芽が出たじゃがいもは食べられる?どれくらいなら?毒性や保存方法も紹介

芽が出たじゃがいもは食べられるのか?徹底解説します。芽が出たじゃがいもを食べる時の対処法や、じゃがいもの保存方法についてまとめました。また、じゃがいもの芽が出る前に大量消費できるレシピについても紹介しています。

芽が出たじゃがいもは食べられる?どれくらいなら?毒性や保存方法も紹介				のイメージ

目次

  1. 1芽が出たじゃがいもの危険性や対処法を知りたい!
  2. 2芽が出たじゃがいもの毒性
  3. 3芽が出たじゃがいもを食べるとどんな中毒症状が出る?
  4. 4芽が出たじゃがいもの毒の場所
  5. 5芽が出たじゃがいもの毒の取り除き方
  6. 6芽が出たじゃがいもを食べて症状が出たらどうすればいい?
  7. 7芽が出たじゃがいもを増やさないための保存方法
  8. 8じゃがいもの間違った保存方法
  9. 9芽が出たじゃがいも以外にやわらかい・カビが生えた場合は?
  10. 10芽が出たじゃがいもを種芋として栽培する際のポイント
  11. 11じゃがいもの芽が出る前に調理したい時のおすすめレシピ
  12. 12芽が出たじゃがいもはすぐに対処しよう

芽が出たじゃがいもの危険性や対処法を知りたい!

ザルの上のたくさんのじゃがいも

ホクホクとした食感のじゃがいもは、子どもからお年寄りまで幅広く愛される食材です。さまざまな料理に使えるので、常備しているという家庭も多いのではないでしょうか?しかし、保存しておいたじゃがいもに芽が生えてしまったという経験がある人も多いです。

芽が出たじゃがいもはどれくらいなら食べられるのでしょうか?この記事では、芽が出たじゃがいもの毒性や正しい保存方法について紹介します。また、じゃがいものレシピについてもまとめているので、大量消費したい人はぜひチェックしてみてください。

芽が出たじゃがいもの毒性

芽が出たじゃがいもの毒性について紹介します。芽が出たじゃがいもは食べられるのでしょうか?じゃがいもに含まれる毒についてまとめました。

じゃがいもの毒性①ソラニン

じゃがいもの芽の部分にはソラニンと呼ばれる有害物質が含まれています。ソラニンはじゃがいも等のナス科の植物全般に含まれている毒のある成分で、このソラニンを大量に摂取してしまうと中毒症状に陥ってしまうことがあります。最悪の場合は死につながってしまうこともあるので、じゃがいもの芽には十分注意するようにしてください。

じゃがいもの毒性②チャコニン(カコニン)

チャコニンもナス科の食物に含まれる毒の名称で、カコニンと呼ばれることもあります。このチャコニンも大量に摂取することで中毒症状を起こすため、注意が必要です。

じゃがいもは放っておくと芽が出てきます。芽にはソラニンやチャコニンが多く含有されていますが、これと同様にじゃがいもの皮にもソラニンが大量に含まれています。したがって、芽が出たじゃがいもを皮を剥かずに食べるのはおすすめできません。

加熱調理で発生するアクリルアミド

じゃがいもを油で揚げたり焼いたりした際には、アクリルアミドと呼ばれる毒性のある物質が発生します。この成分はじゃがいもの芽や皮だけでなく、調理した部分から常ににじみ出てきてしまうので、じゃがいもの食べ過ぎには注意が必要です。

このアクリルアミドは、後述する保存方法の改善で含有量を減少させることができます。ぜひチェックしてみて下さい。

家庭菜園のじゃがいもにも危険はある

家庭菜園で収穫されたじゃがいもにも危険性はあります。家庭菜園などで作られた未熟で小さいじゃがいもは、ソラニンやチャコニンが多く含まれている可能性が高いので、注意が必要です。

また、じゃがいもを収穫したら、芽を出させないために日光に当てすぎないことが大切です。ただし、緑色の未熟なじゃがいもは皮を深めに剥くと食べられるので、調理する際は意識するようにしましょう。

芽が出たじゃがいもを食べるとどんな中毒症状が出る?

