2020年06月21日公開
2024年10月25日更新
大根おろしの簡単人気スープレシピ!風邪や咳止めにデトックス効果も?
大根おろしを使ったスープのレシピをまとめました。咳をとめて喉に優しく、消化を助ける効果のある大根おろしを使えば、体にも優しいスープが簡単に作れます。中華風、和風、洋風と分けて人気のレシピをみていきましょう。
目次
大根おろしを使ったスープのレシピを紹介
晩飯兼昼飯は、鳥のみぞれ煮。
— たつ@骨折→職場復帰 (@tatsu_cook) June 5, 2020
糖質制限中なので、ご飯無し、大根おろしが溶け込んだスープはガッツリ腹にたまる。
タンパク質もしっかり取れて一石二鳥!
お湯で洗った鶏肉を、酒、みりん、白だしで炊いて、火が通ったら大根おろしをたっぷり入れてひと煮立ち!
簡単おいしいヘルシー! pic.twitter.com/7VGuBqDcab
大根おろしは、大根の栄養を余すことなく含んでいます。そのまま切って調理して食べるよりも、大根おろしにして食べた方が、栄養を摂り入れやすくなります。
大根には消化酵素と、辛み成分に含まれる抗菌作用や抗酸化作用があります。この辛み成分には、のどの炎症を抑えて咳止めや体内のデトックスなどに効果が期待できます。すりおろして大根の細胞が壊れると、辛み成分がたっぷりと出ます。健康や美容への効果を得やすい大根おろしを、手軽に食べられるスープの作り方をみていきましょう。
大根おろしの簡単人気スープレシピ【中華風】
大根とささみのみぞれスープ
【材料】
- 鶏ささみ:2本
- 大根:5cm
- 豆苗:1/2パック
- 酒:小さじ1
- 片栗粉:小さじ1
- A鶏ガラスープの素:小さじ1/2
- A塩:小さじ1/3
- Aこしょう:少々
- A水:400cc
- ごま油:少々
【作り方】
- 大根はすりおろし、豆苗は根元を切り落として3cm幅に切ります。
- ささみはななめに薄くそぎ切りし、酒と片栗粉をふってもみこんでおきます。
- 鍋にAの材料をすべて入れて火にかけ、煮立ってきたら2のささ身を加えて中火で加熱します。
- ささ身に火が通り色が変わったら、汁ごとの大根おろしと豆苗を加えてひと煮たちさせます。
- 器に盛って、ごま油を少し垂らして出来上がりです。
低カロリーで消化のよい中華風スープのレシピです。大根は、皮ごとおろしてもかまいません。大根おろしから出る汁に含まれる消化酵素を無駄にしないよう、汁ごと加えましょう。夜食にもおすすめで、風邪気味の時であれば生姜のすりおろしを加えるとより体が温まります。低カロリーでも食べ応えもあり、小腹を満たしてくれるスープです。
大根おろしの中華風スープ
【材料】
- 大根:1/2本
- 水:500cc
- 鶏ガラスープの素:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- 塩:小さじ1
- 卵:1個
- ごま油:小さじ1
【作り方】
- 鍋に水と大根をおろしたものを、おろした時に出る汁ごと入れて加熱します。
- 1に鶏ガラスープの素、醤油を加えて味をみて塩で調え沸かします。
- 沸いているところに、かき混ぜながら溶いた卵をゆっくりと加えてひと煮たちさせます。
- ごま油を加えて出来上がりです。
大根おろしの食感を味わえるスープの作り方です。溶き卵を加える前にご飯を加えれば中華風雑炊になります。春雨やくずきりなどを加えて煮込めば、食べるスープにもなるでしょう。食欲が低下したり食べすぎて胃腸が弱ったりしたときに消化しやすく、卵と大根の栄養も摂れるスープです。
干しエビと大根おろしスープ
【材料】
- 大根:1/2本
- 干しエビ:大さじ1
- 水:400cc
- 鶏ガラスープの素:小さじ2
- 生姜:1片
- 塩
- 白ごま
【作り方】
- 大根をすりおろします。
- 鍋に水と鶏がらスープの素、干しエビ、薄切りにした生姜を入れて火にかけます。
- 沸いてきたら大根おろしを汁ごとすべて加えて、再沸騰させます。
- 沸いてきたらアクをとり除き、塩で味を調え白ごまをふって出来上がりです。
具材は大根おろしのみの中華スープの作り方です。干しエビの出汁と生姜の風味が加わり、深い味わいになります。煮物やサラダにするには向かない、すの入ってしまった大根の活用にもなります。冷蔵庫に残っている野菜を加えれば、食品ロスを減らせます。大根おろしと生姜でのどに優しく、咳止めにも効果的なスープです。
