2020年05月13日公開
2024年10月21日更新
朴葉味噌(飛騨高山名物)のレシピ・作り方!美味しいアレンジも!
朴葉味噌について解説します。飛騨高山名物である朴葉味噌の特徴や基本レシピ、美味しい食べ方を詳しく説明!おすすめのアレンジレシピも紹介します。通販でも大人気の朴葉味噌を使ったレシピが満載ですので、ぜひ試してみてください。
朴葉味噌のレシピを紹介!
◆飛騨牛朴葉味噌焼き◆
— 四季彩 粋庵 (@suian_komatu) August 21, 2018
シンプルな昔ながらのもの
お野菜などが沢山入ったもの
対比的な朴葉味噌焼きを頂いてきました。
やはり、本場の朴葉味噌焼きは高山地方でいう『地みそ』の芳醇な香りが特徴的でした。
盆地である高山の味付けを、少々北陸小松の味に調整して味噌を仕上げたいと思います。 pic.twitter.com/KfLJpbC3KQ
飛騨高山名物である朴葉味噌について紹介します。朴葉味噌の特徴や基本の作り方、アレンジレシピをまとめました。通販やお土産として大人気の朴葉味噌は、身近な食材を使って自宅で再現することができます。
香ばしくてご飯が進む朴葉味噌は肉や魚、野菜など様々な食材とよく合います。そのまま温かいご飯にのせて食べたり、お酒のおつまみとしてもよいでしょう。ぜひこの機会に試してみてください。
朴葉味噌の特徴と基本レシピ
飛騨高山に伝わる郷土料理
朴葉味噌は岐阜県の飛騨高山地方に伝わる郷土料理です。飛騨高山地方の冬はとても寒く雪も多いため、古くから極寒の地として知られてきました。冬は漬物を保存食としていましたが、あまりの寒さに漬物の樽が凍ってしまうほどでした。その凍った漬物を味噌と一緒に朴葉の上で焼いたことが、朴葉味噌の始まりといわれています。
朴の葉は殺菌作用があることから、昔から飛騨高山地方では皿のように活用されてきました。朴葉味噌の他にも朴葉餅、朴葉寿司など、料理を包むためにも使われています。近年では飛騨高山名物として、多くの観光客から人気を集めています。
箸が進む味わい
飛騨の味噌は甘みを感じる味わいが特徴です。朴葉味噌は朴葉の上に味噌をのせて、刻んだネギなどの薬味や山菜を混ぜながら焼く料理です。朴葉の芳しい匂いと味噌の香りが食欲をそそり、一度食べたら箸が止まらなくなる美味しさです。朴葉味噌をそのまま白いご飯にのせて食べたり、肉や魚、野菜などの具と一緒に焼いて食べるのもおすすめです。
朴葉味噌の作り方
【材料】
- 朴の葉・・・1枚
- 赤だし味噌(米味噌)・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ2
- 山椒・・・少々
【手順】
- 朴の葉を10分程度水に浸します。
- 赤だし味噌をみりんをしっかり混ぜ合わせます。
- 山椒を加えて混ぜます。
- アルミホイルを敷いたフライパンに、朴葉をのせます。
- 3をのばしながら塗り、肉や野菜など好みの具材をのせます。
- 火が通ったら完成です。
朴葉は通販でも購入できますが、朴葉がない場合はアルミホイルだけでも作れます。山椒を入れることで甘みのある朴葉味噌のアクセントになりますが、苦手な場合は省いて作りましょう。
このレシピでは朴葉味噌に肉ときのこを加えて焼いていますが、薬味などを混ぜ込んで本格的に仕上げるのもよいでしょう。朴葉味噌は身近な材料で簡単に作ることができるため、ぜひ試してみてください。
朴葉味噌の美味しい食べ方
牛肉と相性抜群
高山市に来たら、牛肉の朴葉味噌がたまらない。#高山 #牛肉 #朴葉味噌 #岐阜 pic.twitter.com/LOr3Smoknz
