たらこの冷凍保存するメリットやコツは?解凍方法や解凍レシピも紹介

たらこには塩がたっぷりで、保存は長くできると思いがちですが、なかなかそうもいかないようです。たらこを長く保存するには冷凍が一番です。たらこを冷凍保存するメリットやコツにはどんなものがあるのか、冷凍した場合の保存期間は?どれほどなのかなど、たらこを冷凍した際の疑問に応えます。また、冷凍したたらこの解凍方法や、解凍したたらこを使った、パスタなどおすすめのレシピなども、併せて紹介していきます。

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目次

  1. 1たらこを冷凍するメリットとは?
  2. 2たらこの冷凍保存のコツ
  3. 3冷凍たらこの解凍方法
  4. 4冷凍たらこを使ったおすすめ解凍レシピ
  5. 5たらこは冷凍すれば長期間楽しめるメリットがある

たらこを冷凍するメリットとは?

たらこを冷凍するメリットとは?一番には、たらこを長期間味わうことができる点にあります。二つ目には、好きな時にいつでも献立に活かせることです。三つ目は、冷凍たらこをアレンジレシピで楽しめることです。

常温ではもちろん、冷蔵でもそう長くはないたらこの保存を、長期にできる冷凍保存を活用しない手はありません。その他のメリットがあれば、なおさらおすすめします。

メリット①傷みやすいたらこが長期間味わえる

たらこは当然のことながら、たらの卵巣であり、生ものです。賞味期限も長くはありません。常温ならば、その日のうちに食べるのがベストです。冷蔵保存しても1週間が限度になります。たらこを冷凍保存するメリットは「傷みやすいたらこが長期間味わえる」ことにあります。

冷凍で保存した場合、1ケ月は風味もほとんど変わらずに食べることができます。特に、たらこを入手した直後に冷凍にかける方法が、一番たしかなやり方です。冷凍保存はその時点でのたらこ風味を、ほとんどそのまま保って保存することができるからです。劣化しかけたものを冷凍にかけても、新鮮に戻ることはあり得ません。

メリット②好きなときにいつでも献立に活用できる 

たらこを冷凍保存するメリットは「好きなときにいつでも献立に活用できる」点にあります。あらかじめ献立レシピに合わせて、カットするなりして冷凍保存したたらこは、丁度よい量だけ解凍と調理を同時にかねて活用することができます。

おつまみ用に一腹ずつとか、おにぎり用に小さくカットして、個別にラップした上で冷凍にかけておけば、使う際の時短に大きく貢献します。食材のムダも出ません。

メリット③冷凍たらこはアレンジレシピで楽しめる

たらこを冷凍保存するメリットには「冷凍たらこはアレンジレシピで楽しめる」と、いうことにもあります。たらこパスタをはじめ、冷凍たらこを活用できるレシピは、数多くあります。冷凍たらこがバラ子の状態で沢山ある場合には、たらこパスタのレシピはうってつけになります。

他にも、後の章で紹介しますが、冷凍たらこを使ったおすすめ解凍レシピは、いろいろとあります。

たらこの冷凍保存のコツ

たらこを保存するのには、冷凍保存がベストということは分かりました。では、そのたらこの冷凍保存をするコツを、さまざまな角度から紹介していきます。

「一腹ずつラップに包んで冷凍」や「お弁当やおにぎりならカット冷凍」「バラ子を冷凍する場合」「加熱して冷凍する場合」あるいは、「美味しく食べられる保存期間」など、たらこ冷凍に関する極意が満載です。

一腹ずつラップに包んで冷凍

たらこの基本の状態は、卵巣の形を保った薄い膜につつまれた袋が二つくっついたものを、一腹と呼びます。この一腹をラップできちんと密閉して、フリーザーバッグなどで冷凍保存します。解凍後に決められた使い道がない場合には、とりあえずこの一腹という単位でラップして、冷凍保存にかけます。

たらこに限りませんが、生ものを冷凍保存する際の基本は、可能な限り最小限度に小分けしてから冷凍にかけるのが鉄則です。なぜかと言えば、いざ解凍して使用するときに、このことが腑に落ちます。使いたい分だけ小分けされていないと、必要以上のたらこを引きはがさなければならない事態が訪れます。

こういった時に、無理に包丁で切り分けようとして、ケガをしたり、うまく切り離したと思ったら、皮を破いたりたらこに傷を付けたりと不測の事態になりやすいのです。

お弁当やおにぎりならカット冷凍

弁当やおにぎりなど、使い道が決まっている場合は、それに適したサイズにカットしてから冷凍にかけます。冷凍の方法は、一腹ずつの場合と変わりません。カットしたたらこごとにラップして、フリーザーバックに入れます。この時に、たらこができるだけ重ならないよう、平らに納めます。

