ラーメン激戦区・銀座の激ウマ店！通がおすすめする名店ランキング

銀座は歴史のある大人の街、高級店が並ぶ街というイメージがありますが、今や大衆グルメの代表であるラーメンの激戦区になっています。銀座の歴史と共に歩んだ老舗のラーメン店から、オシャレな店構えの人気ラーメン店などが居並びます。ここではおすすめのラーメン店を、歴史のある「銀座の老舗系ラーメン店」と比較的新しい「銀座の人気系ラーメン店」の2ジャンルのランキングで紹介します。

銀座で最も古いラーメン店は銀座2丁目にある「萬福」です。開店は昭和4年、ここに銀座のラーメンの歴史が始まりました。当時のラーメンといえば現在でいう「支那そば」で、しょう油味の澄んだスープにやや細めの麵というものが一般的でした。その原形を今に残すこの店は銀座のラーメンを語る上で欠かせません。変わらないラーメンの歴史がここにあります。

営業時間は11：00～15：30と夜は17：00～23：00までの営業になっており、定休日は日曜日と祝日になっていますのでお気をつけください。

今でこそラーメン激戦区となった銀座の元祖行列ラーメン店は、この「直久」でした。昭和42年に銀座で開店、昭和50年代半ばには数寄屋橋の東芝ビルに、ラーメン待ちの長蛇の行列を作ったものでした。濃い目のしょう油味のスープが特徴でしたが、野菜を使ったラーメンメニューを開発するなどオリジナリティのある名店でした。今では銀座店は閉店しましたが、都内外に数店舗を出店しその伝統の銀座ラーメンを継承しています。

銀座は知っている通り地価が日本で最も高い地区のです。そのため客単価の低いラーメン店などは育ちにくい場所柄であったといえます。ところがこの数年来、外国人観光客やグルメ女子のラーメン需要を背景に、銀座へのラーメン店の進出が始まり、銀座は今や押しも押されぬラーメン激戦区となりました。

オーソドックスな支那そばだけではなく、近年流行りのつけ麺や「うにラーメン」（写真）のような新メニューを提供する店も増えています。

ここからは銀座の老舗のおすすめラーメン店を紹介します。まず5位は「ABCラーメン」です。銀座の中央通り、日曜日の歩行者天国全盛の昭和50年代初期にすでに店を構えていたので、銀ぶらの際にその看板を見かけることもあったかと思います。当時から「フレンチ料理人が作ったラーメン」と称して独特のメニューを提供していました。人気は「麻醤麺」、しょう油ダレにごまペーストの組み合わせでいただきます。

営業時間は月曜日から金曜日は11:00～24:30、土曜日は11:00～22:40、日曜日・祝日は10:00～22:00となっています。

銀座の8丁目にあるラーメン店というより大衆中華の店。それでもやはり名物はラーメン系のメニュー。やや甘口のしょう油味のスープに、しょう油ダレの浸み込んだシナチク、チャーシューのバランスがこの店の売りです。夜には餃子などと共に中華メニューをいただく居酒屋然となりますが、やっぱり締めのラーメンは欠かせません。

営業時間は11:30～22:30、休日は土曜日・日曜日・祝日です。

地下鉄東銀座駅のすぐ近く、銀座4丁目に店を構える「ヤンヤン」。銀座においては手打ちラーメンの先駆けになります。店に入るとガラス張りの部屋で麺打ちをしているところを見ることができます。それだけでもテンションが上がりますが、出てくる麺はモチモチで食べ応えがあります。サイドメニューでは「ジャンボ餃子」が人気です。

営業時間は11:30～22:40、休日は年末年始を除いて無休です。

この店も昭和30年代に開業したという老舗ラーメン店です。現在の本店は6丁目に店を構えます。人気は何といっても担々麵。この店では「だんだんめん」と呼びます。中でも「排骨担々麵（ぱいこうだんだんめん）」は辛みのスープが浸み込んだ排骨をご飯に乗せて食べるのがおすすめ。細切りのたくあんが食べ放題でこれが口直しに最適。餃子もおすすめです。

営業時間は月曜日から金曜日は11:00～翌5:00、土曜日・日曜日・祝日は11:00～21:00です。
 

「銀座最古の店」として紹介したラーメン店、その名店の歴史に敬意を表しておすすめの1位としました。銀座の2丁目に店を構え、現在の主人は3代目。その歴史あるラーメンの味を守り抜いています。特徴はどこまでも澄んだしょう油味のスープです。そこに今では懐かしい鳴門巻きが乗り、三角の玉子焼きは、古き東京ラーメンの粋と激戦区に生き残る老舗の歴史を感じさせます。