— Aちゃん マイスタジオあります (@AtsuikuH) July 29, 2017
飛騨高山では地元の名産である飛騨牛と、朴葉味噌の組み合わせが大人気です。朴葉味噌と牛肉を絡ませて食べると、牛肉の甘みとうまみが口いっぱいに広がります。コクのある朴葉味噌が、牛肉の脂の甘みを引き立ててくれるのです。疲れたときや暑い日など、スタミナをつけたい日にもおすすめです。
最近ではその美味しさが手軽に食べられる、飛騨牛朴葉味噌味のふりかけが販売されています。観光客のお土産としても人気ですが、通販でも購入することができます。ふりかけでも、飛騨牛と朴葉味噌の濃厚な味わいを楽しめると人気です。気になる方はチェックしてみてください。
ご飯にのせて食べる
甘辛い朴葉味噌を炊き立ての白いご飯にのせて食べると、とても贅沢な気分を味わえます。飛騨高山では朴葉味噌と白いご飯に、小鉢などを付けた定食が人気です。シンプルですがご飯が進むため、老若男女問わず多くの人に食べられています。
飛騨高山地方の旅館では朝食として提供されることも多く、訪れる宿泊客の楽しみの一つとされています。朴葉味噌をおにぎりに塗って、普段とは一味違う味噌おにぎりにするのもよいでしょう。
魚と合わせても美味しい
めちゃくちゃ美味い!
— 刹那 (@AgainFreetime) May 5, 2018
朴葉味噌と鮭 pic.twitter.com/rK5ba2zqjS
芳しい香りの朴葉と魚は相性がとてもよく、魚を朴葉で包んで焼く「朴葉焼き」も美味しいと人気です。コクのある朴葉味噌が魚のうまみを引き立ててくれます。朴葉味噌と旬の野菜、旬の魚を一緒に焼いて季節を楽しむのもよいでしょう。
キャンプなどのアウトドア料理としてもおすすめです。釣った魚を使って七輪で作る魚の朴葉味噌焼きは、各段に美味しく感じられます。家族や友人と一緒に作ってみてください。
朴葉味噌のおすすめアレンジレシピ
サーモンのときのこの朴葉味噌焼き
【材料】2人分
- サーモン・・・160g
- しめじ・・・60g
- 山榎木・・・60g
- 舞茸・・・60g
- しし唐・・・2本
- 九条葱・・・100g
- 人参・・・0.2本
- 銀杏・・・6個
- 麹味噌・・・200g
- 酒・・・72cc
- 醤油・・・5cc
- みりん・・・18cc
- 砂糖・・・40g
- 朴葉・・・2枚
- 塩コショウ・・・適量
- 小麦粉・・・適量
【手順】
- 朴葉を水に浸します。
- サーモンはウロコを取って頭を落とし、内臓を抜いてよく洗います。
- 3枚におろしたら、腹骨を欠いて骨抜きで骨を抜き、軽く甘塩を振って脱水しておきます。
- 鍋に酒、醤油、みりん、砂糖を入れて火にかけ、混ぜながら沸かしたら火からおろします。
- 口の広い鍋に麹味噌を入れて4を加えたら、火にかけて15分程度よく練ります。
- 艶が出てきたら火からおろし、冷まします。
- 九条葱を笹打ちにして水にさらした後、水をきっておきます。
- しめじ、山榎木、舞茸は石づきを落とし、食べやすい大きさに切ります。
- 人参は紅葉の形に剥き、0.5mm程度にスライスして、下茹でします。
- サーモンに塩コショウで下味をつけて小麦粉をまぶしたら、フライパンで7割程焼きます。
- 朴葉の水気を拭き取り、朴葉の上に6、7、8、9、10、しし唐、銀杏をのせて包んだら、串で留めます。
- 蒸し器に入れて5分程度蒸したら、七輪にのせて味噌がグツグツとしてくるまで焼きます。
- 皿にのせ串を外して朴葉を広げたら、好みでバターをのせて完成です。