また、フリーザーバックの空気はストローなどで、しっかり抜いておくことをおすすめします。カットしたたらこを小分けして冷凍する方法は、いろいろな場面でメリットがあります。もちろん、ムダなく使い切るのにも便利です。また、量が不足するようなら、個数を増やせば足ります。冷凍に関しては「大は小を兼ねない」のです。

バラ子を冷凍する場合

バラ子というのは、たらこの薄皮がない裸の卵の状態のたらこを言います。そのバラ子を冷凍保存する方法を紹介します。バラ子は、通常冷凍状態で売られています。購入した状態のばら子のまま冷凍してもかまわないのですが、やはり解凍後の使い勝手を考えて、使い切りやすい大きさにカットしてから、冷凍庫で保存することをおすすめします。

この場合、包丁が入るくらいまでバラ子を解凍してから、使い勝手の良い量だけ小分けします。注意したいのは、間違っても解凍しきらないことです。その名のごとく卵がぜんぶバラバラになって、収拾がつかなくなる恐れがあります。

加熱して冷凍する場合

たらこを加熱してから冷凍保存する場合は、残した焼きたらこを冷凍する時も、生たらこを意図的に加熱して冷凍保存する時も、扱い方は同じです。生たらこの場合は、加熱する方法を電子レンジで行うことをおすすめします。たらこに酒を少々振りかけてから、レンジで1~2分加熱します。

粗熱が取れたら、使いやすい大きさにカットして、これまで紹介した冷凍方法どおりに、ラップして冷凍保存します。加熱して冷凍されたたらこは、包丁の腹などで押してやれば、簡単にバラバラの状態になります。使う目的がそういう状態を想定しているのならば、加熱して冷凍するのもおすすめになります。

美味しく食べられる保存期間

冷凍保存したたらこを、美味しく食べられる保存期間は?どれくらいでしょうか。常温の場合は、1日つまりその日のうちに食べることになります。冷蔵庫で保存した場合には、1~2週間が保存期間ですが、これも美味しく食べられる、という条件付けならば、1週間がおすすめになります。

冷凍の場合はというと、1~2か月の保存期間になりますが、前期と同じ理由で、期間は1ケ月と考える方が無難だと思います。腐敗の心配はなくても、風味が時間経過とともに落ちることは避けられません。これらの期間以上の挑戦は、個々人の責任において試みてください。食べものは、ことに生ものは早め早めが大原則です。

冷凍たらこの解凍方法

これまで再三述べた、冷凍保存の際には小分けが適切である、という考え方は、この解凍段階で活かされることになります。ここでは、冷凍たらこの解凍方法を紹介していきます。冷蔵庫での解凍や常温での解凍など、それぞれの推奨点や問題点を解説します。また、解凍後のたらこの扱い方も併せて紹介します。

冷蔵庫でゆっくり解凍する

冷凍のたらこを解凍する方法はいくつかあります。中でも、おすすめは冷蔵庫でゆっくり解凍する方法です。常温での解凍や電子レンジでの解凍もありますが、それぞれ問題点もあります。冷蔵庫での解凍で、わずかな問題点と言えば、食べる予定を立ててあらかじめ、冷凍庫から冷蔵庫へ移しておかねばならないことくらいです。

それに比較してメリットは大きいものがあります。冷蔵庫での低温解凍はたらこの旨味が逃げにくく、購入時に近いたらこの風味を味わうことができます。この時に、使い勝手よく小分けされていると、余分なたらこを引きはがす際に皮を破ったり、傷つけたりの問題が発生することを防ぐことができます。

小分けは、そういう事態を防止する事前の策です。また、それ用に小分けしたたらこなら、おにぎりに握る場合には冷凍のまま、握って差し支えありません。手軽に生たらこのおにぎりが楽しめます。

常温での自然解凍は避ける

常温での自然解凍は避けることをおすすめします。冷凍たらこを常温状態に置いて、自然解凍にかけるのはおすすめできない上に、きわめて危険でもあります。冷蔵庫での解凍で推奨した点が、常温での解凍では全く逆になります。たらこの水分とともに、旨味も解凍過程で流出してしまうからです。ドリップという形で水分も旨味も逃げ出します。

それ以上に問題なのが、常温解凍ではたらこが傷みやすく食中毒の危険も出てきます。特に、夏場においては常温の自然解凍は自殺行為とも言えます。

解凍後はなるべく早めに食べ切る

食べ手健康に問題があるようなたらこは、どう注意したらよいのでしょうか?見た目が変色などしていておかしいとか、悪臭がするなど現象があれば、どなたも対応できます。しかし、賞味期限は切れているが、見た目には異常がないとなると、正直迷います。