芽が出たじゃがいもを食べると、どのような中毒症状が出るのか?についてまとめました。芽が出たじゃがいもを誤って食べてしまった場合は、これらの症状に当て嵌まらないか?をチェックしましょう。

ソラニンとチャコニン(カコニン)

ソラニンやチャコニンには、神経に作用する毒性があることで知られています。また、消化器官に対しても影響が強く、吐き気や下痢、嘔吐、腹痛、めまいなどの症状が出ることがあります。

また、大量に摂りすぎた場合は、昏睡状態などを引き起こす可能性もあるので、十分気をつけてください。じゃがいもを食べた後にこのような症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

アクリルアミド

じゃがいもを調理をした際に発生するアクリルアミドは、神経毒性と発がん性が懸念されています。大量摂取した場合のみですが、低血圧や幻覚症状、抹消神経症状などがみられる可能性があります。

ただし、日本人の健康影響については神経への悪影響は極めてリスクは低いといわれています。一方で、発がんのリスクについては懸念がないとはいえないと判断されており、引き続きアクリルアミドの低減に努める必要があるといわれています。

子供は特に注意が必要

芽が出たじゃがいもの毒は子供には特に注意が必要です。子供の方が、芽が出たじゃがいもの食べる量が少なくても中毒になる可能性が高いのです。過去に起きた食中毒の事例からもわかるように、子供の場合は約20mg程度のソラニンで食中毒症状が起きます。とりわけ、発育不足の小さなじゃがいもには十分注意するようにしましょう。

小さなじゃがいもにはソラニン含有量が多く、中毒を引き起こすケースが多くなっています。家庭菜園や学校等で栽培したじゃがいもには、ソラニンやチャコニンが非常に多く含まれている可能性があります。芽が出たじゃがいもや未熟なものを子供が食べる場合は、厚めに皮を剥いて食べるなどの対策をとることが重要です。

芽が出たじゃがいもの毒の場所

芽が出たじゃがいもの毒はどこに含まれているのでしょうか?毒のある場所について紹介します。

芽そのものと芽の付け根

芽が出たじゃがいもはしっかり処理することで問題なく食べられるので、安心してください。芽が出たじゃがいもの毒は、芽や芽の付け根に多く含まれています。

芽の形状にかかわらず毒がある可能性が高いので、すべての芽を取るようにしてください。また、芽自体だけでなく付け根にも毒があるので、処理する際は深めにえぐり取ることが重要です。芽の根元は1cm程度深めにえぐり取りましょう。

芽が出たものは、くり抜くようにしっかりと芽を取り除いて下さい。
もし緑がかったものがあった場合は、皮を厚く剥いてください。

ソラニンは熱に強いので、火にかけてもなかなか分解されないらしいのですが、水にとけやすい性質があるので芽を取り除いて皮をむいたじゃがいもを水につけておくとある程度はぬけるそうです^^

うちは、畑で野菜を作っていますが、じゃがいもの保存は暗くて温度の低い所に置いています。
あと、リンゴを一緒に入れてますよ。

リンゴは、成長を抑制してくれ芽が出にくくしてくれるそうです(*^-^*)
 

皮全体に広がっている

芽が出たじゃがいもの毒が、皮全体に広がっている場合もあります。特に、皮が緑色のじゃがいもは注意が必要です。緑色になったじゃがいもの皮の中には、ソラニンの毒が非常に多く含まれてます。ただし、調理する際にしっかりと厚めに皮を剥くことで食べられるのです。

また、小さな未成熟のじゃがいもにもソラニンが非常に多く含まれています。小さなじゃがいもは皮剥きが面倒でそのまま調理してしまいがちですが、やめておいた方が無難です。特に、小さな子どもがいる家庭は出来るだけ皮を剥いて調理するようにしてください。

芽が出たじゃがいもの毒の取り除き方

芽が出たじゃがいもの毒の取り除き方について紹介します。どのように処理すれば安心して食べられるのでしょうか?芽が出たじゃがいもの対処法についてまとめました。

水洗いやつけ置きは有効?

芽が出たじゃがいもの毒を取り除くには、水洗いやつけ置きは有効なのでしょうか?ソラニンは水溶性なので、つけ置きをしておくと水に毒が溶けるという性質を持っています。

ただし、水洗いやつけ置きだけでは、芽が出たじゃがいもの毒を落としきることができません。したがって、芽が出ていたり緑になっているようなじゃがいもを調理する際には皮を剥いたり、芽をえぐり取ったりするなどすると食べられる可能性が高いです。

茹でてもソラニンは消えない

ソラニンは熱湯で茹でても消えません。芽が出たじゃがいもを茹でたとしてもソラニンやチャコニンを分解しないので、毒性は変わらないのです。したがって、芽が出たじゃがいもや緑色のものは、皮や芽を取り除くか食べないようにしましょう。

芽かきをする

じゃがいもを保存をしたい場合は、芽かきをすることがおすすめです。芽が出たじゃがいもが大量にある場合は、芽を取り除いてしまいましょう。

芽かきをすることで、じゃがいもが毒に汚染されにくく食べられる状態が長く続きます。ただし、室温が高い時期は芽を取り除いた部分から腐敗やカビが始まることがあるので、早めに使い切ることが大切です。

