キウイは丸ごと冷凍保存できる?冷蔵での保存方法や解凍の仕方も!
キウイは栄養があり、健康食材として最近では人気が高い果物です。しかし、そのまま保存すると腐ってしまうので、保存方法に悩んでしまいます。そこで、キウイを丸ごと冷凍する方法や保存期間、砂糖を使って保存する方法を知れば今よりもっとキウイを楽しめます。美味しく解凍すると、皮ごと食べられるキウイ。冷凍したキウイを子供も食べられるレシピから家族みんなが健康になるレシピを覚えて、美味しくヘルシーな食生活を過ごしましょう。
キウイの冷凍保存方法とメリット
キウイは果物の中でも栄養素が豊富に含まれている食べ物です。ビタミンCは100g中70mg前後含まれているので、ミカンの倍のビタミンCが入っています。この他にもナトリウム(塩分)を排泄する役割があるカリウム、抗酸化作用があるビタミンE、野菜と同じくらい含まれている食物繊維も便秘に効果的です。このようにキウイは健康な体にするために欠かせない果物なので、冷蔵庫にストックするには冷凍保存が最適だと思います。
冷凍保存方法①皮付きの場合
実はキウイは皮にとても栄養素が含まれています。なぜなら、皮には果肉の約3倍ものポリフェノールが含まれているからです。ポリフェノールは骨粗しょう症や更年期障害の改善、がん予防や動脈硬化を防ぐ働きがあります。キウイな産地でもあるオーストラリアやニュージーランドでは、皮付きでキウイを食べるのは当たり前なんだそうです。リンゴも皮つきで食べることを考えると案外抵抗なく食べられると思います。
皮付きのまま冷凍保存するならまず洗います。表面の産毛が気になる場合は、たわしなどで表面を傷つけないようにこすると落ちると思います。洗い流したら、両端のヘタを包丁で切り落とし、食べやすい大きさにカットしてください。スムージーやミキサーにかけるなら、半分くらいの大きさでも良いと思います。皮付きのキウイを食べるのに抵抗があるなら、まずはシャーベットにすると皮の質感が全くなくなると思います。
冷凍保存方法②砂糖を使う場合
キウイの酸味が苦手に人は、砂糖をまぶして冷凍保存しても良いと思います。丸ごと冷凍保存するより栄養価が失われてしまいますが、砂糖をまぶすことによってキウイが食べられるのなら、断然砂糖をまぶして冷凍保存することをおすすめします。皮をむいて輪切りにしたキウイに砂糖をまぶします。それをラップの上にキウイが重ならないようにのせ、ジップロックなどになるべく空気を入れないで冷凍庫で保存するだけです。
冷凍保存方法③皮から実をとる場合
キウイを食べやすいように皮から実をとって冷凍する保存方法もあります。キウイを半分に切ってスプーンですくうだけです。実が皮に残らないように、実の真ん中から皮に向かってスプーンをすくってあげるときれいに取れると思います。できればスプーンも丸みのあるものを使った方が、解凍したときにきれいな形のままお皿に出すことが出来ます。子供のデザートでバナナなどと一緒に出すと見た目も可愛く喜んでくれると思います。
キウイは丸ごと保存よりも切ったほうがおすすめ
ここで、ひとつ疑問が発生します。「キウイを丸ごと冷凍した方が手間がかからないのでは?」と思う人もいるかもしれません。もちろん、キウイをある程度洗い流して丸ごと冷凍保存しても問題ないと思います。しかし、レシピなどによっては、スムージーのようにそのままミキサーにかける場合は切っていた方が解凍する手間が省けます。
結果、冷凍するときは何個かまとめて冷凍し、食べるときは1個使わないことが多いと思います。そう考えると、面倒な手間も冷凍前に行った方が時間短縮になります。
キウイは冷凍すると皮の処理がラク
また、キウイを切って冷凍保存するメリットとして、皮の処理が楽だということがあげられます。解凍する前に少し流水につけると、驚くほどに皮がきれいにむけます。もし、砂糖をまぶしてキウイを冷凍する場合、皮を切らずに砂糖をまぶして冷凍します。時間はかかりますが半解凍位に皮の処理を行うと、きれいにむけると思います。熟したキウイだと尚更、皮つきで冷凍した方が皮の処理は簡単だと思います。
キウイは冷凍してヘルシーデザートに
どんなに美味しくても、常温のキウイを丸ごと1個毎日食べるのは飽きてしまいます。そういう時は、大量にキウイを購入したら、皮付きで切って冷凍保存して、その都度レシピの中に使いましょう。ただ、ひとつ注意しなければいけないのは、冷凍保存してしまうと、食感が変わってしまいます。
キウイは解凍すると実が柔らかくなり、食べた時は常温で食べるときのしゃきっとした食感が失われます。なので、デザートにするときはシャーベットやスムージーで食べることをおすすめします。
キウイを冷凍したら美味しく解凍しよう
キウイは半冷凍か凍ったままがおすすめ
冷凍したキウイを美味しく食べるには、半冷凍か凍ったまま状態で食べるのが最適です。冷凍庫から出した後、すぐ常温に戻すのではなく、冷蔵庫で徐々に解凍すれば、半冷凍の食べごろの状態にできます。完全に常温に戻してしまうと、口当たりは良くなりますが、歯ごたえがなく水分が多いのでべちゃっとしてしまいます。また、解凍した後早く食べないと腐ってしまうので気を付けてください。
冷凍キウイの保存期間は?
