鍋二郎なら家でラーメン二郎が食べられる！できるお店や注文方法は？

ラーメン二郎のラーメンには強烈な中毒性があります。特に濃厚極まるスープは絶品中の絶品で、これまで二郎を食べた殆どの人が「コレにご飯を入れて食べたらさぞかし美味いだろうな…」と想像したに違いありません。ラーメン二郎は一部店舗を除きライスの販売を行っておらず、ごはんとラーメンを共に食べることはなかなかに難しいことなのです。

その夢物語を実現する方法が、本記事で紹介する「鍋二郎」です。本記事ではこの鍋二郎なるメニューを取り扱っている店舗と購入方法、そして作り方やアレンジ方法などを中心にまとめてみました。果たしてこの鍋二郎とは一体どの様なモノなのでしょうか？

まずは鍋二郎がどういうモノなのか？を説明していきましょう。一言でいうと鍋二郎はラーメン二郎の裏メニュー的な存在で、通常のメニューには記載されていない商品となります。では、実際に鍋二郎がどの様な商品なのか？をチェックしていきましょう。

ラーメン二郎は東京港区三田に本店を置くラーメン専門店です。ラーメン二郎が提供するラーメンは、いわゆる一般的なラーメンとは全くの別物と言ってよいでしょう。極太麺に濃厚スープ、迫力ある煮豚にてんこ盛りの野菜とニンニク、そしてたっぷりの背脂が味覚中枢をビシバシと刺激します。

この味に魅せられた者は二郎ラーメンの崇拝者となり、ジロリアンとして日々ラーメン二郎の普及活動に励むみました。そうしてラーメン二郎は、全国レベルの人気と知名度を誇るまでになっていったのです。

現在その人気と影響力は絶大なるモノがあり、ラーメン界に「二郎系ラーメン」と呼ばれるジャンルが確立されるまでとなりました。二郎のラーメンに影響を受けた「二郎系インスパイアラーメン」のお店も続々と登場するなど、今やラーメン界はこのラーメン二郎を中心に回っていると言っても過言ではありません。

本題である鍋二郎の話を進めて行きましょう。鍋二郎とはラーメン二郎のラーメンを持ち帰りすることができるシステムです。持ち帰る際は鍋を持参することになっているため、この鍋二郎という名称が付けられています。二郎独特の緊張感に包まれながら食べるのとは違い、自宅でゆっくりリラックスしながら二郎を頂くことができるのです。

「じゃあ早速俺も近くの二郎で鍋二郎を注文してみよう」と考えた方もいるでしょうが、残念ながら鍋二郎を注文できる店舗は一部の店舗のみに限られています。東京都内だと仙川店、上野毛店の2店舗のみが常時鍋二郎の注文を取り扱っています。

また、八王子の野猿街道店は期間限定で鍋二郎の注文を受け付けております。そして現在新体制への移行により一時的に注文をお休み中である目黒店も、いずれまた鍋二郎の再開を予定しているとのことです。ただ、それでも都内に4店舗しかないということですから、鍋二郎を注文するにはかなり高いハードルを超えなければなりません。

続いては実際に鍋二郎を利用した人達の口コミや評判をまとめてみました。自宅で二郎のラーメンを愉しめる鍋二郎への関心は高く、SNSにUPされているだけでもかなりの人がこの鍋二郎を利用している様です。そして、その多くが大満足といった感想をTwitter等に寄せていました。

利用ケースも人それぞれで「食べるスピードに自信が無いから店舗に行けない」という人もいれば、「今日の宴会は普通の鍋ではなく鍋二郎にした」といった人もいるなど、実にさまざまです。「自宅で食べる二郎のラーメンは、普段店舗で食べる二郎のラーメンとはひと味もふた味も違う」という意見の多さも、利用者の満足度が高いことを物語っています。

ここからは実際に鍋二郎を注文する際の手順や方法について紹介していきましょう。特にコレといって難しい手順はありませんが、鍋二郎だけに鍋だけは絶対に必至となります。予め必要なサイズの鍋を用意してから店舗へと向かいましょう

鍋二郎の注文方法には2通りあります。とはいってもこれは麺に限った話なのですが、鍋二郎を注文する場合は生麺もしくは茹で麺から選ぶことが可能となっております。生麺の場合、食べる前にお湯で麺を茹でてから食べることになりますが、茹で麺の場合はスープを温めたらその中にダイレクトで投入することができます。