アクリルアミドは調理法次第で抑えられる

アクリルアミドを発生させないためには、調理法を工夫することが有効です。じゃがいもを煮たり、茹でるなどの調理法をすることで、アクリルアミドを抑えることができます。一方で、じゃがいもを揚げたり、焼くなどの調理法はアクリルアミドを生成し含有量を増やしてしまうので、注意が必要です。

したがって、フライドポテトやじゃがいものバター焼きなどはアクリルアミドを増やす原因になるため、頻繁に食べるのはやめておいた方が良いでしょう。また、冷蔵庫で保存したじゃがいもは、デンプンの一部が糖へと変化するため、揚げるとアクリルアミドの量がおよそ10倍以上増加してしまいます。

冷蔵庫で保存したじゃがいもは揚げ物などの高温加熱を避けるようにしましょう。ただし、アクリルアミドは大量摂取をすると体に悪影響を起こす可能性がありますが、過度に心配することはありません。重要なのは、果実や野菜を含む様々な食品をバランスよく摂ることです。今一度自身の食生活を見つめ直してみましょう。

芽が出たじゃがいもを食べて症状が出たらどうすればいい?

芽が出たじゃがいもを誤って食べてしまった場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか?対処法をまとめました。

じゃがいもの摂取をやめる

芽が出たじゃがいもを食べて嘔吐などの症状が出た場合は、直ちに食べるのをやめてください。早い場合は、じゃがいもを食べた数分後から症状が出始め、遅い場合は数日後に出ることもあります。また、症状が軽い場合は約1日ほどで改善する事が多いです。

ただし、1日経っても改善しない場合や症状がひどくなっている時は、すぐに医療機関を受診するようにしてください。もったいないからといって無理して食べることは厳禁です。異変を感じたらすぐに芽が出たじゃがいもを廃棄するようにしましょう。症状が軽い場合は胃腸薬などの服用で症状を和らげる可能性があるので、一度試してみてください。

胃腸洗浄治療をする場合もある

症状が酷い場合は、胃洗浄を行うこともあります。胃洗浄をすることで、体内に回った毒を速やかに排除することができるのです。また、一定時間が経つとソラニンやチャコニンは血液中から排出されますが、数日間安静にすることが大切です。改善したように見えても、しばらく休養するようにしましょう。

芽が出たじゃがいもを増やさないための保存方法

芽が出たじゃがいもを増やさないためには、一体どのような保存方法を取れば良いのでしょうか?じゃがいもの適切な保存方法について紹介します。

保存方法①常温保存

芽が出たじゃがいもを増やさない保存方法としては、常温保存をすることが大切です。じゃがいもの保存方法として冷蔵庫は不適切なのです。

じゃがいもの保存に適した温度は7〜20度といわれており、常温保存がおすすめです。ただし、室温や湿度が高い夏場はじゃがいもが腐ったり芽が生えたりするので、注意が必要です。夏場は家庭での長期間の保存を避け、じゃがいもを必要な時に都度購入するようにしてください。

保存方法②冷暗所で保存

じゃがいもは冷暗所での保存が良いとされています。寒い時期ならば、2〜3ヶ月もの間保存することができます。保存する時はよく土を払い、風通しの良い陽の当たらない場所に置くようにしましょう。

通気性が良いかごや、穴を開けたポリ袋に入れるのがおすすめです。20度以上になると腐敗や発芽がしやすくなるので、10度ほどの涼しい場所での保存がするようにしましょう。

保存方法③段ボールに新聞紙を敷いて保存

部屋に冷暗所がない場合は、段ボールの中に湿気を吸収する新聞紙を敷いて保存するのもおすすめです。新聞紙を段ボールに敷きじゃがいもを並べて、風通しの良い場所に置いてください。

じゃがいもを保存している間は段ボールの蓋を少しだけ開けておきましょう。その際、光が当たって発芽しないよう、じゃがいもの上には新聞紙をかぶせておくことが大切です。

保存方法④一個ずつ新聞紙に包む

じゃがいもの保存方法としては、新聞紙で包むこともおすすめです。じゃがいもは長時間陽が当たると光合成をして皮が緑色になってしまい、緑化が始まってしまいます。緑化が進行すると味も落ちて毒素も出てしまうので、出来るだけ光が当たらないように工夫をすることが必要です。

また、蛍光灯に当たっても緑化が進んでしまうので、保存する場所が決まったら1個ずつ新聞紙に包むようにしましょう。こうすることで、緑化を防ぎじゃがいもの劣化や毒素の発生を防ぐことができます。

