたい2食分できるので、冷凍しておくと忙しい時にすぐに使えて便利です。
バナナさつまいもヨーグルト
【材料】
- バナナ 1/4本
- さつまいもペースト 小さじ2
- ヨーグルト 大さじ2
【作り方】
- バナナは皮をむいて輪切りにし、フォークの背でつぶします。
- 器にヨーグルトを入れて、さつまいもペーストと1を盛りつけたら完成です。
バナナとさつまいものペーストをヨーグルトに乗せるだけで作れる、お手軽な簡単メニューを紹介します。酸味の強いヨーグルトも、バナナとさつまいもの甘みでまろやかになり食べやすくなります。食物繊維と乳酸菌を同時に摂れる一品で、便秘気味の子にもおすすめです。
さつまいもペーストは茹でたさつまいもをそのまま潰しただけでは食感が悪いので、裏ごしをしてから粉ミルクなどでのばすようにしましょう。また、さつまいもはアクが強いので、茹でる前にアク抜きをしておいたほうが味が良くなります。
バナナ豆腐パンケーキ
【材料】
- バナナ 2/3本
- 豆腐 70g程度
- 小麦粉 大さじ1~2
- 米粉 大さじ1
- 豆乳 適量
【作り方】
- バナナと豆腐を潰しながら混ぜます。
- 1に小麦粉と米粉を入れて混ぜます。
- 2の水分量を見ながら、豆乳で生地の固さを調整します。
- フライパンにクッキングシートを敷き、スプーンで生地を落としていきます。
- クッキングシートを折り返して、生地の上にかぶせます。
- 焼き色がついたらクッキングシートごと生地をひっくり返します。
- 裏面も焼けたら取りだして、クッキングシートから生地を外したら完成です。
離乳食中期でも食べやすい、しっとり食感のバナナ豆腐パンケーキを紹介します。一般的なパンケーキよりも水分が多いので、舌で簡単に潰して食べることができます。豆腐で水分を補っていますが、生地が固い場合は豆乳を少しずつ加えて調整してください。子供がもっと大きくなったら、豆腐を抜いて小麦粉と米粉だけで作ることもできます。
きな粉バナナオートミール
レンジだけで簡単に作れる、人気のきな粉バナナオートミールのレシピです。きな粉でタンパク質も摂れるので、これだけで栄養バランスの良いしっかりとした主食を作ることができます。フライパンで焼くとおやきにもなるので、つかみ食べを始めた子にもおすすめです。
バナナを使った離乳食の人気レシピ【後期】
バナナミルクプリン
【材料】
- バナナ 1/2本
- 牛乳 50ml
- 卵黄 1個分
【作り方】
- バナナは皮をむいて適当な大きさに切り、すり鉢などで潰してペースト状にします。
- 卵黄を潰しながら混ぜます。
- 2に少量の牛乳を加えて混ぜます。
- 残りの牛乳も入れて混ぜ合わせます。
- 1も加えてよく混ぜます。
- 5を陶器などの耐熱容器に入れて、アルミホイルで蓋をします。
- 鍋に容器を並べ、容器が1/3程度浸かるくらいの水を入れて沸かします。
- お湯が沸いたら弱火から中火くらいの火加減にして、蓋をして8分蒸します。
- 蒸し上がったら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やして出来上がりです。
子供のおやつにぴったりのバナナミルクプリンを紹介します。砂糖を使わずに作っていますが、バナナの甘みだけで十分に美味しく出来上がります。牛乳にアレルギーがある場合は、牛乳を豆乳に変えて作っても大丈夫です。マグカップなどでも作れますが、蓋つきの茶碗蒸しの容器で作るとアルミホイルで蓋を作る手間もなく便利です。
バナナロールサンド
【材料】
- 食パン 2枚(8枚切り)
- バナナ 1/2本
【作り方】
- 食パンは耳を切り落とします。
- バナナは皮をむいてペースト状にすり潰します。
- ラップの上にパンを置いて、巻きやすいように少し押し広げます。
- パンの上に2を塗り、くるくる巻いていきます。
- ラップで包み形を整えます。
- ラップを外し、包丁で食べやすい大きさに切ったら完成です。
バナナロールサンドは見た目も可愛い一口サイズのパンメニューです。バナナペーストを食パンで巻くだけですので、時間がない時でもぱぱっと作ることができます。食パンではなくサンドイッチ用のパンを使うと、耳を切り落とす手間が減ってさらに時短になります。バナナにきな粉やヨーグルトを加えて作るのもおすすめです。
バナナおやき
【材料】
- A バナナ 1本
- A きな粉 大さじ1
- A 片栗粉 小さじ2
- 水 大さじ1
- オリーブオイル 適量
【作り方】
- Aをボウルに入れて、バナナを潰しながら混ぜます。
- 1に水を加えて、滑らかになるまでよく混ぜます。
- フライパンにオリーブオイルを垂らし、キッチンペーパーで全体にのばします。
- 生地をスプーンでフライパンに流し入れて形を整えます。
- 蓋をして弱火でじっくり焼きます。
- 表面の色が変わったらひっくり返し、再び蓋をして焼きます。
- 中まで火が通ったら完成です。
手づかみ食べにぴったりなバナナおやきを紹介します。生地にたっぷりときな粉を使っているので、風味が豊かになり赤ちゃんも喜んで食べてくれます。
片栗粉の量で生地の固さが調整できるので、子供の成長具合によっておやきの固さを変えてあげましょう。しっかりと噛む力がついてきたら、バナナを潰さずに形を残したまま混ぜても美味しく出来上がります。
バナナ蒸しパン
離乳食後期の朝食やおやつにちょうど良いバナナ蒸しパンのレシピです。バナナの香りが漂う素朴な味わいの蒸しパンで、小さな子供にぴったりだと人気を集めています。
少し砂糖などで甘みを加えれば、大きめの子供や大人でも美味しく食べられます。中に入れる具材はいろいろとアレンジが可能ですので、お好みのものを加えてオリジナルの蒸しパンを楽しんでみましょう。
バナナを使った離乳食の人気レシピを作ってみよう
お昼ご飯はバナナミルク粥
— もりもちゃん@痩せ隊 (@mo_pxpg) May 31, 2020
これ、美味しい😂💕 pic.twitter.com/IzIKZosOej
バナナを使った離乳食の簡単人気レシピをまとめました。バナナは離乳食初期から後期まで幅広く活躍してくれる食材ですので、レシピを覚えておくとさまざまな場面に活用できてとても便利です。甘みがあってそのままでも美味しいため、なかなか離乳食を食べたがらない子供でも比較的すんなりと食べてくれます。
なかなか料理に取り入れることの少ないバナナですが、使い方次第ではおやつやデザートだけでなく主食として利用することもできます。ぜひこれらのレシピを参考に、バナナを使った離乳食にチャレンジしてみてください。