2020年03月15日公開
2024年10月13日更新
真あじ人気メニュー!開き・塩焼き・唐揚げ他!フライパンでも簡単!
真あじを使った人気メニューのレシピを紹介します。マヨ味噌風味の唐揚げのレシピや、真あじの開きや塩焼きを美味しく作るコツを大公開!定番からアレンジレシピまで、フライパンひとつで簡単に調理する方法を詳しく説明します。
真あじのレシピを紹介!
真あじは日本人の食卓に欠かすことのできない魚です。ソテーや唐揚げ、たたきなど、どのような調理法でも美味しさを引き出すことのできる万能な食材といえます。
和食のイメージが強い真あじですが、クセがないため洋食や中華、エスニック料理とも相性抜群です。生のあじを使った簡単人気のレシピも紹介しますので、新鮮な魚を使って様々なジャンルの料理に挑戦しましょう。
真あじの特徴と選び方
真あじの特徴として、臭みやクセが少ない点が挙げられます。魚が苦手な子供でも食べやすい魚種ですが、脂が乗って美味しい真あじを選ぶにはいくつかのコツがあります。スーパーで購入する際にはぜひ参考にしてください。
真あじは臭みやクセが少ない
真あじにはほんのりとした青魚特有の風味がありますが、比較的臭みやクセが少なく、どのような料理にも使いやすい魚といえます。それでも臭いが気になる人は、新鮮な魚を使ってすぐに処理すること、そして血合いやワタを丁寧に取ることを心掛けて調理してください。
美味しい真あじの選び方
新鮮な真あじは目が澄んでおり、目玉が盛り上がっています。また、エラをめくった時に鮮やかな紅色をしています。身体全体やヒレに傷がないかもしっかりとチェックしましょう。脂が乗った真あじは頭が小さく身が厚いのが特徴です。美味しい魚を選ぶ際のヒントにしてください。
真あじの簡単人気レシピ【焼き・煮付け】
真あじを使った簡単人気レシピといえば、塩焼きや開きが代表的です。定番の真あじの焼き物や煮付け料理を美味しく作るコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
真あじの開き
【材料】
- 真あじ 3尾
- 塩水 適量
【レシピ】
- 包丁で丁寧に鱗を取ります。
- 腹を開き内臓を取り出し、頭が付いた状態で干します。
- 血合いを水で洗い流し、エラを取ります。
- 5~10%の濃度の塩水に1時間漬けます。
- 水で軽く洗い、水分を拭き取ってから干します。
- クッキングシートを敷いたフライパンに皮を下にして乗せ、中火で6分程度焼いたら裏返します。
- 裏面は中火で3分程度焼いて焼き色がつけば出来上がりです。
水分や脂を抜くことにより旨味がギュッと凝縮された開きのレシピです。6分程度焼くと腹の部分がふつふつとして身が白くなります。この段階で7割は火が入っているため、裏返した身に焼き色がつけば美味しい開きの出来上がりです。お好みで大根おろしを添えて食べましょう。
真あじの塩焼き
【材料】
- 真あじ 2尾
- 塩 小さじ1
- 大根おろし お好みの量
- レモン お好みの量
- ねぎ お好みの量
【レシピ】
- 真あじのウロコを包丁でこすって落とし、流水で洗います。
- 尾ひれの方から包丁を前後させながらゼイゴを薄く切り取ります。
- 胸びれの前で頭を切り落とします。
- 腹を5cm程度開いてワタを取り出し、流水で洗います。
- 身の厚みの半分程度の深さまで、3cmの間隔で飾り包丁を入れます。
- キッチンペーパーで水分を拭き取り、塩を振って15分程度馴染ませます。
- 再度キッチンペーパーで水気を取り、クッキングシートを敷いたフライパンにあじを並べます。
- 弱めの中火で10分程度焼き、ひっくり返します。
- 反対側は5~10分程度焼き、皿に盛り付けます。
- お好みで大根おろしやレモン、ねぎを添えて出来上がりです。
ワンランク上の真あじの塩焼きを作る方法を紹介しました。飾り包丁を入れると熱の通りが良くなり、身が崩れにくくなる効果もあります。フライパンで焼いている間はむやみに触らないことがレシピのポイントです。
真あじのみりん干し
【材料】
- 真あじ 4尾
- 醤油 適量
- みりん 適量
- 白ごま 適量
【レシピ】
- ウロコを取り、胸びれの前で頭を切り落とし、腹を開いてワタを取り出します。
- ワタや血が残らないようにきれいに洗い、腹から包丁を入れて尾の部分まで包丁を動かして開きます。
