お酒に酔わない方法や飲み方!お酒に関する事実・嘘を解明!対策も紹介

お酒に酔わない方法や飲み方について解説します。お酒に酔うメカニズムや二日酔いの原因から、どうすればお酒に酔わないでいられるのか、その方法や飲み方を詳しく説明します。お酒に関するウソ・ホントや、酔ってしまったあとの対策も紹介します。

お酒に酔わない方法や飲み方!お酒に関する事実・嘘を解明!対策も紹介のイメージ

目次

  1. 1お酒に酔わない方法を徹底解説!
  2. 2お酒に酔わない方法はある?
  3. 3お酒に酔わない飲み方
  4. 4お酒に関するお酒に関する事実と嘘
  5. 5お酒に酔ってしまった時の対策
  6. 6お酒に酔わない方法まとめ

お酒に酔わない方法を徹底解説!

仕事の後の飲み会や女子会など、みんなでワイワイ楽しく飲むお酒は格別です。しかし、そんな楽しい飲み会場も、悪酔いしてしまったり酔って具合が悪くなってしまっては台無しです。そこで、どうすれば酔わずに楽しくお酒を楽しめるのか、お酒に酔わない方法や飲み方をまとめてみました。

酔ってしまった時の対処法や、お酒にまつわる真実や嘘もまとめて解説しています。アルコールに弱くてなかなか飲み会を楽しめないという人や、飲み会が多いのでできるだけ酔わない方法が知りたいという人は、ぜひ本記事のお酒に酔わない方法や飲み方を参考にしてみてください。

お酒に酔わない方法はある?

そもそも、本当にお酒に酔わない方法はあるのでしょうか?まずは、なぜお酒を飲むと酔ってしまうのか、二日酔いとはなんなのかを知ることで、お酒に酔わない方法を探っていきましょう。

お酒に酔う理由

脳は、異物から脳を守るための「血液脳関門」によって守られていますが、アルコールはこれを通過してしまいます。あまりにも酔いが進むと、真っすぐ歩けなくなったり、運動機能にも影響が出てきます。

お酒とはアルコール分が1パーセント以上含まれている飲料のことを言いますが、このアルコールの麻酔作用により脳がマヒしている状態がお酒に酔っている状態となります

脳には血液脳関門という異物から脳を守っている場所があるのですが、アルコールはここを素通りしてしまいます。そのため、アルコールを飲めば飲むほど、脳のマヒが進んでいってしまうのです。

二日酔いになる原因

アルコールは肝臓で分解されると、アセトアルデヒドという物質が生成されます。このアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって酢酸に分解されるのですが、あまりにも量が多いと分解しきれずに残ってしまいます。

このアセトアルデヒドが二日酔いの原因のひとつだと言われています。アセトアルデヒドは有害物質なので、血中濃度があがってしまうと体に悪影響をおよぼし、吐き気や頭痛などの二日酔いの症状を引き起こしてしまうのです。

また、アルコールを飲むとたくさん尿が排出されるため、脱水状態に陥ることがあります。これもまた、二日酔いの症状を引き起こす一因となります。

お酒に酔わない酒量の目安

体重から求められる酒量と酔いの程度は以下で計算ができる。

 血中アルコール濃度(%)={飲酒量(ml)×アルコール濃度(%)}÷{833×体重(kg)}

(主なお酒のアルコール度数はビール5%、日本酒15%、焼酎25%、ワイン14%程度)

お酒に酔わない程度の酒量は、アルコールの血中濃度が0.02以上~0.05未満とされています。これはビールで言うと、中瓶1本程度になります。酔いの状態としては、皮膚が少し赤くなって気分がやや高揚するくらいのものです。

しかし、もちろん人によって酔わない酒量は変わってくるので、目安は目安として、自分の状態を常に気にしながら飲むことが大事です。

体調管理を怠らない

もともとアルコールに強くて酔わないような人でも、体調が悪い時は酔いやすくなるものです。酔うだけでなく具合も悪くなりがちなので、お酒を飲むときは体調管理を怠らにようにしましょう。もし風邪をひいていたりして少しでも体調が悪いようなら、その日は無理をせずにアルコールは避けたほうがいいでしょう。

漢方の効果はどれくらい?

