2020年03月16日公開
2024年10月13日更新
ボンゴレビアンコの基本レシピ!美味しく作るコツとアレンジも!
あさりの旨味がたっぷり詰まった絶品ボンゴレビアンコの基本レシピを紹介します。自宅で簡単にお店の味が再現できるコツやあさりの砂抜きポイントも解説!一風変わったボンゴレビアンコのアレンジレシピ、その他人気のボンゴレパスタレシピも集めました。
ボンゴレビアンコのレシピを紹介!
ボンゴレビアンコ pic.twitter.com/0eVzkmyUGJ
— 食楽園~幸福に空腹を満たす~ (@hi_kirin) March 8, 2020
あさりなどの貝を使ったボンゴレビアンコは、白ワインで蒸し煮にしたあさりの旨味がパスタにたっぷり絡み、簡単ですが美味しい人気のイタリアンです。
あさりの砂抜きが難しかったり味付けが難しいイメージがありますが、コツを抑えれば簡単に作れます。味付けや具材にもさまざまなアレンジがきいて楽しみ方も色々です。ボンゴレビアンコの基本の手順や人気レシピを押さえて、自宅でも本場の味を楽しんでみましょう。
ボンゴレビアンコの基本レシピ
材料
シンプルにうまいだけ
— トサキント (@Seaking_Goldeen) March 14, 2020
ボンゴレビアンコ pic.twitter.com/MgrRyTy9qa
【材料】
- あさり…15個
- パスタ…70~80g
- オリーブオイル…25ml
- にんにく…1片
- 唐辛子…1本
- 白ワイン…大さじ3
- パセリ…適量
- 塩・胡椒…適量
ボンゴレビアンコのレシピではあさりが使われますが、はまぐりなど他の貝で代用もできます。食感や色合いを出すためにアスパラなどの野菜を入れても美味しいです。パスタの種類はマカロニなどのショートパスタでも作れますが、スパゲッティやリングイネなどのロングパスタの方がよく味が染みるので相性が良くおすすめです。
あさりの砂抜き方法
ボンゴレビアンコを作ろうと思ってあさりを買ってきました。
— 露崎 義邦 (@Elrick_fender) April 10, 2018
レシピを調べたところ砂抜きは30分から1時間で終わると書いてありました。
かれこれ1時間半ほど経っています。
どうしましょう?
食にありつきたい、、ちなみにですけど、駅前に松屋があります。 pic.twitter.com/M0eXl1bPNO
ボンゴレビアンコを作る前に、まずあさりの砂抜きをします。砂抜きするために用いる塩水の最適な塩分濃度は、海水と同じ3%です。バットやボウルにあさりを並べ、塩水に漬けます。高さはあさりの8割が塩水に浸るよう調節します。余分に作っておくと後から入れて量を調節しやすいです。
準備ができたらアルミホイルや新聞紙を上から重ねて1時間~数時間ほど置きます。時間が経ったら水を捨ててあさりをざるに上げ、そのまま30分ほど置いて余分な塩分を吐かせます。
作り方
無水油鍋から作る浅利のボンゴレビアンコ@自宅
— am@Time is Honey🦍🦒🦓🦛 (@DevilsCraw) March 15, 2020
フライパンに、浅利水煮と料理酒を加え臭みを取ってから、昨日の無水油鍋のスープと少量のバターを加えて完成!