- キッチンペーパーで水気を拭き取り、バットに並べます。
- 醤油とみりんを1:1の比率で合わせタレを流し入れ、1~2回裏返しながら2時間程度漬け込みます。
- タレから取り出し、水分を拭き取ります。
- 身を表に向けてザルに並べ白ごまをふり、風通しのよい日陰に干します。
- 裏返しながら1日干し、表面のべたつきが無くなれば完成です。
- クッキングシートを敷いたフライパンに皮を下にして乗せ、弱火にかけます。
- 皮に焦げ目がついたら裏返し、身に焼き色がついたら出来上がりです。
真あじのみりん干しは焦げつきやすいため、フライパンを使って火を入れるのがおすすめです。干物に火を通し過ぎると固くなり、旨味や脂が流れ出してパサパサの食感になります。身の色を見ながらひっくり返すタイミングを見計らい、焼き過ぎないように注意してください。
真あじのみぞれ煮
たっぷりの大根おろしに甘めの出汁が染み、真あじの美味しさが引き立つレシピです。子供から年配の人までさっぱりと食べやすく、朝食や夕食のおかずにおすすめです。仕上げに小ねぎを散らして食べましょう。
真あじの煮付け
下処理をした真あじをさっとグリルで焼いてから煮付ける点がこのレシピのポイントです。生姜の香りが食欲をそそる簡単人気の家庭料理です。小ぶりのあじを使う場合、頭がついたまま鍋に入れても良いでしょう。
真あじの簡単人気レシピ【生・刺身】
新鮮な真あじを使って挑戦したい簡単人気レシピを紹介します。鮮度の良いあじが手に入った際には、ぜひ刺身やカルパッチョなどで味わいましょう。
真あじのカルパッチョ
【材料】
- 真あじ 1尾
- 塩コショウ 少々
- オリーブオイル 少々
【レシピ】
- 真あじの内臓を取り出して水洗いします。
- 皮を剥がして三枚におろします。
- 腹骨と中骨を取り、薄く削ぎ切りにします。
- 皿にあじを並べ、塩コショウをふりオリーブオイルを垂らせば出来上がりです。
中骨はピンセットを使って丁寧に取ってください。フェンネルなどのお好みのハーブで皿を飾れば香りが良く、彩りも鮮やかになります。身近なあじを使って家庭で手早くイタリアンの完成です。
真あじのなめろう
【材料】
- 真あじ 2尾
- 大葉 2枚
- 小ねぎ 1本
- すりおろし生姜 小さじ1/2
- 味噌 小さじ1
- 醤油 小さじ2
【レシピ】
- 真あじを三枚におろし、指で骨の位置を確かめながらピンセットで小骨を丁寧に取り除きます。
- 皮を剥き、あじを細かく切ります。
- 大葉を細かく切り、まな板の上で真あじ、小ねぎ、すりおろし生姜、味噌、醤油と混ぜ合わせて包丁で叩きます。
- ひとまとめにし、お皿に乗せれば出来上がりです。
晩酌にぴったりのなめろうのレシピです。手間はかかりますが、綺麗に小骨を処理すると食べやすく仕上がります。あじの叩き加減は好みに合わせて調整してください。食感を残しても美味しく仕上がり、しっかりと叩くと粘りが出て滑らかになります。
真あじの酢締め
腹骨がついたまま酢締めにするレシピもありますが、臭みが気になる人は取り除いてから酢に浸してください。トッピングはお好みで大葉や青ねぎ、みょうが、すりおろし生姜がおすすめです。たっぷりの薬味でさっぱりと食べられます。
真あじの簡単人気レシピ【揚げ・その他】
真あじを使った揚げ物や汁物の簡単人気レシピを紹介します。和食のおかずに役立つレシピを、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。
真あじのマヨ味噌唐揚げ
【材料】
- 真あじ 半身4枚
- 酒 大さじ1と1/2
- みりん 大さじ1/2
- 合わせ味噌 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ1
- すりおろしにんにく 小さじ1/2
- 小麦粉 適量
- 揚げ油 適量
【レシピ】
- 酒、みりん、合わせ味噌、マヨネーズ、すりおろしにんにくを耐熱のボウルに入れて混ぜ、ふんわりとラップをかけて600wの電子レンジで30秒加熱します。
- 真あじを三等分に切り、小麦粉を薄くつけます。
- 170℃に熱した揚げ油に真あじを皮目の方から入れてカラッと揚げます。
- 油を切ったあじに1のタレを和えれば出来上がりです。
マヨ味噌風味の一味違ったレシピを紹介しました。皮目を下にして揚げ油に入れると、身が丸まらずに綺麗に仕上がります。魚の唐揚げやフライを作る際にはぜひ参考にしてください。