営業時間は11:00～15:30と夜は17:00～23:00の営業になっており、定休日は日曜・祝日となっていますのでお気をつけください。

続いて現在のラーメン激戦区銀座を形作る、新進気鋭の人気ラーメン店をおすすめのランキングで紹介しましょう。まずは「銀座鴨そば九代目けいすけ」です。今やラーメン界の一大勢力となった「けいすけグループ」の一店。丸鴨を使った贅沢なスープが特徴です。基本の「芳醇鴨そば」に、昆布締めの卵黄や鴨だんごなどをトッピングするのがおすすめです。

営業時間は11:00～23:00、休日は年末年始を除いて無休です。

濃厚な豚骨魚介系のスープを味わうつけ麺が銀座で人気のラーメン店です。コクのあるダブルスープがモチモチの麺にからみます。「濃厚つけ麺」が定番メニュー、それに炙りチャーシュー（3枚）と味玉がついた「特製つけ麺」がおすすめです。写真は煮干しが香るしょう油味の「中華そば」、こちらもおすすめです。

営業時間は月曜日・火曜日・祝日は11:30～15:30、夜は17:30～22:00、水曜日・木曜日・金曜日は11:30～16:00、夜は17:30～23:30、土曜日・日曜日は11:30～16:00、夜は17:00～23:00、休日は年末年始を除いて無休です。曜日によって営業時間が異なりますのでお気をつけください。

銀座の6丁目、ビルの地下にある、九十九里産の煮干しを使ったラーメンが人気の店です。そのスープと麺を味わうための「中華そば」は具が刻みネギのみで、そのこだわりは既に名店の貫禄を感じさせます。チャーシューが欲しい場合には「肉そば」を注文します。その他「比内鶏そば」「比内鶏肉そば」などのメニューもあります。

営業時間は月曜日から金曜日は11:00～23:00、土曜日・日曜日・祝日は11:00～20:00、休日は年末年始を除いて無休です。

都内数か所に店舗展開している中の銀座店です。おしゃれなカフェ風の店内は女性向けともいえるでしょう。ラーメンのメニューも「鶏SOBA」や「蛤SOBA」などライト感覚を打ち出したもの。やはり女性の人気を集めています。サイドメニューの卵かけご飯は、和食の有名店でも使われている「日本一こだわり卵」による逸品です。

営業時間は月曜日から金曜日は11:30～22:00、土曜日・祝日は11:30～21:00、休日は日曜日です。

銀座の路地裏に行列ができることで知られるようになったラーメン店「篝（かがり）」。人気メニューは「鶏白湯SOBA」。クリーミーながらコクのあるスープです。煮干しベースのスープでいただく「特製つけSOBA」や「蛤と牡蠣の醤油そば」（写真）もおすすめです。現代の新しいラーメンの嗜好を表現している名店といえるでしょう。現在銀座本店が移転のため閉店中なので、Echika fit GINZA店をおすすめの1位に選びました。

営業時間は11:00～23:00、休日は不定休で、Echika fit GINZAに合わせて休日になることがあります。

おすすめランキングの番外ラーメン店として紹介したいのが、「麺やま石」です。日本橋の寿司の名店「ま石」がプロデュースして銀座にオープンするラーメンの新店です。新鮮な魚を扱う本店が選んだ素材は「鯛」。鯛の出汁による高級感溢れるスープがラーメンの味を引き立てるでしょう。4月の上旬に新規オープンする店なのでここでは番外編としました。

営業時間：月曜日から金曜日は11:30～15:30、夜は17:00～22:30、土曜日・日曜日・祝日は11:30～21:30、休日は年末年始を除いて無休です。
 

中央競馬会の場外馬券売り場のWINS、最も古いのが銀座のWINSです。その銀座WINSと共に歴史を重ねてきたラーメン店が、WINSのすぐ隣にある「共楽」です。昭和31年に開店し、今だ現役。競馬ファンにはもちろんですが、オーソドックスなしょう油味の東京ラーメンを広めた店として、一般のお客さんにも人気を集めています。銀座のラーメンを語るには欠かせない名店として、ランキングの番外編に入れました。

営業時間は月曜日から木曜日は11:00～20:00、金曜日は11:00～-20:30、土曜日は11:00～17:00、休日は日曜日・祝日となっています。

銀座には歴史を感じさせる老舗の名店と、新しいメニューを提供してくれるおしゃれな人気ラーメン店が共存しています。一人でのランチや二人のデート、あるいは休日の家族での食事など、いろいろなケースで使える銀座でおすすめのラーメン店をランキング形式で紹介しました。さあ、今度の休みにラーメンを食べるなら銀座に行きましょう。