たらこの賞味期限と保存方法!冷凍・冷蔵庫なら?使い切りレシピも

たらこの賞味期限や日持ちさせるための保存方法を徹底解説!冷蔵庫や冷凍庫に入れておいた時の賞味期限の長さや、日持ちさせるためのポイント、腐ったたらこの見分け方などを詳しく解説。賞味期限切れ間近のたらこを使った消費レシピも紹介します!

たらこの賞味期限と保存方法!冷凍・冷蔵庫なら?使い切りレシピものイメージ

目次

  1. 1たらこの賞味期限と保存方法を解説
  2. 2たらこの賞味期限
  3. 3賞味期限切れのたらこは食べられる?
  4. 4 たらこの保存方法
  5. 5 賞味期限切れ間近のたらこの大量消費レシピ
  6. 6 たらこの賞味期限に気をつけよう

たらこの賞味期限と保存方法を解説

たらこがバットの中にたくさん入っている様子

たらこは、おにぎりの具材やパスタソースとしても人気です。明太子と違って辛みがなく食べやすいので、子供から年配の人まで、幅広い年齢層から支持されています。生のたらこは賞味期限が短いため、気づいたら賞味期限切れ間近になっていた、ということもあるのではないでしょうか?

本記事では、たらこの賞味期限や日持ちさせるための保存方法を徹底解説します。賞味期限切れ間近のたらこを、大量に消費するためのレシピも紹介します。

たらこの賞味期限

たらこの賞味期限は冷蔵保存で約1週間

たらこを冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は、約1週間です。長くても2週間程度が賞味期限となっているものが多いです。冷凍庫で保管した場合の賞味期限は、1〜3ヶ月です。すぐに食べない場合は、早めに冷凍庫に入れておけば、日持ちさせることができます。

なお、生で売られているたらこは、賞味期限ではなく、消費期限がパッケージに記載されている場合もあります。消費期限を過ぎたものを食べると、お腹を壊したり、体調を崩すことがあります。消費期限が表示されていた場合は、その期限内に必ず食べ切りましょう。

たらこと明太子の違い

たらこは、スケトウダラというタラの卵巣を原料としています。タラの子供を加工した食べ物ですので、たらこという名前が付けられました。明太子も、タラの卵巣を原料とした加工品です。韓国では、スケトウダラのことを明太と書きます。その明太の子供だから明太子です。

このように、たらこも明太子も、元々は同じもののことを指していました。しかし、今日では、たらこは塩漬けの辛くないもの、明太子は唐辛子などで味付けした辛いものとして、分けられて認識されています。

明太子の賞味期限

明太子を冷蔵庫に入れておいた場合の賞味期限は、1〜2週間程度です。冷凍庫に入れておいた場合の賞味期限は、1〜3ヶ月程度です。味付けを変えただけですので、たらこと明太子の賞味期限に大きな違いはありません。

賞味期限切れのたらこは食べられる?

大量に購入しても、賞味期限が約1週間と短いたらこは、食べ切る前に賞味期限が切れてしまいがちです。賞味期限切れになってしまったら、食べられなくなってしまうのでしょうか?また、腐ったたらこをどのように見分けば良いのか、そのポイントも紹介します。

賞味期限が切れてもすぐには腐らない

賞味期限なので風味が落ちたりはあっても腐ったり菌が繁殖しているなどしていなければ食べても問題が無いということになります。

たらこは、賞味期限切れになっても、すぐには腐りません。冷蔵庫に入れておいた場合、賞味期限が過ぎた後でも、2〜3日以内であれば食べることができます。そもそも賞味期限は、定められた保存方法で食材を保存していた場合に、美味しく食べられる期間のことです。賞味期限を過ぎたたらこは、味や品質は多少劣りますが、すぐに腐りはしません。

腐ったたらこの特徴

たらこが腐っているかどうかは、味以外にも、見た目やにおいだけで判断することができます。まず見た目ですが、腐ったたらこの表面には、白い粒が見えるようになります。これらの白いツブツブは、古くなった卵や、寄生虫の可能性があります。また、表面にツヤがなくなり、色が悪くなります。

においの変化としては、魚が腐ったような酸っぱい臭いがするようになります。これらの変化の他にも、ベトベトして糸を引くようになることもあります。 味見して腐っているかどうかを判断することもできますが、それだとお腹を壊してしまう可能性があります。

上記で説明したような見た目やにおいの変化があるようであれば、腐っている証拠ですので、食べないようにしましょう。

たらこが緑や黒に変色しているのは大丈夫?