真あじの南蛮漬け
【材料】
- 玉ねぎ 1/4個
- 人参 1/4本
- ピーマン 2個
- だし汁 150ml
- 醤油 50ml
- 酢 70ml
- 砂糖 大さじ3
- 塩 適量
- 鷹の爪 1本
- 真あじ(三枚おろしにしたもの) 2尾
- 塩コショウ 適量
- 片栗粉 適量
- 薄力粉 適量
- 揚げ油 適量
【レシピ】
- 玉ねぎは薄くスライスし、人参とピーマンは千切りにしてバットに入れます。
- だし汁、醤油、酢、砂糖、塩をボウルに入れてよく混ぜ、輪切りにした鷹の爪を加えます。
- 調味液をバットに流し込み、軽く混ぜます。
- 三枚おろしにした真あじを半分に切り、塩コショウをふります。
- 1:1の分量で片栗粉と薄力粉をバットに広げ、あじに薄くまぶします。
- 170℃に熱した油でカラッとするまで揚げます。
- 油をよく切ってから調味液と野菜が入ったバットに漬けます。
家庭料理の定番の南蛮漬けのレシピです。片栗粉と薄力粉を混ぜることにより、柔らかい食感に仕上がります。また、熱いうちに漬け汁に入れると味が馴染みやすくなります。冷蔵庫で四日程度保存ができ、週末に作っておくと役立ちます。
真あじのあら汁
【材料】
- 真あじのあら 1尾分
- 人参 適量
- 大根 適量
- 水500cc
- 塩 5g
【レシピ】
- 真あじのあらに分量外の塩をふり、全体に馴染ませてから冷蔵庫で10分程度置きます。
- 鍋に水を張り、塩を洗い流したあらを入れて沸騰させます。
- 沸騰したら水を捨て、あらを鍋に戻して500ccの水を入れます。
- 半月切りにした野菜と塩を加えて中火にかけます。
- 灰汁を取りながら5~10分程度煮れば出来上がりです。
真あじの頭や骨、皮などを活用して美味しいあら汁を作るレシピです。塩のみのシンプルな味付けですが、しっかりと下処理をしているため臭みが気になりません。具材は人参や大根など、冷蔵庫に余っているものを使ってください。
真あじのつみれ汁
【材料】
- 真あじ 4尾と中落ち4尾
- 塩 ひとつまみ
- 味噌 少々
- 昆布出汁 適量
- 長ねぎ 3g
- 生姜 3g
- 出汁 4カップ
- 青ねぎ 3g
- 味噌40g
【レシピ】
- 3枚おろしにした真あじを包丁の峰で叩き、皮から身を剥がします。
- 中骨についた身をスプーンで剥がします。
- 1と2で剥がした身を合わせ、包丁の刃の部分で叩いて細かくします。
- 叩いたあじの身を当たり鉢に入れ、塩を加えて当たり棒ですり身にします。
- 味噌と昆布出汁を加えて混ぜ合わせます。
- みじん切りにした長ねぎと生姜を加え、ヘラで混ぜ合わせます。
- 鍋に出汁を温め、すり身を手のひらで丸めてから鍋の中に入れます。
- つみれが浮いてきたら味噌を溶かします。
- お椀に盛り付け、小口切りにした青ねぎを乗せれば出来上がりです。
塩で味付けするあら汁の他に、少量の味噌を加えた真あじのつみれ汁のレシピも人気です。あたり鉢がない場合にはフードプロセッサーで代用してください。
真あじのフライ
【材料】
- 真あじ 4尾
- 塩 少々
- コショウ 少々
- 薄力粉 適量
- 卵 1個
- パン粉 1カップ
- 揚げ油 適量
- 付け合わせの野菜 お好みの量
- ソース お好みの量
- 真あじを背開きでおろし、塩をふって10分置きます。
- キッチンペーパーで水気を拭き取り、コショウをふります。
- 薄力粉、卵、パン粉の順であじに衣をつけます。
- 170℃に熱した揚げ油できつね色になるまで揚げます。
- 皿に盛り付け、お好みで付け合わせの野菜やソースを添えて出来上がりです。
真あじのフライは人気の洋食レシピのひとつです。フワフワで肉厚の身とサクサク食感の衣がたまらない一品です。付け合わせの野菜は千切りキャベツやミニトマト、きゅうり、くし切りにしたレモンなどがおすすめです。
真あじのレシピまとめ
真あじの簡単人気レシピを調理法別に紹介しました。あじは年間を通じて手ごろな価格で手軽に購入できるため、毎日の食卓に取り入れやすい食材といえます。
特に初夏に水揚げされる真あじは、脂が乗って本来の旨味を楽しむことができます。ぜひ生のまま刺身で味わってみてください。刺身を作る際に出たあらで汁物を作ったり、あじの美味しさを丸ごと堪能しましょう。