どちらが良いかは人それぞれですが、麺は茹でてから時間が経つと質感が変わります。より本格的な二郎を食べたいのであれば、当然麺は生麺一択ということになるでしょう。ただ、コンロが一口しかなかったり、出先で鍋二郎を頂く場合は茹でてあった方が便利です。ということで、麺に関しては状況に応じた麺を注文するとよいでしょう。

当たり前の話ですが、鍋二郎を注文するには鍋を持参する必要があります。二郎の方で鍋を貸してくれる訳ではありませんので、くれぐれも鍋は忘れない様にしてください。鍋を持たずに店舗に行っても「鍋を用意してから再度来てください」と言われて終了です。ですので、どんなことが有っても鍋だけは忘れずに持参してください。

また、鍋二郎を注文する際はサイズに見合った鍋を持参する様に心掛けましょう。知っての通り、ラーメン二郎のラーメンは超が付くほどのボリュームです。勿論麺は別の袋に入れられますが、スープや煮豚、野菜は全て1つの鍋に入れて持ち帰ることになります。ある程度の鍋を用意しておかないと、最悪の場合断られる可能性もあります。

何人分の鍋二郎を注文するのか？それを入れられるだけの鍋があるのか？をまずは考えましょう。自宅で鍋二郎パーティーを行うのであれば、誰かに大きな鍋を用意してもらうのもアリです。大は小を兼ねると言いますが、まさに鍋二郎の時がソレに当たります。なるべく余裕のある鍋を用意する必要があることを、くれぐれもお忘れなく。

これは仙川店の場合ですが、鍋を持って列に並んでいると店員さんから「鍋？」と尋ねられます。そこで鍋二郎を注文する旨を伝えると、列から離れて店内に入り客席の奥の方へと通されます。そこで何人前かを尋ねられますので、希望の人数分を注文してください。

鍋二郎は基本的に2人前からのオーダーとなります。値段は2人前が1,000円で、底から1人前追加することにプラス500円となっていくシステムです。こちらはあくまでも仙川店での購入方法なので、他店の場合もコレと同様という訳ではありません。気になる方は該当店舗のTwitterにDMするなどして確認してみるとよいでしょう。

仙台店の様に、鍋二郎注文の際も食券を購入してから店員に伝えるタイプのお店もあります。こういった店舗では通常の利用時と同様にまずは人数分の食券を購入するところからスタートし、店員さんが鍋を預かるタイミングが来たら鍋と直巻を手渡しください。

コレも店舗によって全てが同じとは限りませんが、鍋を渡し終わったら後は店内で待つだけです。鍋二郎を待つ間も静かに待つように心掛けてください。店内ではロッド乱しをすまいと、店員と客の双方が真剣勝負を行っています。自分は鍋二郎だから、と安易な考えでいると他のジロリアンから大きなひんしゅくを買うことにもなりかねません。

麺を袋に、スープや具材を鍋に入れ終わったら店員さんから鍋を受け取りましょう。後は自宅に鍋を持ち帰るのみです。基本的に鍋を持ち帰る際は乗り物に乗ることが禁止とされています。鍋の中にはアツアツのスープがたっぷりと入っているため、万が一こぼしたりした日には大変なことになりかねません。

そうしたこともあって、鍋二郎で使う鍋は両手鍋がベストです。もしかなりの人数分の鍋二郎を注文する場合は無理せず誰かとペアになって購入に向かいましょう。幾らラーメンとは言え、人数が増えればかなりの重量となります。万が一のことを考えて、なるべく安牌を取る方向で進めたほうが賢明です。

先程既に説明しましたが、鍋二郎は2人前からの注文となります。その後は1人前毎にプラス500円で追加することが可能です。ただし、ラーメン二郎は店舗によって値段設置も異なるため、鍋二郎の金額設定についても店舗によって違いがある可能性もあります。鍋二郎を近々利用する予定があるのなら、事前に値段を確認しておくことをおすすめします。