大根おろしとキムチのスープ
キムチの旨みと辛みを活かした、酸っぱさと辛みのある中華ならではの味わいのスープです。オイスターソースのコクとトマトの酸味を加えて、深みのある味にしています。大根おろしが加わり適度なろとみになり、もやしやネギと合わせて口に入りやすいでしょう。余ったキムチや大根の活用もできるスープレシピです。
餅入り大根おろしスープ
鶏ガラスープの素を使ったスープに、豚肉やニンジン、ブロッコリーと野菜がたっぷりと入れています。大根おろしを仕上げの段階で加えることを考え、スープの味付けはやや濃いめにしておくと良いでしょう。焼いたお餅を加えて、この一品だけで主食と主菜を一緒に食べられる一品です。鍋用に薄くカットしてあるお餅なら、そのまま加えられます。
梅入り大根おろしスープ
整腸作用のある大根と梅干の組み合わせを活かしたスープです。大根おろしをたっぷりと使い、鶏がらスープで中華風の味にしていますが、白だしで和風にしても良いでしょう。大根を切って長時間煮込んで作る、人気のデトックススープもありますが、大根おろしを使うと短時間で調理できます。便秘解消にも効果が期待できるでしょう。
大根おろしの簡単人気スープレシピ【和風】
鶏肉と野菜のみぞれ汁
【材料】
- 鶏もも肉:150gくらい
- 片栗粉
- だし汁:500cc
- 大根:1/2本
- ニンジン:1本
- こんにゃく:1/2枚
- 醤油:大さじ2~3
- 塩:小さじ1くらい
- 細ネギ
【作り方】
- 鶏肉は小さめに切って、片栗粉を薄くまぶしておきます。
- 大根の半量とニンジンはいちょう切りにし、残りの大根はおろしておきます。
- 鍋にだし汁を沸かし、鶏肉を入れます。沸いてきたらアクを取り除きます。
- 鍋に大根、ニンジン、小さくちぎったこんにゃくを加えて煮込みます。
- 汁ごとの大根おろしと醤油、塩を4に加えて味を調えてひと煮たちさせます。
- 仕上げに細ネギの小口切りを加えて、出来上がりです。
大根おろしだけでなく、切った大根も加えて大根の大量消費にもおすすめスープです。この和風のみぞれ汁に、茹でたうどんを加えてアレンジにすると主食にもなります。大根おろしが麺によくからみ、大根、こんにゃくの食物繊維もたっぷりと摂れるので、スープまで残さず食べてください。
カニカマのおろし汁
【材料】
- カニカマ:100g
- 大根:1/3本
- 水:400cc
- 酒:大さじ3
- みりん:大さじ2
- 醤油:大さじ2
- 白だし:小さじ1
- 塩こしょう
【作り方】
- 鍋に、水と酒・みりん・醤油・白だしを入れて沸騰させ、ほぐしたカニカマを加えて弱火で5分ほど煮ます。
- 2に大根おろしを加えて、再度沸騰させ、塩こしょうで味を調え、出来上がりです。
たっぷりの大根おろしを加えて、どろりとしたとろみのあるスープです。大根のにおいが苦手であれば、大根おろしを絞って、汁気を切ってください。大根が苦手な子どもには、溶き卵や細切りにしたハムを加えると、カニカマの食感も手伝い人気の味になるでしょう。水を減らして作りご飯の上にのせて、あんかけのように食べるのもおすすめです。
なめこのみぞれ味噌汁
【材料】
- なめこ:20g
- 大根:60g
- みつば:少し
- だし汁:260ml
- 味噌:大さじ1
【作り方】
- なめこは軽く洗って熱湯にさっとくぐらせ、ざるにあげておきます。
- 大根はすりおろして軽く水気を切っておきます。
- 味噌を溶いてひと煮たちさせて、大根おろしを加えたら火を止めます。
- 細かく切ったみつばを散らして、出来上がりです。
- 鍋にだし汁を沸かして、なめこを加えます。
人気の大根となめこの味噌汁を、大根おろしを使い口当たりを良くした味噌汁です。なめこを先に下茹でしておくと、だし汁に入れてから短時間でに火が通ります。大根おろしはなるべく火にかける時間が短い方が、消化酵素の成分を壊さず効果的に摂り入れられます。
きのこのみぞれ味噌汁
【材料】
- 大根おろし:1カップ
- エノキ:1/2束
- マイタケ:1/2株
- カツオだしの素:小さじ1
- 味噌:大さじ2
- 水:360cc
【作り方】
