キウイの賞味期限や保存法を解説!常温・冷蔵庫どっち?見分け方は?

キウイの賞味期限がどのくらいなのか、常温や冷蔵庫など保存状態別に詳しく紹介します。またキウイの正しい保存方法や、賞味期限が切れて腐ったものや新鮮なキウイの見分け方についても解説しています。キウイ好きな方はぜひチェックしてください!

キウイの賞味期限や保存法を解説!常温・冷蔵庫どっち?見分け方は?のイメージ

目次

  1. 1キウイの賞味期限と保存方法を解説
  2. 2キウイの賞味期限
  3. 3キウイの保存方法
  4. 4キウイの賞味期限が切れて腐ったときの見分け方
  5. 5新鮮なキウイの見分け方
  6. 6キウイの賞味期限と保存方法まとめ

キウイの賞味期限と保存方法を解説

爽やかな酸っぱさが美味しいキウイは、小さな果実に栄養がたっぷり詰まった栄養満点のフルーツです。最近では緑色のおなじみのものに加え、ゼスプリなどの甘い品種も登場して人気が出ています。手軽で食べやすいので、毎朝食べているという方も多いのではないでしょうか? 

本記事ではキウイの賞味期限についてリサーチを行いました。正しい保存方法や腐った場合の見分け方についてもまとめています。

キウイの賞味期限

キウイは未熟な状態で収穫し、追熟させることで食べ頃になるフルーツです。そのため購入した時の状態によって賞味期限が異なります。

生のものは未熟な状態、完熟した状態、さらにはそのままの状態、カットした状態によって賞味期限が違ってくるので、それぞれのケースで賞味期限を紹介します。

そのままの状態

切った状態

スーパーで購入してきたままのキウイの賞味期限は、未熟な状態で1~2か月間が目安です。未熟な状態では追熟が進まず、いつまでも固いので、常温で保存して追熟させる必要があります。

完熟すると冷蔵庫で保存しますが、そのままの状態で賞味期限は1~2週間が目安になります。同じそのままの状態でも未熟な状態と完熟した状態では賞味期限が異なりますので、よく覚えておいてください。

半分にカットしたり、スライスするなどして切ったものは、賞味期限が1~2日程度と非常に短くなります。ただしこれは乾燥しないようにしっかりラップをして冷蔵庫で保管した場合の賞味期限です。

もしカットした包丁が不衛生だったり、きちんとラップできていなければ、切り口に雑菌が付いたり乾燥して悪くなる場合があります。賞味期限が1~2日というのはあくまでも目安です。食べる前に状態をよく確認するようにしてください。

追熟について

買ってきたものがまだ固く未熟な場合は、追熟させる必要があります。未熟な状態のまま冷蔵庫で保存してしまうと、熟さないので注意しましょう。キウイを追熟させる場合は、常温で保存するのが鉄則です。

追熟の方法はキウイを1個ずつ新聞紙やキチンペーパーで包み、数個まとめてポリ袋に入れます。そのうえで風通しの良い場所で常温保存してください。常温の温度の目安は15度~20度です。またポリ袋には風が通りやすいように数か所穴をあけ、口は軽く縛る程度にして密封させないようにしましょう。

熟したかどうかは、弾力で確認することができます。優しく触ったときに柔らかくなっていれば熟している証拠です。まだ固いようなら追熟が足りないので、上記と同様の方法で常温保存しましょう。完熟したものは弾力があり、甘みも増して美味しくなります。

すぐに食べない場合は常温で保存していると熟しすぎてしまうので、冷蔵庫に移して保存するようにしてください。

キウイは冷蔵庫に入れていたら追熟しません。酸っぱいままです。かえってまずくなりますよ。(水分が抜けます)

追熟を早める方法

キウイを追熟させるときは常温保存が適していますが、今すぐ食べたいという場合は追熟を早める裏技があります。その方法はキウイを常温保存させるときに、ポリ袋にリンゴやバナナを一緒に入れておくというものです。リンゴやバナナにはエチレンガスが出ており、この成分には追熟を早める効果があります。

ちなみにりんごは品種によってエチレンガスの生成量に差があります。エチレンガスが多いりんごの品種はつがるやきおう、王林、ジョナゴールドなどです。ふじやシナノゴールドはエチレンガスが比較的少ないので、覚えておきましょう。