冷凍したキウイは実際どのくらいの期間保存できるのでしょうか?もちろん、常温保存や冷蔵保存するより期間は長くなります。しかし、あまり長い期間保存してしまうと、キウイ本来の味や食感がどんどん失われてしまいます。最長でも約2か月の期間内に食べきるのが良いと思います。冷凍保存で最も良い保存期間は約1か月でしょう。大量にキウイを買った場合は、常温で食べるキウイ、冷凍や冷蔵保存するキウイとわけてください。
キウイの冷蔵保存方法
キウイを冷蔵庫で保存する場合は、丸ごと保存します。方法は色々ありますがビニール袋に何個かまとめて入れて、輪ゴムで縛れば保存完成です。また、キッチンペーパーやくしゃくしゃにした新聞紙で1個ずつ包み、それをまとめて袋に保存する方法もあります。包むことによって甘さが増すとも言われているので、少し手間はかかりますが一度挑戦してみて下さい。
丸ごとキウイを保存するなら、保存期間は約2週間前後です。キウイを切って保存する場合は、空気をしっかりと抜き密閉した状態で保存しておくと約1週間は保存できると思います。ただ、キウイの色が変色したり、水気が出てしまったら早めに食べきりましょう。また、冷蔵する温度が低いとダメになるのが早いので、マイナス1.7度以下になるのを避けましょう。
キウイの栄養価は冷凍しても変わらない?
キウイは冷凍すると食感は変わりますが、栄養価は変わりません。むしろ栄養価がアップするという考え方もあります。それは、新鮮なままキウイを冷凍することによって、ビタンミンCや抗酸化物質が保たれるからです。常温で何日もキウイを置いておくとどんどん栄養価が下がってきてしまうので、すぐキウイを食べないのなら、冷凍保存してスムージーで食べるのが一番栄養が摂れるといっても過言ではないと思います。
キウイを冷凍したら絶品簡単レシピで楽しもう
キウイの栄養素の中では葉酸も多く含まれており、妊活中や妊娠中の女性におすすめの果物です。また子供の離乳食でもキウイはよく使われます。冷凍しておくと、使う時は解凍するだけなので、簡単レシピを何個か覚えておくと、とても役に立ちます。あまり朝食を摂らない人も冷凍キウイで不足しがちなビタミンを補えます。これから紹介する簡単レシピで、毎日の健康を整えてみてください。
冷凍キウイと冷凍バナナのスムージー
キウイとバナナの相性は抜群です。冷凍キウイのレシピは様々な果物と一緒に混ぜ合わせることが多いですが、栄養価の高い甘いバナナと混ぜるのが、一番おすすめです。レシピは簡単、冷凍キウイと冷凍バナナをミキサーで混ぜて牛乳を適量入れるだけです。それにきなこや黒糖を入れて、朝食代わりにする人もいると思います。朝の忙しい時間にはもってこいのレシピです。
冷凍キウイのカルパッチョ
冷凍キウイは食感が失われてしまうので、カルパッチョにするというレシピもあります。白身魚の刺身などが最適です。薄切りした白身魚の刺身の上に半解凍した冷凍キウイとオリーブオイル、塩コショウを混ぜたものをのせ、お好みでバルサミコ酢をかければヘルシーなカルパッチョの完成です。ベビーリーフなどをお皿の回りに飾るとお酒のつまみにも合うと思います。
冷凍キウイ&はちみつ&ヨーグルトのフレークのせ
このレシピも朝食のパンなどの付け合わせに合います。グラノーラやフレークにヨーグルト、冷凍キウイをのせ、上からハチミツをかければ出来上がりです。はちみつの栄養素であるカルシウム・ビタミンB1・B2・葉酸、ヨーグルトのビタミン・ミネラル、グラノーラの食物繊維や鉄分と合わさって、キウイの栄養素を加えると十分に一日の栄養が摂れると思います。
キウイを冷凍したらそのまま美味しいスイーツに!
このように、冷凍キウイはストックしておくと様々な料理に変化し、一日で摂りずらいビタミンなどの栄養素を摂ることが出来ます。また、冷凍することによって、保存期間は長いですが、食感が変わるというデメリットもあります。しかし、常温で食べるよりも栄養価が高いというメリットもあるので、季節問わずに買うことのできるキウイは、冷凍して常に保存しておきたいものです。ぜひ習慣として冷凍キウイを食べましょう!