保存方法⑤りんごと一緒に保存する

じゃがいもをりんごと一緒に保存することも、おすすめです。じゃがいもをりんごと一緒に新聞紙に包んでおいたり、箱に入れておくとじゃがいもの発芽を遅らせることができます。これは、りんごが放出するエチレンガスの影響です。エチレンは植物の成長に欠かせない植物ホルモンです。

りんごは収穫された後もエチレンガスを放出し、熟成されていきます。また、放出されたエチレンガスは近くにある他の果物や野菜に影響を及ぼすことがわかっています。他の野菜の場合は、しなびていくスピードが速くなるなどの悪影響がある場合もあります。

しかし、じゃがいもの場合は、エチレンガスが成長を抑制するように働くといわれています。これによって、じゃがいもの休眠状態が長くなり、発芽が抑制されるのです。

じゃがいもの間違った保存方法

冷蔵庫で保存

じゃがいもを冷蔵庫で保存するのは、おすすめしません。冷蔵庫で保存すると鮮度は保てるのですが、有害物質であるアクリルアミドを増やしてしまいます。じゃがいもを冷蔵庫内のような低温で保存をすると、じゃがいもに含まれる糖が増加します。

じゃがいもを揚げたり炒めたりすることで、糖とアミノ酸の一部が反応して有害物質であるアクリルアミドを生成してしまうのです。冷蔵庫内で保存した場合のじゃがいもの内のアクリルアミドの量は、常温保存したものの10倍以上といわれています。

アクリルアミドの大量摂取に繋がってしまうため、冷蔵庫で保存したじゃがいもは揚げたり炒めたりなどの高温調理を避けるようにしましょう。

野菜室にそのまま入れる

夏場などでどうしても冷蔵庫で保存したい時は、野菜室がおすすめです。ただし、じゃがいもは過度の乾燥も嫌います。冷蔵庫は乾燥しやすい場所なので、じゃがいもをそのまま保存してはいけません。

冷蔵庫に入れる場合はむき出しで入れるのではなく、新聞紙に包んでからポリ袋に入れるなど乾燥しないようにすると長期間食べられる可能性が高まります。

芽が出たじゃがいも以外にやわらかい・カビが生えた場合は?

やわらかくなる原因

じゃがいもを触るとやわらかかったという経験がある人も多いのではないでしょうか?じゃがいもがやわらかくなってしまう原因は、じゃがいもの中の水分が抜けることにあります。実は、じゃがいもの80%ほどは水分でできています。

したがって、じゃがいもが乾燥してしまうと、水分が抜けてふにゃふにゃとしたやわらかい触感になってしまうのです。じゃがいもは乾燥を嫌う野菜なので、新聞紙に包むなど乾燥を抑えると長く食べられるので、おすすめです。

やわらかいと食べられない?

やわらかくなってしまったじゃがいもでも、他に問題がなければ食べられる可能性が高いです。多少やわらかいとしても匂いや見た目が悪くなければ、料理に使用することが可能です。

じゃがいもがやわらかくなっている原因は単純に水分が抜けただけという可能性が高いので、廃棄しなくても大丈夫です。ただし、嫌な臭いがするなど明らかに腐敗している場合はすぐに捨てましょう。

じゃがいものカビの毒性

じゃがいもの皮には白や黒のカビが生えることがあります。梅雨の時期から夏にかけての湿度が高い時期は、特に多いです。じゃがいもの皮にカビが生えている場合は、中身を確認してみることが重要です。

切ってみて中身が正常で色や匂いに問題がないならば、皮を剥いてから食べられるので、安心してください。ただし、中が黒く変色していたり、ぐにゃぐにゃしていた場合は腐っている可能性が高いので、廃棄しましょう。

じゃがいものカビを防ぐ方法

じゃがいものカビを防ぐ方法として、風通しの良い場所に保存することが挙げられます。購入したばかりのじゃがいもは密閉したビニール袋の中に入れられていることが多いです。その状態のまま長期間保存してしまうと、湿気が出てしまいカビが繁殖しやすくなってしまいます。

じゃがいもを購入したら、袋を開けて室温が低めの風通しの良い場所に保存するようにしましょう。冬などは、屋外の日陰の箱の中で保存するのもおすすめです。ただし、虫には気をつけるようにしてください。

芽が出たじゃがいもを種芋として栽培する際のポイント

芽が出たじゃがいもを種芋として栽培する際はどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?ポイントを詳しくまとめました。