サーモンの切り身を使用する場合は2切用意してください。七輪がない場合はグリル機で焼き上げるか、アルミホイルを敷いたフライパンにのせて焼きましょう。先に蒸し器で火を通しておくことで、朴葉味噌の焦げ付きを防ぐことができます。
紅葉の形に剥いた人参によって華やかに仕上がります。剥き方を覚えると他の料理にも使えるため、チャレンジしてみてください。
銀鱈の雑穀朴葉味噌焼き
【材料】
- 雑穀・・・40g
- 鱈・・・2切
- 塩・・・少々
- 味噌・・・80g
- A酒・・・大さじ2
- Aみりん・・・大さじ2
- A砂糖・・・小さじ1
- 朴葉・・・2枚
- ねぎ・・・適量
- しし唐・・・適量
- しめじ・・・適量
- 酒(酒蒸し用)・・・適量
【手順】
- 朴葉を水に浸しておきます。
- フライパンに雑穀米と水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火で水分がなくなるまで炊きます。
- 銀鱈に酒をまぶして塩を軽く振り、5分ほど置きます。
- ボウルに2と味噌、Aを入れて混ぜ合わせます。
- 3をキッチンペーパーでふき取り、4に入れて30分ほど漬け込みます。
- サラダ油を熱したフライパンに、弱火で片面に焼き色がつくまで焼いたらひっくり返し、酒を回し入れて蒸し焼きにします。
- フライパンに水気を切った1を敷き、5の残り、6、ねぎ、しし唐、しめじを盛り付け、味噌がグツグツとしてきたら完成です。
雑穀米のプチプチとした食感が楽しめる朴葉味噌です。雑穀米は180mlの水で炊いてください。また、炊く際は穴付きの蓋を使いましょう。焼く前に銀鱈を味噌に漬けるため、食べるときに濃厚な朴葉味噌の風味を堪能できる一品です。レシピではねぎとしし唐、しめじを使いますが、好みの野菜を使って仕上げましょう。
牛肉とまいたけの朴葉味噌焼き
朴葉味噌と相性抜群の牛肉を使ったレシピです。朴葉味噌のコクが牛肉の脂の甘みを引き立たせるため、脂身のある部位を選ぶと濃厚な味わいを楽しめます。牛肉は好みの部位で作れるため、脂身が苦手な方は少ない部位を選びましょう。まいたけのコリコリとした歯ごたえがアクセントになり、ご飯が進む一品です。
朴葉味噌の豚ロース焼き
豚ロースを一晩塩麹に漬けておくため、柔らかくジューシーに仕上がります。柔らかい豚肉は朴葉味噌とよく絡み、濃厚で素材の甘みを堪能できます。ご飯のおかずはもちろん、お酒のおつまみとしてもおすすめです。
朴葉味噌のふろふき大根
大根を使った人気メニューのふろふき大根と、朴葉の香りがとてもよく合います。手作りの出汁を使うことでうまみがさらにアップします。普段と一味違うふろふき大根を、ぜひ堪能してみてください。
朴葉味噌のレシピまとめ
今日は朴葉味噌作った💪('ω'💪)
— あはと (@tymxaaa) September 5, 2019
もうすぐ秋だし紅葉つけといた🍁
蝶々はおまけ🦋
超おいしい😋 pic.twitter.com/XBUmS4xDNt
朴葉味噌の特徴や基本の作り方、おすすめのアレンジレシピを紹介しました。紹介したレシピは朴葉がない場合、アルミホイルを敷いたフライパンで作れます。しかし、朴葉は通販でも購入することができるため、ぜひ一度香り高い朴の葉を使って作ってみましょう。
朴葉味噌は様々な具材とよく合います。好みの具材はもちろん、旬の具材と焼いて季節を楽しむのもおすすめです。甘くてコクのある朴葉味噌は、子供から大人まで食欲をそそられる味わいです。紹介したレシピを参考に、堪能してみてください。