お酒に酔わない方法のひとつに、漢方を摂取するという方法があります。酔いをおさえてくれる漢方には、牛黄(ごおう)や五苓散(ごれいさん)などがあります。これらはお酒が好きな人にはよく知られていて、普段より酔わないでいられたり二日酔いしにくくなると有名です。

もちろん効き目には個人差がありますが、人によってはいつも以上に飲んでも泥酔しなかったり、次の日に二日酔いにならなかったりと、それなりの効果があるようです。また、漢方薬というと長年飲んで効果が出るようなイメージがありますが、これらの漢方は単発で使っても効果が出ます

口コミ

お酒に強くなるサプリや薬はある?

「オルニチン」や「ウコン」系のサプリの中には、二日酔い防止を謳っているものが多くあります。「悪酔いしなくなる」「深酒しても朝スッキリ起きられる」と人気が高く、「お酒を飲む前には必ず飲んでおく」という人も少なくありません。

お酒に強くなるサプリは色々と売られています。肝臓の働きを助けるウコンやコウジン、オルニチンなどが配合されているサプリが多く見られます。またアルコールの代謝機能を助ける働きをするものや、アセドアルデヒドを中和してくれる成分が入っているサプリも売られています。

ただ、漢方薬以外でお酒に強くなる薬というものはないので、医者に相談しても薬を処方してもらえるということはありません。アルコールに弱い人はサプリで対応しましょう。

口コミ

Thumbウコンの力の飲むタイミングはいつ?飲む前・飲んだ後や二日酔いも! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

お酒に酔わない飲み方

お酒に酔わない飲み方には様々な方法があります。飲む前の事前準備や飲んでしまった後の対策まで、ひとつひとつ具体的に見ていきましょう。

お酒を飲む前にすること

お酒に酔わないようにするためには、あらかじめ飲酒前に対策をたてることができます。代表的なものとしては、お腹に何かをいれておくというやり方があります。特に乳製品を摂取しておくと酔いがまわりにくいと言われています。他にも漢方の力を借りるというやり方もあります

事前の対策をしっかりしておくことで、できるだけ酔わずにいられることができます。飲み会の予定がある時などは、酔わない対策をしっかりたててから参加しましょう。

ランチをしっかり食べる

空腹時にお酒を飲んでしまうと、それだけ酔いが回りやすくなってしまいます。今日の夜は飲み会がある、というような場合は、その日のランチはしっかりと食べておいたほうがいいでしょう。

乳製品や漢方など摂取する

飲酒前に乳製品を摂取すると、胃に脂肪の膜ができてアルコールを吸収しにくくなります。また、牛黄などの酔いをおさえてくれる漢方をあらかじめ飲んでおくと、普段よりも酔わないでいられます。

お酒を飲んでいる時にすること

飲んでいる最中の酔わない方法は、水を飲んだりおつまみを食べたりと、どれもみんな簡単な方法です。また、度数の強いアルコールを避けるなど、自分で飲み方を工夫することも大事になってきます。

お酒を飲んでいる最中は酔わないようにすることを忘れてしまいがちですが、実は飲酒中にできることはたくさんあります。飲み会などでは楽しくてついついお酒が進んでしまうこともありますが、できるだけお酒に酔わない方法や飲み方を実践してみましょう。

アルコール度数の低いお酒を飲む

アルコール度数の高いお酒を飲めば、もちろんそれだけ酔いやすくなります。お酒に酔わないようにするためには、できるだけアルコール度数の低いものを選びましょう。特にカクテルなどの甘いお酒はジュースのようで飲みやすくても、アルコール度数は意外と高いので注意が必要です。

こまめに水を飲む

おを飲む間にこまめに水を飲むと、血中のアルコール濃度が減るので、そこまで酔わないでいられます。また、水を間にはさむことで、それだけ飲酒の量も減ってくるので、結果的に酔いをおさえることができます。

酔いにくいおつまみを食べる

酔わないようにするためには、お酒のおつまみに枝豆や豆腐、チーズなどの、タンパク質が豊富なものを食べるのも効果的です。他にもレバー、豚肉、魚、しじみ汁などを食べるとアルコール分解力があがり、酔いにくくなります。また、トマトは酔いが回りにくくなる食べ物として知られていて、酔いからさめやすくなるという研究結果も出ています。