調理済みの状態

キウイはジャムやはちみつ漬けなど調理しても美味しいフルーツです。そのため家庭でアレンジを楽しんでいる方も多いです。そこで調理した場合の賞味期限を紹介します。

キウイのはちみつ漬けの賞味期限は2~3日程度です。固いものを使った場合は食べ頃になるまで1週間程度寝かせるようにしてください。ジャムの場合の賞味期限は冷蔵庫で2週間程度です。ジャムは糖度が高ければ高いほど賞味期限が長くなるため、糖度が50%以上になると数か月日持ちする場合もあります。

はちみつやシロップのマリネの賞味期限は、冷蔵庫で保存した場合に限り3日程度となります。ただしこれらはあくまでも目安になります。常温で保存したり、不潔なスプーンなどを使用した場合は傷みやすくなりますので、食べる前にはよく状態をチェックするようにしましょう。

キウイの保存方法

キウイをどのように保存すると良いか知っていますか?ここからはキウイの正しい保存方法を紹介していきます。

未熟なキウイは常温

買ってきたキウイを触ってみてまだ固いと感じた場合は、未熟な状態です。このまま食べると固かったり、酸っぱかったりして本来の美味しさが味わえません。未熟な場合は、直射日光が当たらない風通しが良い場所で常温保存します。こうすることで自然に追熟して甘くて美味しい状態になります。

早く食べたい場合は前述の通りエチレンガスを出すりんごやバナナと一緒に常温保存すると熟成が早まりますので、試してみてください。

熟したキウイは野菜室

触ってみて程よい弾力が出てきたらキウイが熟した証拠です。このまま常温保存すると熟しすぎるため、すぐに食べない場合は冷蔵庫の野菜室で保存します。キウイは冷気に弱いフルーツのため、湿度が低く冷気の影響を受けやすい冷蔵庫の冷蔵室での保存は避けた方が無難です。

冷蔵庫の野菜室は冷蔵室よりも温度が3℃~8℃ほど高めに設定されており、野菜やフルーツの保存に適した環境になっています。熟したものは冷蔵庫の野菜室で保存し、良く冷やしてから食べると美味しくいただけます。

スライスしたキウイは冷凍

皮を剥きスライスしたり、カットすると賞味期限が極端に短くなります。そこですぐに食べない場合は冷凍保存するのがおすすめです。冷凍保存すると賞味期限が1か月程度になるので、すぐに食べる予定がない方にぴったりです。冷凍保存しておくことで、いつでも思い立ったときにキウイが食べることができて便利です。

冷凍保存の方法はスライスしたキウイに少量の砂糖をふりかけ、馴染ませます。少し時間が経ったら冷凍保存袋に重ならいないように並べ、冷凍庫に入れて保存してください。食べる時は冷蔵庫で解凍してから食べましょう。凍ったままだとアイスのような食感でまた違った美味しさが楽しめます。

乾燥キウイなら長期保存が可能に

大量にキウイをもらった時や、特売で安売りしていたときにぴったりなのが、乾燥して保存するという方法です。乾燥して水分を抜くことで長期間保存できるだけでなく、甘みも栄養もぎゅっと詰まった美味しいドライフルーツになります。保存状態にもよりますが、乾燥材を入れるなどして上手に保存すると賞味期限が約1年間に延びます。

乾燥キウイを作る方法は、天日干しとオーブンを使用する2種類あります。天日干しにする場合はまずキウイを5mm程度にスライスし、平らなざるや天日干しネットに重ならないように並べます。天気の良い日になるべく直射日光に当たるように置き干しします。夕方になると室内に入れてまた翌日置き干しにします。

時々裏返しながらこの作業を2週間程度繰り返し、カラカラになるまで乾燥したら完成です。干している間はカビが生えないようによくチェックしましょう。

オーブンを使用する場合は、キウイを1cm程度にスライスしてください。オーブンシートを敷いた天板に重ならないように並べ、120℃で予熱したオーブンで約1時間焼きます。裏返し、さらに1時間焼いてください。火傷に注意しながら表面をチェックし、カラカラに乾燥していれば完成です。

家庭のオーブンの火力によって加熱時間が異なりますので、オーブンに合わせて調整してください。置き場所によって焼きムラができることがあるので、焼いている途中で場所を入れ替えると均等に焼くことができます。

冷蔵庫はNG

キウイを保存する際、冷蔵庫の冷蔵室で保存することはなるべく避けてください。熟成したものは非常に冷気に弱いので、悪くなってしまう可能性が高くなります。冷蔵庫で保存するときは比較的温度が高い野菜室で保存するようにしましょう。