これだけだけど、本当に誰でも旨いパスタ作れるので超オススメ😜マヂで旨い🤩
〆の場合は同材を入れるだけでも🙆♂️
是非👍✨ pic.twitter.com/E5X2tnix8e
【手順】
- 鍋にたっぷりのお湯と塩を入れ、パスタを茹でます。
- フライパンににんにくと唐辛子を入れて火にかけ、弱火で香りを出します。
- 香りが出たらあさりと白ワインを加えて蓋をし、あさりの殻が開くまで蒸し煮にします。
- 蓋を取って塩胡椒で味付けし、煮汁が半分くらいになるまで煮詰めて乳化させます。
- 茹で上がったパスタを入れ、ソースをよく絡ませながら煮込みます。
- 塩胡椒で味付けし、器に盛り付け、パセリを散らして完成です。
ボンゴレビアンコを作る手順はとても簡単です。にんにくと唐辛子で香りを出し、白ワインであさりを蒸すと旨味がたっぷり詰まった出汁が出てきます。その出汁をしっかりパスタに絡めることで、シンプルですが奥深く美味しいボンゴレビアンコができます。
ボンゴレビアンコを作る時のコツ
ボンゴレビアンコを作る基本の手順から、もっと美味しく作るためのコツを紹介します。このポイントに気をつければ、家庭でも本格的で美味しいお店の味が再現できます。プロも使っているコツですので必見です。
丁寧にあさりの砂を抜く
パスタが大好きでボンゴレビアンコ
— ryo's kitchen (@RyoKitchen) December 4, 2019
あさりの砂抜きして白ワインで蒸して
ニンニクの風味を効かせました‼️
以前は失敗しましたが、今回はうまく
いきました。#イタリアン#パスタ#ボンゴレビアンコ#料理記録 pic.twitter.com/8RyF9q5lMN
美味しいボンゴレビアンコを作る中でも重要な工程があさりの塩抜きです。せっかく美味しい味付けでも、砂を噛んでしまうと台無しですので、丁寧に行いましょう。
砂抜きは難しく時間がかかるというイメージがありますが、塩分の濃度と浸ける高さの二つのポイントを押さえておけば、そこまで時間をかけず簡単にできます。あさりを並べたバットやボウルの下にざるを入れると吐いた砂を再び吸い込むことがないので、より完璧な砂抜きができます。
砂抜きの手間をかけたくない人や上手くできる自信がない人は、ボイル済みの冷凍あさりやあさり缶を使うのも一つです。砂抜きの必要がないため手軽にレシピに使えます。
パスタを少し固めに茹でる
今朝はボンゴレビアンコ。
— スコブル (@gesyuken) August 22, 2018
ニンニクと青唐辛子のみじんをオリーブ油で炒め、
アサリを入れ白ワインで蒸して口を開け、
固めに茹でたパスタを絡めます。
追いオリーブ油とパセリで仕上げて出来上がり。 pic.twitter.com/WXYjeAyAc3
あさりのソースにパスタを絡める際、パスタが水分を吸収し過ぎて柔らかくなると美味しくなくなりますので、少し固めに茹でてからソースと合わせるのがおすすめです。そのためのコツとして、表記時間より1分程短く茹でましょう。ボンゴレビアンコのレシピでは味に一体感を出すため、和えるだけでなくしっかりパスタにソースの旨味を吸わせます。
乳化させる
フライパンで作ったボンゴレビアンコ pic.twitter.com/tBxpwy7ZyN
— N Takuya (@nakajimata) July 2, 2015
ボンゴレビアンコの主役はあさりですが、味を引き立たせるためのソースも大事な決め手になっています。パスタに美味しいソースをしっかり吸わせるため、パスタを入れる前にソースを乳化しておきます。乳化と聞くと難しく聞こえますがポイントは簡単で、オリーブオイルとあさりの出汁をしっかりと混ぜてとろみを出しておくことです。
本来油と水は混ざり合うことはありませんが、このように乳化しておくと味に一体感が出て、とろみがつきパスタに絡めやすくなります。ボンゴレビアンコ以外のパスタレシピでも使えますので、覚えておくと色々なパスタソースを作る際に役に立ちます。
「乳化」とは、水分と油が混ざり合うこと。ボンゴレ・ビアンコではこの乳化が最大のポイントで、あさりの出汁とオリーブオイルを混ぜ合わせることで、油っぽくも水っぽくもない、最高においしい状態が作れます。
ニンニクは弱火で炒める
ボンゴレビアンコ
— ロコイド (@natunatutsu) August 6, 2016
大量にニンニク入れた!笑 pic.twitter.com/yPFWLy3GvZ
にんにくは焦げ付きやすく焦げると苦味が出てきてしまうため、良い香りを出すためには弱火でじっくり加熱することがポイントです。最初に中火で加熱し始めても、オイルがシュワシュワと沸騰し始めたら弱火にしましょう。