鍋二郎を自宅に持ち帰ったら、次はいよいよ調理です。ここからは鍋二郎の作り方について、ポイントとなる部分を簡単に説明しておきましょう。

先程説明した様に、鍋二郎には生麺orゆで麺を選ぶことができます。茹で麺の場合はすぐに食べられますが、生麺の場合は適切な硬さになるように麺を茹で上げなければなりません。では、実際鍋二郎の麺を茹でるのにはどれ位の時間茹で続ければいいのでしょうか？

調べた所、鍋二郎の麺は7〜8分程茹でるのが最適であるということが分かりました。もし、デロっとした麺が好みならばそこからもう1分程茹でてあげてもよいでしょう。茹であがった麺は二郎の麺らしく、しっかりと小麦が詰まった食べごたえの有る仕上がりとなります。

麺を茹でたら具材を投入です。これも店舗によって異なるのですが、鍋の中に全ての具材を入れて渡されるお店と、別途容器（タッパなど）に具材を入れ、鍋にはスープのみを入れてくれる店舗があるそうです。具材を入れるのはこの場合後者のタイプの二郎ということになります。

店舗で食べる二郎のようなシャキシャキとした野菜が好みの方は、食べる前に野菜を乗せたほうが良いでしょう。スープに野菜を浸しておくと、もやしがスープを吸ってシナっとした状態になります。これはこれで確かに美味しいのですが、あくまであの食感が好みという方にはおすすめできません。

可能であれば、別途野菜やニンニク、煮豚などを用意しておくのもアリです。すり鉢を丼の代わりにして、出来上がったラーメンにトッピングを施しましょう。これで自分だけのオリジナル二郎が完成です。

最後にアレンジの方法ですが、『アレンジ』という位ですから何をやっても構いません。思い思いのモノを好きなように乗せて愉しめばOKです。別に何を乗せても怒られる心配はありませんので、前から試してみたかったアレンジを好き勝手に試してみると良いでしょう。これこそが鍋二郎最大の楽しみと言っても過言ではありません。

最もポピュラーで人気が高いのはチーズのせで、あとは残りスープにご飯を入れて作る「二郎雑炊」なども、かなりメジャーなアレンジです。何にせよ、意外な発見をすることができるのも鍋二郎の醍醐味の1つですので、ここは型に囚われず思う存分アレンジを楽しみましょう！

最後はラーメン二郎のラーメンを自宅で再現するレシピについて紹介します。あの濃厚かつパンチの効いた二郎のラーメンを、何と自宅で再現する方法があるそうです。ここでは動画を交えながら、それら再現レシピの内容について解説します。

こちらのレシピは、見ての通りかなり本格的な使用です。「ここまでやる位なら、二郎で食べたほうが遥かに早いのでは…」という話はさておき、かなり本格的なラーメンに仕上がっている間違いありません。材料に関してもかなりの予算を掛けているので、これだけやれば確かにリアルな二郎を再現できるかも知れません。

ただし、何度も言いますが、コストとラーメン作りに費やす時間はかなりのモノです。どうしても自宅で完璧に再現したいという話でも無い限り、ここまでする価値はあまりないだろうというのが正直なところです。

続いてのレシピも柄の下茹でから行う本格的な再現レシピです。これだけの手間暇を掛けてようやく二郎のあのラーメンが再現できるのですから、やはり自宅での再現に向いていないことに間違いはありません。

とにかくスープ作りに時間と手間が掛かるので、これを根気よくこなせるというのであればチャレンジしてもよいでしょう。ただ、鍋二郎という便利なシステムがあるのですから、こうして再現するよりも鍋二郎を利用した方が遥かに低コストであることは明白です。

3つの再現レシピの中で、最も実用性があるレシピがこちらです。この程度の工程であれば、気軽にチャレンジすることも可能です。それでもスープを作る際はなかなか忍耐が必要になってくるので、最後まで粘り強く行ってください。

そして、最もおすすめなのがどん兵衛を使った再現レシピ「どん二郎」です。これなら誰でも簡単に二郎を再現することができます。しかも手間を掛けないにも関わらず、味の方は文句なし！再現レシピを紹介した後ではありますが、チャレンジするのであれば間違いなくこのどん二郎がおすすめです。

自宅でラーメン二郎の味を愉しむことができる鍋二郎。緊張感に包まれながら食べる二郎も良いですが、和気藹々とした中でにこやかに愉しむ二郎もなかなかです。機会があれば一度試してみることをおすすめします！