たまに黒っぽかったり、ところどころ緑色になっているたらこを見たこともあるのではないでしょうか?一見、腐ってしまっているように思いますが、黒や緑色の箇所があっても、腐っているわけではありません。たらこが緑色になっているのは、スケトウダラの胆汁が染み付いているからです。

スケトウダラを捕獲する時の衝撃で、胆のうが破裂することがあります。その時に胆汁が染み出し、それが卵に付着して、緑色になります。黒色の部分は、スケトウダラの腹膜という、内蔵の一部です。通常は、加工する時に除去されます。しかし、処理しきれずに残ってしまったものが、黒くなるのです。

不安なら加熱して食べよう

生で食べる勇気はないので、焼きタラコにして食べたらいいと思います。

腐っていなければ、賞味期限切れのたらこをそのまま食べても問題ありません。しかし、食中毒になる危険性もゼロではありません。体調を崩さないか心配だという場合は、加熱してから食べましょう。

たらこの保存方法

たらこは、そもそも賞味期限が短く、あまり日持ちする食べ物ではありません。ですが、保存方法に気をつければ、長持ちさせることができます。では、日持ちさせるためにはどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?この章では、冷蔵・冷凍に分けて、たらこを日持ちさせるための方法やポイントを紹介します。

冷蔵保存

まず、たらこを購入、もしくは貰ってきて、その日中に食べ切る場合について解説します。この場合は、買ってきた容器のまま、冷蔵庫に入れておけば大丈夫です。この時、開封しないようにしましょう。開封すると、容器の中に空気が入り、酸化の原因になります。

次に、容器を開封した場合について解説します。この場合は、たらこを使用する一回分ずつに分けてラップに包んでから、フリーザーバッグなどに入れて冷蔵庫で保管します。この方法だと、1〜2週間日持ちします。

冷凍保存

一腹づつラップなどで空気が入らないように包んで冷凍庫に入れておけば2~3ヶ月くらいもちます。

たらこを1〜2週間以内に食べ切らない場合は、冷蔵庫ではなく、冷凍庫で保管して日持ちさせましょう。たらこを1つずつ保管する方法の他に、切り分けたものを入れておく方法など、たらこをどのように使うかによって、保管方法は様々です。下記の方法を参考にして、自分のやりやすい方法を見つけて下さい。

一腹ずつ保存

たらこを一腹ずつ保管する方法です。たらこは、通常2本で1セットになっています。これを、一腹といいます。まず、たらこを一腹ずつラップに包みます。そしてそれを、フリーザーバッグなどに入れて冷凍庫にしまいます。すぐに使わないからといって、箱ごと冷凍してしまうのはおすすめしません。

箱ごと凍らせてしまうと、たらこ同士がくっついてしまうからです。こうなってしまうと、使う時に一度全て解凍し、使わなかった分を再冷凍することになります。再冷凍したものは、品質も味も落ちてしまい、本来の味を楽しむことができなくなってしまいます。

カットしてから保存

ご飯に一切れだけ乗せて食べたい時や、おにぎりの具材として使用する場合などに便利な方法です。やり方は、一腹ずつ保管する場合とほぼ同じです。たらこを一切れずつ食べやすいサイズに切り、それぞれをラップで包みます。さらにそれをフリーザーバッグに入れてから、冷凍庫に入れます。

ラップで包んだだけだと、冷気にさらされたたらこが酸化したり、冷凍焼けしてしまう可能性があります。ですので、ラップで包んだ後、さらにフリーザーバッグなどに入れることをおすすめします。

加熱後に保存

加熱してから保存することもできます。まず、耐熱容器に入れたたらこに、爪楊枝やフォークを使って、まんべんなく穴を開けて下さい。次に、その耐熱容器にラップをして、600Wの電子レンジで2分程加熱します。中まで火が通ったことを確認したら、そのたらこをラップで包みます。そして、フリーザーバッグなどに入れて、冷凍庫に入れます。

一番最初の、たらこに穴をあける行程が大変重要になります。穴を開けずに加熱すると、たらこが爆発することがあります。また、万が一爆発してしまった場合に、電子レンジ内が汚れないようにするためにも、耐熱容器にラップをするのを忘れないようにして下さい。

解凍方法

解凍する時は、冷蔵庫で行う方法と氷水を使って解凍する方法があります。冷蔵庫で解凍する場合は、使う前日に、たらこを冷蔵庫に移動させておくだけです。次に、氷水を使って解凍する方法です。たらこをフリーザーバッグに入れたまま、たっぷりの氷水に沈めておきます。

そのまま放置しておくと、たらこ1本あたり、20分程で解凍することができます。冷蔵庫で解凍した場合、多少の水分が出てきますが、この方法だとほとんど出ません。なお、常温で解凍すると、解凍は早いですが、おすすめできません。

理由は、常温解凍するとたらこから水分が多く出てきて、この水分と一緒に旨味が溶け出してしまうからです。正しく保管して日持ちさせたものでも、解凍方法を間違えば、味が落ちます。美味しさを逃がさずに解凍するには、ゆっくり解凍することが大切です。

日持ちさせるコツ

たらこを日持ちさせるコツは2つあります。1つ目は、たらこを新鮮なうちに冷凍することです。2つ目は、ラップで包む時に空気が入らないよう、ピッチリと包むことです。さらに、ラップで包んだたらこをフリーザーバッグなどに入れて、空気を抜きましょう。密閉することで、酸化を防ぐことができます。

