2019年08月31日公開
2024年09月26日更新
にゅうめんと温麺・そうめんの違いとは?にゅうめんの人気レシピ・献立も
にゅうめんは具がマンネリ化しがちです。そこで今回は和風だけでなく中華風やイタリアンなど人気のアレンジレシピを紹介します!にゅうめんに合わせたいおすすめの献立もピックアップしたので参考にしてください。そうめん、温麺との違いも解説します。
にゅうめんと温麺・そうめんの違いとは?
そうめんを温かいおつゆで食べるにゅうめん。喉ごしがよく食べ終わったあとは体がポカポカに温まるので、疲れた時にもほっと一息つけるメニューです。今回はそんなにゅうめんと温麺、そうめんの基準を詳しく調査してみました。にゅうめんやそうめんのカロリーも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
にゅうめんとは?
にゅうめんはそうめんの調理法のひとつです。夏に冷たいつゆに浸して食べるのがそうめんですが、にゅうめんは温かいだしが入ったかけうどんのような料理です。にゅうめんは温かいつゆに入っているかどうかがポイントになります。
もともとにゅうめんは煮麺がなまったものが語源とされています。手延べ素麺の発祥地と言われる奈良県の大和地方で、寒い時期になると温かく煮たそうめんを作って食べていたそうです。
大和地方のにゅうめんにはしいたけやナス、干し海老、湯葉、青菜などの具を薄味に煮ておき、ゆでたそうめんの上にのせてつゆを入れさっと煮立てて作られていたそうです。
温麺とは?
温麺はそうめんの種類のひとつで、製造する過程で油を使うそうめんとは異なり油を使わず作られるものです。温麺が温かい麺だと思っていた方もいるかもしれませんが、調理法ではなくそうめんの一種類になります。
長さが9cmとそうめんより短いため、調理しやすくヘルシーなので乳幼児や高齢者のメニューとして活用されることも多いです。温麺はそうめんのように冷たくしてもにゅうめんのように温かくしてもどちらも美味しいですが、どちらかというとあたたかいつゆで煮て食べられることが多いようです。
そうめんとは?
おなじみのそうめんは小麦粉を原料とした乾燥麺の一種です。小麦粉に食塩と水を入れて練り、油を塗りこみながら伸ばして千切りにし、天日で乾燥させて作られます。昔ながらの製法で作られる手延べそうめんと機械そうめんがありますが、今では機械素麺の生産量が優っています。
そうめんは0.6mm~1.2mmと非常に細く切り出されるので、調理時間が短く気軽に食べることができます。夏の時期には欠かせない食べ物で、冷たいだしに浸すと食欲のない日もさらっと食べることができます。
日本でそうめんが有名なのは、奈良県の三ノ輪そうめん、兵庫県の播州そうめんなどがあり、昔ながらの手延べ製法で今も大切に作り続けられています。日本独自のものと思われがちですが東南アジアを中心としたアジア圏でもよく食べられて、にゅうめんのような温かいメニューも人気で食卓によく登場するようです。
カロリーの比較
にゅうめん、温麺、素麺のカロリーを計算してみると、にゅうめんは365kcal、そうめんは343kcal、温麺は338kcalです。そうめんと温麺は麺単体のカロリーで、にゅうめんはだしでにた1杯あたりのカロリーとなっています。
にゅうめんもそうめんも温麺もカロリー自体に大差はありませんが、揚げ物などの具を乗せるとカロリーがぐんと高くなるのでダイエット中の方は献立に注意が必要です。
にゅうめんの人気レシピ
ここからにゅうめんの人気レシピを紹介します。乗せる具によってボリュームが出たり、ヘルシーに食べられるなどバリエーションがさまざまにありますので、入面を調理する時の参考にしてください。
簡単牛肉にゅうめん
- そうめん 2束
- 牛肉 100g
- 長ねぎ 1本
- 温泉卵 1個
- つゆ 300cc
- A砂糖 小さじ1
- A酒 小さじ1
- Aみりん 小さじ1
- A白だし 小さじ1
- ごま油 大さじ1
- めんつゆで300ccのつゆを作っておきます。
- めんつゆで300ccのつゆを作っておきます。
長ネギは5mm幅の斜め切りに切り、牛肉はひと口大に切ります。 - フライパンにごま油を熱して牛肉とねぎをいれて炒め火が通ったら、材料Aを加えて味付けします。
- たっぷりのお湯でそうめんをサッと茹でザルにとり冷水でよく洗いザルに取っておきます。
- 再びそうめんを再び温めザルに取って温めた器に盛ります。
- つゆをかけて炒めたお肉とねぎを盛り付けます。
- 真ん中に温泉たまごを乗せたら出来上がりです。
牛肉を具材に使った子供や男性に人気のにゅうめんのレシピです。あっさりとしたにゅうめんも具を豪華にすると食べごたえがアップしてボリューム満点です。温泉たまごとよく絡めてお召し上がりください!