- 鍋に水を入れて沸かし、カツオだしの素を加えます。
- 1の鍋に、ほぐしたエノキとマイタケを加えてひと煮たちさせます。
- 大根おろしを加え、味噌をといて出来上がりです。
エノキ、マイタケなどのきのこと大根おろしの味噌汁です。きのこは、しいたけ、しめじなどでも良く、鍋料理をして残った具材の活用もできます。味噌はいつもより濃いめに加えると、多めの大根おろしを加えても味がしっかりと感じられます。生姜の絞り汁を加えて、のどに優しく体を温めるのに効果的なスープにもしてください。
鶏団子のみぞれスープ
だし汁を増やせば、冬におすすめな鍋料理にもなるスープレシピです。鶏団子に生姜のすりおろしが入っているので、大根おろしと合わせて体を温めてくれるでしょう。和風だしだけでなく、鶏がらスープで水餃子を加えて中華風鍋に、コンソメを使い厚切りベーコンを加えて洋風にもアレンジしやすいスープです。
大根おろしと崩し豆腐の和風冷製スープ
鍋が不要で、火にかける必要のない冷たいスープレシピです。大根おろしは汁ごと使い、栄養成分を捨てずに口にできます。豆腐をくずして調味料を合わせるだけと、とても簡単に作れます。生姜の絞り汁を加えると、のど越しがよりすっきりとして夏風邪予防にもなります。暑い季節に、人気のスープとなるでしょう。
大根おろしの簡単人気スープレシピ【洋風】
大根ポタージュ
【材料】
- 大根:200g
- 大根の葉:適量
- ベーコン:1枚
- 玉ねぎ:1/4個
- サラダ油:小さじ1
- 牛乳:100cc
- A水:300cc
- Aコンソメ:小さじ2
- 塩こしょう
【作り方】
- 大根はすりおろして軽く水気を切り、大根の葉は洗って細かく切ります。
- ベーコンは細く切り、玉ねぎはみじん切りにします。
- 鍋に、サラダ油を入れ、ベーコンと玉ねぎを炒め、しんなりとしたら大根おろしを加えます。
- 3にAを加えて中火にし、沸騰してから5分ほど煮ます。
- 大根の葉を加えて混ぜ、牛乳を加えて弱火で3分ほど煮たら、塩こしょうで味を調え出来上がりです。
ミキサーやブレンダーを使わずに、なめらかなポタージュスープが作れるレシピです。具材をすりつぶさなくても、大根おろしがなめらかな口当たりにしてくれます。牛乳を加えた後は、沸騰しやすいので火を弱めて、かき混ぜながら仕上げてください。茹でたスパゲッティを加えて、スープパスタへのアレンジもおすすめです。
大根おろしのコンソメスープ
ニンジンと玉ねぎをコンソメで煮込み、最後に大根おろしをたっぷりと加えるスープです。具材にブロッコリーやほうれん草、きのこ類を加えるとより彩りも良くなりボリュームアップします。ステーキやハンバーグなどの脂分の多いメニューと合わせると、大根おろしの消化酵素の効果で、胃もたれしにくくなるでしょう。
大根おろしの豆乳スープ
一人分なら電子レンジで簡単に作れるスープレシピです。耐熱性のマグカップに大根おろしを汁ごと入れて、豆乳や牛乳と具材とあわせて加熱するだと簡単です。糖質を低くおさえながら、大根おろしを加えているので食物繊維も摂れます。大根の食物繊維や乳製品には整腸作用に効果があり、腸の活動をサポートして快便習慣の効果も得られます。
おろし入りの卵コンソメスープ
和風大根おろしスープでも紹介した、カニカマを使ったスープの洋風アレンジです。コンソメで味をつけ溶き卵がふんわりとするよう、水溶き片栗粉を加えています。大根おろしが辛いようであれば、スープに入れて少し加熱時間を長くすると、優しい味わいになります。子どもでも食べやすく、大根の人気が高まるでしょう。
大根おろしの簡単人気スープレシピまとめ
お昼は大根おろし汁のお雑煮。中身は豚肉、椎茸で、薬味にかんずり(6年物)を乗せちゃいました♪日本に生まれてよかった的なお味です〜😆 pic.twitter.com/PUnspcVrkk
— Kelly (@kellyfox9995) February 25, 2019
大根おろしを使ったスープレシピを、中華、和風、洋風とみてきました。大根おろしの栄養を効果的にとりいれたければ、仕上げの段階で加えて加熱時間は短くしてください。子どもにも食べやすいように仕上げるなら、大根おろしの汁気は絞って煮込んでください。レシピを参考に、健康的で口当たりの良いスープを作ってください。