無理せずお酒に似たドリンクにする

体調が悪い時やこれ以上は飲めないと思ったら、無理せずにアルコール以外のドリンクを頼むのもひとつの手です。最近ではノンアルコールのドリンクもかなり種類が増えているので、アルコールなしでも飲み会を楽しむことができます。

はしご酒を避ける

アルコールの摂取量が増えれば増えるだけ酔ってしまうのは当然です。酔わないようにするためには、はしご酒は避けてできるだけひとつ目の店でやめておくようにしましょう。特に酔った状態で二軒目に行ってしまうと、正常な判断ができなくなって無茶な飲み方をしがちになるため、注意が必要です。

お酒を飲んだ後にすること

飲酒後はしっかりと水分補給をしましょう。飲酒中と同じく水を飲むことで、血中のアルコール濃度を薄めることができ、脱水も予防できます。できれば冷たい水よりも常温のスポーツドリンクや白湯がおすすめです。アルコールの分解を助けてくれるトマトジュースやグレープフルーツジュースを飲むのもいいでしょう。

また、飲酒後すぐに寝てしまうとアルコールの分解が遅くなってしまうので、飲酒後はすぐに眠らずにしばらくは起きているほうが二日酔いにもなりづらくなります

顔が赤くなるのを防ぐ方法

お酒を飲んですぐに顔が赤くなってしまうと、恥ずかしい思いをしてしまうこともあります。顔が赤くなるのは体質なのですぐに改善はできませんが、ファンデーションで少しごまかすことはできます。やや暗めのファンデーションを使うことで、赤ら顔をごまかすことができます。

また、赤い顔は毛細血管が開いて火照っている証拠なので、冷やすことで赤くなった顔をクールダウンさせることができます。冷たい水で顔を洗ったり、クールタイプのウエットシートやおしぼりで顔を冷やしてみましょう。

お酒に関するお酒に関する事実と嘘

お酒にまつわる話は色々ありますが、それが本当なのか嘘なのか、いまいちわからないものもあります。そこで、お酒にまつわる事実と嘘をまとめてみました。

空腹時にお酒を飲むと酔いやすい?

通常、体の中に入ったアルコールは、約20%が食物とともに胃から、残り80%が小腸から吸収された後、肝臓へと運ばれ代謝される。食物が消化されるまでのあいだ胃の幽門(胃の出口)は収縮しており、アルコールも小腸へすぐに流れず胃に留まるため、吸収も遅れる。

アルコールは胃よりも小腸でそのほとんどが吸収されるため、胃に何も入っていない状態だとアルコールがストレートに小腸まで運ばれてしまいます。そのため、空腹時にお酒を飲むと、急激に酔いが回りやすくなるのです。お酒を飲む前に胃に何かをいれておけば、アルコールが小腸へ流れ込む時間もそれだけ遅くなり、酔いもゆるやかになります。

水を飲むと悪酔いしなくなる?

水を飲むと悪酔いしなくなるのは本当です。お酒を飲むとトイレが近くなるため、お酒以外の水分をとらずにいると脱水状態を引き起こすことになります。しかし途中で水を飲むことで脱水症状が緩和され、血中のアルコール濃度も低くなり悪酔いしにくくなるのです

チャンポンは二日酔いになる?

チャンポンすることが二日酔いに直結するということはありません。ではなぜチャンポンのような飲み方をすると二日酔いをしやすく感じるのかと言えば、同じ味のお酒をずっと飲んでいるよりも、違う味のお酒を何種類も飲むほうが味が変わって飲酒量が増えやすくなるからです。

また、何種類もお酒を飲んでいると、自分が今どのくらい飲んだのかを把握しきれなくなってきます。そうすると飲酒量も増えていってしまい、結果的に二日酔いになってしまうのです。

スポーツドリンクは二日酔いに効果的?