また熱したオリーブオイルに入れるのではなく、先ににんにくを入れてからオイルを入れて温めると焦げにくくなり、時間をかけて良い香りを引き出すことができます。
ボンゴレビアンコの簡単人気レシピ
ボンゴレビアンコは簡単な手順でできるシンプルなパスタですが、そのシンプルさゆえに味を変えたり具材を足したりと様々なアレンジができ、人気のアレンジレシピも多く存在します。簡単にできるレシピを紹介しますので、ちょっと変わったボンゴレビアンコを作ってみたいという人は是非参考にしてみてください。
ボンゴレスープパスタ
【材料】(2人分)
- あさり(塩抜きしたもの)…150g
- 鷹の爪…半分~1本
- にんにくチューブ…2cm
- パスタ…160g
- ネギ…2本
- オリーブオイル…大さじ1
- 水…300cc
- 白ワイン(酒)…大さじ2
- 固形スープ…1/2個
- 塩・胡椒…適量
【手順】
- あさりはよく洗い、砂抜きします。
- 鷹の爪の種を取って輪切りにします。
- ネギは小口切りにします。
- たっぷりの水に塩を加え、パスタを茹でます。
- フライパンにオリーブオイル、鷹の爪を加えて熱し、香りが出るまで炒めます。
- あさりを少し炒めて酒を加え、蓋をして蒸し焼きにします。
- 水、固形コンソメスープを入れて煮込みます。
- 沸騰したらにんにくチューブを入れて混ぜます。
- パスタを入れてスープと絡めます。
- 塩・胡椒を入れて味を整えます。
あさりの旨味が溶け込んだソースに水を加え、スープパスタにするアレンジレシピも人気です。旨味の出たスープは最後まで飲み干せますので満足感があります。動画のレシピでは酒を使っていますが、白ワインと日本酒どちらでも美味しくできます。
あさりが多ければそのままでも美味しいですが、足りない場合はスープの素を少し足せば味が薄くならず、美味しいスープボンゴレビアンコになります。
春野菜のボンゴレビアンコ
【材料】(2人分)
- あさり…10個
- パスタ…160g
- オリーブオイル…大さじ1
- おろしにんにく…小さじ1
- 白ワイン…100ml
- 水…300ml
- スナップエンドウ…5個
- プチトマト…8個
- 薄口醤油…小さじ1
- 塩・胡椒…少々
【手順】
- フライパンににんにくとオリーブオイルを入れて熱し、香りが出るまで炒めます。
- 水と白ワインと塩を加えてパスタとスナップエンドウを入れ、表記時間茹でます。
- 1分前にスナップエンドウを取り除きます。
- 茹でやすく切り込みを入れたトマトとあさりを入れて煮込みます。
- 煮汁が半分くらいに減ったらパスタと絡め合わせます。
- スナップエンドウを戻し、醤油、塩・胡椒で味をつけて完成です。
春野菜のスナップエンドウとトマトを加えた、彩りよいボンゴレビアンコのレシピです。春野菜はアスパラや春キャベツなど、お好みの野菜で作れます。パスタと茹でることで柔らかくなり、食べやすく味も染みやすくなります。
またフライパン一つでソースを作りパスタも茹でているので、煮込むだけで完成し洗いものが少なくて済むのもこのレシピの嬉しいポイントです。
和風ボンゴレビアンコ
【材料】(2人分)
- パスタ…150g
- あさり…12個
- オリーブオイル…大さじ3
- 鷹の爪…1本
- 日本酒…100cc
- 小ネギ…1束
- ミツバ…1束
- 醤油…小さじ1
- 刻みニンニク…小さじ1
【手順】
- パスタは水に1~2時間浸けておきます。
- ミツバの茎と葉にわけて刻みます。
- ネギを小口切りにします。
- 小鍋にオリーブオイル、バター、ニンニク、鷹の爪を入れて熱し、香りを出します。
- あさりと日本酒を、ネギを入れて蓋をし、蒸し焼きにします。
- 殻が開いたアサリから取り出します。
- ミツバの芯を入れ、醤油で味付けします。
- パスタを少量のお湯で茹で、ソースの小鍋に入れます。
- ソースを絡めながら煮込み、味がなじんだら器に盛り付けます。
- あさりを乗せ、仕上げにミツバ、ネギを乗せます。
家に白ワインがない場合でも、日本酒を使って美味しいボンゴレビアンコが作れます。日本酒で蒸すとワインとはまた違ったコクや甘味が出て、あさりの身もプリッとした食感になります。醤油で味付けることでほっこり美味しい和風のボンゴレビアンコになります。バター醤油にしたり鰹節を足して出汁をきかせたりと楽しみ方も色々です。
定番のボンゴレビアンコに作り慣れた人は、たまには違った味付けの和風で楽しんでみませんか?