太陽光で発芽させる

まず、種芋に太陽光を浴びせましょう。植える1ヶ月前から日光に当てて、発芽させるのが大切です。種芋を置く場所としては、雨がかからず、太陽光が当たる場所が良いでしょう。温度が10〜20度に保てるならば、日当たりの良い部屋の中でも発芽させることができます。種芋の表面が青みがかってきて、黒っぽい新芽が出てくると発芽の完了です。

芽かきをする

種芋を植えつけて芽が出たら、芽かきを行いましょう。芽かきとは1つの種芋から複数の芽が出ていた場合に生育の良い1〜2本を残して、不要な芽を摘み取ることです。芽が伸びて草丈が20cmくらいになった頃が良いタイミングです。

こうすることで、養分が分散してじゃがいもが小さくなるのを防ぐことができます。芽かきの際には、種芋ごと引き抜かないように株元の土を抑えながら行うようにしましょう。

貧弱で白い芽は使えない

太陽光が足りず、暗闇で伸びてしまったじゃがいもの白い芽は種芋として植えることができません。じゃがいもの白い芽は少し触れるだけで取れてしまうほど弱々しいものです。このような貧弱で白い芽には、芽かきの処理をしましょう。

この処理によって、じゃがいもから再度新しい芽が生えてきます。その後、芽かきした種芋を太陽光にしっかりと当て、発芽を促しましょう。

じゃがいもの芽が出る前に調理したい時のおすすめレシピ

マッシュポテト

【材料】

  • じゃがいも 2個
  • バター 適量
  • 小麦粉 大さじ2
  • 牛乳 適量

【手順】
  1. じゃがいもを4等分にして茹でます。
  2. 鍋にバターを溶かし、小麦粉を入れ捏ねながら焼きます。
  3. 2に牛乳を入れ、牛乳で伸ばしながらよく火を通してください。
  4. 茹で上がったじゃがいもの皮をむき、ホワイトソースと混ぜなめらかになるまで潰し、捏ねたら完成です。

本格的なマッシュポテトのレシピです。少ない材料と道具でできるので、手軽に作ることができます。ステーキなどの付け合わせにもおすすめです。ポテトサラダなどにアレンジできるので、多めに作っておくと便利な一品です。

レンジde簡単ビシソワーズ

【材料】

  • じゃがいも 2〜3個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 水 200cc
  • 牛乳 200cc
  • コンソメキューブ 1個
  • 塩 適量
  • ブラックペッパー 適量

【手順】
  1. じゃがいもを細かく切って、玉ねぎをみじん切りにします。
  2. 大きめの耐熱ボールに、1と水と砕いたコンソメキューブを入れます。
  3. ふんわりとラップをして電子レンジだけで600wで7〜10分加熱します。
  4. 綿棒やミキサーなどでじゃがいもを潰します。
  5. 牛乳を入れて混ぜて、塩とブラックペッパーで味を調えたら完成です。

じゃがいものスープであるビシソワーズを、レンジで簡単に作ることができるレシピです。夏場は冷やして飲んでも美味しく食べられるので、おすすめです。体調の悪い日や食欲のない日でもゴクゴク飲めます。

フライドポテト

【材料】

  • じゃがいも 大きめ1個
  • サラダ油 適量
  • 塩・黒こしょう 適量
  • ダシダ 少々

【手順】
  1. じゃがいもを好みの細さに切ります。
  2. 切ったじゃがいもをボールに入れ、5分程度水にさらします。
  3. キッチンペーパーで水を拭き取ります。
  4. フライパンに1cmくらいの深さになるまで油を入れます。
  5. 油が冷たい内に切ったじゃがいもを入れ、中火にかけます。
  6. カリカリになるまで、10分程度揚げます。仕上げに塩、ブラックペッパー、ダシダをかけたら完成です。

ホームパーティーでも大人気なフライドポテトのレシピを紹介します。じっくり中火で焼くことで、カリカリとした食感になります。味の決め手は韓国の万能調味料であるダシダです。ダシダは牛肉風味の出汁なので、フライドポテトにコクが出て病みつきになる美味しさです。また、ブラックペッパーを振ることで大人の味わいになります。

芽が出たじゃがいもはすぐに対処しよう

土の上に置いてある4つのじゃがいも

芽が出たじゃがいもの対処法についてまとめました。芽が出たじゃがいもにはソラニンやチャコニンといった毒性のある物質が含まれているので、食べる際は十分注意するようにしましょう。芽が出たじゃがいもを見つけた場合はまず中身を確認するようにしてください。

中身が問題ないようなら、芽を深くえぐり取ることで食べられるので、安心してください。この記事で紹介した保存方法や芽が出たじゃがいものへの対処法を参考に、じゃがいもを安全に美味しく食べられる正しい知識を身につけてください。

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