賞味期限切れ間近のたらこの大量消費レシピ

たらこが賞味期限切れ間近になったら、贅沢に使って、美味しく食べてしまいましょう。たらこを大量に使ったレシピを3つ紹介します。

たらこパスタ

【材料】

  • パスタ200g
  • たらこ一腹
  • 無塩バター40g
  • めんつゆ(3倍濃縮)小さじ1/2
  • 昆布茶小さじ1
  • オリーブオイル大さじ1
  • コショウ少々
  • 大葉6〜10枚
  • 刻み海苔適量

【手順】
  1. バターを常温に戻しておきます。
  2. 大葉と海苔を千切りにし、たらこは皮からしごき出します。
  3. パスタを時間通りに茹でます。
  4. ボウルに、バター、めんつゆ、昆布茶、オリーブオイル、コショウを入れ混ぜ合わせます。
  5. 茹で上がったパスタのお湯を切り、4のボウルに加えて手早く和えます。さらに2のたらこを加えて和えます。
  6. 出来上がったパスタを器に盛り、大葉と海苔を上に飾り付けて完成です。

賞味期限切れ間近のたらこを早めに使い切ってしまいたいのであれば、使う量を増やしても良いです。バターを常温に戻し忘れてしまったり、使う時にまだ固い時は、600Wのレンジで20〜30秒加熱すると、扱いやすくなります。大葉は、千切りにしたあと、ほぐしておいてください。

ほぐしておくと、飾り付けの時にふんわりと盛ることができ、見栄えが良くなります。皮からたらこを出す時は、包丁の背を使って取り出しましょう。皮を切ることなく、上手にこそぎ出すことができます。パスタとソースを和える時に、パスタが乾燥してうまく混ざらなければ、パスタの茹で汁かオリーブオイルを加えて下さい。

タラモサラダ

【材料】

  • じゃがいも大3個
  • たらこ一腹
  • バター15g
  • マヨネーズ大さじ3〜4
  • 昆布茶小さじ1/2
  • 乾燥パセリ適量

【手順】
  1. 洗ったじゃがいもを1つずつラップで包み、500Wのレンジで10分加熱します。
  2. 粗熱が取れたら、じゃがいもの皮を剥きます。皮が剥けたじゃがいもをボウルに入れ、潰します。
  3. 2のボウルにバターを加えて、混ぜ合わせます。
  4. 皮からたらこをしごき出し、3に加えます。さらに、マヨネーズと昆布茶を加え、全て混ぜ合わせます。
  5. 出来上がったタラモサラダをお皿に盛り、上から乾燥パセリを振りかけて彩りを加えます。これで完成です。

ポテトサラダのアレンジレシピです。火もフライパンも使わないので、洗い物も少なく、簡単に作ることができます。味の決め手は昆布茶です。昆布茶を入れると、味にコクと旨味が加わり、大変美味しいタラモサラダになります。

じゃがいもをレンジで10分加熱しても固い場合は、加熱時間を伸ばし、完全に火を通して下さい。じゃがいもをラップで包む前に、浅く十字の切れ目を入れておくと、簡単に皮を剥くことができます。

たらこチャーハン

【材料】

  • 生米1合
  • たらこ一腹
  • サラダ油大さじ2
  • おろしニンニク小さじ1
  • 卵2個
  • 水200ml
  • レタス1枚
  • 濃口醤油小さじ2

【手順】
  1. 米を洗い、浸るくらいの水に30分浸けておきます。たらこは、皮からしごき出しておきます。
  2. フライパンに油を入れ、おろしニンニクを炒めます。香りが出てきたら、溶き卵を入れ、炒り卵を作ります。炒り卵は一度、お皿に取っておきます。
  3. 2と同じフライパンに、水を切った米を入れ、水200mlを加えます。フライパンを火にかけ、米を炊きます。
  4. 米が炊けたら、たらこ、炒り卵、淡口醬油、レタスをちぎり入れ、よく混ぜ合わせて完成です。

賞味期限切れ間近のたらこでも、加熱すれば安心して食べることができます。フライパンで米を炊くときは、まず、水気を切った米をフライパンに入れます。そして、強火で1分、沸騰したら弱火で5分加熱します。5分経ったら、強火で30秒加熱し、火を止めて10分蒸らします。これで、ふっくらとしたご飯を炊くことができます。

フライパンでご飯を炊くのが面倒であれば、炊飯器で炊いた米を使っても良いです。最後に米と材料全てを混ぜ合わせるので、大きめのフライパンを使うと良いでしょう。

たらこの賞味期限に気をつけよう

たらこの賞味期限や、日持ちさせるための保存方法について解説しました。生のまま冷蔵庫に入れておくと、賞味期限は約1週間と短いです。すぐに食べない場合は、冷凍庫に入れておくと、長持ちさせることができます。

賞味期限切れ間近のたらこが大量に余ってしまっても、パスタやチャーハンにして美味しく食べることができます。紹介したレシピを参考にして、ぜひ試してみて下さい。

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