冷凍したたらこについて言えば、解凍後のたらこはなるべく早めに食べる、という一般的な原則を守るほかはありません。たらこにかぎらず、生ものは解凍後のほうが痛む足は速いのが普通です。したがって、解凍したたらこは基本的に食べ残さないことです。また、それを再冷凍するなどはもってのほかです。

冷凍たらこを使ったおすすめ解凍レシピ

ここまで、たらこの冷凍保存の方法と、冷凍したたらこの解凍方法などを、詳しく解説してきました。ここでは、冷凍たらこを使ったおすすめの解凍レシピを紹介していきます。定番と言える「たらこパスタ」をはじめとして、4選して紹介します。

たらこパスタ

  • パスタ100g
  • 冷凍たらこ1腹
  • バター10g
  • オリーブオイル大さじ1
  • 出汁粉小さじ1
  • 刻み海苔・千切り大葉適量
 
  1. パスタは茹でておきます。
  2. レンジでバターを溶かしてから、ボウルに入れます。オリーブオイルや出汁も加えてよく混ぜ合わせます。たらこも加えます。たらこは冷凍の方がほぐしやすく扱いやすいです。
  3. 茹で上がったパスタをボウルに加えて、よく和えます。
  4. 器に盛って、海苔と大葉を天に載せて完成です。

冷凍たらこを使ったおすすめの解凍レシピ「たらこパスタ」になります。冷凍のたらこが活きるパスタレシピです。茹でたパスタを、火の入っていないソースにからめるところがポイントです。必要以上にたらこに熱が入らないから、生のたらこの食感を楽しめるパスタとなります。

明太ポテトサラダ

  • ジャガイモ400g
  • 冷凍辛子明太子40g
  • マヨネーズ大さじ4
  • 大葉1枚
 
  1. ジャガイモは皮つきのままで、数か所竹串で穴を開けておきます。濡らしたペーパタオルでジャガイモを1個ずつ包んで、さらにラップで包みます。電子レンジで7分加熱します。
  2. 明太子はほぐしておきます。大葉は横半分にします。
  3. ジャガイモの粗熱が取れたら、ラップを外して、ペーパータオルでこすりながら皮を剥きます。
  4. ジャガイモを食べやすい大きさに切ってボウルに入れ、明太子とマヨネーズを混ぜ合わせます。
  5. 器に盛って、大葉を飾ったら完成です。

冷凍たらこを使ったおすすめの解凍レシピ「明太子ポテトサラダ」になります。ペーパータオルとラップのダブル包みが、ジャガイモをホクホクに仕上げます。冷凍の明太子とマヨネーズとの相性も抜群です。

たらこチーズだし巻き卵

  • 冷凍たらこ1本
  • クリームチーズ大さじ1
  • 牛乳小さじ1
  • 卵3個
  • 調味料(砂糖大さじ1・醤油小さじ1/2・酒小さじ1/2・塩少々・和風出汁の素適量・水大さじ1)
 
  1. ボウルにほぐしたたらことクリームチーズ、牛乳を入れて、よく混ぜ合わせておきます。
  2. 別のボウルに卵を割り入れてときほぐし、調味料を加えて混ぜ合わせます。
  3. 卵焼き器にサラダ油を敷いて温めたら、中火の弱火にして卵液1/4を流し入れます。別のボウルのたらこを1/4加えて、巻き上げます。
  4. この作業を4回繰り返します。

冷凍たらこを使ったおすすめ解凍レシピ「たらこチーズだし巻き卵」になります。意外な組み合わせが、おつまみにピッタリとなるレシピです。

蓮根のめんたいマヨ和え

  • 蓮根100g
  • 酢水(水200cc・酢小さじ1)
  • オリーブオイル小さじ1/2
  • みじん切りネギ大さじ2
  • 冷凍辛子明太子40g
  • マヨネーズ大さじ1
 
  1. 蓮根は薄い銀杏切りにし、酢水に浸けてから、水気を切っておきます。
  2. フライパンにオリーブオイルを敷き、蓮根やネギ、明太子を加えて炒めます。ふつふつしてきたら弱火にして5分炒めます。
  3. 火を止めてマヨネーズを混ぜ合わせたら完成です。

冷凍たらこを使ったおすすめ解凍レシピ「レンコンの明太マヨ和え」になります。蓮根の食感と明太子やマヨネーズの風味がからまって、飽きの来ない一品です。

たらこは冷凍すれば長期間楽しめるメリットがある

たらこを冷凍保存するメリットの解説から、たらこを冷凍保存する際のいろいろなコツ、冷凍したたらこを解凍する方法などにわたって、ここまで詳しく紹介してきました。また、冷凍たらこを使ったおすすめのレシピなども併せて紹介しました。

冷凍や解凍のやり方が分かった上は、たらこの扱い方も理解できました。これらの記事を参考にして、たらこは冷凍すれば長期間楽しめるメリットがある!と分かりました。

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