かきたまにゅうめん
- そうめん 1束
- 溶き卵 1個分
- 玉ねぎ 1/2個
- 細ねぎ(刻み) 適量
- A酒 大さじ1
- Aみりん 大さじ1
- A砂糖 小さじ2
- Aしょうゆ 大さじ1と1/2
- A和風顆粒だし 小さじ1/2
- A水 300cc
- 玉ねぎは薄切りにします。
- 鍋に湯をわかしそうめんを袋の表示時間通りゆで、流水で洗い水気を切ります。
- 鍋に材料Aを入れてわかし、玉ねぎを加えてひと煮立ちしたらふたをして弱火で5分加熱します。
- そうめんを加えてひと煮立ちしたら、溶き卵を回し入れます。
- 卵が固まったら、器に盛り、細ねぎをちらしたら出来上がりです。
ふんわり卵が食欲をそそる優しい味わいのかきたまにゅうめんのレシピです。小腹がすいた時や食欲がないときもさっと作れて人気です。寒い日もあたたかいにゅうめんを食べると体の中から温まりそうです。
みぞれ鍋風にゅうめん
- そうめん 1束(100g)
- 豚肉薄切り 100g
- 酒 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- 大根 10cm(約200g)
- Aだし汁 300cc
- A砂糖 大さじ1
- Aみりん 大さじ2
- A醤油大さじ2
- ボウルに食べやすいサイズに切った豚肉・酒を入れて揉みます。
- 馴染んだら、片栗粉を加えて揉みます。
- 大根の皮をむき、優しくすりおろします。
- 鍋に少量の油を入れ中火で熱し、豚肉を入れて軽く焼き色がつくまで炒め皿に取り出しておきます。
- 豚肉を取り出した鍋に、材料Aを加え煮立たせます。
- すりおろし大根を加えて煮立ったら火を消し、豚肉を鍋に加えます。
- そうめんを表示時間のとおりに茹で、ざるにあげ水気を切ります。
- そうめんを器に入れ、温めたつゆを注ぎお好みでネギを散らしたら出来上がりです。
豚肉と大根おろしが具にたっぷり入ったみぞれ鍋風のにゅうめんレシピです。寒い日も体が温まるにゅうめんなので、幅広い世代に人気です。消化の良い大根おろしを使っているので、食欲のない日にもぴったりのにゅうめんです。
あったか豆乳にゅうめん
- そうめん 1束(50g)
- ねぎ(白い部分) 1/2本
- えのき1/3袋
- 水 300cc
- 豆乳 100cc
- 中華スープの素 小さじ1.5
- ねぎを斜め薄切りにし、水と一緒に鍋に入れ弱火でゆっくり加熱します。
- えのきを1cm程度に刻み、お鍋が沸いてきたらほぐし入れます。
- お鍋が沸いたらそうめんをバラッと入れて麺同士がくっつかないように菜箸で捌きながら1分ほど煮ます。
- 中華スープの素を加えて溶かし、1度火を止めて豆乳を注ぎます。
- 全体を混ぜたら再び火をつけ弱火にし、沸騰させないように温めます。
- スープが温まりとろんとしてきたら火を止め、器に入れたら出来上がりです。
女性の大好きな豆乳を使ったにゅうめんのレシピです。豆乳ににゅうめんを合わせるのはびっくりされるかもしれませんが、意外に相性がよくクリーミーで美味しいと人気です。具を変えるといろいろ楽しめるので、冷蔵庫にあるものでアレンジしてください。
サンラータン風にゅうめん
- そうめん 2束
- トマト 中1個
- 卵 1個
- A酢 大さじ1
- Aラー油 小さじ1
- サラダ油 大さじ1
- 水 2カップ(400cc)
- 菜ばしの先を広げて、卵1個を切るようによく混ぜておきます。
- トマト1個を食べやすい3cmほどの一口大に切ります。
- 鍋にサラダ油を加え、トマトを鍋に加えて強火で軽く炒めます。
- トマトが温まったら水を加えて強火にし材料Aを加えます。
- 蓋をして強火のまま沸騰させ、沸騰したら弱火にしてタイマーを1分にセットします。
- そうめんを加えタイマーをスタートさせ、中火にして吹きこぼれないよう注意ながら煮ます。
- 最後に卵でとじて菜ばしなどで丼2つに麺を先に入れ、お玉で汁とトマトをかけたら出来上がりです。
酸っぱ辛い人気のサンラータンをにゅうめんにアレンジしました。具のトマトも爽やかで見た目にも食欲をそそるにゅうめんです。具にきのこなどをプラスしても美味しいのでお好みでアレンジしてください。
白菜と鶏ひき肉のあっさり中華風にゅうめん
- 白菜 90g
- 鶏挽肉 50g
- 塩コショウ 少々
- そうめん 1束
- ごま油 少々
- 水 500cc
- ウエイパー 小さじ1
- おろし生姜 適量
- ねぎ(小口切り) 適量
- 胡椒 適量
- 白菜は縦半分に切ってから1cm幅に切ります。
- 鍋にゴマ油を熱し鶏挽肉を入れ、塩胡椒をして鶏挽肉に火が通るまで炒めます。