クリーミーボンゴレ
子供にも人気なクリーム味のボンゴレビアンコのレシピです。カルボナーラのような濃厚ソースにあさりの旨味がしっかり溶け込んでおり、クリーミーな舌触りで食べやすいです。牛乳を使えば生クリームいらずで簡単にできます。お好みで粉チーズを仕上げに振りかければさらに濃厚な味わいになります。
ムール貝のボンゴレビアンコ
ムール貝もぶち込んでボンゴレビアンコ作った\( ´ω` )/ pic.twitter.com/J3EpDOVBuF
— ありあ ふぉーさいす(ふぉっしゅしゅ)@聖鯖 (@ariaforsyth) January 3, 2020
ボンゴレビアンコは基本あさりで作られるのが主流ですが、ムール貝を足すと一層スープの旨味が増します。こちらのアレンジレシピも人気です。ムール貝のみでも貝の出汁がしっかり出た美味しいパスタになります。
また粒の大きなムール貝はあさりと食感も違いますので、食べ比べてみるのも楽しいです。少し贅沢で美味しいボンゴレビアンコをたまにはいかがでしょうか?
そうめんで作る 夏のボンゴレビアンコ
そうめんで作る変わり種のボンゴレビアンコレシピです。つるつると食べやすいそうめんにあさりの旨味がよく染みて美味しく、めんつゆで少し和風な味わいです。にんにくとニラをきかせているので香りも良く夏バテ防止にもなります。そうめんはパスタより茹で時間も短いですのでサッと作れて簡単です。
その他のボンゴレのレシピ
あさりを使った定番で人気なパスタ料理はボンゴレビアンコと呼ばれますが、実はその名前に意味があります。ボンゴレはイタリア語であさり、ビアンコは白ワインを意味しますので、ボンゴレビアンコはあさりを白ワインで蒸したパスタとなるのです。
ボンゴレビアンコ以外にもイタリアではあさりを使った人気のパスタがあり、それぞれ名前が異なります。他にどんなパスタがあるか紹介します。
ボンゴレロッソ
「体調悪いなら晩ごはんは簡単なものにしたらどうか、パスタとか」と妻に言われ、ボンゴレロッソを作りました。 pic.twitter.com/T7LRe7Yhb1
— silver_romantic (@silver_romantic) March 15, 2020
ボンゴレロッソはあさりとトマトという人気の組み合わせで作るパスタです。ロッソはイタリア語で赤という意味があり、赤色の代表としてトマトが使われます。あさりの旨味ににんにくの香り、トマトの甘みと酸味が合わさってとても美味しく、大人から子供まで人気の味です。
ボンゴレネロ
スルメイカとあさりのボンゴレネロ pic.twitter.com/oyimSpTZ2t
— れお飯 (@reomeshi) January 10, 2019
ボンゴレネロもイタリアで人気のパスタの一つです。ネロはイタリア語で黒という意味があります。つまりボンゴレネロはあさりとイカ墨で作った黒いパスタのことです。ボンゴレビアンコはあっさりめですが、イカ墨ペーストを使っているので濃厚な味わいです。黒い見た目で最初は抵抗感がある人もいますが、食べてみるとはまる人も多いです。
ボンゴレヴェルデ
バジルの散髪してペースト作ってボンゴレヴェルデ pic.twitter.com/iPzfq476JZ
— watt(わっと) (@wattj45) August 14, 2016
ヴェルデはイタリア語で緑の意味があります。あさりとジェノベーゼソースで作った緑色のパスタという意味です。ジェノベーゼパスタはすっきりした香りがよく人気のパスタです。そこにあさりの旨味を加えるのでさらに味わいが深く美味しくなります。さっぱりと食べられて初夏など暑い季節にピッタリのパスタです。
ボンゴレビアンコのレシピまとめ
あさりの旨味とにんにくの香りが食欲をそそる人気のボンゴレビアンコの基本の作り方や簡単アレンジレシピを紹介しました。あさりの砂抜き方法やソースを作る時のポイントなど、いくつかあるコツを掴んでおけば本格的な味のボンゴレビアンコを家庭でも簡単に楽しめます。
ボンゴレを使ったパスタはボンゴレビアンコ以外にもありますので、興味のある人はそ是非ちらも作ってみてください。