そもそも二日酔いになる原因のひとつには、お酒の飲みすぎによる脱水症状があります。そのため、スポーツドリンクや経口補水液を飲むと素早く水分が体内に吸収され、二日酔いの症状もおさまってきます

また大量のアルコールを摂取すると、肝臓がアルコールの分解で手一杯になってしまい、ブドウ糖の生成がとまってしまいます。そこで起きるアルコール性低血糖も二日酔いのひとつです。このアルコール性低血糖も、糖分が含まれているスポーツドリンクを飲むことで改善されると言われています

月経中の女性は酔いやすい?

月経中の女性の体は、普段の状態よりも体全体の機能が低下気味になります。代謝機能も下がってしまうため、アルコールを分解する力も落ちてしまいます。そのため、月経中はいつもよりも酔いやすくなってしまうのです。月経中は飲み会を断ったり飲酒量を減らしたりして、できるだけ無理をしないようにしましょう。

サウナに入ると酔いが覚める?

サウナに入るとアルコールが抜けて良いが覚める、という噂がありますが、それは完全な間違いです。サウナに入ると大量の汗をかくため、体が脱水気味になって血中のアルコール濃度がさらに高くなります。そのため、酔いが覚めるどころか逆に余計に酔いが回ってしまうことになります。

長年お酒を飲んでいると強くなる?

お酒に強い弱いは遺伝で生まれた時から決まっていることなので、長年お酒を飲んでいれば強くなるというのは、残念ながら迷信です。そのため、両親からともにアルコールに弱い遺伝子を受け継いでいる人は、どれだけ飲んでもお酒に強くなることはありません。

しかし、お酒に慣れていないだけで実はアルコールに強い遺伝子を持っている人や、アルコールに強い遺伝子と弱い遺伝子の両方を受け継いでいる人は、お酒を飲み続けることによってお酒に強くなることもあります。

飲酒後にお風呂に入るのは危険?

飲酒後すぐにお風呂に入ると、血流が良くなってアルコールが急激に体内に回ってしまいます。そのため普段よりも酔いやすくなってしまい危険です。また、お酒を飲んでいることですでに脱水気味な上、お風呂に入ってさらに脱水が進むことで、急に気分が悪くなってしまったりすることもあります。飲酒後すぐのお風呂は控えるようにしましょう。

Thumbお酒を「ちゃんぽん」すると悪酔い/二日酔いする?危険な組み合わせとは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

お酒に酔ってしまった時の対策

色々と対策をしてみたけれど、結局酔ってしまった、ということも多々あります。お酒に酔ってしまった場合はどうすればいいのか、その対策を見てみましょう。

飲酒をストップする

基本的なことですが、酔ってしまったと思ったらすぐに飲酒をストップすることが大事です。飲酒をやめてしばらく水を飲んだり食事をすることで、それ以上酔いが進むのを防ぐことができます。少し落ち着いたと思ったら、ソフトドリンクやノンアルコールのドリンクで場をしのぎましょう。

糖質を摂取する

アルコールを分解するためには糖分が必要となります。そのため、飲酒後に糖分をとることで、早目に酔いをさますことができます。チョコやキャンディー、スポーツドリンクなど、手軽に糖分が補給できるものがおすすめです。

いくら糖分をとればいいからと言って、必要以上にとってしまうと今度は肥満の原因となってしまいます。また、甘い味ばかりで逆に気分が悪くなってしまうこともあるので、糖分補給はほどほどにしておきましょう。

お酒に酔わない方法まとめ

よほどアルコールに強い人でなければ、完全にお酒に酔わないようにするというのはなかなかに難しいものですが、飲み方を工夫したりお酒に酔わない方法を少しずつ実践することで、泥酔してしまったり悪酔いしてしまったりすることがなくなります。

何より一番大事なのは、自分が飲めるお酒の適量を知っておくことです。このくらいなら楽しく飲める、という量を把握しておいて、それ以上は飲まないように自制することが大事です。そうやって、いつでも楽しく飲めるように、上手にお酒とつきあっていきましょう。

Thumb二日酔いの予防方法5選!二日酔いを回避する対策/ポイントは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb二日酔いに効く飲み物/食べ物10選!二日酔いはコンビニで対策! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb枝豆の効果で二日酔い予防が出来る?美容と健康にいいスーパーフード! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