キウイの賞味期限が切れて腐ったときの見分け方

うまく保存したつもりでもついつい時間が経ってしまったり、保存状態が悪いと、キウイが腐る場合があります。このセクションではキウイの賞味期限が切れ、腐ってしまった場合の見分け方を紹介します。

カビが生えている

キウイの腐敗が進むと青カビが生えてきます。カビが生えている部分を取り除けば食べることができそうですが、果肉にカビ菌が浸透している可能性もあるため、カビたものを食べることはおすすめしません。カビが生えたものを食べた場合、下痢や腹痛などの症状が出ることもあるので、できれば潔く処分する方が良いでしょう。

変色している

キウイが腐ると茶色や黒っぽく変色することがあります。もともと茶色の皮に覆われているため見分けにくいですが、濃い茶色になっていたり、黒く変色している場合はかなり劣化が進んでいる可能性が高いです。

また全体ではなく、一部分が変色している場合もあります。そのため賞味期限がぎりぎりのものや、少し過ぎてしまったものは、全体をよくチェックすることが大切です。少しでも変色しているものは体調を崩す可能性があるため、食べないようにしましょう。

柔らかすぎる

触ったときに極端に柔らかすぎるものも注意が必要です。キウイはもともと水分が多いフルーツですが、腐るとぐにゃぐにゃと嫌な感触になります。腐敗が進んだものは変な汁が表面に出てくることもあるので、よくチェックするようにしましょう。

異臭がする

アルコールのようなつんとした異臭がするものは腐っています。特に食べてみて変な苦みがするものは腐敗がかなり進んでいます。もし見た目で判断できず食べてしまった場合は、すぐに口から出して、よく口をゆすいでください。

またカットした状態で長期間保存した場合、賞味期限内でも臭いを嗅いでチェックしましょう。少しでも変な臭いがした場合は、腐っている可能性があるので、処分するようにしてください。

しわしわになっている

表面がしわしわになったものも傷んでいる可能性が高いです。収穫から日にちが過ぎると中の水分が抜け、表面がしわしわになってしまいます。スーパーなどで表面がしわしわのものが販売されていた場合は、古いものという証拠になります。注意してください。

新鮮なキウイの見分け方

腐ったキウイの見分け方を伝えましたが、逆に新鮮なものの見分け方も紹介しておきます。ここで紹介するチェック項目をよく覚えておくと、スーパーでも新鮮なものを見分けることができます。しっかり覚えておいてください。

きれいな形をしている

甘くて美味しいキウイはきれいな俵形をしています。そのためよく見比べて丸いきれいな形をしたものを選ぶようにしてください。この時傷やへこみがあるもはその部分から痛みやすくなるので、なるべく避けるようにしましょう。

毛がびっしり生えている

新鮮な獲れたてのものは果皮の表面に産毛がびっしりと均一に生えています。時間が経てばたつほど産毛が少なくなっていくので、産毛が均一に生えているものを選びましょう。この時表面の産毛の一部が薄くなっていたり、無くなっているものは、輸送中に傷になったりスレたりした可能性が高くなります。

傷んだ部分は非常に腐りやすくなるので、避けた方が賢明です。またキウイの皮には殺虫剤が残っている場合があるので、流水でしっかりと擦り洗いした上で、厚めに皮をむいてから食べるようにしましょう。

柔らかめより固め

キウイはやわらかい食感が美味しいフルーツですが、購入時にやわらかすぎるものは避けましょう。特にヘタの周りを触ってみて極端にやわらかかいものは鮮度が落ちている可能性が高いです。

やわらかいものと固いものがあれば、固めのものを選ぶ方がおすすめです。常温で好みの方さになるまで保存し、ベストな状態で食べるようにしましょう。

色が薄茶色

新鮮なキウイは程よい薄茶色をしています。スーパーに並んでいるものをよくチェックし、きれいな薄茶色をしているものを選びましょう。新鮮で美味しいキウイは見た目である程度チェックできます。ここで紹介したチェック項目をしっかり頭に入れて、上手に選んでください。

キウイの賞味期限と保存方法まとめ

本記事ではキウイの賞味期限から、正しい保存方法や美味しいものの見分け方までまとめてきました。賞味期限は保存方法によって大きく異なりますので、よく覚えておいてください。

キウイはビタミンCをはじめカリウムや食物繊維、ビタミンEなどが豊富に含まれたスーパーフルーツです。毎日食べても飽きないので、上手に保存して美味しくいただきましょう!

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