- 水とウエイパー、白菜の芯部分を入れ、白菜が柔らかくなるまで煮ます。
- 半分に折ったそうめんと白菜の葉部分を入れ、一煮立ちさせます。
- 小口切りのねぎとおろし生姜を乗せたら出来上がりです。
具だくさんの中華風のにゅうめんです。鶏からいいだしが出て絶品です。時間がなくてもすぐできるにゅうめんなので、献立に迷ったらぜひ作ってみてください。
ガーリックトマトにゅうめん
- そうめん 1束
- ニンニクスライス 1片分
- 塩 少々
- 植物油 適宜
- Aトマト缶 100g
- A水 300cc
- 顆粒コンソメ 小さじ1
- そうめんを沸騰したお湯にサッと入れてザルにあげます。
- ニンニクは、油でカリッと焼いておきます。
- 材料Aを鍋に入れ、塩少々を加えて味を調えそうめんを加えてひと煮立ちしたら1分煮ます。
- 器に入れ、ガーリックを浮かせたら出来上がりです。
洋風にアレンジした女性に人気のにゅうめんのレシピです。上手に作るコツはそうめんをに過ぎないこと、にんんくを焦がさないことです。抗酸化作用の高いリコピンをたっぷり使い、疲労回復に効果のあるにんにくで美容と健康に効果抜群のにゅうめんです。いつもと違ったにゅうめんが食べたいという時にぜひお試しください。
にゅうめんにおすすめの献立レシピ
最後ににゅうめんに合うおすすめの献立レシピを紹介します。食卓がにゅうめんだけだと物足りないという時はこちらの献立をプラスするとボリュームが出て満足度がアップしますので、ぜひ作ってみてください。
サクサク野菜のかき揚げ
- 玉ねぎ 1個
- にんじん 1/2本
- みつ葉 20g
- 小麦粉 大さじ5
- 片栗粉 大さじ2
- サラダ油 適量
- 水 100cc
- 玉ねぎは薄切り、にんじんは千切り、みつ葉は3cmの長さに切ります。
- ボウルに小麦粉、片栗粉を入れ、泡立て器で混ぜ、水を少しずつ加えながら混ぜます。
- ボウルに野菜を加えよくあえます。
- 170℃の油で両面がきつね色になるまで揚げたら完成です。
あっさりとしたにゅうめんにプラスしたいおすすめ献立です。サクサクに揚がったかき揚げでお腹も大満足!子供にも大人にも人気なので一品献立に加えてみてはいかがでしょうか?
鶏の照り焼き
- 鶏もも肉 1枚(約300g)
- A濃口しょうゆ 大さじ1と1/2
- Aみりん 大さじ1と1/2
- A酒 大さじ1と1/2
- A砂糖 大さじ1/2
- 鶏肉は常温に戻しておき、余分な脂や皮があれば切り落とします。
- 皮目をフォークや包丁の切っ先などで何度かつきます。
- フライパンを中火で熱し、フライパンが熱くなればそのまま鶏肉を皮目から焼き始めます。
- 中火のまま3〜4分かけてじっくりと皮目を焼き、こんがりと焼けたら裏返します。
- キッチンペーパーで脂を吸い取ったらAの調味料をすべて加えます。
- とろみがついたらスプーンでタレをかけしっかりと絡めます。
- 食べやすい大きさに切り、タレをかけたら出来上がりです。
にゅうめんの日の献立にぴったりの鳥の照り焼きを紹介しました。甘辛いタレの鶏肉がにゅうめんに相性抜群です。献立が一気に華やぐので、にゅうめんだけだと物足りないなという日におすすめです。
明太子入りだし巻き卵
- 明太子 1/2本(25g)
- 卵 2個
- サラダ油 小さじ1
- A酒 小さじ1
- Aみりん 小さじ1
- A水 大さじ3
- A和風顆粒だし 少々
- 明太子は皮に切り込みを入れて、中身を取り出します。
- ボウルに卵を割り入れ、材料Aを加えて混ぜます。
- 卵焼き用フライパンにサラダ油を入れて熱し、余分な油をペーパーでふきとります。
- 卵液を1/3量入れて弱火で焼き、半熟の状態で明太子をのせ端から巻いて奥に寄せます。
- 油をひき卵液を1/2量流し入れて焼き巻いた卵を持ち上げて下にも流し、半熟の状態で巻きます。
- 残った卵液を同様に焼き、ラップに取り出して包み、形を整え余熱で形を落ち着かせます。
- 食べやすい大きさに切って器に盛ったら出来上がりです。
にゅうめんの献立にあと一品加えるなら、明太子がたっぷり入っただし巻き卵がおすすめです。ぴりっと辛い味わいが食欲をそそり箸が進みます!
にゅうめんを色々な具材で楽しもう!
今回はにゅうめんの基本的な情報に加え、人気のおすすめレシピやにゅうめんに合わせたい献立を紹介してきました。にゅうめん自体はシンプルなので合わせる具や調味料によっていろんな楽しみ方ができます。
和風だけでなく中華風やイタリアンなどさまざまなバリエーションのレシピをピックアップしたので、いろんなアレンジを楽しんでください!